坂本 圭 スペイン式サッカーメソッドを体感する!

スぺインサッカーコード:コーチングスクール(レベル3)で学んだこと②〜Metodología(メソッド論) 3〜

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前回、バルサ・フベニールA(19歳以下)のスカウティング担当者(元コーチングスクールの先生)から、その試合(バルサ・フベニールA対エスパニョール・フベニールA)のビデオのデータをもらったことを書きました。

実はその時、コーチングスクールの先生が、試合後、私たちレベル3の生徒が、スカウティング担当者に質問する機会を設けてくれました。

生徒の一人が 「なぜ、バルサの中盤の守備が良くなったのですか?特に、攻撃から守備への切り替えが良くなったように思います」と質問しました。 この試合、バルサが後半に3点を入れて、4対1(前半1対1)で勝ちました。

スカウティング担当者 「ハーフタイムに監督のガブリ(元バルサの選手)は守備のことについては、あまり指示をしていなくて、攻撃についての指示が多かったよ。攻撃が良くなったから、守備が良くなったんだろうね。MFの選手が全体的に前にポジションを取るようになったから、プレッシングがかかりやすくなったのだと思う。ボールを失った時の守備の予測も立てやすくなったのだと思う。」 私も一つ質問をしました。 「自陣のzona 1の「ファイナルゾーンの守備」の場面で、なぜ、MFインテリオールの選手とウイングの選手の間の「ライン間」のスペースが空いているのですか?エスパニョールのトップ下の選手が何回もMFラインの間のスペース「ライン間」でボールを受けてシュートまで持ち込んでいましたね。」

スカウティング担当者「試合前のミーティングでも、ハーフタイムにもウイングの選手に言ってるんだよ。MFとの距離を狭くして、スペースを相手に与えないようにすることはね。でも、バルサのウイングはグランドいっぱいに広がるだろう。だから、守備の時にMFとの距離も遠くなるから、戻ることができないこともあるんだよ。MFとの距離が開いていて、その間の「ライン間」を相手に使われてしまった時に、「やべぇ!」という感じで焦って戻るんだよ。」

バルサ・フベニールAレベルの選手でもそのようなことがあるのだと言うことと、プロになるかも知れない選手でも、まだ、できないことがあって、様々なことを学ぶ必要性があるのだということを改めて気がつかされました。

CF Badalonaでの実習

今シーズンはコーチングスクールの実習で、2部B(3部リーグ)のバルセロナ近郊のクラブCF Badalonaでスカウティングを担当してます。 ほとんど毎週末、先の試合でCF Badalonaと対戦するチームの試合を録画し、分析するために、そのチームのスタジアムに行っています。

※私の通っているコーチングスクール(CAR)では、レベル3の受講者は1 Catalana(5部リーグ) 以上のクラブで200時間以上実習をすることが義務付けられています。

ビデオを観て、様々なチームを分析していて気がついたことは、2B(3部)の選手でも、自分の役割を全うすることができない選手がいたり、ある時は自身の役割をしっかりと行い、ある時はサボっていたりする選手がいることに気がつかされました。

今まで、ビデオを観て分析してきたバルサやバイエルン・ミュンヘンなど、その他多くのビッグクラブの選手はしっかりと自分の役割を全うすることができる選手であり、集中力を欠いてサボっている選手はほとんどの場面で見受けられませんでした。

例えば、バイエルン・ミュンヘンのシャビ・アロンソは、分析する前はパスの非常に上手い、攻撃を構築する選手だと思っていました。試合を分析すると、シャビ・アロンソは、守備の役割をしっかりと全うし、守備のポジショニングのミスもほとんどなく、その上で、さらに自分の役割以上のことまで、臨機応変に守備に貢献する攻守にわたって素晴らしい選手であることが分かりました。

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高校保健体育科教諭として、13年間サッカー部の顧問をつとめる。2012年3月末に退職し、その年の4月よりスペインのバルセロナで、サッカー指導者としての勉強を始めた。スペインサッカーコーチングコース・レベル2 取得。 現在、スペインサッカーコーチングコース・レベル3の卒業論文を作成中。



2016-2017:CF Badalona(2部B)のトップチームにてスカウティングを担当。

著書:「美しいフットボールは生き残る」
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(09月24日現在)

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