2007年12月14日

バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

先日、また、バスケット界の「暗いニュース」が報道された
いつまでたっても正常化しないバスケ協会の状況に業を煮やして、
JOCが1100万円の選手強化交付金の停止を決定した
これでも改まらなければ、さらなる追加処分も検討しているらしい

この状況そのものに対して、思うことは色々あるけど、
私としては、これ自体は別に いい のだ
いいと言ったらおかしいけれど、これはもう仕方のないことだ

バスケット協会の問題は今に始まったことではないし、
成るべくしてこうなって、ついにここまできてしまったのだ
追加処分として挙げられている国際大会派遣の中止は、まじでありえない
それだけは避けてもらわないといけないけれど、
なんとかしてこの機会に膿を出し切って、良い方向に向かってほしいと願うばかりだ

それよりなにより、
こうしてバスケット界の暗いニュースに接するたびに悔しく思うのは、
こうしてネガティブなイメージが広まることによって、
ああ、やっぱり日本のバスケってダメなんだな、マイナーなのも当たり前だなと、
世の中の人に納得されてしまうことだ

それがどうにも悔しくてならない

20071214-01.jpg
(写真) 2006世界バスケ準決勝 アメリカvsギリシャ

ここ最近、バスケット界には暗いニュースが多い
というか、基本的に暗いニュースしかない
というより、暗くないと全国ニュースとして報道されない

どうしてか

それはたぶん、日本においてバスケットが、
「スポーツニュース」としての枠を確保できていないからだ
スポーツニュース枠でない場合、どう扱われるかというと、
「世の中で起きている様々な出来事のひとつ」ということになる
そうした出来事のひとつである場合、どういうときに報道の対象になるかというと、
何か事件が起きたときだ

一般に、事件報道の多くは、ネガティブなものだ
比較的軽微なものから、重大なものまで、ネガティブな事件というのは広く報道される
ポジティブ方面のニュースの場合、全国報道の対象になるのは、
世界的に認められるような、相当大きな出来事が起きたときだ
もしくは、街角トピックス的な、小さな企画に引っかかった場合だ

例えば、とある街があったとして、
その街に住む人たちが、どれだけ楽しく暮していても、
何かものすごく感動的な事件があっても、
普通に平和に暮している限り、基本的にニュースにはならない
(一回くらい街角トピックスみたいに取り上げられることはあるかもしれない)

でも、もしこの街で何か重大な犯罪が起きたら、
その事件は大きく報道され、「あの事件の起きた街」として全国の人に認識されるのだ
そうしたとき、その街で起きていた、楽しいことも、感動的なことも、
全てなかったことになるのだ

20071214-02.jpg
(写真) JBL2006-2007オールスター

バスケット界は暗いニュースばかりが報道されるけど、
暗いことしか起きていないのか

そんなことは絶対にない 私はさんざん観ているからよくわかる
でも、世の中的にはそうはいかない
「暗いニュースばかりのバスケット界」の印象は、確実に広まっていってしまう

昨年日本で開催された世界バスケは、13億円の赤字分ひどかったのか
悲願の世界ベスト16まであと一歩と迫った、世界バスケ日本代表の戦いはそんなにふがいなかったのか

絶対そんなことはなかった
世界バスケ後、確実にファンは増えた 応援の質も変わった
全国ニュースにはならないけれど、バスケット界的には大事件だ

今年のバンコクユニバーシアードで、世界4位と大健闘した男子U-24日本代表
ほとんど報道されず、メダルを逃したときだけそこそこ記事になった
メダルを取らないとだめなのか ユニバじゃだめなのか
トピックス的に取り上げてもらうには、珍しい競技の方が逆に有利だったりする
バスケットという競技としてのポピュラーさが災いしているのか、
ほんととにかく全てがスルーだ

事件は現場では起きているのだ
JBL、bj、実業団、クラブチーム、ストバス、学生バスケ、中高バスケ、ミニバス、ママさん、デフバス、イスバス・・・
バスケットは素晴らしいスポーツだから、
きっと日本中いたるところで、感動的なプレー、熱い試合は生まれている
「スラムダンク」を読んで味わえる感動は、マンガの中だけのファンタジーじゃない
井上雄彦さんも言っていたけど、これはホントだ

とにかくそれをもっと多くの人たちに知ってもらいたい
それがなかなか叶わないことが悔しい

JBL今季参戦のレラカムイ北海道のオーナーの水澤社長のブログに、こんな言葉があった

「皆さんが思っている以上にバスケットボールは面白いし、
選手達はもっと大事にされ、尊重され、評価されるべき存在ですよ」

まさにそれ
ほんとそう
さすが水澤社長

コンサドーレの取締役も務めた水澤社長もそういってくれるんだから
ほんとにそうなんだ
きっとそうだ

「暗いニュース」が報道されるたびに、気持ちにさざ波が立つ部分はあるけれど、
この確信だけは絶対に揺らがない

バスケは本当におもしろい!
選手達は、もっともっと
大事にされ、尊重され、評価されるべき存在だ!
絶対そうだ!

・・・・・

気持ちが盛り上がったところで

そろそろ寝ます・・・



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posted by rulala |01:46 | その他、バスケを語る | コメント(6) | トラックバック(0)
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バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

コメント投稿者ID :

はじめまして!盛り上がってますね~!

もーまったくもって激しく同意です!!
流行りで言うとこのギザ同意!!

これはなんかの陰謀か?とおもってしまうほど、ネガティブなニュースしか取り上げられません。
田臥選手のNBDLアーセナル契約ぐらいでしょうか、最近のポジティブな全国ネットニュースは。

bj東京アパッチのブースターをやっております。バスケ経験者です。

水澤さんのブログ私も読みました。この国はもともとアスリートへの尊敬というか、社会的な位置づけが低く(一時的な人気とかではなく)、そのなかでもバスケは結構低いですよね。
なんでなんでしょう。儒教の影響?

報道もそうですが、日本人が日本のバスケを軽く見る風潮があると思います。現場で応援たり、人を会場に誘ったりしていると殊更そう感じますね。「NBAと比べると」って、バスケ経験者程そういう見方が強いです。

実は私もそうでした。見る競技としては「日本のバスケはちょっとな~」と思っていました。
bjが開幕して、思い入れを持てるチームが出来て、やっとそれが間違いだった事が分かりました。

報道の姿勢には疑問がありますが、現時点でメディアがコンテンツ価値を認めていない以上、すぐどうこうできるもんではないでしょう。

でもバスケの楽しさは本物です。間違いなく価値があると信じています。
レラやbjのチームは「オラが町のチーム」という事をきっかけに、バスケの魅力に気付いてもらうことに成功しつつあります。

まずは口コミや草の根活動で、価値を見える形(観客数や流入資金)で高めるしかない、と私は思っています。
「有線で時間をかけてジワジワ人気が出て国民的歌手に昇り詰めるようにバスケを国民的スポーツにしよう」作戦です。

ブログなどのネットツールも大事な情報源になると思うので、お互い頑張りましょう!
私はあまり頑張れてないんですが頑張ります(^^;

バスケって、「試合の流れ」が得点の推移に明確に反映される面白い特徴がありますよね。このブログすごく良いと思います!

長々と失礼しました!

ブログとコラムです。よろしければ遊びにいらしてください~。

http://plaza.rakuten.co.jp/apacheboost/
http://www.junkstage.com/sports/filco/

posted by フィルコ・ユーショー | 2007-12-14 08:46

バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

コメント投稿者ID :

こんにちは。
私も同じく考えています。
「皆さんが思っている以上にバスケットボールは面白いし、
選手達はもっと大事にされ、尊重され、評価されるべき存在ですよ」
この言葉にすべて集約されていると思います。

全てのプロスポーツは「興行」で成り立っています。その意味では歌舞伎もプロレスもプロ野球も同じです。
ところが、日本のスポーツ界は「体育」の延長として成立してきていますし、アマチュア精神を尊ぶという伝統があります。

バスケ協会のゴタゴタは、上層部が内側ばかりを観ている感じがします。現状のままでいる限り、協会は集金のシステムがありますし、各助成金や企業からの協賛金も集められます。あとはそのお金をどう分配するか、そうやってモメているのではないかと思います。

そこには、選手への配慮やファンへの気持ちが見当たりません。

どういう形で問題が決着するか判りませんが、バスケファンがそろそろ声を上げる必要があるかもしれませんね。

posted by foxx | 2007-12-14 11:34

Re:バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

コメント投稿者ID :

フィルコ・ユーショーさん、foxxさん、コメントどうもありがとうございます!
常々悶々と考えていたことを、夜中の変なテンションで書き連ねてしまったのですが、
こうして熱いコメントをいただけて非常にうれしいです(^^)
お返事はまた改めて書かせていただきますね!

posted by rulala | 2007-12-15 02:32

バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

コメント投稿者ID :

改めまして・・・

>フィルコ・ユーショーさん

同意していただけて大変うれしいです!
「日本人が日本のバスケを軽く見る風潮がある」「バスケ経験者程そういう見方が強い」・・・
まさしく私も常々それを感じています。
そういう雰囲気があるので、日本のバスケも面白いんだ!というようなことを熱弁したとしても、温度差がありすぎてなかなか伝わらないんですよね。。
観に行けばハマる人って、絶対日本中にもっとたくさんいるはずだと思うんですが。

私自身も、フィルコ・ユーショーさんと同じく、以前は「日本のバスケはちょっとな~」でした。
だからこそ、かつての自分と同じように「ちょっとな~」な意見を聞くと、ほんとにもどかしくなってしまいます(^^;

「有線で時間をかけてジワジワ人気が出て国民的歌手に昇り詰めるようにバスケを国民的スポーツにしよう」作戦、いいですねぇ~
「陰謀(?)」に負けてる場合ではありませんからね。とりあえず私もブログがんばってみます。

ブログ&コラムのサイトの方にも遊びに行かせていただきます~


>foxxさん

バスケ協会の現状は、ほんとまさに「KY」というか、ファンや選手たちの思いとかけ離れた展開を見せてますよね・・・
現場の声を知る手段がないわけではないのだから、もっと耳を傾けてもらいたいです。

バスケは、「日本国内での扱いはマイナー」「世界的にはメジャー」「国内でも競技人口は非常に多く、たくさんの大会が開催されている」
というある意味特殊な競技ですので、協会の方々も色々運営上のご苦労は多いのだろうとは思います。
それにしても、ここ最近の展開は様子がおかしすぎです。
憤りを感じているファンがたくさんいるんだということを、なんとかして伝えたいものですが・・・
協会上層部の方々自身が、イマイチそういった思いを持ったファンの存在を感じておられないように思えて、なんとも残念です。

posted by rulala | 2007-12-16 03:37

バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

コメント投稿者ID :

はじめまして。

道産子の三十路元ばすけっとまんです。

bj開幕戦の東京vs新潟戦を観戦し、10数年振りのばすけ観戦に改めてばすけっとが観ても楽しいスポーツだと感じました。
その後、北海道へUターンしレラカムイが誕生と追い風をびゅんびゅん感じていましたが。。。

バスケは面白いんですよ。
観たら誰でも楽しめると思います。
ただ観るまでが。。。で、その機会も無かった訳で。
還暦前のうちの母親も、ばすけは大声出して楽しんでいました。
スポーツ音痴のうちの嫁に、「日ハムとコンサとレラとドラゴンゲート、何が一番面白かった?」と尋ねたところ、「バスケっとかな?」と言っていました。

絶対に観て楽しいのが、ばすけっとですw

長々と失礼しました。

posted by こんさぽ4年生 | 2007-12-17 11:43

バスケット界の「暗いニュース」に思うこと

コメント投稿者ID :

こんさぽ4年生さん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます~

ですよね、やっぱりバスケってほんとに観れば面白いですよね!
特に、レラカムイのホームのような雰囲気で観戦できたら最高に楽しいと思います。道産子の方がうらやましい。。

レラカムイやbjリーグのチームは、出来て間もないにも関わらず、たくさんのファンがついて盛り上がっていて、
それはもちろん興行としての運営の努力があってのことだと思いますが、
バスケットというスポーツの持つ実力の証明でもあると思うんです。
目にする機会さえ増えれば、絶対にもっと人気が出るはず!
まずは、元旦のスポーツマンNO.1決定戦に出場するという、桜井良太選手の活躍に期待ですかね・・・!(^^;

posted by rulala | 2007-12-18 01:30

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