2008年11月13日
リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
すみません、ちょっとニュースを追うのに精いっぱいで、かなりの後出しですが・・・ いや~~ びっくりした びっくりした びっくりした。。。 久々にほんとにびっくりした。
“田臥の恩師”加藤ヘッドコーチが更迭= バスケ・リンク栃木(スポーツナビ) 日本バスケットボールリーグのリンク栃木ブレックスは10日、「今後のチームの成長が困難と判断した」ことから、9日付けで加藤三彦ヘッドコーチを更迭したと発表した。加藤氏は、能代工業高校の監督を務めた経験を持つ名将。後に日本人初のNBAプレーヤーとなる田臥勇太を擁して、3年連続で高校3冠(インターハイ、国体、ウインターカップ)を制した経験を持つ。新たなチーム体制等は、現在協議中とのこと。 [ スポーツナビ 2008年11月10日 16:51 ]
ニュースの見出しを目にした瞬間、 がーん と、まるで自分が更迭されたかのような衝撃が… それは、かつて田臥選手がサンズをカットされたときのニュースを目にしたときの驚きにも似た。。。 加藤三彦さんは、日本のバスケット界において、コーチとしてはおそらく最も知名度のある方の一人であり、 長年率いてきた能代工は、言わずと知れた伝統もあり人気もある超名門高であり、 「能代工の加藤氏がHCに就任!」というのは、川村選手ら日本代表クラスの選手や田臥選手の加入前の、ブレックスの最初の特大「目玉人事」でした。 さらにその後、開幕直前になって、電撃的な田臥選手の加入があり、 「日本人初NBA選手となったあの田臥が、かつての恩師である加藤HCと再び日本一を目指す」 という、ファンなら誰もがわくわくするようなスト―リーは、一般にもかなり知られるほどに広まりました。 そこに同じ夢を託す人、期待をかけるファンの方も多かったことと思います。 ブレックスには田臥選手のほかにも能代工出身の山田謙治選手、高久選手がおり、また他チームにも能代工出身選手が何人もいます。 能代工の速い展開のバスケがJBLの舞台で見られる…恩師と元生徒が再び同じ舞台に立って戦う…そんな光景を楽しみにしていた方も、きっとたくさんいたと思います。 ・・・・・・ 「シーズン始まってまだやっと対戦が一巡した段階で、判断するのは早すぎるのでは?」 「現時点で3勝7敗という成績は、新チームとしては妥当なものだし、それで更迭というのは厳しすぎるのでは?」 「高校の監督からプロの監督へ、一足飛びに転身するのは難しいのではないかというのは、当初からいわれていたこと、もう少し、せめて今シーズン終了まで待つことはできなかったのか?」 「シーズン半ばでの体制変更は、チームに動揺が広がるのでは?」 「『加藤HCを慕って入団した』田臥選手の今後の動向に影響を与えるのでは?」 「わざわざ栃木にやってきた加藤HCに対して、このような処遇はいくらなんでも気の毒では?」 「HCを変える前に、何かほかに変えられるものはないのか?」 「話題のHCをこういう形で更迭するのは、チームに対してかなりネガティブなイメージをもたらすのでは…?」 ・・・・・・ 誰しも浮かんでくる、様々な疑問… しかし、 こうしたことは当然のことながら、今回の決断をしたブレックスのフロント陣の方々も検討したはずですね。 私なんて単なる巷のバスケ好きであり、実際問題まったくの外野です。 一方、フロントの方々はそうした影響がもろにかぶってくる、完全な当事者の立場です。 まだできたばかりのブレックスは、フロント陣がそうした影響から無縁でいられるような、 こうした疑問に思いも至らないほど空気が読めないような、でっかい組織とも思えません。 当たり前ですが、何倍も何倍も真剣に検討したはずです。 そして、こうした当り前の疑問に、すべて 「確かにそうです。しかし・・・」 と、答えを用意することができてしまったからこそ、今回の決断になったのではないかと考えます。 チームにとって決していい印象を与える人事ではなく、 ある意味看板の一つでもあった「田臥選手と恩師・加藤HCのタッグ」という物語を失ってでも決断しなければならない… それはよっぽどのことがあったと考えるほかありませんね。 いったい具体的に何がよっぽどなのかはわかりませんが… チームの公式サイトの方に、「ファンの皆様へ」と題してこれまでの経緯が発表になっています。 かなり長いですけど引用させていただきます。
ファンの皆様へ リンク栃木ブレックス 新体制とこれまでの経緯について
この度、トーマス・ウィスマン氏がリンク栃木ブレックスの「アソシエイトヘッドコーチ」に就任する運びとなり、新たなチーム体制が決定しましたのでご報告いたします。今後のチームづくりはゼネラルマネジャーおよびアシスタントゼネラルマネジャーとアソシエイトヘッドコーチが協業体制をとりながら進めていくことになります。なお、ヘッドコーチの役職については当面不在のままとなります。
◆リンク栃木ブレックス 新チーム体制 <2008.11.11>
ゼネラルマネジャー : 山谷拓志
アシスタントゼネラルマネジャー : 齋藤一人
チームディレクター : 藤本光正
アソシエイトヘッドコーチ : トーマス ウィスマン ※プロフィールはこちら
アシスタントコーチ 兼 通訳 : 水野宏太
チームマネジャー : 宮本 望
アシスタントマネジャー : 加藤敏章
ヘッドアスレチックトレーナー : 水野彰宏
アシスタントトレーナー : 吉原美樹
チームドクター : 長谷川恭弘
◆チーム体制変更の経緯
JBL昇格にあたり、今シーズンを「今後日本一となるためのチームの基礎づくり」と位置付け、「戦績にとらわれずに何事にも常に最善を尽くして取り組む」「チーム全員のさらなる成長」を今シーズンのテーマとして掲げチームづくりを進める中、加藤三彦氏の「これまでの経験にとらわれずにチームをつくる」「プロのコーチとして共に成長する」という考えに共感し、加藤氏をヘッドコーチとしてお迎えしチームづくりを進めて参りました。
ところが、チームづくりを進める中、チーム内のコミュニケーションにおける問題が少しずつ表面化し、改善については何度も加藤氏と話し合いを行ってきましたが、シーズンに入ってからその問題が修復困難な状況に陥ってしまいました。球団としては、戦績以上にチームの成長を標榜していたこともあり、前体制では長期的な視点でみてもチームをつくり上げていくことが難しいと判断し、球団の責任のもとチーム体制の変更という苦渋の決断を行いました。なおこの決定に際して戦績不振という理由は一切ございません。
チーム内の信頼関係が崩れてしまったことについては、このような問題を改善するための努力を行ってきたものの、チームづくりという点で球団にも課題や反省すべき点が残りました。また今回の判断に際し、責任の所在を明確にする上で、ゼネラルマネジャーに減給処分を下すことを決定しました。
加藤氏につきましては、アシスタントゼネラルマネジャーへの就任を要請致しましたが、ご本人がご辞退され、また契約の解除を希望されたためこれを受理し、11月11日付けにて双方合意の上契約を解除致しました。
(以下、◆新体制について、◆安齋竜三キャプテンからのメッセージと続きます)
要約すると、 ・シーズン開幕前からチーム内のコミュニケーションにおける問題があった ・改善については何度も加藤氏と話し合いを行ってきた ・シーズンに入ってからその問題が修復困難な状況に陥ってしまった ・球団としては、戦績以上にチームの成長を重視してきたが、このままではその成長が見込めないため、チーム体制の変更という苦渋の決断を行った ・この決定に際して戦績不振という理由は一切ない ・責任の所在を明確にする上で、ゼネラルマネジャー(山谷拓志氏)に減給処分を下すことを決定した ・加藤氏についてはアシスタントゼネラルマネジャーへの就任を要請したものの本人が辞退、11月11日付けにて双方合意の上契約を解除した ということのようです。。 んー、せめて、何らかの形でチームに残ってくれたら…なんて、勝手な想いとしてはあったんですが。。やはりさすがに難しいでしょうかね… この流れを読むと、つまり今回はまず、加藤さんに対して、「ヘッドコーチを降り、アシスタントゼネラルマネジャーに就任してもらえるよう要請した」ということなんでしょうか。 でも(十分予想されたことかもしれませんが・・・)ご本人は辞退し、契約の解除を希望された、ということのようです。。 「チーム内のコミュニケーションの問題」・・・ 「信頼関係が崩れてしまった」・・・ それが一体どのようなことなのか? 色々推測することはできますね。 でもそれはあくまでも推測であり、元々自分の中に、加藤さん、フロント陣、選手たちに対してどのような印象を持っているか、 ニュース、噂を含め、今回のことに際して得た情報、逆に、得てない情報・・・ そういうのの違いによって、個人個人変わってくるものなのかなーと思います。 シーズン開幕わずか10試合での更迭・・・ 結局、宇都宮での開幕2戦目の試合でしか、生で加藤HCの采配を見ることができなかった。。 早いなー・・ってのは自分も思います。 でも、一方、加藤HCが就任したのが今年の春のこと、そこからチーム作りが始まって、そして夏が来て、秋が来て、今はもう11月も半ばで・・・ かつて自分がバスケ部員だったころの感覚を思い返してみると、 春に新チームになって(強豪じゃないから3年生は春のIH地区予選が終わったら引退しちゃいます…)、そこから基礎練の時期とかあって、夏になって、夏合宿とかあって、それで秋になってそして11月というと・・・ それはそれは、ものっすごくながーーーい期間に感じていました。 単に子どもだったから時間の流れが遅く感じてたのか?という気がしないでもないですが、 レベルがとんでもなく違うプロとはいっても、もし、それと似たような時間が流れているとしたら・・・ 練習や、試合や、ミーティングや、それ以外の部分でも、 毎日毎日ほんとに色々なことがあって、 色んな出来事とか事件とかエピソードとか(←同じ…?)があって、 様々なことがはっきりしてきてしまう・・・それには十分な時間だったのかもしれない…と想像してみたりもします。 今回の件については、ブレックスの選手の方々も、もう何人かがブログをUPされてますね。 ◇ リンク栃木ブレックス・公認ブログ 選手自身の思いにも色々あるだろうし、表現の仕方もそれぞれ違うだろうし、またそれを読むファンの側もそれぞれ違う人間だし。。 なかなか難しいですね。 でもこうして選手自身の書いた文章という、「生の情報」にかなり近いものに触れられるのは現代のいいところ! 今回の発表の前の記事ではありますが、荒井尚光選手のブログにある、選手の皆さんの楽しげな写真の数々なんかを見てると、あーそっかぁ~・・って、なんかかなりほっとします。。 #3荒井尚光選手 Keep going 「ただいま帰ってきました☆」 とりあえず、 今回のことはもう決まってしまいました。 加藤三彦氏については、ほんとに何かまた別の形で、バスケット界で活躍してほしいと切に願います…。 そして、ブレックスの選手は、それぞれ色んな思いはありつつも、とにかくこれからますます頑張っていく!というふうに何人もの方が書いてます。 フロントやスタッフの方も、もちろんこれまで以上に頑張っていってくれることと思います。 「アソシエイトヘッドコーチ」として、新しく指揮をとることとなったトーマス・ウィスマン氏、 なるほど、ここ数年、JOMOのベンチで内海HCを補佐する形で指示を出されてたあのおヒゲの方… 大神選手のブログでも、たまに「トム」として登場していた気がする。。 かつてはあのいすゞの黄金期に、アソシエイトヘッドコーチをされてたんですね。いすゞというと小浜監督の印象が強かったですが… あー、「ファイブ」(平山譲著)の冒頭にも登場されてますねぇ。
このタイムアウト後に始まるワンプレーで、勝敗が決まる。
三点を追ういすゞ自動車のベンチでは、プレー再開後の動きについて、コーチのトム・ワイスマンが選手たちに最後の指示を与えている。
「いいか!」
五十三歳になるコーチが必至の形相で叫ぶようにいった。
「フロントコート(敵陣)へボールを運ぶのは長谷川だ、長谷川は、ルシアス、宮ノ腰、佐古、三人のうちフリーになった選手へパスをしろ、パスされた選手はすぐにシュートだ、各選手の動きは……」
(単行本版P.9~10より)
これは2000-20012001-2002シーズンのJBLファイナルの描写の部分です。 そーかそーか、アイシンの佐古選手とか、新潟アルビBBの長谷川選手とか、あと現在はJBL2豊通の宮ノ腰選手、あとトヨタの佐久本選手とかもかな・・・?そのあたりの選手をかつてコーチされてたわけですね。 なるほどなるほど・・・ うーん リンク栃木ブレックスの新体制・・・、一体どんな感じになっているのかな。。。 とりあえず今週末の川崎市とどろきアリーナ! 生でしっかり見てくることとします。 とんでもない長文になってしまった・・・
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posted by rulala |01:40 |
その他、バスケを語る |
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リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
なんか、取り方って、本当に人それぞれなんですけど・・・
rulalaさんの文章って、本当にいいですね。
この件は、なかなか難しいですね。
汲み取るのも、書くのも。
でも、生采配が見たかったんですよね~ 残念です。
posted by sachi | 2008-11-13 10:12
リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
私も栃木の「ファンの皆様へ」を読みました。
驚いたことに「ファン」へのお詫びが一切ありません。期待を裏切る結果になったことや、混乱を来たしたことに対する釈明は全て加藤氏の人格否定で片付けています。
推測するに山谷氏が作成した文面を山谷氏がチームの名を語り、しかも山谷氏自身が山谷氏に処分を課した茶番です。
そもそも素人臭いホームページも大半が「山谷氏の活動レポート」。正直、山谷氏のプロモーションは期待してませんし、うっとうしい。もしかしたらホームページの製作、運営、管理を山谷氏がやってたりしませんか?
posted by ppp | 2008-11-13 11:57
リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
長文お疲れ様です。
記事を書いてくれてありがとうございます!!
すごくモヤモヤした気持ちが少しクリアになりました。
とにかく今回のことは残念でならない!!
この言葉につきます。
すごくすごく楽しみにしてたのに・・・。
本当に・・・本当に残念。
私も、加藤監督がまたバスケット界で活躍してくれることを願ってます!!!!
posted by タナ | 2008-11-14 01:18
Re:リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
>sachiさん
お返事遅くなってしまいました。
ありがとうございます。。
ほんと、スポーツのチームって、多くの人が関わって作っていくものだから、難しいんだなぁ…と改めて思わされました。
でも!わかってはいるんだけど、もうちょっと見ていたかったーって思いはあるんですよねぇ〜…
まだしばらくは大変そうですけど、今回のことを経て、ブレックスがどう変わっていくのか、今後にも注目していきたいですね。
>pppさん
コメントありがとうございます。
そうですか、、うーん、pppさんがそんなにも山谷氏に対して不信感を募らせてしまった要因の一つ一つがちょっとわかりませんし、
ホームページなどについても、個人的にはそのような印象は持っていなかったので、なんともいえないところはありますが…
ただ、ファンへ宛てた経緯の説明は、加藤さんの人格に問題があるというニュアンスではなかったように思います。
こうした報告って、ある程度簡潔に書くものなので、行間が色々に読めて難しいですね。。
そうした中では、かなり丁寧な部類にあたる報告だったと感じていますが…
>タナさん
コメントありがとうございます!
ほんとに、残念なことになってしまいました。。
加藤先生が栃木に!?すげーーってめちゃ盛り上がったことが思い出されますね…涙
でも、こういうことって、あるんですよね。。誰が悪いとかではなく…
数年前、松下(現在のパナソニック)のヘッドコーチがシーズン半ばで変わったことがあります。
でも今その天日監督は3連覇中の大阪エヴェッサのヘッドコーチです。
だから、加藤さんの今後だってわからない!
いつかまたその活躍が見たいですよね!
posted by rulala | 2008-11-14 09:31
リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
こんばんわ。今日のとどろきはいかがでしたか?
今回の件は私も正直とても残念に思っています。
去年「5年後の日本一」を掲げてチームができ、JBLに昇格した今年、勝ち星は少ないけど着実に歩んでいるようにみえたから。。。
選手のブログコメなどで厳しい意見や完全擁護の意見を多く目にしましたが、rulalaさんの記事を読んで何か落ち着いた自分がいました。
実は私自身の中でも意見が対立して(天使と悪魔が同居しているように)、自分のブログにも文章として書き表せないくらいでしたから。
(もともとトランジションが下手だから仕方ないのかも・・・)
でも来週、ホーム戦で選手の気迫あふれるプレーを見れば、そんな迷いも吹き飛ぶんじゃないかと思い始めました。
これからチーム・選手がどう変わっていくのか見守りたいと思います。
posted by コリコリ | 2008-11-16 01:24
Re:リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
>コリコリさん
コメントありがとうございます!
とどろき、行ってまいりましたよ〜
また改めてお返事させていただきますね!
posted by rulala | 2008-11-17 08:13
リンク栃木加藤HC更迭、そして新体制の発表…
コメント投稿者ID :
>コリコリさん
あらためまして・・・
私自身も今回のことについては、え~、これはどういうことなんだろう…と当初かなり複雑な気持ちはあって。。
それで、自分の中で整理をつけるために、色々見たり読んだりして悶々と考えたことをつらつらと書かせていただいて、
それをけっこうたくさんの方に読んでいただけたみたいで、ほんとありがたいことです。。
そうですね、コリコリさんもおっしゃる通り、まずは実際に自分の目で会場でプレーを見てみて、そのときの自然な気持ちに任せるのが結局一番なのかなと!
なんか今回のことで複雑な思いになる原因の一つに、この件のことでブレックスが否定的に語られてしまうのが悲しい…みたいのがありますよね。
でも実際会場に行くと、なんかそういう種類のもやもやは吹っ飛ばされますね…!
コリコリさんも今度のホーム戦、ぜひ楽しみに観てきてくださいね~
posted by rulala | 2008-11-18 00:47
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