2007年09月20日

【フランスW杯】9月19日(水) 雪辱戦へ、いざ。

20070920-00.jpg

夜半、窓をたたく雨の音で目が覚めました。やはり英国。日中でも、
さっと雨が通り過ぎます。ジャパンは2時半から、ミレニアムスタジアムで
キャプテンズ・ラン。明日の試合は屋根は閉めなすが、今日の芝は
かなり濡れて滑る感触。今大会のこれまでの試合でも、テレビで足を
とられる場面を見たことがありませんか。選手たちは慎重に芝の様子を
チェックしていました。

ジョン・カーワンHCは「明日は今までにないくらいのディフェンスを
しないといけない。すべての選手が80分間、ひとつのスクラムでも
気を抜いてはいけない」と、意気込みを語りました。FBに入る
クリスチャン・ロアマヌに関しては「以前もやっていたし、
(FBを)やらないかと訊ねたときも、すぐに笑顔になった」と、
信頼している様子。BKリーダーを務める大西も「ロアマヌはフィール
ディングがいいので、不安より期待のほうが大きいです」とこちらも笑顔。

このウエールズ戦に特別な思いで臨むのは箕内主将。3年前の遠征では
同じミレニアムで対戦。0-98と屈辱的なスコアで敗れています。
「こういう形で戻ってくるということは何か縁があるのでしょう。
僕だけじゃなく、あのときのメンバーは縁があるからには、借りを
返したい気持ちは強い」。3年前の試合も取材しました。あのとき、
ウエールズのキャプテンだったチャービス選手は会見で言った言葉が
印象的でした。「僕らも、どん底の状態から這い上がってきた。だから、
ジャパンもきっとできるはず」。明日の試合は、そのエールに応えるような
試合であってほしい。強く願います。

[今日の物価高!]
マークス&スペンサーで夕食を買い物。500mlの
にんじんジュースが2ポンド(500円)で、諦めました(涙)。スタバの
いちばん安い値段が500円弱。かねがね聞いてはいましたが、すさまじい
物価高です。

編集部・森本優子


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2007年09月19日

【フランスW杯】9月18日(火) なつかしい英国。

ジャパンは午前10時のチャーター機でカーディフへ。

トゥールーズ→カーディフの直行便はないので、報道陣はアムステルダムや
ブリストルを経由してカーディフに入りました。ラグマガはブリストル組
だったのですが、空港で入国カードを書くのを忘れて並んでいて、係官に
指摘されました。そういえば、英国に「入国」するんでしたね。

空港を出てカーディフに向かったとたん、何とも言えず、なつかしく
ホッとした気持ちになりました。まず左側通行の車。田園風景も日本そっくりで、
まさかこんなに気分が変わるとは自分でも意外でした。ジャパンの選手たちも
同じように感じて、英気を養って欲しいものです。

心配なのが物価高。ポンドはユーロ以上に高く、現在1ポンド=250円。
ブリストル空港のカフェで、クロワッサンが1ポンド50(約400円)だった
そうです(もちろん1個の値段!)。

天候もフランスとは違い、夜になるとグッと冷え込んで、日本でいえば
11月くらいの寒さでしょうか。昨日は半袖で平気だったのに、今日は
ウールのコートが欲しいくらい。体調管理も大変です。ウエールズ戦は
夜9時キックオフなので、スタンドはかなり冷え込みそうです。

ウエールズ戦の日本代表メンバーも発表になりました。FB有賀の回復が
間に合わず、クリスチャンがFBに、小野澤が11番で起用されることに。
小野澤選手の初キャップは日本でのウエールズ戦。サントリーで対戦したときは
ウエールズに勝ってもいます。

「あのときは前半20分、座り込みたくなるくらい走って走って勝負をしかけた。
今回も、しんどい思いをしなければ勝てない」。

ミレニアムの芝は水を多く含んで滑るので、スパイクのポイントは13ミリと
16ミリの2足を準備。明日のキャプテンズ・ランで試してみるそうです。

ミレニアムスタジアムで、ラバーマンと称される走りを存分に発揮してほしい
ものです。

編集部・森本優子

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2007年09月18日

【フランスW杯】9月16日(月) 嵐のトゥールーズ。

9月2日にトゥールーズに移動したジャパンも、本日が最終日。
いつもはカラッとした天候のトゥールーズですが、午前中は雲が厚く、
まるで日本の夏のような蒸し暑さ。歩いているだけで、
汗が吹き出すヨーロッパらしからぬ気候でした。

案の定、夕方4時からのジャパンの練習に向かう途中、空が薄暗くなって、
ぽつぽつと降ってきました。その雨が止み、日が差したのも束の間、
今度は日本では見たこともないような低い雲が発生。グングンと
こちらに接近してきました。

取材陣が「あの雲、一体なんだろう」と写真を撮っている2~3分の間に、
みるみる空は真っ暗に。風が激しく吹き、雨粒が身体に刺さるほどの
勢いで降り出し、急いで室内に避難しなければならないほどの大嵐に。
これには、日本の報道陣もビックリ。

ジャパンの練習がちょうど終わった頃だったのですが、外に出ようにも
出られない状態。20分ほどで雨はやみましたが、選手たちも雨足の激しさに
室内に避難していました。みんな口々に「こんな経験生まれて初めて」という、
まるでSF映画のような情景でした。

バスが出発する前、太田GMからコロミエのキャプテンに感謝の品として
ジャパンのジャージーが贈られました。選手たちは明朝、チャーター機で
カーディフに入ります。この嵐が、ミレニアムスタジアムでジャパンの
活躍を告げる前兆であってほしいもの。

これまで夏の暑さだったトゥールーズの街も、落ち葉が道路を埋め、
一気に秋が来たよう。ジャパンとともに、トゥールーズの夏がゆきます。

編集部・森本優子


20070918-01.jpg
日本では見たこともない、低くて流れの早い雲


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2007年09月16日

【フランスW杯】コロミエの、コブクロ。

2日休養をとったジャパンは、
カーディフの豪州-ウエールズ戦をホテルで観戦したあと、
5時からいつものコロミエで練習を再開しました(9月15日)。
いつもは一般ファンは練習場に入れず、
プレスも開始20分しか見られないのですが、
本日は練習を地元の人にオープンする日。
スタンドには、150人ほどの観客が陣取りました。
ジャパンの選手が入ってくると、大きな拍手が。
フィジーとの試合を見てくれたのでしょうか。
いったんロッカーに入って出てくる選手に、
箕内キャプテンがひとりひとりに「もう出た?」と聞いています。
最後に山村選手が出てきて「もう誰もいません」というと、
「よし」と、選手を全員引き連れてスタンドのファンに挨拶に向かいました。
人数は決して多くなかったけれど、大きな、そして熱い拍手が再び起こりました。
本当にいい光景でした。

練習開始から、なんとスタンドには「コブクロ」の唄が大音量で流れました。
フィジー戦では、大歓声に
選手たちは何度かサインを聞き取ることができませんでした。
さらに大歓声が予想されるウエールズ戦に向けての対策です。
コブクロに続き、夏川りみ、スピッツ、槇原敬之に森山直太朗…。
ジャパニーズ・ポップスがガンガン鳴り響く中、
ウエールズ戦に向けた練習をするジャパン。
日本ではちょっと想像がつかない光景です。
コロミエの青空に吸い込まれたコブクロの桜、心に染みたなあ~。

↓トゥールーズのファンにサインするオト選手
oto


練習が終わったあとは、スタンドのファンもグラウンドに招き入れ、
プレゼントを渡したり、記念撮影をしたり。
子供たちがここぞとばかり走り回ってサインをねだっていました。
最後にジャパンがグラウンドを去るときも、ファンは拍手。
どこで覚えたのか「ガンバレ~」という声援も聞こえました。
いつもは張り詰めた雰囲気の取材陣も、どこか穏やか。
緊張の続く中、貴重な1日でした。

編集部・森本優子

【ジャーポン! ジャーポン! 締め切りまで、あと1日】
ジョン・カーワンHCのもと、2チーム制でW杯に挑んだジャパン。今回はその豪州戦(8日)、フィジー戦(12日)を戦った時点のジャパンについて、意見をお聞かせください。
 
Q1.2試合を通じた日本代表の戦いぶりは、期待どおりか、期待外れか
Q2.2試合を通じて、世界に通用した選手
Q3.予選前半でのファイネスト・モーメント(日本戦でなくても結構です) 
 
https://www.bbm-data.com/sportsclick/rugby/letsvote/index.html

※設問はすべて答えなくてもかまいません。
応募締め切り= 9月17日(月) 
※応募は一人1回のみ有効です。


posted by rugby-m | 14:13 | トラックバック(0)
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2007年09月15日

【フランスW杯】9月14日(金)のトゥールーズにて。

次戦のウエールズ戦に向け、
トゥールーズで調整中のジャパン。
予定されていた午後の練習は、
疲労回復のためキャンセルになりました。
昨日の朝、総括会見をしたJKは
「ウエールズ戦に向けての準備は、身体よりも頭が勝負。
コンディションをしっかり整えて、相手の分析をしっかりやって臨みたい」。
メンバーを早めに決定、ウエールズ対策を伝授した上で、
明日(15日)行われるウエールズとオーストラリアの試合を見て、
頭の中でイメージを組みたてていくようです。
「今度の試合は大きなチャンス。フィジー戦よりもいい試合をしなければならない」。
JK曰く「トゥールーズはラグビータウン、ウエールズはラグビーカントリー」。
リフレッシュして敵地に乗り込みたいところです。

フィジー戦でケガをした矢富に変わって、
バックアップメンバーの金が登録されることになりました。
14日の午前に会見した本人は「まさか自分が出るとは思ってなかった」と、
まだ戸惑いを隠せない様子。
前回のW杯は日本で見ましたが、
前々回は、まだ韓国にいて日本から送られてきたビデオを見たとか。
「たしか、日本は青いジャージーを着てました。
速いWTBがいたという記憶があります」(ツイドラキと大畑)
金選手が見たのはウエールズ戦。
決してラグビーが盛んとは言えない母国で見ていた地に立つことになります。

編集部・森本優子

↓SH金選手です。
kim


【皆さんの目に、ジャパンはどう映りました? ぜひ、投票を】
ジョン・カーワンHCのもと、2チーム制でW杯に挑んだジャパン。今回はその豪州戦(8日)、フィジー戦(12日)を戦った時点のジャパンについて、意見をお聞かせください。
 
Q1.2試合を通じた日本代表の戦いぶりは、期待どおりか、期待外れか
Q2.2試合を通じて、世界に通用した選手
Q3.予選前半でのファイネスト・モーメント(日本戦でなくても結構です) 
 
https://www.bbm-data.com/sportsclick/rugby/letsvote/index.html

※設問はすべて答えなくてもかまいません。
応募締め切り= 9月17日(月) 
※応募は一人1回のみ有効です。


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2007年09月12日

さあ、フィジー戦。日本から大声援を!

いよいよ、きょう(12日)はフィジー戦。
こちらトゥールーズの天候は…と書きたいところですが、もう日本に戻りました。
パリに到着して(現地時間:6日夕方)、翌日、フランス×アルゼンチンの開幕戦を観戦。
リヨンに移動し、ジャパン×オーストラリア。パリに戻って、南アフリカ×サモア。
10日午前中(現地時間)には日本に向けて発ち、初めてのフランス旅行を終えました。

リヨン行きのTGV。車体にも、W杯マークが。
TGV


落ち着いた空気が流れていたリヨンの街。
Lyon1


リヨンの表玄関、パールデュー駅にも、ご覧のような飾り付け。
Lyon2


開幕戦を見終えて数時間後にリヨンに移動しましたが、
同地へ向かうパリ市内の駅では、ワラビーズのジャージーを着た人たちが目につきました。
高速列車・TGVで移動したのですが午前10時までの列車には満席で乗れず、
11時になって、やっと空席が。約2時間の旅は乗り心地もよくて快適でしたが、
1等席しか空いていなかったために料金は約1万6000円。ちょっと高かったなあ。
事前に予約しなかった無計画ぶりを、少し後悔。

リヨンはきれいな街でした。落ち着いた空気が漂っていた。
試合がおこなわれたスタジアムもコンパクトにまとまった感じで、
テレビの放送でも伝わったと思いますが、現地ファンのジャパンへの声援がすごかった。
ちょっとしたチャンスになると「JAPON! JAPON!」の大コール。
特に前半、ジャパンのタックルでワラビーズがミスすると沸き、
カウンター攻撃に転じると沸き、
SO小野選手がPGを決めたときは、割れんばかりの拍手でした。
ただ、ジャパンの健闘が声援を呼ぶ時間は前半までで、
後半に入ってトライを重ねられてからの声援は局面に関係なく、
ただ騒ぎたいだけで送られたような感じ。
試合後の街で、多くの人たちが「GOOD GAME」と声をかけてきましたが、
みんなニヤけていて、素直に受け取ることが出来なかった。
3-91のスコアは、W杯歴代6位の大量失点試合となったようです。
アメリカやナミビアが、それぞれイングランド、アイルランドに健闘したこともあって、
フラストレーションがたまるW杯序盤です。

サモアの『シバタウ』は迫力満点。それをにらみ返すボクス。
rsa-sam


注目の試合にはかつての名選手たちも。写真は元フランス代表LOベナジ
benazzi


パリに戻って観戦した南アフリカ×サモアは、フィジカルな戦いで楽しめました。
特に前半、元気なサモアがスプリングボクスの選手をはねとばしたり、押し込むと、
パルク・ド・プランスを埋め尽くしたファンは大喜び。
NO8ツイランギ兄のクラッシュは完全に通用していました。
が、そんなマヌー・サモアのいけいけムードを断ち切った男は、やはりこの男。
ボクスの誇る切り札・WTBハバナが、
なんとひとりで4トライを奪い、試合を一方的なものにしたのです。

大勢の報道陣に囲まれ質問責めにあったものの、最後まで丁寧に答えていたハバナ
habana


試合後、報道陣に囲まれるハバナを間近で見ましたが、
発表されている180センチより小さく感じるくらいの身体でした。
以前イングランドSOウィルキンソンと会ったときもそうでしたが、
いつも驚かされるのは、ピッチに立つと大きく見える選手たちが、
実はそうでもないという事実。
それなのに、驚くべき爆発力を見せたり、大男をきっちりタックルで倒すんだから、
ジャパンもサイズを敗因にするわけにはいかないんだよな…。
きょうのフィジー戦、勝って、スカッとしましょう。

ボクスのテクニカル・アドバイザーを務めているエディさんも「元気?」と明るい表情
eddie


編集長・田村一博

【皆さんの目に、ジャパンはどう映りました? ぜひ、投票を】
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Q1.2試合を通じた日本代表の戦いぶりは、期待どおりか、期待外れか
Q2.2試合を通じて、世界に通用した選手
Q3.予選前半でのファイネスト・モーメント(日本戦でなくても結構です) 
 
https://www.bbm-data.com/sportsclick/rugby/letsvote/index.html

※設問はすべて答えなくてもかまいません。
応募締め切り= 9月17日(月) 
※応募は一人1回のみ有効です。





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2007年09月12日

【フランスW杯】9月11日(火) 決戦は水曜日

日本代表は夕方5時半から、フィジー戦の試合会場「ル・スタディアム」で
キャプテンズラン。ここは、98年サッカーW杯のとき、日本代表がアルゼンチンと
対戦したスタジアムでもあります。

練習後、会見した箕内主将は

「あのとき自分はイングランドにいて、仲間とテレビを見て日本代表を応援してました」

こんどは、その場に自分が立つことになります。

「この1か月、しっかりとした準備ができた。あとは自信と勇気を持って戦いたい」

と、清々しい表情でした。2回目となるW杯ですが、「前回のような胸を締め付けられるような
気持ちはない」とのこと。内容を詳しくは語りませんでしたが、大畑選手から激励のメールを
もらったそうです。

18時キックオフといっても、日差しは日本の感覚でいえば14~15時頃の強さ。
太陽光線が目に入って目測を誤らないよう、練習でチェックしたようです。

日本に先んじてキャプテンズランを終えたラウルニ主将は「明日はお互いボールが動く、
面白い試合になる」と語りましたが、実際始まってみたら、キックを中心にした陣地合戦に
なるかもしれません。

注目選手としてラウルニ主将が挙げたのは、同じイングランドのサラセンズでプレーする
FBのラトゥボウ選手。

「彼はいま絶好調。いいボールを出せば、走り回ると思うよ」

カウンターには要注意です。


ジョジオン・ワインで前祝い

ジャパンの取材を終えたあと、Jスポーツのスタッフとともに地元のレストランで前祝を。

店内にフランス代表CTBヤニック・ジョジオンの名前が縫い取りされたジャージーが
飾られていたのですが、なんとそのお店には「ヤニック・ジョジオンワイン(白)」が
置いてありました。

ジョジオンは地元スタッド・トゥールーザンの人気選手。実家は農場で、トゥールーズ大学で
農学を専攻したことは、ラグマガ別冊「W杯展望号」に詳しく載っています。

彼の農場でとれたぶどうで造られたワインです。みずみずしくて、きりりと締まった美味しい
ワインでした。明日もこのワインで祝杯をあげたいなあ。

編集部・森本優子

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清々しい表情の箕内主将

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ジョジオン選手の実家の農場で作った白ワイン


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2007年09月11日

【フランスW杯】9月10日(火)

今日は練習前にフィジー戦のメンバーが発表されました。

先発メンバーはすでに報道されているので、取材陣の関心はリザーブに集まりました。
リザーブは(16)猪口(17)山村(18)熊谷(19)浅野(20)矢富(21)平(22)小野澤。
JKによると、「PR、HO、SHのカバーはもともと必要。浅野はプキ(オライリー)の
フィットネスが80分間もたないだろうから。それ以外は豪州戦を見て決めた」とのこと。

JKは豪州戦翌日のミーティングで、「後半、明らかに気力が切れて戦わなかった
選手が数名いる」と厳しい指摘をしたようです。今回のリザーブは、ベストメンバーで
臨むウエールズ戦に向けての、第一関門突破と言えそうです。

豪州との試合で、負傷の佐々木選手の交代でマキリ選手が入った以外、リザーブメンバーを
使わなかったことに関してJKは「フィジー戦を考えたら、それはできない選択だった」。
大野選手も「あの試合で、リザーブが出なかったことの意味は全員が分かっています」と
ひとこと。「水曜に我々の希望がかなうかどうかに、日本ラグビーの未来がかかっている。
フィジー戦は22人全員が力を出し切る試合になる。たった一人でも、この前の豪州戦の
ように諦めたら勝つことはできない」(JK)。80分間総力戦です。


ラグビーの街・トゥールーズ

もともとラグビーが盛んなフランス南西部。その中でもトゥールーズといえば
フランス有数の強豪チーム、スタッド・トゥールーザンのお膝元。昨年創立百周年を迎えた、
名実ともにトップクラブです。

現フランス代表にはLOプルース、SHエリサルド、CTBジョジオン、FBポワトルノーらが所属。
シャークスに移籍が決まったSOミシャラクもトゥールーズでした。そのショップが
街の中心部にあります。

ジャージーはもちろんシャツや帽子、靴下、はたまたバスローブまで売っています。
4年前にトゥールーズを訪れたときはレディース、子供服に関して種類は少なかったのですが、
今回、オフィシャルショップの横に、レディースと子供服専門のお店がオープン。
ラグビーどころでの人気の盛り上がりを感じさせました。

スタッド・トゥールーザンのジャージーはナイキ製ですが、今回、そのショップと道路を
隔てたところにはアディダスの新しいショップができていました。

スタッド・トゥールーザンと並ぶ有力クラブのスタッド・フランセのジャージーは
アディダス製。ここでも熾烈な戦いが繰り広げられているようです。


編集部・森本優子

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街の中心部にあるスタッド・トゥールーザンのショップ

20070911-02.jpg
コロミエのスタジアムで練習するジャパン。今回、大会スポンサー
以外は、すべて黒いビニールで覆い隠されている


posted by rugby-m | 09:10 | トラックバック(0)
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2007年09月10日

【フランスW杯】9月9日(日) 佐々木選手離脱、帰国へ

9月9日(日) 佐々木選手離脱、帰国へ

リヨンでの豪州戦を終え、ジャパンは前日の深夜にキャンプ地トゥールーズに帰還。
1日遅れて、取材陣もトゥールーズに戻ってきました。

TGVで4時間の旅を終え、トゥールーズ・マタビオ駅に降り立つと夏の日差しがギラリ。
リヨンよりかなり暑い気候。路面の温度は夜7時過ぎても29度ありました。
こちらは日が落ちるのがかなり遅く、とっぷりと暮れるのは夜9時を回る頃。
フィジー戦のキックオフは夜6時ですが、日本の感覚でいうと日中に近い感じの気候です。

ジャパンは4時半からコロミエで練習。最初に残念な発表が。

豪州戦、後半、負傷退場した佐々木隆道選手は本日、左ひざ内側側副靭帯損傷と診断され、
全治1か月。登録を抹消されることになりました。現在、浅野選手が登録を申請中。
佐々木選手本人は休養ということで姿を見せませんでしたが、サントリーがフランスに
遠征中のため、フィジー戦終了後、ともに帰国するとのこと。

カーワンHCも、「彼はこの2~3週間、リーダーとして引っ張ってくれたので非常に残念だ」
とコメント。浅野選手はイタリア合宿の時点から、リハビリ中のオライリー選手の替わりで
フィジーチームに入っているため、コミュニケーションは問題なし。ひたむきに練習して
W杯メンバーを鼓舞していただけに、佐々木選手離脱のダメージは最小限で食い止められる
のではないでしょうか。

編集部・森本優子

20070910-00.jpg
日本代表の練習会場になっているコロミエのスタジアム


posted by rugby-m | 09:09 | トラックバック(0)
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2007年09月09日

【フランスW杯】ジダン de Rugby

開幕国フランスがまさかの敗退を喫した開幕戦。取材はスタッドフランセの
編集長にまかせ、我々はリヨンのアイリッシュバーで観戦しました。

開会式直前、パルデュー駅の横に隣接するアイリッシュバーに入ったところ、
なんと閑古鳥。ポツポツとお客さんがいる程度。

地元はサッカーのオリンピック・リヨネが国内選手権7連覇。開幕戦、
地元フランスが出場しているというのに、駅前で、この静けさは意外も意外。

開幕試合の詳細は新聞報道に譲るとして、現地でテレビを見ていて
見逃せないのは試合のハーフタイムに入るコマーシャル。日本国内では
放映されるかどうか分かりませんが、各スポンサーともW杯仕様のCMを投入。
アディダス(=オールブラックス)、ナイキ(=フランス代表)とも
非常に凝った作りでしたが、なんといっても最高だったのは
フランスの携帯電話会社Orange(オランジュ)のCM。なんと、あのジダンが
ラグビーをしているのです。

(CM中の)監督は、フランス代表の名SHで、この5年間で3回優勝している
スタッド・フランセを率いるファビアン・ガルティエ。ジダンは、
そのガルティエのチームでラグビーに挑戦するのですが、まったくうまくできず、
足を引っ張る存在に。パスをもらえば、すぐ蹴ってしまって周りの嘲笑を
浴びる始末。それが最後にパスがきたとき、思わずヘディングをしてしまい、
そのボールがゴールポストを越えていく…という内容。とてもユーモラスな雰囲気で
放映されたときも、バーの中で笑いが起きました。

ちなみにガルティエもジダンも、オランジュの契約キャラクターとのこと。日本人の感覚からすれば、あのジダンがラグビー、しかも冴えない?役柄を演じるとは、ただひたすら驚きです。 

前日練習の日本代表

日本代表は午前10時から、フィジー組がブロンスタジアムで練習。豪州戦出場
メンバーは17時半から試合スタジアムでキャプテンズランを行いました。

練習後の囲み取材で佐々木キャプテンは「みんな、やる気がすごすぎて、
抑えるのが大変だった」と頼もしいひとこと。

スタジアムはサッカーチーム地元リヨネの本拠なので、芝が短くて
走りやすいそうです。

「いよいよ明日。これまでやってきた日本のラグビーを80分やりきる」。

期待しています。


編集部・森本優子

posted by rugby-m | 00:39 | トラックバック(0)
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