2007年05月15日

ステレンボッシュ・ローのいま。

ジャパンXV-クラシック・オールブラックスの翌日(13日)、
同試合のレフリーを務めたアンドリュー・コールさんに話を聞く機会がありました。
そのとき、ルールについての興味深い話があったので、それを紹介しますね。

現在は第一線から退き、豪州レフリーのナショナルセレクターとして
後進の指導、養成にあたっている同氏。
W杯が終わると、いくつかの大きなルール改正が予定されていますが、
いわゆるステレンボッシュ・ローの試行状況について教えてもらいました。

このステレンボッシュ・ローというのは、将来のルール改正をにらんで、
昨年、南アフリカのステレンボッシュ大学で実験したルール改正案のこと。

・ラックの中でボールを手で扱える
・モールに対する防御側のコラプシング容認
・自陣22m以内からのタッチキックの制限
(ダイレクトタッチだと、蹴った位置でのラインアウト)
・コーナーフラッグをタッチラインとみなさない
・タッチジャッジがオフサイドが起こった瞬間にフラッグを挙げる

上記のような改正案もあるのですが、
豪州では、シドニーとブリスベンのクラブ・コンペティションで、
プレミアチームとその次のチームが、
下記の1~4を適用して試合がおこなわれているそうです。

1 PKが与えられるのはファウルプレーとオフサイド/オフ・ザ・ゲートのみ→FKに
2 ラインアウトの人数の自由化(2名以上/相手にあわせる必要なし) 
3 スクラムでのオフサイドラインの変更(攻守ともスクラム最後尾から5m)
4 ラインアウトでの反則からのゲームの再開にFKも加えられる

これまでだと、反則が起きると、
PKを外に蹴り出し→ラインアウトと時間がかかっていたのが、
1の導入により速攻を仕掛けるチームも増え、
試合展開がスピーディーになる現象も起きているそうです。
スコットランドのリーグでは1~4だけでなく、前記のものも含めて試用していますが、
地域によって採用改革案が違うのは、
それによって、どれだけゲームに反映される影響が違うのかを見るためだそうです。

日本の場合、ルール改正への対応が遅れ、
国際レベルに出たときに後手を踏むケースが多々ありました。
注意深く見続けていかなければ。
コールさんに聞いた話の詳細は、ラグマガ7月号(5月25日発売号)に掲載します。

編集長・田村一博

右がアンドリュー・コールさんです。歯科医としても活躍中。
ac


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posted by rugby-m |10:24 | トラックバック(0)
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