2008年07月12日

【薄氷の勝利】薫田監督によるジャパン強化への提言

入れば逆転勝利!
しかしフランス大学選抜22番ヴァンサン・コルテス選手の
難しい位置からのコンバージョンはポールをわずかに逸れ、
同時に平林レフリーがノーサイドの笛を鳴らしました。
逆転を許しかねない緊張状態から解き放たれた日本選抜フィフティーンが、
グラウンドで喜びを爆発させ、肩を組んでゴール成功を祈っていた
フランス大学選抜のメンバーは落胆の色を隠しませんでした。

10日(木)国立競技場で行われた、日仏交流150周年フランス大学選抜来日シリーズ
第2戦の結果は、日本選抜(20-19)フランス大学選抜。
後半だけで見ると0-14と、前半のようなアタックが影を潜め無得点に終わり、
しかも猛追を許してしまった学生・社会人選手の混成軍。このチームを率いた
薫田真広監督は、試合後の会見ではほとんど笑顔を見せませんでした。
「このような試合をすることができて大変感謝している。
試合については、後半、特にラスト20分の戦い方を反省しなければならない。
後半はブレイクダウン近場での相手のアタックを、組織立ててディフェンスすれば
止められると考えていたが、相手の(アタックの)感覚が変わることはなかった」

一方で、特筆すべき選手としてLOマイケル・リーチ選手(東海大)を挙げ、
「トップリーグでもすぐにプレーできるほどワークレートが高い」と絶賛。
また、「プロップもフランスに対し互角以上に組んでいた」とFW第1列を評価しました。
「(世界に通じる)3番を育てることがATQの課題」とも補足しました。

この試合は日仏交流試合であると同時に、ATQのメンバー選考も兼ねたゲームで、
「27、8歳までの幅の広いセレクションをして、日本代表事業部ともう少し密に
話をしながら詰めて強化していけば日本ラグビーのためになる」と、
若年化が進むであろう世界ラグビーへの対応を切に訴えていました。

「海外のゲームに勝つことが大事。インターナショナルゲームの勝ち方を
身につけていくことが今後重要になる」
ATQの中核として若い選手を指導して約1年半、
薫田監督の世界を見据える視線に、引き続き期待したいところです。

posted by rugby-damashii |12:22 | 記者会見 | コメント(0) | トラックバック(0)
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