2008年02月20日

【コラム】見えなかった逆転トライが呼んだ波紋

2月17日(日)に行われたマイクロソフトカップセミファイナル、
三洋電機対東芝戦で後半40分に三洋SOトニー・ブラウン選手が決めた
逆転トライに、秩父宮ラグビー場は大いに沸きました。
今季一番の盛り上がりようだったと言っていいでしょう。

しかしその瞬間を目撃できたのは、平林泰三レフリーと、一部の選手、
数人のカメラマンと、バックスタンドゴール前付近のお客さんだけ。
テレビカメラははっきりその瞬間をとらえてはいませんでした。
間近で見ていた関係者の話によると、
インゴール目前に迫った密集からブラウン選手がブラインドサイド、
左側タッチラインぎりぎりの狭いスペースに走り込んでトライを狙い、
その背中をLO飯島陽一選手がインゴールへ引っ張った、ということです。

間近で見ていたレフリー、あるいはタッチジャッジの判定は
尊重されるべきものです。が、東芝のSO廣瀬俊朗主将は
「平林さんには(トライに)見えたんじゃないですかね」と
記者会見で思わず本心を吐露していました。

廣瀬選手はトライの瞬間を見ることができなかったそうです。
選手全員から見えたトライではなく、トライに異議を唱えたくなる
選手が出てくるのはやむを得ませんが、
公の場での発言としては少々いたたけないようにも思えます。
たとえ不満があったとしても、レフリーのジャッジを尊重するのが、
一流選手のあるべき姿ではないでしょうか。

一方で、日本国内のレフリーのさらなるレベルアップ、
あるいはビデオレフリーの導入など、誰もがわかり納得できるレフリングを
追求していくことも、日本のラグビーの発展、人気の向上には欠かせません。
今後の協会の取り組みにも注目したいところです。

posted by rugby-damashii |19:25 | コラム | コメント(2) | トラックバック(0)
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