2008年01月08日

【高校ラグビー】決勝戦は東福岡vs伏見工業の強豪対決!

去る1月7日(月)、高校ラグビーの聖地・近鉄花園ラグビー場で、
全国高等学校ラグビー大会決勝戦、東福岡(福岡)対伏見工(京都)戦が行われました。

今年度、春の選抜大会の覇者である伏見工業高校は、
未だマスコミに「スクールウォーズの」と冠をつけられる古豪。
近年もその強さは衰えず、2年前、2005-6年度の
全国優勝も記憶に新しいチームです。
その伏見工に挑む東福岡高校は、花園常連の強豪でありながら、
決勝戦での勝利をつかめず、準優勝を3回経験。
今大会は準決勝で優勝候補と目された桐蔭学園を破り、
満を持して4回目の決勝戦に挑みます。

「個の東福岡、組織の伏見工」と呼ばれはするものの、
両校とも決勝まで勝ち上がってきただけあり、
個の力も組織力も兼ね備えたチームであるといっていいでしょう。
接戦が予想される組み合わせとなりました。

空はあいにくの雨模様。
恒例となった伏見工の控え選手らのハカも雨に濡れます。
ほぼ風もない中、試合は伏見工のキックオフでスタート。
前半しばらくは伏見工が攻め込み、東福岡陣内でのゲームに。
東福岡のペナルティーを誘いますが、前半5分、
攻め込む伏見工が中央近くからのペナルティーをはずすと
東福岡がペースを取り戻します。
そして前半8分、東福岡はラインアウトからボールをつなぎ、
14正海が独走、自らキックしたボールに追いつきトライ。
見事先制を果たします。
その後押しつ押されつの攻防を繰り広げながらも
またも伏見工陣深く攻め込んだ東福岡がゴール前8メートルのスクラムから展開し、
1年生SH中村がパスダミーからディフェンスをするりと抜けて中央へトライ!
コンバージョンも決めて12-0とし、勢いに乗っていきます。

しかし、その後も攻撃を続ける東福岡を伏見工は懸命に抑えます。
伏見工のタックルが低く、強く突き刺さり、
東福岡もあと一歩のところで得点できません。
伏見工も敵陣深く食い込んでいくものの、やはり得点できず、
スコアは12-0のまま前半は終了へ。

前半途中に雨は止んだものの、いまだぬかるむグラウンドでの後半は東福岡のキックオフ。
両チームともすべるボールがなかなか手に付かない状況の中、
とにかく点を取りたい伏見工、流れを変えずに攻めたい東福岡、
それぞれが譲らない攻防になります。
そんな中、伏見工は選手の入れ替えもあり、ついに流れをつかみます。
後半5分、伏見工は敵陣22メートル付近でのスクラムからBKに展開、
タテに横にと攻め込み、最後はキャプテン、高校日本代表でもある井口が
強さを見せ、ディフェンスを抜いて中央へトライ。
コンバージョンも決まり、ここで12-7とします。
まさに、ひとときも気の抜けない試合展開!

1トライ1コンバージョンで逆転の場面が長く続きます。
必死の攻防に観戦者も釘付けとなる中、気づけば後半も終盤に。
伏見工は20分付近から東福岡陣内でボールを保持し続けます。
しかし東福岡の必死にディフェンスに、インゴールを突いても
ヘルドインゴール(ボールをグラウンディング=トライできないこと。5メートルスクラムで再開)に。
伏見工の深紅のジャージが、幾度となく深緑のジャージのに当たり、抜いたかに見えますが
東福岡の懸命のディフェンスを前に、攻め切れません。
10分間攻撃し続けた伏見工ですが、結局得点することなく、ノーサイド。
12-7で東福岡が悲願の初優勝を決めました。

「個の東福岡」。
確かに東福岡の選手の個の力は、高校生とは思えないレベルでもありました。
ただ、大会中の戦いぶりを見て思うことは、
個の力が生きるのはチームの組織力があってこそということ。
最低限の、またそれ以上の組織力を持った東福岡だからこそ、
彼ら有力選手の力が存分に発揮され、全国優勝を手にすることができたのでしょう。

高校ラガーマンの戦いはここで終わりを遂げますが、
彼らが今後、ラグビーはもちろん様々なシーンで活躍してくれることを祈ります。

1月12日には大学選手権の決勝の前に、
高校ラグビーの東西戦が行われます。
東福岡からはHO茅島雅俊、FL小河康蔵、NO8山下昴大が、
伏見工からはPR辻井健太、CTB南橋直哉、FB井口剛志が
共に西軍として出場します。
決勝戦での興奮さめやらないみなさん、
一足はやく国立へ行って、高校生最後の試合を楽しむのはいかがでしょうか。

posted by rugby-damashii |17:24 | 試合リポート | コメント(2) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加