2007年07月08日
【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記 ♯2
※この日記は、ラグビー経験のない筆者(『ラグビー魂』編集部・齋藤龍太郎・ 31歳・男)が、友人Tの所属する某社会人チームでラグビーを始め、 少しずつ体得していく過程を綴っていく不定期連載です。 技術的な部分について、必ずしも正しいとは言えない表現が含まれている 可能性がありますので、もしお気付きの点があればビシビシご指摘下さい! #2/初めてのタッチフット![]()
(写真)この日の練習で訪れた埼玉県三郷市のグラウンド パスもままならぬまま、自分にとっての人生初練習は次のプログラムへ進んだ。 キャプテン「じゃあ次、キックダッシュ!」 3人1組で横に並び、前方から蹴られたボールに臨機応変に対処する練習だ。 何も分からず3人組の真ん中を陣取ると、友人のTに袖を引っ張られる。 「齋藤は端っこ。この練習の場合、ハイパントでもグラバーでも、最初に ボールを処理するのは中央のプレーヤーだから。ハイパント取るの、無理だろ?」 ああ、たぶん無理。というわけで、左サイドへと避難し、蹴られたボールを 処理した中央のプレーヤー目がけて走っていく。 追いついたあたりでパスが回ってくるという算段だ。…しかし、追いつけない。 ラグビーを始めたはいいが、実はまともな運動を何年もしていなかったのだ。 ボロが出るのも当然。3人組の残り2人の走りに全く追いつけず終いで、 その後の何セットかでもほぼ同じような結果となった。 基本を学ぶ以前の重い課題。道程は険しい。 水を入れ、続いてFWとBKに分かれての練習。 LOのTが言う。「齋藤は…やっぱFWだよな」 志望は断然FW。体型も断然FWだ。迷うことなくFW組に混ざるが、 スクラムをいきなり組ませてもらえるはずもなく、傍らで見学。 ラインアウトではこぼれ玉を処理する役を任されるが、つまりは見学だ。 こうした練習を近くで目の当たりにできるだけでも、収穫は収穫。 しかし、うずうずする。一日も早く組んでみたい、スクラムというものを。 全体練習に戻り、始まったのはタッチフットだ。 そこには運良く混ぜてもらい、ざっとしたルールの説明を受ける。 ●キック、タックルは禁止 ●ボールキャリアーに両手でタッチし「タッチ!」とアピール ●タッチされたプレーヤーはすぐにボールを手放す ●5回タッチで攻守交代 ●トライを取られたチームはその場で腕立て20回! タッチフットとはいえ、人生初の試合形式。胸が高鳴りがピークを迎えた時、 試合開始のホイッスルが鳴った。相手ボールでのキックオフだ。 長距離のダッシュができないことを、今しがた自覚したばかりの自分だったが、 細かくステップを切って相手の動きに対応することは何とかできそうだ。 早速、ボールキャリアーが正面から向かってきた。 「タッチ!」夢中で相手の背中に触れた。しかしタッチされたプレーヤーは 足を止めない。味方にパスもしない。惜しい、片手でのタッチだったのだ。 込み上げる悔しさ。でも楽しい。虎視眈々と相手に照準を定め、身構え、 タッチしに行く瞬間が、たまらなく楽しいのだ。 片手とはいえ、経験者であるボールキャリアーの背中に触れることが できたのも、楽しいと感じた一因だろう。しかし、味方の先輩から指示が飛ぶ。 「齋藤、ボールを追うな! トイメンのプレーヤーをしっかりマークしろ!」 夢中になって、自然とボールを追ってしまっていたのだ。 トイメンの選手を見る。「マーク!」と叫ぶ。 しかし体は言うことを聞かず、自然にボールの方へと向かってしまっていた。 自分のマークが甘く、「穴」になってしまったせいか、自分のチームは惨敗。 終始ディフェンスばかりで、息が上がり、腕立ても何回したか分からない。 しかし、芝に横たわったいた自分は、えも言われぬ満足感を感じていた。 正確に言えば、ラグビーと言うよりはタッチフットに対する満足感だが、 「やっぱりラグビーは楽しいものなんだ」と実感していたのだ。(つづく) ※技術指導、アドバイスなど、コメントをお願いします
posted by rugby-damashii |19:39 |
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