2007年07月02日
【スペシャル取材】高知中央高校・大八木淳史GMが行く!/前編
(写真)選手にアドバイスする高知中央高校ラグビー部、大八木淳史GM 行って来ました『ラグビー魂』、灼熱の高知県高知市へ! 「平成のスクール★ウォーズ」と公言してはばからない、 高知中央高校ラグビー部でチームの指導、運営にあたっている 元日本代表、大八木淳史GM(ゼネラルマネージャー)を取材してきました! 報道でご存じの方も多いかと思いますが、 高知中央高校ラグビー部は今年3月に創部されたばかり。 それと同時に大八木氏が部のGMが就任し、世間を驚かせました。 ラグビーでは全くの無名校。専用グラウンドはなし。 ドロップアウトしかけた過去を持つ、十人十色の部員たち…。 指導者としての新たな人生を、しかも決して恵まれているとは言えない環境で、 なぜあえてスタートしようと考えたのか。GMにその真意を直撃! 「ていうか、何で来たん? 自分」 ──いやいや! 『ラグビー魂』を気に入ったGMが、声をかけて下さって…。 「ああ、せやったな。今な、ラグビー界はプロ化の方向に進んでいる。 はっきり言えばプロ野球やJリーグを目指しているわけやけど、 それはちょっと違うんやないかと。 ラグビーの本質は、見た目の競技性の部分だけやなくて、 ノーサイド精神とか、『ワンフォアオール・オールフォアワン』、 つまりは協調性とか、コミュニケーションとか…。 そんな『生き方』を学ばせてくれるところにあると、僕は思う。 『ラグビーは人生そのもの』というのが、僕の思うラグビー精神論なんやね。 だから今こそ、ラグビー精神を教育に取り入れて、 崩壊しかけている教育の現場を、ドロップアウトした子供たちを再生する。 そういう方向性に立ち返るべきと、ずっと考えていたわけなんや」 ──しかし全国には、もっと強く、もっと有名な高校もあったはずです。 「確かに。でも花園の常連校は、いい大学へ行くための階段というか、 ある意味では進学のためにシステム化されてしまって部分があるかなと。 そうやなくて、何にもない場所でつるはしを持って地ならしして、 いろいろな問題を抱えた子供たちと一緒にスタートを切って、再生していく。 僕はそこに自分のやりがいを感じたんやね」 ──昨年度まで、同志社大学大学院でスポーツ政策を学ばれていましたが。 「教育再生もそうやけど、ラグビーでできることとして他に挙げられるのが、 社会貢献やないかと。その一環として、7月15日にラグビー教室を開くん やけど、そこで(高知)中央高校と同志社大学ラグビー部の部員たちに 手伝ってもらう。同志社は不祥事もあったし、地元の子供たちにラグビーを 教えたりすることで、少しでも社会に恩返しすることができればと考えた。 僕が大学院で学んできたことも生かせるかなと思っているね」 ──将来的な理想像は? 「高知はラグビーが盛んでない四国の中でも、さらに不毛の地やけど、 そんな高知にもいずれラグビー場ができて、子供たちが駆け回って、 トップリーガーがそこで指導して、テストマッチも開催して…。 そんなフィールド・オブ・ドリームスを描いているね。 それと、少しずつやけど、行政も動いてくれ始めている。 これまでサッカー、ラグビー禁止だった市営のグラウンドがあるんやけど、 僕が市長や教育長と直接交渉して、(高知)中央高校の練習に使わせて もらえるようになった。グラウンドのないジプシー集団(笑)にとっては、 こういう行政の動きはありがたい話。将来の夢も膨らむ一方やね」 子供を救えるのは、ラグビー精神しかない。 生き方そのものを、ラグビーを通じて子供たちに教えたい。 また、ラグビーを通じた社会貢献にも取り組んでいきたい。 ラグビー精神に育てられてきた大八木GMは日々そのように考えながら、 子供たちと向き合っています。 「でも実際、大変なんやで! (高知)中央高校の子供たちを教えていくのは。 この3か月の間だけでも、笑えるような話がいっぱいあんで!」 聞かせて、GM!(つづく)
posted by rugby-damashii |19:53 |
大八木淳史GMが行く! |
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