2007年09月02日

【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記 ♯6

※この日記は、ラグビー経験のない筆者(『ラグビー魂』編集部・齋藤龍太郎・
 31歳・男)が、友人Tの所属する某社会人チームでラグビーを始め、
 少しずつ体得していく過程を綴っていく不定期連載です。

#6/初めてのスクラム!? 前編

仕事を言い訳にはしたくない。でも、忙しくて練習を休むことが増えてきた。

…それって言い訳じゃん! と自分でツッコむのも空しい。
だいたい、ラグビー雑誌を担当している自分が、ラグビーに詳しくないことは
由々しき問題で、それを少しでも自分の体で経験し、解消していくことが
こうしてラグビーを始めた理由だ。そして、少しずつだがその面白さが分かり
始めてきた。でも、そんな時に練習を休むなんて、自己矛盾も甚だしい。

あ~、ガタガタうるさい、オレ! 四の五の言わずに、練習に行けよ!
無意味な問答を心の中で繰り返し、久々に品川のグラウンドへ車を走らせた。

いつものアップから始まった練習。
自分は、いつも通り希望するFW組に加わってみた。スクラムの練習が始まる。
以前にも書いたが、このチームにコーチはいない。基本を全く知らない自分は、
特にスクラムやラインアウトなどのセットプレーの練習が始まると、
決まって「ただ見ているだけ」状態になる。きっと、今日もそうなる。
と思っていたら、LOである友人のTが、「齋藤、こっちこっち」と手招きした。
いつもはスクラムの練習を引っ張る役目のTが、スクラムに加わらない。
肩を脱臼し、組めないのだ。「何?」Tのもとへ駆け寄る。
「とりあえず、一対一でオレと組んでみようぜ」

やった! 初スクラムだ! いや、スクラムではないが、相手と向かい合って組む
初めての練習だ。この時を、自分は待っていた。
「ラグビーはFW!」「ラグビーはスクラム!」そう勝手に思い込んでいるからだ。

互いに向かい合い、Tの右肩に自分の首を入れた。徐々に体を落とし、
低い姿勢に。バランスが崩れるのを怖がって、手を付きながら組んでいると、
「手を使わずに、互いに組む力だけで支えるんだ」とTが組みながら言った。
しかしバランスが取りづらい。「腰だけ浮いているんだよ。もっと落として」
意識して腰を落とすと、不思議と互いのバランスが取れるようになってきた。
タックル──ろくに練習もしていないのでHOWTO本の知識でしかないが──
した瞬間の姿勢に近い状態だ。
「で、自分の首を、相手の首の方にねじ込むんだ」
Tの言う通り、Tの首の方に向かってグイッと力を入れてみる。
「おおっ…やばい」と思わずTが言う。
力を入れている意識は、自分には全くない。しかし、姿勢や力の入れ方を
指示された形に変えただけで、相手に対する圧力がガラリと変わったのだ。
(つづく)

※技術指導、アドバイスなど、コメントをお願いします!

posted by rugby-damashii |01:08 | 大畑世代のルーキーラガーマン日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月04日

【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記 ♯5

※この日記は、ラグビー経験のない筆者(『ラグビー魂』編集部・齋藤龍太郎・
 31歳・男)が、友人Tの所属する某社会人チームでラグビーを始め、
 少しずつ体得していく過程を綴っていく不定期連載です。

#5/初めての練習試合・後半

格上の相手に0-25と差をつけられ、ハーフタイムに入った。
「集合」キャプテンが声をかける。疲労のせいか、集まりが遅い。
「集合!」語気が少し強くなる。
「コミュニケーションができていないよ! 練習じゃないんだから。
誰がトイメン見たとか、誰がパスをもらうとか、全然声がないよ。
勝つ気ある? あるのかよ!? 行くぞ、後半!」「ハイ!!」
自分はただの水運び兼ボールボーイ。
だが、雰囲気に気圧されて元気に返事をした。
やはり試合の緊張感は、普段の練習では味わえないものがある。

後半のキックオフ。前半と同じように、試合は相手優位の展開だ。
ただ、試合展開とは別に自分が気にしなければいけないことがある。
水を運ぶタイミングと、蹴り出されたボールを追うことだ。
特に、グラウンドの脇を流れるクリークにボールが落ちてしまわないよう
十分配慮しなければならないのだ。

ボールがタッチを割ると、すかさず追いかけキャッチ。またキャッチ。
試合に出られないうっぷん(経験がないので当然だが)を
一人密かに晴らしていた。ボールを追うのがだんだん楽しくなってきた
その時、レフリーが大きな声を出した。選手にではなく、自分にだ。
「君! タッチを割ってもボールをすぐに取らないでくれるか!」
…そうだ! ボールは生きている。クイックもあり得る状況を、
駆け出しのしがないボールボーイが潰していたのだ。…やってしまった。
観戦している立場なら気付くことでも、自分がその場に身を置いていると
案外気付かないものだ…なんて、何を言っても言い訳にしかならない。

案の定、試合は大差で負けたが、自分の関心はもはやそこにはなかった。
試合に出る以前に、水運びもボールボーイもろくに務まらない。
ラグビーを少しでも学びたくて始めた部活だが、
自分がどこまでできるのか、全く見えてこない。

それでも、ボールを追いかける喜び、タッチフットの楽しさ、
自分の当たりの弱さと悔しさ。それを自分は知ってしまった。
先は見えなくても、駆り立てるものがある限り、辞める気にはならない。
(つづく)

※技術指導、アドバイスなど、コメントをお願いします!

posted by rugby-damashii |21:57 | 大畑世代のルーキーラガーマン日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年07月22日

【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記 ♯4

※この日記は、ラグビー経験のない筆者(『ラグビー魂』編集部・齋藤龍太郎・
 31歳・男)が、友人Tの所属する某社会人チームでラグビーを始め、
 少しずつ体得していく過程を綴っていく不定期連載です。
 技術的な部分について、必ずしも正しいとは言えない表現が含まれている
 可能性がありますので、もしお気付きの点があればビシビシご指摘下さい!

#4/初めての練習試合・前半

週に一度の練習を、その後も3回、4回と積み重ねていったが、
パスにしてもタックルにしても、基本は全く備わっていかない。
このチームは選手のみで構成されており、指導者らしい指導者はいない。
自分の課題は何なのか、どんな練習をしていけばいいのか、
主将やTが練習の合間にアドバイスをくれる以外は、何もないのだ。
楕円球に触れる機会を自分で増やしていかない限り、
上達していくはずはないのだが、現状では週1回の練習が限度。
毎日のように練習に打ち込み、ファンに素晴らしいプレーを披露してくれる
社会人ラガーマンには、本当に頭が下がる。…と言っては生意気だろうか。

入部からひと月と少しが経った。練習の舞台は、再び埼玉県三郷市の河川敷、
某新聞社の芝のグラウンドだ。
今日は自分にとって、初めての練習試合。しかも相手は格上だという。
パスすらままならない自分には、もちろん出場の機会はないが、
ウォーター兼ボールボーイとしてチームをサポートさせてもらうことになった。
諸事情により20分ハーフということになったが、ガチンコ勝負であることに
変わりはない。真剣なプレーを間近で見ることができる絶好の機会でもある。

両チームのFWが合同で、スクラム、ラインアウトを確認する。
そして軽いウォームアップを済ませると、「集合!」と主将が声をかける。
全員が集まり、円陣を組む。
「練習じゃないよ。どんどん声出して、コミュニケーションね。…行くぞ!」
普段の練習とは、明らかに全員の表情が違う。やはり試合は特別なものだ。

キックオフ。タッチに出されたボールを取りに行ったり、合間に水を運んだり
するのが自分の仕事だ。どんな形であれ、試合に参加できるのはうれしい。
ボールの動きに合わせて、ライン際を走る。レフリーは主審1人のみで
線審がいないので、心置きなく走ることができるというわけだ。
しかし、途中で走る機会がだいぶ少なくなってきていたことに気付いた。
自陣に攻め込まれっぱなしで、ボールがあまり動いていなかったのだ。
キックオフから5分、モールでじりじり押し込まれ、結局トライを奪われた。
すかさず水を持っていく。この日の陽射しが強く、水分補給は欠かせない。
しかし主将に「齋藤、まだいい」と制された。
あまりに簡単にトライを奪われたせいか、その言葉は苛立ちが混ざっていた。

その後も、相手に好きなようにトライを決められ、その都度水を運んだ。
我がチームは疲労の色を隠せず、初めは水を欲しがる選手が続出したが、
立て続けにトライを決められ、水を運ぶ機会が多くなるに連れ、
徐々に「齋藤、もういいよ」「邪魔臭いなあ」といった空気を感じ始めた。
水はただその都度運べばいいというものではないのか?
試合に出た経験のない自分には、そのへんの判断がまだ難しい。

結局、0-25(5T・コンバージョンはナシ)。
相手チームの大量リードでハーフタイムを迎えた。(つづく)

※技術指導、アドバイスなど、コメントをお願いします!

posted by rugby-damashii |18:00 | 大畑世代のルーキーラガーマン日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年07月15日

【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記 ♯3

※この日記は、ラグビー経験のない筆者(『ラグビー魂』編集部・齋藤龍太郎・
 31歳・男)が、友人Tの所属する某社会人チームでラグビーを始め、
 少しずつ体得していく過程を綴っていく不定期連載です。
 技術的な部分について、必ずしも正しいとは言えない表現が含まれている
 可能性がありますので、もしお気付きの点があればビシビシご指摘下さい!

#3/初めての当たり

初練習は散々だった。「まあ、徐々に慣れていくしかないよ」とTは笑うが、
自分は笑えない。思っていた以上に何もできなかったという悔しさが残った。
と同時に、素人のくせに生意気と言われるかもしれないが、
ラグビーの面白さのようなものを早くも感じ始めていた。
埼玉県三郷市、河川敷の広大な芝のグラウンドは、忘れられない場所になった。

Tの所属する某社の社会人チームは、社外の人も参加している合同チーム。
自分も社外の人間だ。専用のグラウンドはなく、普段は前述の三郷の河川敷や
品川など、首都圏のグラウンドを転々としながら週1ペースで練習を行っている。
レベルはというと、自分は評価できる立場にはないが、低い位置にある。
だからといって未経験者がポジションをとれるほど、もちろん甘いものではない。
関西の某名門大学OBも在籍している。自分の志望するFWに、だ。
でもやるからには、ポジションを取りたい。願わくばフロントロー。
31歳、大畑世代…ラグビーを始めるには遅すぎる年齢だが、
ヘッズアップと自分に言い聞かせながらやっていくしかないのだ。

さて、自分にとって2回目の練習場所は、品川となった。
ラグビー専用ではないが、都心には珍しい広大なグラウンドだ。
隣では野球、逆隣ではサッカー。わがチームはその間に陣取り、前回と同じメニュー、
つまりランパス、準備運動、キックダッシュなどのプログラムをこなしていく。

Tが合間を見てちょっとしたアドバイスをくれる以外に、
自分が基本的な技術を教えてもらえる機会はそうそうない。
当たり前だが、自分自身の急激なスキルアップは望めず、
現状では全体練習の中で少しずつヒントを盗んでいくしか手だてがなさそうだ。
「思うように投げられないな」、「ポジションをとるなんて夢のまた夢なのかな」
そんなことを考えながらプログラムをこなしていくと、
主将がコンタクトパッドを取り出した。「じゃあ、次は当たりの練習ね」
当たり!! この響きに脳がシビれた。
ラグビーと言えば当たり、当たりこそラグビー。常々そう考えていたからだ。

ディフェンス役がコンタクトパッドを盾のようにして構え、一人一人当たりにいく。
シンプルな練習だが、当たる瞬間は誰もが気合い十分。
アタック側、つまり当たりに行く側はディフェンスを倒さんばかりの気迫で臨み、
ディフェンス側はそれを跳ね返し返り討ちにせんとばかりに仁王立ちする。
つまり、勝負だ。
自分の順番が回ってきた。周りからの事前のアドバイスはもちろんゼロ。
何も考えず、全力でいく。
ドスッ!
しかし体重100キロ、ディフェンス役の名門大学OBのFWは、ビクともしない。
全力でいった割に手応えがなく、拍子抜けした。そして次の瞬間、主将が言った。
「齋藤、顔が下を向いているぞ。そのまま行ったら確実に首をやってしまうから、
顔を上げた状態で、肩から入るんだ」
ディフェンス役を吹っ飛ばしてやろう、そんなことしか考えておらず、
自分がどういう姿勢で当たりにいっているかなど、全く意識していなかった。
うつむいて入ると確かに首が危険だし、相手を最後まで視界で捕らえておけない。

何も考えずに当たってしまっては、ラグビーにならないのだ。(つづく)

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posted by rugby-damashii |09:56 | 大畑世代のルーキーラガーマン日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年07月08日

【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記 ♯2

※この日記は、ラグビー経験のない筆者(『ラグビー魂』編集部・齋藤龍太郎・
 31歳・男)が、友人Tの所属する某社会人チームでラグビーを始め、
 少しずつ体得していく過程を綴っていく不定期連載です。
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#2/初めてのタッチフット
20070708-01.jpg


(写真)この日の練習で訪れた埼玉県三郷市のグラウンド

パスもままならぬまま、自分にとっての人生初練習は次のプログラムへ進んだ。
キャプテン「じゃあ次、キックダッシュ!」

3人1組で横に並び、前方から蹴られたボールに臨機応変に対処する練習だ。
何も分からず3人組の真ん中を陣取ると、友人のTに袖を引っ張られる。
「齋藤は端っこ。この練習の場合、ハイパントでもグラバーでも、最初に
ボールを処理するのは中央のプレーヤーだから。ハイパント取るの、無理だろ?」
ああ、たぶん無理。というわけで、左サイドへと避難し、蹴られたボールを
処理した中央のプレーヤー目がけて走っていく。
追いついたあたりでパスが回ってくるという算段だ。…しかし、追いつけない。
ラグビーを始めたはいいが、実はまともな運動を何年もしていなかったのだ。
ボロが出るのも当然。3人組の残り2人の走りに全く追いつけず終いで、
その後の何セットかでもほぼ同じような結果となった。

基本を学ぶ以前の重い課題。道程は険しい。

水を入れ、続いてFWとBKに分かれての練習。
LOのTが言う。「齋藤は…やっぱFWだよな」
志望は断然FW。体型も断然FWだ。迷うことなくFW組に混ざるが、
スクラムをいきなり組ませてもらえるはずもなく、傍らで見学。
ラインアウトではこぼれ玉を処理する役を任されるが、つまりは見学だ。
こうした練習を近くで目の当たりにできるだけでも、収穫は収穫。
しかし、うずうずする。一日も早く組んでみたい、スクラムというものを。

全体練習に戻り、始まったのはタッチフットだ。
そこには運良く混ぜてもらい、ざっとしたルールの説明を受ける。
●キック、タックルは禁止
●ボールキャリアーに両手でタッチし「タッチ!」とアピール
●タッチされたプレーヤーはすぐにボールを手放す
●5回タッチで攻守交代
●トライを取られたチームはその場で腕立て20回!
タッチフットとはいえ、人生初の試合形式。胸が高鳴りがピークを迎えた時、
試合開始のホイッスルが鳴った。相手ボールでのキックオフだ。

長距離のダッシュができないことを、今しがた自覚したばかりの自分だったが、
細かくステップを切って相手の動きに対応することは何とかできそうだ。
早速、ボールキャリアーが正面から向かってきた。
「タッチ!」夢中で相手の背中に触れた。しかしタッチされたプレーヤーは
足を止めない。味方にパスもしない。惜しい、片手でのタッチだったのだ。
込み上げる悔しさ。でも楽しい。虎視眈々と相手に照準を定め、身構え、
タッチしに行く瞬間が、たまらなく楽しいのだ。
片手とはいえ、経験者であるボールキャリアーの背中に触れることが
できたのも、楽しいと感じた一因だろう。しかし、味方の先輩から指示が飛ぶ。
「齋藤、ボールを追うな! トイメンのプレーヤーをしっかりマークしろ!」
夢中になって、自然とボールを追ってしまっていたのだ。
トイメンの選手を見る。「マーク!」と叫ぶ。
しかし体は言うことを聞かず、自然にボールの方へと向かってしまっていた。

自分のマークが甘く、「穴」になってしまったせいか、自分のチームは惨敗。
終始ディフェンスばかりで、息が上がり、腕立ても何回したか分からない。
しかし、芝に横たわったいた自分は、えも言われぬ満足感を感じていた。
正確に言えば、ラグビーと言うよりはタッチフットに対する満足感だが、
「やっぱりラグビーは楽しいものなんだ」と実感していたのだ。(つづく)

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2007年06月18日

【不定期連載】大畑世代のルーキーラガーマン日記/♯1

※この日記は、ラグビー初心者の筆者が少しずつラグビーを学んでいく過程を
 リアルタイムに綴っていく不定期連載です。技術的な話題について、
 必ずしも正しいとは言えない表現や解釈がある可能性がありますので、
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#1/初めてのランパス

『ラグビー魂』担当編集者でありながら、ラグビー経験はゼロ。興味を持ち始めた大学入学
以来、約13年間ずっと観戦畑だ。ラグビーについて、知らないことがあまりにも多過ぎる。
知ったかぶりはもうヤメにしなければ。大きな危機感を感じていた私(男/大畑世代/独身)は
31歳になった今年、ラグビーを始めることにした。あまりに遅過ぎるキックオフだが、自分自身
どこまでできるか楽しみでもある。

4月15日、快晴。埼玉県三郷市の河川敷。楕円球に触った経験自体ほとんどなかった私は、
友人Tの所属する某社会人チームの練習に初参加した。

主将「まずはランパスから」
自己紹介もそこそこに、いきなり始まったランパス。投げ方も取り方も分からない。
持ったボールを、適当に放ってみる。手首のスナップが効き、ボールはあらぬ方向へ。
「手首で投げるんじゃなくて、両手で弧を描くようにして投げて」とTが言う。
やってみる。しかし、コントロールが定まらないし、ボールが変な回転をしてしまう。
T 「両手の小指で押し出すイメージで投げろよ」
小指で投げる…。イメージしろと言われても、イメージが湧かない。
とりあえず投げ方は後回しにして、取り方を学ぶことにする。
両手の手のひらを垂直にして前に向けて取るのだそうだ。
無難にキャッチをこなす。…こなしたつもりだが、取る時に手が下がっていたり、
横向きになったりしているらしい。むろん、そんな意識はない。
そこで手を垂直に出すよう意識して取ろうとすると、今度はうまく取れない。
取れても、完全に自己流の取り方で、手の形はぐちゃぐちゃだ。

「まあ、慣れだから」とT。いきなりは無理だと言われるが、
初っ端の練習、ランパスすら満足にできないまま、プログラムはどんどん次へと進んでいく。(続く)

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posted by rugby-damashii |20:57 | 大畑世代のルーキーラガーマン日記 | コメント(2) | トラックバック(0)
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