2007年08月14日

【上田昭夫×平林泰三】日本代表VSアジア・バーバリアンズ戦を語る! #1

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(写真)トークライブを催した上田昭夫さん(写真左)と平林泰三レフリー(写真右)

先日11日、東京・高田馬場のラグビーバー「NoSideClub」で、
元日本代表、慶応義塾大学元監督の上田昭夫さんと、昨年度トップリーグで
ベストホイッスルに輝いた平林泰三レフリーのトークライブが催されました。

上田さんは、10日の日本代表VSアジアバーバリアンズ戦でミニFMでの解説を務め、
平林さんはその試合でレフリーを務めました。親しい2人が、それぞれ違った視点から
この試合をVTRを見ながら振り返りました。

雑談混じりということで全面的な解説とは行きませんでしたが、貴重な話が満載の
トークライブ、一部ですが早速聞いてみましょう!

前半19分、アジア・バーバリアンズのオフサイド。
上田「今の、誰のオフサイド? ビスレー(アジア・バーバリアンズ13番)?」
平林「いや…ちょっと(ジャッジが)厳しかったです」
上田「今のは取らなくてもよかったんじゃない? みんな戻っていたからさあ」
平林「村田亙選手(アジア・バーバリアンズ9番)がスライディングして入ってきて
いるように見えたんですけど、ビデオでチェックすると足が戻っているんですよね」
上田「ちょっと厳しかったと思うね。流してもよかったんじゃないかなあ」
平林「…(『ラグビー魂』のマイクに向かって)厳しかったです(笑)」
上田「泰三、反省しております(笑)。泰三のいいところは、反省するところ。
中には反省しないやつもいるからね(笑)」

前半20分。密集でのアジア・バーバリアンズのプレー。
平林「ここで、『入ってこないで』って言っているのに入ってくるんですよね。
伊藤剛臣選手(アジア・バーバリアンズ8番)とか」
上田「元々そうだもん、剛臣は(笑)」
平林「注意したら(声色をかえて)『やっぱダメか…』って言うんですよ(笑)」
上田「剛臣はね、やらなくてもいい反則をよくやるよ、あいつ」

VTRを見て。
上田「映像として見るとグラウンドは明るく見えるけど、現場は暗かったよね。
オーロラビジョンが一番明るかったもの(笑)。
平林「今はカメラの性能がいいから、光を自動的に調節しているんでしょうね」
上田「この明るさだと、ディフェンスの時にすごくプレッシャーがかかったりする。
あれだけ陰が長いってことは、上からじゃなくて横から光が入っているわけで…」
お客さん「キックが上がった時にライトが目に入ったりすることもあるんですか?」
上田「はい、確か1回あったかな。(照明塔の高さが)約30mだから、キックが
上がったところを見ようとすると、一番見にくいよね。いや、30mでなかったと
しても、下から見上げると照明がちょうど目に入ってしまう。(選手の陰を見て)
これだけ陰の本数が多いってことは、相当見にくいってことだよ、現場は」

ジャッカルについて、上田さんのコメント。
上田「ジャッカルがかかっててノットリリース(ザボール)を取るかな、って時に、
アジア・バーバリアンズは若干オフザゲートに入ってくる場面があったけど、
そんなの関係なくノットリリースを取るべきだと俺は思うのね。そういうところの
判断を、レフリーはどうしているのかを聞きたい。アタックが『オフザゲートだ!』
って怒ったりするけど、それはアタック側のサポートが遅いからであって。
そこでボールの争奪戦があってアタックの人間が入ってきたら、そいつは反則だと
思うけど。そこを見極めないと、何でもかんでもアタックが有利になっちゃうよ」

ジャージについて、上田さんのコメント。
上田「ナイターだとさ、選手が誰だか全然分からないね。上から見ていると」
平林「グラウンドレベルでも、結構分からないですよ。ジャージの問題かもしれない
ですけど、結構見にくかった。ジャパンの番号の付け方も、もしかしたらちょっと
見づらいかもしれませんね」
上田「見ていて最悪だったのは、お前(平林)も両チームもパンツの色が黒。
それにね、アジア・バーバリアンズはナイターだったらもっと明るい色のジャージ、
例えば薄い水色とか黄色の方がいい。パンツも白で。そうしないと見にくいもん」
平林「僕はちょっと意図的に黒パンはいているんですよ、最近」
上田「まあでも、アジア・バーバリアンズはもっと明るい色がよかったね。グリーン
なら全部グリーンにするとか」

前半28分。アジア・バーバリアンズのハイタックル。
平林「ここ、注目ですよ(次の瞬間、ハイタックルの場面が映る)」
上田「元木(由記雄選手/アジア・バーバリアンズ12番)がやっちゃったよね。
(リプレイを見て)やっぱり危ないよ、これ。普通シンビンだよね、海外だと」
お客さん「ハイタックル、元木選手だったんですね」
上田「元木ですよ。元木しかやらないもん、こんなプレー(笑)。もし廣瀬(佳司
選手/アジア・バーバリアンズ10番)だったら、上に行かずに下にタックルしに
行く。小さいから。元木は背筋が強いから、ボールを上から押さえにいくんだよ」
平林「でも、ジャパンもこれだけチャンスもらってトライが取れないのは、厳しい
ですよね」
上田「この場面でもさ、本当はゴール狙ってもよかったんだけど、キックの
正確性がね…」

前半29分、日本代表11番小野澤宏時選手のトライ。
上田「ラインアウトに並んでいたんだよ、こいつ(小野澤選手)。でも、実際に
想定していたのは、この得点パターンじゃなかったと思うんだけど」

前半36分、アジアバーバリアンズ5番、谷口智昭選手のトライ。
上田「これがうまかったんだよ! 元木が。ちょっと横にずれてね。横にずれても
パッと縦に行くから、ディフェンスのターゲットになりやすいんだよ」
平林「詰めていたのは…オト(ナタニエラ・オト/日本代表12番)ですか」
上田「オト。オトが思いっきりタックルに行った分、ずらせなかった。谷口もパワー
あるよ。U-21でニュージーランドだとかカナダ相手にもペネトレートできたからね」

前半終了間際に。
上田「でも、こうしてみんなで試合の映像見るのも楽しいもんだね。家で一人で見て
いると、寂しくなってくるんだよなあ(笑)」
平林「試合のビデオを後で必ず見返すんですけど、解説者みたいな見方はしないです
から。一人で黙々と分析するだけで、こうしてしゃべりながら見ることはないですね」

ここでハーフタイム。後半へ続く


posted by rugby-damashii |15:32 | 上田昭夫が語る! | コメント(0) | トラックバック(0)
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