2009年05月31日

モチベーション方法論!その2

私は人間は目標があって、モチベーションがあると考えてます。
チームとしても個人としてもです。
そして人にやらされる目標ではなく、自分達や自分で決める!ことが何よりも大切と考えてます。

練習ではチームや個人の目標に沿ってメニューを組み立てます。
こういうチームを目指すために!
こういう選手になるために!
だからこういう練習が必要なんだと思って練習する方が良い動機づけになると考えてます。
信じたものの方が身につきやすいと思います。

特に練習で大切にしていることは、1つは選手の可能性を必ず信じてあげることです!
どんな選手にも上達する可能性はあるはずだと。
人は期待されたら応えようとします。
ピグマリオン効果なんて呼ばれたりします。
選手のことを諦めたりするなら指導はできないと思います。他人と全てを比べるのではなく、自分との競争も大切と教えるべきとも思います。指導者もそういう目で見る必要があると考えてます。
その選手が以前より成長してたら、そこを見てやることが大切なんだと思います。

また毎回の練習に達成感を感じれるような難易度を設定することです。
カテゴリーやレベルにもよりますが、頑張ればできる!の積み重ねが自信になると考えてます。

楽しい練習からはじめて、厳しい練習、楽しい練習とプリマックの原理も考えてメニューは組みます。
もちろん人により楽しいドリルは違うので難しいですが…

またゲーム形式や競争形式のドリルは多く考えてます。
最後はなるべくゲームやシューティングなどで終わるようにしてます。

楽しい雰囲気は良いモチベーションに繋がると思います。
だから練習では、ハイタッチや味方を励ましたり助けるプラスのかけ声は大切にしてます。
指導者もユーモアを場面場面で発揮すべきと考えてます。
私の場合は笑いに走りすぎな部分もありますが…

マンネリもモチベーションにマイナスだと思います。
だから同じような効果や狙いがあるドリルを工夫して、何パターンも自分なりに考えてます。
1つのメニューをひたすら職人のように反復より、低いカテゴリーになればなるほど様々な刺激を与えれるメニューが必要と思います。
もちろん何度も繰り返すメニューもあります。
指導者はついつい指導に熱が入り、話する説明する時間が長くなりがちです…
選手がなるべくプレーする時間が長くなるよう工夫も大切だと思います。
順番待ちが長い!
場所が空いてるのに有効に使わない!
これらもモチベーションに関わると思います。

練習試合には様々な目的がありますが、モチベーション維持のために組む場合もあります。

人間はなかなか目に見えないと継続できません。
だから必ず評価を何らかの形でするようにしてます。
簡単にデーターを取り、本人やチームで見えるようにする場合もあります。
また言葉で表現するときも、ジェスチャーの場合も、アイコンタクトの場合もあります。

練習には必ず意図があります!
必要だと思ってやる練習・楽しい練習・理解しやすい練習・達成感をえやすい練習などを意識してます。
毎回練習に来るのが楽しみで仕方ない、バスケットが楽しくて仕方ない!
そうなるような工夫を毎回考える必要があると思います。
もちろんそれは勝利にも繋がると良いとは思います。
それだけでは無いのですが、それが自信にも繋がります。

勝ちも負けも次に繋げれるように常に話し続けることも大切と思います。

練習には単純にメニューを組み立てるだけではなく、心理的な部分も考えてモチベーションが高まるよう様々な考慮をすべきと思います。

  • 共通ジャンル:

posted by roukon |23:50 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月30日

モチベーション方法論!その1

モチベーション理論に基づいてない部分も多々ありますが、私の過去のモチベーションの方法について書いていきます。
私自身が現在のように様々な勉強が必要と身に染みて勉強するようになったのは指導者になって3年目頃です!
それまでは現在のように理論に基づいて指導はできていませんでした。
ただそれはそれで無我夢中でやってたパワーは相当なものだったとも思います。勉強しすぎて最初のようなパワーがなくなるのもいけないとも思います。

私が指導者として大切にしていることは、まずは自分が勉強し続けて選手より努力することです!率先垂範です!私自身が偉そうに言うだけの人間が嫌いです。プラス名前を早く覚えて、短い指導時間の時でも名前で呼び、コミュニケーションを一人一人と取ることです。
これらは当たり前なんですが、モチベーションに大きく影響すると思います。

選手を認め、敬意を払うことはモチベーションにも繋がり何より信頼関係を築くために大切にするべき部分だと思います。
モチベーション理論で言うところの承認や親和の動機を高めます。

また私は目標を皆で決めるようにしています。
指導者や何人かの選手だけでなく全員で決めます。
部内の規律ルールも皆で!人に決められた目標やルールより自分達で決めた方が頑張れると思ったからです!
チームは家族と考えてます。だから皆でチームも創っていかなければと思います。
チームの目標や成績目標やルールに加え個人個人の目標も決めます。

また月に一度はミーティングをするようにしていました。
月ごとの目標や、現在の課題をチームや個人で話し合うことなどをしていました。
やはり何度かチームも個人も1ヶ月あれば動機に波が出ます。
それを見計らってミーティングを開いてました。

他には、個人個人に今の課題や自主練習用にメニューを作成して渡したりしていました。

  • 共通ジャンル:

posted by roukon |17:40 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月25日

モチベーション理論!その10

こうして理論を学んでいくと、楽しい!という感情がいかに内発的で良い動機づけに結びつくかが分かります。
遊びの要素がたくさんある方が楽しいです。
練習は楽しさや興味が持てるものであり、有能感を感じれるものが望ましいといえます。
これはカテゴリーが低ければ低いほど、そのような要素が重要であり、もちろん大人でも必要と思います。

理論の部分の最後に運動好きと運動嫌いに関して書きたいと思います。
これは指導者や教育者の方々に是非読んでいただき、考えるきっかけにしてほしいと思います。

運動が好きになるきっかけの1番の理由は能力に関するものです。
小学生は9割で中高でも約5割が、能力に関する理由をあげています。
シュートが入るようになった!
ドリブルで相手を抜けた!などです。

2番には運動の面白さに関するもので、それぞれの運動の持つ独自の醍醐味や魅力のことです。
バスケットなら、シュートやドリブルやパスやトランジョンなどに当たるかもしれません!
個人個人により異なります。

3番目には対人的交流に関するものです。

こうして考えると有能感が満たされることが大切で、内発的動機づけが大きく関与していることが分かります。

優れた授業実践家であり授業研究者の高田さんが提唱した、高田四原則というものがあります。
子供から見た良い体育授業の条件の第一に挙げられているのは「快適な運動」です。
元気いっぱい、精一杯全力を出して運動させてくれる授業です。
心理学的には活動性動機と呼ばれる部分を満足させる授業が必要です。

第2に「技能の伸張」です。
できなかった運動ができるようになる、上手くなれたと実感させてくれる授業であり、コンピテンス動機の満足です。

第3は「明るい交友」です。
クラスやチームの仲間と協力したり励まし合い仲良くできる授業であり、親和動機を満足させます。
第4は「新しい発見」です。
子供の好奇心や探究心は強く、好奇動機を満足させることが大切と述べています。
親和動機という社会性はもちろん重要ですが、運動有能感を高めることが運動好きを育てる中核になります!
運動有能感とは、運動の上達・成功体験から生まれます。
やればできるんだという自分に対する自信が生まれ、その自信が活動的・積極的な行動傾向や劣等感をみり感じなくなる傾向と結びつきやすくなります。

特に小さいうちに、できた!やった!といった運動の上達や成功の経験をたくさん持たせ、運動有能感を形成させることは、運動好きを育てるだけでなく、人間として大切な自信を持つことや協調性を育む、積極的な行動に繋がるという人を育てることに繋がります。

逆に運動嫌いになるきっかけには、恐怖に関するものと能力に関するものがあります。
苦痛回避動機でも書きましたが、人間にとって痛い・苦しい・辛いとう情緒はマイナスが大きいです。
また能力に関しては、できない・上達しない・役に立ててないなどを多く感じると、有能感の反対に無力感というものが生まれます。

汎化という条件づけに関係する言葉があります。
ある刺激に条件づけられた反応が、その刺激だけでなくそれとよく似た刺激に対しても同じ反応を起こすようになることです。
例えばバスケットの指導者が嫌いになり、バスケット自体が嫌いになる!
などです。
嫌いになる対象が広がっていくことを汎化と呼びます。
指導者の責任は重いです。

また怪我なども運動嫌いになる大きい要因です。

また能力に関しては、練習しても上達しないなどの無力感が運動嫌いになる要因です。
過程としては、運動しても上達しない(事実)から、練習しても上達しないことに気づく(知覚)、上達しない原因は自分に能力が無いためだと考える(帰属)、将来も努力しても上達しないと考える(期待)、学習性無気力症状(意欲の低下、学習障害、嫌悪感、無気力性格)となります。
上達させられないのは指導者の責任が大きいと思います。

長くなりましたが、たくさんのヒントが理論の中にあったと思います。
動機づけは重要な課題です。
私がチームや個人に対して行ってきた方法も書いていけたらと思います。

  • 共通ジャンル:

posted by roukon |20:20 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月25日

モチベーション理論!その9

内発的動機づけの理論

かなり大まかに説明します。
内発的動機づけの本質は自己決定と有能さの認知であるとされてます。
人間は刺激と反応の連合により外部の力によって動かされるだけの存在ではなく、こうありたいという自己の将来についての認知表象(期待)を実現したい、自分の意思によって行動を決めたいという基本的な動機を持つと考えられてます。内発的動機づけは挑戦的な事態を克服することにより自己の能力を向上させるという行動と、獲得して現在自分が持っている能力を最大限に発揮するという2種類の行動を引き起こすとされています。
有能になればなるほど自己決定の幅は広がります。
人は自分たちで工夫して練習し、運動技能を向上させていくことによって自己決定と有能さの認知が得られるとともに、その運動の持つ独自の楽しさをより深く体験できるようになります。

内発的動機づけが満足される楽しさには、今持っている自分の全力を出して運動すること、運動が上達する(できなかったことができるようになった)、新しいやり方や難しいやり方に挑戦してやり遂げる、自分で運動のやり方を工夫して決めてやる、その運動の持つ独自の楽しさを味わう、などがあります。

内発的に動機づけられている時には苦しいや辛いという感情が起こることは少なくありません。
自己決定と有能さの認知は楽して楽しいことをするより、あえて苦しいことや辛いことに自ら挑戦することによって得られる場合が多くあります。
これは人間が段階的にレベルが上がるようになっているため仕方ありません。
負荷をかけていかないと向上していかないので…
ただし自ら望む際にという点は重要です。

またフィードバックの与え方により、動機づけは大きく左右されます。
フィードバックが与える効果も指導者は学ばなければいけません。

外発的動機づけが満足されていても楽しいという感情は生起します。
でも内発的動機づけは自らという部分から起こるので、内発的動機づけが起こるように導くことは大切です。

競争の場面では勝つことにより、優越動機や獲得動機が満たされます。
しかし内発的動機づけも競争することにより、自己決定の有能さの認知が得られます。
競争の場面で自分がこれだけできるようになったと認知できる訳です。

ここで外発的動機づけと大きく違うのは、内発的に動機づけられている場合の競争の楽しさは、自分の持てる力を最大限に発揮したり、自分の能力の向上を実感したりする楽しさであり、優越感ではありません。
外発的動機づけのみで競争する場合は、勝つことによってのみ動機が満足されます。
このような動機づけばかりすると、勝つことが最重要になり勝利至上主義に陥ります…

内発的に動機づけられている場合、スポーツの醍醐味は勝ち負けより、努力して練習した成果を遺憾なく発揮してプレーを満喫するという過程の中に存在します。

もちろん勝ったことにより、自分たちの努力が正しかったと更なる動機に繋がります。
でも負けた場合も、こういう努力が足りないなどに気付いて更なる動機に繋がると思います。

勝ちも負けも次への目標にできる!
勝ちも負けもしっかり受け止め更なる高みを目指せる!
そんな選手やチームを育てるヒントがモチベーション理論にはたくさんあります。

  • 共通ジャンル:

posted by roukon |12:20 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月25日

モチベーション理論!その8

内発的動機づけとは
外発的動機づけが外的な報酬が行動を引き起こすエネルギーを供給するという考えに対し、内発的動機づけとは行動のそれ自体が報酬となっていて、言い換えれば行動の中に報酬が内在するという事です。

内発的動機づけの表れとして好奇動機があります。
目新しい新奇な刺激や活動、より複雑な活動を追及する動機です。
運動場面で言えば、「そうか分かった!こうやればいいんだ」とか「面白そう(な動き)!僕もやってみたい」とか「あれ?それどうやるの」と言って運動に取り組んだりする際に好奇動機が働いてます。

また人間には自由に活発に力いっぱい身体を動かしたいという動機の存在が想定され、活発性動機と名づけられるものがあります。

人間はもともと、環境から情報を収集して、それに基づいて環境に働きかける存在として生まれてくるものであり、環境との相互作用において有能であることを追及する動機を持つとする考えがあります。
新しい能力の獲得や能力の向上ならびに能力を最大限に発揮することなど能力に関連する動機はイフェクタンス動機やコンピテンス動機と呼ばれています。

人間の動機は決して一つの強い動機から成り立つ訳ではありません。
外発的動機より内発的動機づけが望ましいとはいえ、外発的動機づけも必要ですし何か行動を起こす時に外発的動機づけも含まれてます。
要は複数の動機から成り立っている事がほとんどといえます。

ただ外発的動機づけから内発的動機づけへ結びつけれるように持って行く!
などの努力や工夫は常にするべきと思います。

  • 共通ジャンル:

posted by roukon |10:10 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月22日

モチベーション理論!その7

外発的動機づけの自己決定理論

内発的動機づけとの関係で、近年、自己決定の強さという視点から外発的動機づけを分類する自己決定理論が提案されている。
すなわち、外的報酬や罰によって動かされる外発的動機づけから、自己決定により自らの意思によって行動する内発的動機づけへの段階を想定します。

第一の段階は、まったく自己決定がなされず他者からの強制によって行動する外的調整の段階です。
第二の段階は取り入れ的調整と呼ばれ、消極的ではありますが自分の意思が入ってくる段階です。

第三の段階では同一化的調整と呼ばれ、自分にとって大切だからやると言うように、自己決定の程度が高くなってくる段階です。

最後の第四段階は統合的調整です。
自分にとって大切な事が色々ある中で特に重要度の高いこととしてやるという、外発的動機づけとしては最大の自己決定のもとで行われる段階です。

そして、第一の外的調整の段階の前に動機がまったくない無気力状態としての無動機を、第四段階の統合的調整のあとにもっぱら自己決定によって行われる内発的動機づけを付け加え、自己決定の程度の大きさによる6段階の連続体が考えられてます。

こうした自己決定の強さが異なる段階があるので、できる限り自己決定の程度を高め、段階的に内発的動機づけへと繋げるよう指導することが望ましいと考えられています。

自己決定が伴う動機では無い限り、内発的動機づけではありません。

いかにこうした導きができるかは大切と思います。

090521_0004~0001.jpg


  • 共通ジャンル:

posted by roukon |08:20 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月21日

モチベーション理論!その6

「やる気になるきっかけ、やる気をなくすきっかけ」
長期間スポーツを続けていると様々な出来事に出会い、やる気になって意欲的に熱中して競技に取り組んだり、やる気を無くして競技をやめたくなったりすることがあります。

小中時代の男女に共通してやる気になる理由としては、ライバルの存在が大きかったりします。
ライバルの存在が、ライバルには負けたくないという優越動機、ライバルと競い合って切磋琢磨すればうまくなれるという内発的動機づけを刺激して、非常に強い動機づけになっています。

また、チームメイトとの心の交流という親和動機もやる気に大きく関係しています。
さらに男子では記録やプレーの上達、スポーツ独自の楽しさ、可能性への挑戦といった内発的動機づけが、女子では指導者や友達からの励ましが大きく関係しています。

やる気をなくした理由として、小中時代・男女に共通しているのが、苦しい練習というホメオスタシス性動機と、記録やプレーの停滞低下という内発的動機づけの阻止があります。
中学時代に共通しているのが運動に対する不安や恐怖といった情緒的動機で、女子に共通しているのが、指導者から無視されるという親和ないし承認動機の阻止です。
こうした事を知ることで、どうすればやる気・動機づけを高めることができるか、どうすればドロップアウトを無くすことができるかについて、有力な手がかりを与えてくれます。
しかしこうした傾向は必ずしも当てはまる訳ではありません。
注意しておきたいのは人間相手にマニュアルなんてものは当てはまらないということです。
ここまで理論を書いてきましたが、そこにある本質を見抜いていかないといけません。
選手や子供ひとりひとりをしっかり見てやることが大切です。
そしてどんな動機がその選手の原動力になっているか見極める必要があります。
理論を知ることは引き出しを増やすことや、根拠を学ぶことです。

ここにも正解はありませんが、選手が望んで辞めていくのでは無く、指導者のせいで選手がスポーツを辞める、辞めざるをえない状況を作ることは避けたいです。

  • 共通ジャンル:

posted by roukon |00:10 | バスケットボール | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月20日

モチベーション理論!その5

社会的動機

人間は社会的な存在であり、生まれてから死ぬまで人々に囲まれその中で生活します。
このような社会の中で生じる自己と他者の人間関係に関連する動機を社会的動機といいます。
運動は競争や協力といった対人的な文脈の中で行われるだけでなく、多くの人々の目前で公開されるため、社会的動機が大きく関連してきます。
社会的動機には、いくつかの動機があります。

親和動機
友情や愛情によって他者と交流し、よい人間関係をつくりたいという動機。

獲得動機
金品などの物質的報酬を求める動機。

優越動機
他者との比較において人より優れたいという動機。

承認動機
優れた業績を上げて社会に認められたいという動機。

顕示動機
自分を他者に印象づけたい、人の目を自分に引きつけたい、有名になりたいという動機。

達成動機
達成動機とは物事をより卓越した水準で成し遂げることを追求する傾向であり、競争事態での成功、社会的・文化的な卓越水準の達成といった社会的側面と、達成のユニークさ、達成への長期にわたる努力などの個人的な側面が含まれる広範な概念である。

達成動機は優越動機や承認動機と密接な関係を持ちます。
承認動機や達成動機は内発的動機づけに含めて考えられたりまします。

その他の社会的動機マレーという方は、その他にも社会的動機として、他者を攻撃したり反対に対して力ずくで対抗するといった攻撃動機、失敗や不名誉を克服し誇りを保ちたいという中和動機、説得や命令によって他者の行動に影響力を行使したいという支配動機、困っている人に同情したり援助してやりたいという養護動機、恥ずかしいこと軽蔑されるようなことを避けたいという屈辱回避動機などをあげている。

社会的動機は人間としての欲の部分でもあります。
スポーツをする動機は様々ですが、人間として認められたい!
存在を示したい!
必要とされたい。
人より優れたい!
人と仲良くしたい!これらは少なからず皆持っているものと思います。

指導者は特に認めてあげること、役割を与える、示してやることは大切だと感じます。

また良い人間関係は強い動機に繋がります。
このメンバーだから頑張れる!
大切と思います。

こういう動機の理論を勉強して、頭でっかちになるのではなく、何かヒントや気づきがあればと思います。

090520_2257~0001.jpg


  • 共通ジャンル:

posted by roukon |23:30 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月18日

モチベーション理論!その4

情緒的動機について
楽しい・面白い・好き・嫌い・怖いなどといった特定の対象に対して抱く、快−不快の軸をもつ心理状態は情緒や感情と呼ばれ、一種の動機として働きます。
楽しいに代表される快の情緒は、対象が自分にとって利益をもたらすよいものと評価されたときに生じ、一般的には接近動機として働き、反対に不利益をもたらすと判断されると嫌いなどの不快の情緒が生じ、多くの場合回避動機として働きます。

ただし好きか嫌いかが動機に確実に結びついているかは人間なので不確かです。例えばサッカーは好きだけど自分ではやらない!やマラソンは嫌いだけど負けたくないので一生懸命走ったという場合もあります。
情緒的には回避的に動機づけられていても、それよりも強い接近動機があれば意欲的に高い動機づけで行動を起こすのが人間でもあります。
「運動と情緒の結びつき」
一部の運動を除いて、人間は誰しも生まれつき何かの運動は楽しくて他の運動は嫌いなどという情緒を持つというような結びつきは持っていません。
生後の経験がどのように情緒と結びつくかに左右されます。このときに関係するのが動機づけの機能で説明した強化機能です。
ある動機を持って運動に参加してその動機が満足されると、その運動は利益をもたらすと判断され、楽しいとか嬉しいなどの快の情緒が生じてその運動と結びつく。

動機が阻止されると逆に、嫌だとかつまらないなどの不快の情緒が生じてその運動と結びつく。
情緒的動機の大きな特徴は、動機づけの強化機能を通して動機の満足・阻止と密接な関係を持つことである。

以上のことから、「運動好きの人間を育てるためには、まず、個人がどのような動機を持って運動をしているかを理解して、その動機を満足させてやること」が大切だということが分かります。

運動と恐怖

ほとんどの運動は特定の情緒と生来的な結びつきはないのですが、一部例外があります。
それが飛び込みやスカイダイビングです。
人間は生来的に高い所から飛び降りたり高速で移動したりする運動には強い恐怖感を引き起こす傾向が強く、回避動機を喚起することが多いです。
しかし恐怖は徐々に克服されます。
また怖いもの見たさといった心理もあります。

恐怖という情緒的動機は強度の運動嫌いの原因となります。大怪我なども、外傷性不安と呼ばれ、非常に強い回避動機となり、消し去ることが非常に困難である。

運動と不安

不安という情緒は運動にとって重要な意味を持ちます。
健康に対する不安が運動に対する強い動機づけとして働くからです。

特に中・高年者が、健康に対する不安という情緒的動機によって運動に参加していることが多いです。

090517_2200~0001.jpg


  • 共通ジャンル:

posted by roukon |11:40 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月18日

モチベーション理論!その3

まずは外発的動機づけについて書いていきます。
外発的動機づけには大きく分けると、ホメオスタシス性動機・性的動機・情緒的動機・社会的動機があります。

ホメオスタシス性動機は生命を維持するのに必要な生理的安定性を維持しようとする動機で、遺伝的な規定性が強い生理的な動機です。
ホメオスタシス性動機の中には、3つの動機があります。

食べ物を得ようとする空腹動機!
呼吸しようとする呼吸動機!
苦しい・痛い・寒いなどの身体的苦痛を回避しようとする苦痛回避動機!

苦痛回避動機は特に運動嫌いを作り出す主要な原因のひとつです。
初心者指導ではできるだけ苦痛を少なくする配慮が必要です。

性的動機とは性行動の背後にある動機です。

情緒的動機と社会的動機に関しては長くなるので次回の日記にて詳しく書いていきます。

空腹動機などは本当の意味でハングリー精神であり、強い動機です。
貧しくて食べていくためにという動機でスポーツに参加する人は世界では珍しくありません。

日本では戦前や戦後間もなくでは、珍しくない動機でもありました。

090517_1449~0001.jpg


  • 共通ジャンル:

posted by roukon |10:50 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加