2008年08月15日

ローマの補強を見直してみる

前の記事のコメントを読みまして、再確認してみよう、と思い、この記事を書いています。

◇GK

ドニが契約延長し、もちろん来季も彼がファーストチョイスで間違いないです。

問題は、セカンドGK。

今までは、ローマの生え抜きでもあったクルチ。将来有望のGKで、代表招集経験もあった彼だが、ドニのファーストチョイスは変わりそうにないので、シエナに共同保有で移籍。

これについては、確かにいろいろな意見がロマニスタからもあります。成長させるためには、やはりレンタルの形で他チームに移籍させ、経験をつませる。ドニがいなくなった時を考えたら、それまでチームにとどめていたい、というのがセンシファミリーの本音のはずですし、多くのロマニスタがおもっていることです。

もちろん、こんなに上手くいくわけでもなく、クルチ自身のためにも、サブとして長年ローマにとどまるべきではないし、代表招集歴もあることもあり、その才能を伸ばすためにも、今から先発の位置が確保されるチームに移籍するのが得策に決まっている。

その双方の思惑を合致させたものがレンタルでの移籍であり、多くのロマニスタからも支持が得られる。

そして、最終的には昨季のガロッパ同様に共同保有という形でシエナに移籍。ロリア獲得のときの駒として使われ、同時にガロッパの共同保有権も手放すことになった。特にガロッパについてはロマニスタからも批判が集中。このままでは、クルチも二の舞となるのでは?という不安、センシファミリーの方針(生え抜きを大事にする)と反するのではないか、ということからもセンシファミリーにたいして批判が高まる。

ただ、クルチの場合は、買取オプションを付けての移籍ではない(たしか、そうだったはず)からか、センシファミリーは落ち着いた姿勢を貫いている。

ロリアに加えて、獲得したのが、GKのアーサー(アルトゥール?)。(読み方不詳

プレシーズンマッチで起用されている彼だが、失点を続けているからか、獲得は失敗だった、という念が強い。それに、セリエBで昨シーズンは16試合出場27失点である。それもあり、クルチを共同保有という形とはいえ、手放したことに対して不安が募る。

確かに、ハイライトを見る限りだと、ポジショニングミスが際立って目立っている上に、集中力に難がありそうだ。

インテル、ミランがすぐれたセカンドGKを持っており、ユーヴェに対してもセカンドGKを獲得(ただ、上記の2チームには及ばない)した今、ローマのセカンドGKが彼ということが不安でしょうがないのだろう。コッパ戦での起用が主になると思われるセカンドGK。ただ、ドニがけがした場合はどうなのだろうか。リーグ戦を彼に任せる、となると話は違う。バックアッパーとしてのテキトーな人員としてならいいのだが、もしそうなったとするなら、リーグ戦は危ない。故に、獲得が失敗だった、と言われている。

ただ、スパさんも、センシファミリーも、GKの負傷についてはあまり考えていない。もともと、怪我をするようなポジションではないし、もししたとしても、大した怪我ではない可能性が高い。昨季の場合も、ドニはシーズンを通して安定したパフォーマンスを披露した。それゆえに、「セカンドGKはいればいい」というような考えがありそうである。それに、クルチをシエナに渡したからと言って、同レベルのGKをシエナから求めるのはおかしい。さらに、わざわざ金を支払ってセカンドGKを獲得するにしても、ロマニスタから不満がでる可能性が高い。かといってピポロなどをセカンドGKに昇格するのにも不安が募る。

ロマニスタが一番求めていた選手はCFであったということはアンケートからみても間違いないのだから。


それなのだが、結果が出し切れていないために、獲得は失敗だった、というのにはサッカーの世界では当然なのだが、経営側から見てみれば、「別のポジションに金を使わせてくれ」という言い分がわからなくもない。それに、クルチをもう1年ローマに置いておくのにも、選手本人からも不満が出るだろうし、ロマニスタは彼の成長を願っていることからも、それはない。レンタルという形が理想であったが、新たなセカンドGKとロリアの獲得を安価で進める上の条件として、ガロッパ、クルチの共同保有権をシエナに渡したことは、結果的には双方の利害の一致を生み出した。それに、ガロッパを共同保有のままにしておいたとしても、ローマの中盤の人員、レベルを考えたら、生え抜きといえど、ローマに絶対必要としておくわけにもいかない。プラデが彼を戻す気があったにせよ、ガロッパ本人はそのことがわかっていたはずだし、このまま自身を成長させていくためにはシエナでのプレーを続けるのが理想、と判断するのは当然である。

クディチーニが、クルチ放出は間違いだといっても、これが普通かと思われます。普通に理解できます。もちろん、セカンドGKの質が落ちたことについては仕方がない、とも言えますし、そこに落胆するのは当然です。

だが、もちろん。セカンドGKを第一に考えた補強戦略は描けません。マンシーニ、ジュリを放出したのだからなおさら。

結果的には、セカンドGKの獲得は失敗したのかもしれませんが、今後ローマがWGとフィジカルの強い、CFとWG両方でプレーできる選手を獲得した場合は、結果的に攻撃面で一皮むけるための犠牲であった、とも言えるのです。

なんか都合のいいような話に聞こえてしまいますね...w

◇DF

DF陣に関して言えば、危惧することは特にありません。スパーズ戦で5失点したとしても、メンバーだけを見てみるのならば、十分な質と量を確保しています。

CBに、メクセス、フアン、パヌッチ、ロリア、アンドレオッリ(レンタルの可能性あり)

SBに、チチーニョ、カッセッティ、パヌッチ、アンドレオッリ、トネット、リーセ

フェラーリの穴をロリアで補強。トネットの活躍が目立った昨季だったために、LBにリーセを補強。カッセッティも左でプレーできるようになったことを考えると、サイドも充実。

ということで、詳しい説明は省きます。

◇MF(WGは後に)

CMFの核にはデ・ロッシ。その横にピサーロ、アクイラーニ。デ・ロッシのバックアッパーはブリーギ。

ペッロッタもプレーできますしね。

人員の確保は十分です。それもあり、ガロッパは放出。

問題は起用方法。

トップ下には通常ならペッロッタ。ただ、やはり彼が最も活躍できるのはトッティのトップがあってこそ。ペッロッタはトップ下タイプの選手でないことはあきらかです。しかしながら、トッティ不在のときもペッロッタのレギュラーは変わりませんでした。しかしながら、彼が一番生きるのはトッティとのコンビあることは間違いありません。ヴチがCFの時、サイドに流れてからのチャンスメイクがありましたが、ヴチへのパスを送っていたのは主にピサーロです。

そこで現在試されているのがアクイラーニ。彼の創造力、パス精度、シュート精度、ゲームメイキング力を生かすのにはトップ下がいいのではないか。さらに契約延長問題の時に、自分のポジションに対しての保障、という話もでたことを考えると、ピサーロをはずしたくないスパさんにはアクイラーニをトップ下で使うというオプションを使うことで回避しようとしているのかもしれません。

ただ、問題となっているのが、これがあまりうまく機能していないということ。ボールをサイドに流すのがセンターにいる3人の第一の仕事。サイドからのチャンスメイクをしかけるローマにとっては、攻撃の起点となるポジションである。トッティがはいったばあいは、トッティがボールを失うことはない、という前提のもとトップ下、両WGが前線に飛び出し始める。アクイラーニが後方でデ・ロッシとコンビを組み、トップ下にペッロッタがいる場合は、この攻撃のための作業を着実に実行していました。ただ、アクイラーニが手前にいくと、ペッロッタが担っていた役割(守備など)とその1列後ろのポジションとの違いがいまだにわかっていないということが大きいのか、ボールの循環、攻撃のリズムがいまだに完成されていない。この問題は、ひたすら慣れることで解消されると思いますが、トップ下はペッロッタで計算していくのが無難です。

だからといって、アクイラーニを後方で使う場合は、一体どうなってしまうのか。もちろん、機能はします。注目したいのはピサーロとの使い分けです。スパさんはピサーロのゲームメイキングセンス、パス精度などなどを高く評価しています。守備が苦手なところはデ・ロッシとの協力でクリアされていることもあります。アクイラーニの怪我があったとはいえ、ピサーロの持つ影響は大きいです。このままだと、去年と同じようにローテーションということになります。

もし、ローテーションということになると契約延長問題で有利に持って行けなくなってしまうことをセンシファミリーは恐れているかもしれません。アクイラーニの要求している給料を受け入れるということは、センシファミリーには今のところなさそうなのです。そのへんについては、今後の展開を見ていくしかありません。ですが、チームでのポジションについて確証を得られるのであるならば、給料の値下げに応じる可能性があるために、慎重な姿勢を貫いています。もし、そのようになってしまうと、チームとして機能する前に彼のポジションを考えなくてはならず、支障が気する可能性は十分にあります。ピサーロとのローテーションは今のところは賛成ですが、今後も継続されていくのかはわかりません。先発がアクイラーニよりになってしていく、という可能性はあります。それで結果が出せればいいのですが、現在のところからみると、まだデ・ロッシのように核となる選手、とまでになっていないところがあります。これについては、今後のアクイラーニの成長と合わせて慎重に見ていく必要があります。

バティスタ獲得の場合は、彼がトップ下で務めてくる可能性もあるので、駒不足とはなりませんが、なにかあればバランスが崩れそうなポジションではありそうです。


デ・ロッシが核となるのは間違いないCMFですが、そのパートナーではどうなるのか、いまだにわかっていません。もちろん、ピサーロ、アクイラーニのローテーションですが... ブリーギはポテンシャルを発揮しなければ、先発の座は少ないでしょう。


◇WG

現在、一番問題視されているポジション。

マンシーニ、ジュリの退団。それで得た資金もいまだ使われておらず、スーペルコッパ、シーズン開幕まで時間も少なくなってきました。

レギュラーは、タッデイとヴチニッチ。もちろん、トッティがトップの場合です。

マンシーニの放出は、ローマにとっては痛手であることは間違いありません。タッデイはチャンスメイクというよりも、マンシーニなどの選手のために走り回ってくれている選手です。それによって、一方のサイドの守備力が低下していても、バランスがとれるようになっている。

タッデイがいる今、もう片サイドに必要なのは、チャンスメイクを数多くしてくれる攻撃的なWG。昨季は、マンシーニ、ヴチニッチ、ジュリがその役割を担っており、トネットなどが務めた時はやはり攻撃力の低下は防げなかった感がある。そして、現在のこったプレイヤーはヴチニッチのみ。エスポジートに関してはまだまだ計算できる範囲内ではない。

抜けた2人の穴を埋めるために必要な選手に対して、ローマは動いています。ただ、マンシーニと似た特徴をもったプレイヤーが来ても昨季と比べて変わらないし、一皮むけない。安心はできるかもしれないが、インテル、ミラン、ユーヴェの補強を見てみても、やはり一皮むける必要がある。

なにがローマに一皮むけるために必要か。なおかつ、不足しがちなCFの人員をいかにして増やすか。

クラブが下した決定は、フィジカルの強さです。強引にでも突破できるほどのフィジカルをもち、CFとしても2列目でも機能し、決定力がある選手。

そのタイプに求められる3つの最低条件は...

・フィジカルが強い
・チャンスメイク力がある
・決定力がある。

さらにいうならば、前線でのユーティリティ性。

おそらく、クラブの決定では、スピードが最低条件に入っていない。


2人WGが抜けたからといって、2人の純粋なWGを補強する。これでは、一皮むけない、と判断したクラブは、純粋なWG1人を獲得し、そして先ほど書いた条件に当てはまる選手を獲得するつもりである...と予想する。

これが正しい決断なのかどうかはチームが完成してからシーズンが始まってみないとわからないが、とりあえずは、この方針を貫いているのが現在のローマである。

そのうえ、純粋なWGを2人補強し、昨季と同じように、サイドの人員を増やして、層を厚くしても昨季と同じ状況を作ってしまうこともあり、チームとしては成長しているのか、どうかはわからない。

➢モンテッラがいるのだから、純粋のWG2人補強でいいのではないか

これはいただけないアイディアである。オカカはレンタルに行く予定であり、CF陣はトッティ、ヴチニッチ、モンテッラの3人。もちろん、トッティがレギュラーなのは変わりがなく、モンテッラは確実なサブ。ヴチはサイド起用が主となるはずだが、いざという時に、先発がモンテッラとなると怖いところがある。年齢を考えてもなおさらのことであるし、決定力に関して考えてみても、現在となっては不安である。

そのうえ、多くのロマニスタが求めているのは決定力のあるストライカーである。しかしながら、良いストライカーが来ても、トッティが復帰後は干されてしまったとしたら、困るし、トッティをいまさらトップ下に戻すのにも、いろいろな戦術変更などがあるため、純粋なストライカー獲得は必要ない。それを考えるのは、トッティのトップに限界を感じ取ったときであるが、まだまだ彼が老けこむ年でもない。

どちらにしろ、純粋なストライカー獲得はない。ムトゥが獲得できていたのなら、素晴らしい補強となったはずである。左サイドも、ストライカーとしても素晴らしい順応性を見せる上に、決定力も高い。チャンスメイクにも秀で、スピードもある。しかし、頓挫した。

➢バティスタ獲得が近付いているが、獲得した時、起用方法は?

バティスタ獲得に対しては、先ほどの条件をすべて満たす選手としてローマにとってはプラスになるはずです。機能するかどうかは、みてみなければわかりませんが...

現在、未だサラリーに対して開きがあるため、獲得とまでは至っていないが、獲得した場合は起用方法はどこになるのか。

CF,LWG,RWG,AMF のどれかということは確かです。ボランチの位置に彼が入り込む隙はないですので。

定位置は、LWGでしょうか。ヴチニッチとのローテーション。もちろん、慣れるまではヴチがレギュラーでしょうが、バティスタが入り込む隙は十分にあります。トッティがトップで負傷しがちになっているので、トッティ負傷時には、ヴチかバティスタがCFを務めることも考えられます。ヴチとバティスタで両WGを構成するという手もありますが、これが機能するのか、バランスがとれるのかは謎です。

トップ下としての起用は基本的にないと思われます。トッティのトップの場合は確実にペッロッタが努めます。ほかの選手がトップの場合に考えられるのは、ペッロッタ、アクイラーニ、バティスタです。バティスタに関しては、セカンドトップとしての適性もあるので、このポジションでも機能すると思います。実際にセカンドトップとして起用させることも可能ですね。アクイラーニに関しては、先ほども書いたように、「慣れ」が必要です。ペッロッタはトッティとのコンビが冴えわたっていますが、ヴチとでも機能はします。

もちろん、トップ下起用もありですが、定位置はヴチと争うWGではないでしょうか。彼はセンタータイプであることは間違いないので、どうなるのかはわかりませんが...ヴチニッチと組んだ場合はポジションチェンジが見られるかもしれません。(サイドに流れるヴチとセンターで勝負するバティスタ)

要は、フィジカルの強さ、というものでローマは進化する、というのがクラブ全体での考えなのではないか。無理でも突っ込んでいき、無理にでもゴールを奪える、という泥臭さも持ち合わせる決定力。「泥臭さ」という面ではローマは劣っているのは確か。それをフィジカルの強さで補おうとしているのではないか、というのが現在思っていることです。

➢WG- 純粋なWGの必要性

純粋なWGに関して言うならば、今、現在、ローマには...

タッデイ、アルヴァレス、ヴィルガ、エスポジート

この4人のうち、戦力となっていくであろう選手はタッデイのみ。アルヴァレスに関してはスピード以外の技術は低いですし、ヴィルガに関してはまだまだ、という感があります。エスポジートに関して言えば、カリアリ時代の輝きを取り戻さなければ、出番はないでしょうし、最悪トレード要員となります。

ヴチニッチがLWGで機能することを昨季示しましたが、今現在、ほかに選手はいません。

バティスタが来たとしても、純粋なWGでない彼がすぐに適応するとも思えないし、なにより攻撃のオプションが減る。選手個人個人の疲労を考えても、純粋なWGが必要。

純粋なWGはヴチと同レベル程度のレベルが理想であるし、それより上は金銭上の理由からも苦しい。

これには特に条件がなく、チャンスメイクができ、チャンスを生かせる能力を持った選手であるならば良い。スピードがあるのなら、なおさら良い。これに最も当てはまるとされ、ローマのスタイルの合う、とされているのが、スパさん公認のマルーダだが、彼の場合は、来そうにない。スコラーリ、マルーダのコメントを見ても来る可能性は低い。ロビーニョが移籍したとしても、来ないの可能性もある。個人的に期待していたメネスに関しても、噂程度であった可能性が高い。ベナユンの場合も同じようなものであるし、彼の攻撃力はローマが欲しているもの以下である。スアソに関して言えば、バティスタが獲得できなかった場合の意味合いが強いのだろうか...

先日、romanews.euでホアキンに関する記事を見たが、信憑性はなぞである。それに、1700万で断られたという報道も、昔あったし、1500万でオファーというのはあるのだろうか.... ホアキンに関しては、マルーダと同様に適切な選手である。ドリブルでのチャンスメイクにすぐれ、純粋なWGであり、マンシーニと多少重ね合わせることもできる。問題は環境への順応と、戦術理解程度だろうか... 現段階では、なにも言えないが、ただの噂である、と思う。


スアソに関しては、バティスタが獲得できなかった場合の獲得である、と何かの記事で読んだが、一体どうなのだろうか... 体格は普通、スピードがあるストライカーであり、WG起用も可能であることから、バティスタに臨んだように、「フィジカルが強く、CF、WG起用が可能な選手」として見ているのではないか。そのような意味では、バティスタが担う役割とかぶることもあり、バティスタとの同時獲得はないとみる。バティスタの獲得が決まった後に必要なのは、やはり高いレベルでWGを務められる選手のはず.... 


「高いレベルでWGを務められる選手」に関しては噂も少ないので、今はなんとも言えません...

っと... たったいま、Goal.comを見てみたら....

Reports: Baptista Signs For Roma

問題は... サラリーの額... この記事では、どうなっているのか...

年棒2.75mill. (275万)   ユーロ   か....

まぁ、マルカだし、信憑性は微妙ですが... まぁ、でもそろそろ移籍が決まるでしょうな...

サラリーが、ローマ全体のバランス(Wage Structure)に当てはまるのかどうか.... クラブの生え抜きは上限よりも高い契約を結ぶことができますが、移籍してくる選手にそれは払えないはず... それに、たしか、ローマのサラリーの上限は年棒2.5mill.(250万)。それを考えると、ビッグネーム待遇でローマに来るという数字。

これによって、アクイラーニの立場はどうなるか... 年棒2.5mill.(250万)を要求していた彼だが、バティスタが2.75mill. 程度の年棒を手にするとなれば、多少はギクシャクしてしまうはず... 彼にはのこってもらいたいですが、契約延長に関してはどうなるのか... 今季はローマに残るでしょう。そして彼にとっては彼自身をアピールするチャンスであり、それを見てからクラブが判断してもいいでしょう。ただ、来年の今頃なっても契約延長がなされていないのなら、それはかなり危険な状態になるのは必須... 

っと...WGから話が少し脱線しましたが、続けて、CF


◇CF

トッティ、ヴチニッチ、モンテッラ、オカカ  +α

バティスタがくるのなら、彼もオプションの1つに入るでしょう。

オカカに関しては、バティスタが来た時はレンタルの可能性が高いです。オカカに関しては、継続した試合出場が必要ですし、それが自身の成長にも、スパさんの期待にもこたえられる方法です。ボローニャに対して、実質上、レンタル移籍を待ってもらっている、という状況からも、レンタルになるでしょう。

レギュラーはもちろん、トッティ。セカンドオプションにはヴチニッチ、バティスタが来るならバティスタ。

サブにモンテッラでしょう。モンテッラに対しては、年齢、現在の能力などを考慮してもサブが定位置となるでしょう。昨季サンプでそれなりのパフォーマンスを見せたことからも、今季は残留すると思われます。モンテッラをレンタル放出、オカカを残留させる、ということはないはずです。

実質上、α(補強選手、バティスタか...)がくることになれば、CFとしての量は確保できます。昨季のトッティとヴチニッチだけという状況は、作ってはならない、というのが量の確保の理由。質については、ヴチのサイド起用と、CF起用の目処がついたこと。モンテッラのレンタルバック。さらに、補強する選手はそれなりのレベルでCF起用可能ということ。モンテッラにはさすがに、期待することは間違っていますが、補強する選手(バティスタか...)がそれなりのレベルでこなせるのならば、昨季よりは充実しているといえるはずです。

➢バティスタのCF起用

補強する選手がバティスタである可能性がかなり高い今、バティスタのCF起用はどうなるのか。

ローマの攻撃。いわゆる、トップレス/0トップは、トッティがいてこそ成り立つ。トッティがほとんど抜けてしまった昨季、トップレスの使用が不可能になった。トッティの代役にはヴチニッチ。彼はサイドに行くのが好きなようで、中盤(主にピサーロ)からサイドに流れたヴチニッチにボールが流れ、空いたスペースに、ペッロッタなどが走りこんだり、ドリブルしたりと、トップレスとは別の攻撃の形ができていた。そして、それがうまく機能し、ヴチと同様にローマも2位でシーズンを終え、CLでもManUには敗れはしたが8強、と順調なシーズンを過ごした。さすがに、トッティ不在の色は完璧には隠せず、戦力は多少低下したが、ヴチニッチの活躍により結果的にはシーズンを通してよいペースであった。幸い、ヴチニッチが大した怪我がなかったため、CF不在の事態には陥らなかった。トッティがCF起用で意外と削られることがはっきりしているので、トッティがシーズンを安定して出場できるかは、完全に不透明な状態。彼の代役をヴチニッチに頼むのもよいが、マンシーニ、ジュリが抜けた今、彼はトッティと同様にLWGで先発の座を手にするはずである。そうなると、トッティ不在時には、ヴチニッチがCFに、LWGに新加入の選手かエスポジートに任せることになってしまう。それに、加入するはずのWGはオリンピコに来るまでにはまだ時間がかかりそうなところをみると、まだまだ危険である。さらに、その場合、ヴチニッチまでも怪我した場合、CFには新加入の選手(おそらくバティスタ)、LWGには、新加入の選手かエスポジート。WGタイプの新加入選手のことを含まないと、エスポジートに出番を与えることになり、まだまだ未知数である。それゆえに、LWGの選手の補強が必要である。それに、その選手が機能するかどうかは、まだわからない。

もう少しいえば、バティスタの使い方もわからない。普段は2列目で勝負するポジションを与えられるはずの彼がCF起用の時、どのようにローマの攻撃はなるのだろうか。ローマの攻撃は、組み立てにCFが関与する場合が多い。トッティの場合でもヴチニッチの場合でもそれは変わらない。バティスタもそうなるはずであるし、彼にもゲームメイキングセンスは十分にある。ただ、タイプはトッティとも、ヴチニッチとも異なる。

彼の獲得の意義については、前線でのフィジカルの確保、ということが大きいと思う。

バティスタには、そのフィジカルを利用したゲーム展開を求めるのではないのか。前線で体を張ってくれる選手はこの2・3年ローマにはいなかったように思える。トッティでさえも、削られ続け、怪我をしてしまっている。バティスタには、前線で体を張ってもらい、そこから、サイドに流すのであれ、何をするにしろ、ゲームを展開させていくのではないか。前線に孤立させておくようなことはさせないはず。強引なゲームメイクもでき、ローマにはなかった新たなオプションを見いだせるのではないだろうか。

バティスタのCF起用にはどのような攻撃の仕方(趣旨)があるのかは、みてみなければわからないが、新たなオプションをもたらすような起用ではないだろうか。そして、これが機能するか、否か...

不安要素としてはバティスタが決定力のある選手とはいえ、本職はCFではないということ。実際、CFとしてより、セカンドトップのほうが彼の得点力は生きると思う。


バティスタ獲得間近、というのが今の僕の感覚なのですが... 早く、交渉まとめて、サイドを充実させなければ...

ここまで読んで頂きありがとうございました。

では

posted by roma10 |01:28 | ASRoma | コメント(4) | トラックバック(0)
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ローマの補強を見直してみる

コメント投稿者ID :

あ・・・スミマセン。すごい長い記事を書かせてしまったみたいで。

ブリーギですが、契約更新をやたら長く放っておかれていた(しかも大した額ではない)ことや、アントゥネスと同じくらい放出先候補が挙がっていたことを考えると、恐らく彼は放出候補。その代わりは誰だったのかというとガロッパを考えていたとしか思えないのです。
ガロッパが一番何を嫌がったのかというと、「4年間放っておかれ、中途半端な扱いにされていたこと」。彼は本気で自分を使ってくれるんだったらローマを選んだと思います。彼は今後A代表を目指すわけですが、それには上のクラブで結果を出した方が早い。けどローマは信用されなくてシエナが選ばれた。これにはオーナー以下、コンティ、デロッシ父あたりは大ショックだったんじゃないかな。ロリーアは「ついで」だと思いますよ。シエナとの交渉期限間近になって突然名前が出始めましたから。利害一致じゃないです。シエナへのプレゼント。
買取オプションですが、共同保有の時はつかないと思います。保有権折半という意味で、来年6/25までに両クラブが話し合って共同保有を続けるor一方が買い取るのかを決める、決まらなければ26日に競売にかけられ高い値を付けた方に保有権が100%いくという非情なシステムです。例えばフレッディは今夏競売へ。で、保有権が100%グロッセートへ(当然フレッディからは大ブーイング)。なのでクルチも危険。シエナは本気で彼が欲しいと思っているハズ。第2のアメーリアの可能性大です。一方でアルトゥールはトップチーム登録抹消か?という噂すら出る始末。「そりゃシエナが緊急でマニンガーを借りてきただけある…」と私は絶句しました。第2だとしても買うべきじゃなかった。
ついでに、ドニさんは既に負傷中の模様です。中盤から後ろが殆ど変ってないので今季も盛大に失点街道まっしぐらだと思ってます。相変わらずピサーロをボランチで使ってるし。前強くして後ろ変わらず(寧ろ第2GKが計算できないあたり弱くなったかも)

ところでRomanewsのアンケート(※このアンケートはシエナ交渉後に出現)ですが、たとえCFやWGが欲しくても有能な生え抜きを犠牲にすることまでは許してないです。現にコリエレのコメント欄に出ていたロマニスタによる「理想フォーメーション」にはチェルチとガロッパの名が多く出てきました。新人はリーセとフンテラール(orイアキンタ)くらいでしたね。「生え抜き出してまで外の奴はいらん」と。
オーナーの生え抜き組への溺愛っぷり(クルチを冬に出さなかったこととか)を見ると恐らく生え抜きを使ってほしいのだと思います(まして会長はローマ人)が、使わないのはスパレッティです。アクィラーニを本人の希望ポジション(ボランチもしくはシステム変更して中盤の底)で使わないことを見ても感じることだけど。アクィラーニは構想外かもなって思えるくらい。でも放出しない。できない。生え抜きだから。これを「オーナーと現場との乖離」と言いました。
最近だと以前は決して文句を言わなかったRomachannelのインタビュアーも生え抜きを戻さない監督に疑心を持ち始めてます。万が一オカカが残ってもそれはオーナーの要請でしょうね。これが続くとどちらかといえば指揮官のクビのが危ないかなと。結果が出なければ尚更。

posted by yu-ki | 2008-08-15 14:55

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コメント投稿者ID :

>yu-kiさん

この記事は自分の自己満足のために書いてるということもあるので、気にしないでください。長いコメント、ありがとうございます。

yu-kiさんの指摘する点は真である、と思います。たしかに、生え抜き組に振り回されている感はありますね。もちろん、私も生え抜き組が大好きなわけで、彼らを重宝するような扱いには賛成です。ただ、やはりそれに振り回されていますね。現在のメンバーではアクイラーニ。ピサーロと比べると、やはり見劣りするわけです。もちろん、彼とは特徴も、なにからなにまで違うわけですが、スパさんはやはりピサーロをつかいたいんだと思います。彼はアクイラーニより違いを生み出せる選手なのは昨季からも間違いありません。

ブリーギのアウト、ガロッパのイン。それが理想だったのでしょうか。

チェルチをまだ戦力とするのは、やはり無理があると思います。近年、レギュラーを争えるレベルでアタッカーがユースから来ていませんね。オカカ、チェルチが有望なのは間違いないですが、それ以外はないです... ディフェンスもまたしかり...

ロリアは「ついで」的な要素が強いとは、知りませんでした。情報ありがとうございます。確かに、獲得は結構急でしたね。噂という噂もなかったですし。フェラーリと比べて、どうなのかはわかりませんが、量を確保したことは事実ですね。パヌッチもCB起用が主になるでしょうし。

生え抜きを重宝してくれるのは非常にありがたい方針なのですが、生え抜きを軸としてチームを作るということはできません。yu-kiさんの言うように、「オーナーと現場との乖離」。スパさんからみれば、生え抜きは戦力であれば使う、という当たり前の監督観です。デ・ロッシ、トッティ、アクイラーニは戦力として見ることができますが、彼らを軸としたがっているのは明らかにフロントです。結果的に、トッティ、デ・ロッシがキー選手なのかもしれません。彼らに関しては十分すぎるほどの実力があるので、大丈夫なのですが...

今のところ、結果を出すことができているローマですが、メンバー的には確実に他チームと見劣りしていますね。生え抜き組に振り回されている感は確実にありそうです。

posted by roma10 | 2008-08-15 16:30

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コメント投稿者ID :

2時間後に長い返信、ありがとうございます。私のも長かったですね改めて見てビックリしてしまいました。

ブリーギ、放出先候補が続々と出てましたが、6/25を境に徐々に消えて最終的に契約延長が決まりました。「あれ?」と思っていたところで出てきたのが「プラデから戻したいとの要請があった」というガロッパ自身のインタビューで驚きましたね。「補強失敗したってことか・・・」と。
正直ブリーギに何を求められるのか私には判りません。トップ下の適正はない。ボランチだとボールをとられる。投入後の失点が多いです。逆にガロッパですが市場価格が鰻上りになったそうで、理由を探ってみたら、代表に出続けていたこと、シーズン後半の評価では各社平均6と7しかなかったこと、守備が売りですがクロスもあげる(ピサーロより多い)こと、機会を見計らって攻撃参加もすること、だそうです。下部でデロッシ、アクィラーニと共にやった経験もあるのだからお互いを知っている。フロントが戻そうとしたことに納得いきます。
ピサーロにもボランチの適正はないと思ってます。格下相手にもボールをとられたり。象徴的なのがユーヴェ戦、フリウリでのウディネ戦ですね。アクィラーニのが3列目の適正はあるでしょう、その守備力でもって。ボールとられても取り返すだけの力があります。トップ下で使われるのが可哀想だなと。なので、このポジション争いでこの2人の立場が逆転してることは甚だ疑問です。ウディネ時代の教え子、そのくらいかな考えられる理由は。
チェルチについても同じです。「エスポージトにはチャンスを与えるのにチェルチには何故それがない」といった意見があり、そりゃそうだよなと。生え抜き(マリョケッティ)をトレード要員として出してまで獲ったのに結果を出さない29歳より、21歳の生え抜きのがBETしたくなるでしょうファンとしては。
要は監督の言う「結果を出さない選手を残して生え抜きを使わない理由」に説得力がまるで無いのが原因だろうなと。「どういう論理だよそれ」と言われているあたり。

フロントが生え抜きを軸に据えようとしてるのはある意味当然だといえます。恐らくクラブとしてそういう計画を進めるとファンに言った(各社のコメント読んでそう判断しました)のだから、それを履行しなきゃいけません。ただ指揮官がそれをしたがらないとフロントとしては困ります。
まして「ローマ人であること」を何よりも誇りとし、下部の試合にも足を運ぶロマニスタがティフォージであるチーム、フロントが合っていると思いますよ。そもそも去年の獲得した人全員を機能させてないのは指揮官の責任。全員機能させてそれでも結果が出なかったら「補強してくれ」は判りますけど、昨季を見て「それはないよな・・・」と私も感じました。
今夏ほどあちこちから不満(ヴィルヘルムションからも叩かれました、監督から信頼がないし、信頼できなかったと)が出ているのも久々です。また変革の時期が近づいてきたかなと感じてます。

ちなみに、バチスタの450は税込みです。それでも250は超えてますけどね。

posted by yu-ki | 2008-08-15 21:38

ローマの補強を見直してみる

コメント投稿者ID :

>yu-kiさん

再びコメントありがとうございます!

ブリーギに関しては、完全にバックアッパーという扱いでしたね。ブレイクするとでも思っていたのでしょうか。たしかに、ポテンシャルを発揮できていない感は由緒で見てとれるのですが、それを発揮するまでにはいたっていませんし、今現在、彼は精一杯でやっているのかもしれません。

ブリーギの場合、球際が弱い、ところとパスが中途半端なところが評価を著しく下げているのだと思います。パスはスペースに気づいていても、そこに的確に出せなかったりと、かなり中途半端で、球際が弱いこともあり、展開力には大いに疑問を感じられます。途中出場によるデ・ロッシの負担軽減、という役割しかないのかもしれません。

ブリーギを放出して、ガロッパを買い戻す。ガロッパは生え抜きですし、クラブ方針にもあう。若いですし、今後の期待も持てる。レギュラーを取るだけの力はありませんが、ローマで起用していくことも十分に可能です。ガロッパ放出は完全にローマのフロントの負けですね。

ピサーロには球際の強さ、パス能力の高さ故の起用だと思っています。ただ、もちろん、体格がいいわけでもなく(それでもボールキープはできるが...)、致命的な守備力の低さも持ち合わせています。守備力はデ・ロッシなどが補ってかろうじてバランスを保ってはいますが、度々へんな「冒険」をすることがあり、ボールを奪われることがしばしばです。トップ下での起用はないのか、と思っている次第です。アクイラーニはトップ下もできる素質は机上では持っていると思いますが、まだまだ機能していません。昨季、ボランチでの起用が素晴らしかった、ということもありますし、ボランチでの起用が主となるのは間違いなさそうですが...  ここでも、オーナーと現場との乖離が現れています。


昨季の補強は完全にバックアッパーの獲得でした。レギュラーを狙えたのは、チチーニョとフアン(怪我がなければレギュラー)くらいです。エスポジートはサブですし、出させてもらえない、結果も出せない。これは多少しょうがない気もするのですが、普通に完全移籍させたところが疑問です。層のうすいWGをトレード要因にさせるわけでもなく、売ってチェルチを呼びもどしたほうがいいのでは... と思います。エスポジートもシーズン中そうでしたが、出番が与えられないんですよね。チェルチに関しては、まだまだ計算できない、ということでの放出だと思いますが、それはエスポジートも同じです。

ヴィルヘルムション、ジュリ、マンシーニと移籍した選手から不満が出てますね... yu-kiさんのとおり、これはかなり痛いですよね... 先にあげた3人は随所でよいプレーをしていただけに、生え抜きと同等くらいの評価はしてあげてもよかったのかもしれません。逆に生え抜きのレベルの問題もあります。有望な(注目されている)若手でも、出番を与えれば活躍してくれる、ということはありませんし... それでも、出番を与えるべきなのは当然なのですが... 経験を積ませるためのレンタル移籍だけではなく、自チームの中で育てていく、ということはスパさんはできないのでしょうか... オカカは好きみたいですが... ロージ、チェルチetc.は...

posted by roma10 | 2008-08-15 23:28

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