2008年02月17日
加地は左サイド?
いまは重慶のホテルでパソコンに向かっている。明日から始まる第3東アジア選手権の取材で、15日から重慶一の繁華街にある(独立碑の近隣)新華酒店(1泊3500円のホテル)の一室で、カメラマンと同宿しながら大会取材に備えているところだ。 今日16日は、午後5時30分から日本代表が、市内のグラウンドで1時間ほどの練習を公開した。ダイレクトを基本としたパス回しによるフォーメーション練習を中心に、ハーフコートではトップに楔のパスを入れてサイドに展開に、サイドからのクロスにゴール前で3人のアタッカーが飛び込むパターン練習を繰り返していた。 その際に目を引いたのが、サイドアタッカーの人選だ。すでに新聞等でも報道されているように、左に追加招集された安田と、加地。右には岡田ジャパンの申し子とも言える内田と、駒野。これまでの人選からすると、駒野と加地を入れ替えた格好だ。加地自身、左サイドDFは大分在籍時代以来7~8年ぶりのコンバートだという。 「基本的にサイド(ライン)を背負ってプレーするので違和感はありません。むしろ新しい発見があります」と加地は左DFを歓迎していた。FC東京時代、右サイドから中に切れ込んで左足でのシュートを練習していただけに、逆に左サイドに位置すれば、中に切れ込んだ時には得意の右足でシュートを狙うことも出来る。もちろん東アジア選手権で、加地が左DFで起用されるかどうか現時点では不明だが、加地自身にとって、さらにはチームにとってもトライする意義はあるだろう。 ただし、岡田監督の真意がどこにあるのか。それが正直、分からない。今年1月の指宿合宿では、サイドアタッカーとして駒野、加地、内田、安田、徳永を招集した。これまでサイドアタッカーは、右の加地、左の駒野で定着している感が強かったように思う。そこで岡田監督は、レギュラーに近い2人に危機感を与えると同時に、バックアップメンバーの底上げも図ろうとしているのではないかと想像した。 指宿では徳永は左サイドでも起用された。彼自身、昨シーズンはFC東京で目立った活躍をすることができず、まして左サイドでの起用は全くの予想外だった。その結果、これといったアピールも出来ずに代表からは漏れている。安田は、若さゆえの経験不足かもしれないが、指宿合宿では突破にこだわっている印象を受けた。ゴール前で巻や播戸が飛び込もうとしているのに、クロスを上げずにDFに勝負を挑み、大学生相手に抜けきれずCKを獲得するシーンが多かった。結果として、FW陣の動きは無駄に終わることが多く、チームメイトからも怒られていた。 サイドアタッカーは、突破の回数もさることながら、精度の高いラストパスを何本供給できたかで、攻撃時の評価も決まるのではないだろうか。浦和に移籍した相馬は、確かにドリブル突破は魅力だが、ラストパスの本数は今季復帰した三都主と比べると少ないはずだ。そうした観点からすると、徳永や安田は最初のハードルをクリアできなかったのではないかと思っていた。 そして、加地である。もともと右サイドは加地の独壇場だった。内田を起用したのは、まず加地は計算できる戦力のため、バックアッパーを必要としていたのではないか。そのために徳永も招集して底上げを狙ったと思っていた。左サイドも同様で、駒野一人しかいない現状を考え、ジーコ・ジャパン時代の固定メンバーが負傷した時の反省から、若い安田に可能性を見出そうとしていたのではないかと、指宿合宿の意図を想像していた。競争原理の導入により、個人を触発し、さらなる成長も期待しているのではないか。左サイドに関して言えば、浦和に復帰した三都主もいる。今後代表に呼ばれるかどうかは別にして、選択肢は広がるだろう。 こうした状況で、試合前日の練習で駒野を右DF、加地を左DFで使う意図がどこにあるのか。本当にコンバートを狙うなら、指宿合宿からトライすべきではないだろうか。対戦相手をかく乱する意図からなのか。だとしたら、冒頭に書いた、加地の正直なコメントはどう扱ったらいいのか判断が難しい。選手は正直にコメントしていると思いたいが…。 今大会は様々なことをテストする大会と、岡田監督は位置づけている、そのテストとは、新戦力の発掘なのか。それともオシム・チルドレンの粛清なのか。こうしたステレオ・タイプの判断は短兵急かもしれないけれど、今後の岡田ジャパンの方向性を探るには絶好の大会でもあると思っている。
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posted by roku03 |02:43 |
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左サイド駒野不要論 【サッカー連れづれなるままに】
左サイド駒野不要論 (駒野が嫌いではありません。) しかし適材適所というものがあります。 岡田監督は左サイドバックに何を求めているのだろうか? 右サイドの内田が上がるのだからバランスを取っているのか? 左利きの選手を使わないメリットが駒野にはあるから岡田監督は使っているのだとは思うが… ボールポゼッションが出来る試合なら攻め込む場面が多くなるのだから突破できる選手を使ったほうが良いのではと思ってしまう。 攻め込まれる時間帯が多い時に駒野を使うならわかる。 しかし今の代表では不動の左サイドバックという位置ず
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加地は左サイド?
コメント投稿者ID :
今回は直前にレギュラーの負傷辞退が相次いだので、やはりバックアップメンバーの底上げの意味合いが当初の予定より強まったのではないでしょうか。そういう中で決まった加地の左SBのトライなのだと推測します。
また加地をふくめた全体の「活性化」も狙いだと思います。右SBに内田の起用を続けている関係上その間に加地を左にトライさせようということでしょう。加地が左SBとして使えるならそれでいいですし、そうでなくても経験させておくだけ後で役に立つだろう、つまりどちらにころんでもOKという計算はあると思います。(内田を先発で使えるのも加地という計算できる選手がいた上でのことでしょう。尤もそのことが内田のパフォーマンスに影響している気がしないでもないですが。まあそれは別の問題になりますが。)
posted by うが | 2008-02-17 09:39
駒野さんはどうなうのでしょう?
コメント投稿者ID :
はじめまして(^^)
詳しい解説でよくわかります!
ありがとうございます!
我が家は駒野さんのファンなので岡田監督がどう考えているのか不安です。
また覗かせていただきますm(_ _)m
posted by 青犬 | 2008-02-17 23:49
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