2007年12月25日

【美浦】祭りのあと 

 第52回有馬記念は9番人気のマツリダゴッホがG1初制覇。G1馬7頭が揃ったドリームレースで見事に頂点に立った。

前夜から降り続いた雨は午前中に止んだが、馬場は「稍重」発表。有馬記念と同じ芝2500mで行われた7R・グッドラックハンデキャップ(古馬1000万)では外から豪快にマクった蛯名正義騎手騎乗のエフティイカロスが勝利。馬場のいい外目を巡って、4コーナーからの攻防が熾烈だっただけに、有馬記念も激戦が予想されたが、レースは意外にも落ち着いて流れた。

 チョウサンが気合をつけてハナを切ると、前半5ハロン60秒5の平均ペース。ダイワスカーレットは2番手で折り合いをつけるのに専念。マツイダゴッホは引っ張り切れない手応えで3番手につける。1番人気のメイショウサムソンは互いに牽制するように、ウオッカ、ロックドゥカンブと共に中団を追走する。
3コーナーを過ぎてからダイワスカーレットが先頭に立つと、一気にペースアップ。後続馬が置いていかれる中、マツリダゴッホだけが絶好の手応えでダイワスカーレットに襲いかける。馬場のいい真ん中を通ったダイワスカーレットの内をすくうと、一気に先頭。後続が伸び悩む中、メンバー最速の上がりで完勝した。

 これで中山コースは全6勝中5勝目。アメリカJCC、オールカマーを含む、重賞3勝は全て中山コースだ。馬体重はデビュー以来、最高の498キロ。前走より12キロ増えていたが、中間では坂路を一本登ってから、南ポリトラックコースで意欲的に攻め馬を消化。今までより負荷をかけた調教をこなすことで、心身ともに大きく成長していた。
前走の天皇賞・秋は15着に大敗したが、ジャパンカップに見向きもせず、有馬記念一本に絞って調整した陣営の手腕も光った。天皇賞・春(11着)は距離が長く、天皇賞・秋(15着)は不得手な左回りだった。過去2度のG1での敗戦が力負けではないことを改めて証明した。

 それにしても関東馬は有馬記念に強い。これで今年を含めた過去10年の有馬記念で関東馬は7勝している。3着以内に関東馬が入らなかったのはハーツクライが勝った2005年の有馬記念だけだ。人気は関西馬でも、勝つのは関東馬。来年の有馬記念でも忘れずに覚えておきたい。

 2着ダイワスカーレットは初めての関東遠征にも関わらず、パドックでは今までで一番、落ち着いていた。堂々たる佇まいには貫禄すら感じられた。古馬一線級を相手に、2番手から先頭に立つ横綱相撲。勝ち馬にマークされた分、直線で出し抜けを食らったが、一番、強い競馬をしたのはこの馬だ。今までは良馬場で上がり3F33秒後半の末脚で捻じ伏せていたが、今回は切れ味が殺がれる重馬場(稍重)だった。自分の得意ではない条件でもベストパフォーマンスが発揮できるのは地力がある証拠だ。来年は古馬の頂点に立てる器なのは間違いない。

 1番人気メイショウサムソン(8着)は気合を前面に出していた天皇賞・秋と比べると、覇気が物足りなかった。昨年の有馬記念(5着)も手応えほど、直線で伸びなかったように、本質的に冬場は苦手かもしれない。

 ウオッカ(11着)はパドックで落ち着いていて、今期一番、いい状態だった。しかし、小回りコースでは器用さが問われる分、本来の末脚が発揮できない。ベストはやはり、日本ダービーを勝った東京コースだろう。来春、輝きを取り戻すために、今はゆっくり休んで欲しい。

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posted by 辻三蔵 |15:40 | 有馬記念 | コメント(1) | トラックバック(2)
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2007年12月24日

有馬記念を終えて

 スポーツナビ特派員Aです。競馬ファンのみなさま、今年の総決算・有馬記念はいかがでしたでしょうか?

 それにしても、マツリダゴッホには驚きました。まさか、まさかの結果に口あんぐり。蛯名騎手ですら「誰よりも僕が一番ビックリしてる」なんて言うんですから、もうなんと言ったらいいのか良く分からない有馬記念のフィナーレでした。
 とりあえず、「祭りだ♪ 祭りだ♪」とレース後に北島さぶちゃんの「まつり」がエンドレスで脳内に流れた人は僕だけじゃないことは確かです。

 蛯名騎手、国枝調教師、藤井調教厩務員ら厩舎スタッフのみなさま、オーナー、生産牧場、育成牧場など関係者のみなさま、そしてマツリダゴッホくん、本当におめでとうございました!

 そういえば、今年の桜花賞前にピンクカメオ、クーヴェルチュール、マツリダゴッホが栗東に入厩していて、マツリダゴッホ担当の藤井調教厩務員とご飯をご一緒させてもらったんですよね。
 あの時は、まさかマツリダゴッホが有馬記念馬になるとは、失礼ながらまったく思いもしませんでした。その時の更新記事が→こちら
 でも、今思えば、豪華なメンバーが栗東に同時入厩していたものです。

 みなさんの今年の有馬記念の感想をお聞かせください。馬券取ったよ自慢はもちろんのこと、ボーナス・給料全部なくなっちゃった負け話、有馬記念に限らず2007年の競馬の感想まで幅広くお待ちしております。
 24時間受け付けておりますので、コメント・トラックバック欄にジャンジャン書き込みをよろしくお願いします。

 さて、僕スポーツナビ特派員Aからの更新はこれが最後となります。競馬ファンのみなさま、今年1年もありがとうございました。
 栗東で取材してきたわりには、まったく当たらなくて頼りにならない予想ばかり載せてしまい、本当に申し訳なく思っております。また来年もこの企画が続いていたら、その時にみなさんにお会いできればうれしいです。
 それでは競馬ファンのみなさま、よいお年を……の前に東京大賞典ですね!有馬の借りは大井で返す、そして金杯で倍返しです! ではでは、またお会いできる日までさようなら。

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posted by スポーツナビ特派員A |02:05 | 有馬記念 | コメント(19) | トラックバック(5)
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2007年12月23日

マツリダ!マツリダ!

こんばんは!
スポーツナビ特派員Aです!……と言いたいところですが、
A記者は傷心のため、本日の有馬記念でA記者のアシスタント(?)を務めました、スポーツナビ特派員Mが代理させていただきます。
(本当は、A記者は原稿を執筆中です! 落ち着いたら登場するハズです!?)
競馬初心者ではありますが、よろしくお願いいたします。

続きを読む...
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posted by スポーツナビ特派員A代理。 |23:55 | 有馬記念 | コメント(11) | トラックバック(2)
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2007年12月22日

有馬記念、大予想大会!

 さあ、いよいよ有馬記念が近づいてまいりました! 競馬ファンのみなさんはもちろんのこと、特に競馬に興味のない人でも気がついたら買ってしまう1年の総決算です。ドリームジャンボ宝くじくらいとまでは言わないまでも、クリスマスも近いですし、有馬でドカーンと一発当てて、好きなあのコにビッグなプレゼントを……なーんてできたら、最高の年の瀬を迎えられますよね?

 みなさんの当たる有馬予想をぜひ教えてください。24時間受け付けておりますので、コメント・トラックバック欄への書き込みをドシドシお待ちしております。

 さてさて、僕スポーツナビ特派員Aが栗東取材で得た情報と、自分の目・カンをフル活用させて出た結論が以下の通りです。恐縮ですが、どうぞ!

<有馬記念の印>
◎ポップロック
○メイショウサムソン
▲ウオッカ
△ロックドゥカンブ
×ドリームパスポート
注ダイワメジャー、インティライミ

 もともと、「今年はなんだかんだ言って、ウオッカの年だった」と思っていた僕は、最後も本命はウオッカで!と言いたかったんですが、やはり大外16番は不利としか映りません。「大外ってことは考えないようにしよう」というスタンスで、それでもウオッカ本命でも良かったのですが、それでは栗東に行った意味がありません。一度、アタマの中をリセットしてマジメに考えました。

 で、出た結論がポップロックです。状態は問題なく良好ですし、ペリエさんが言うには「中山2500メートルの方が走りやすい」と太鼓判。また、晴れ雨兼用ですから、特に馬場状態や天気を気にする必要がないというのが心強いです。
 さらに3枠6番という枠順が絶妙ですね。きょうのラジオNIKKEI杯のサブジェクトもそうでしたが、やっぱりペリエさんは内枠で競馬をさせたら抜群にうまい! きっとペリエさんもこの枠順を喜んでいることでしょう。水曜の追い切り後には「去年(2着)以上の結果を残したい」とも言っていましたし、有馬男のペリエさんに全てを託したいと思います。

 対抗のメイショウサムソンはもちろん逆転候補、というか主役1番手ですが、雨が降りすぎた場合、逆に馬場の荒れやすい最内枠がアダとなるのではと思って、対抗に下げました。でも、3着以下は外さないと見て、買い目は以下の通りです。

<有馬記念の買い目>
3連単(6)(1)2頭軸に→(16)(8)(2)(4)(12)マルチ流しで。

 みなさんの予想はいかがでしょうか? これで勝負!絶対に自信あり!!というオリジナル予想をお待ちしています。24時間受け付けていますので、コメント・トラックバック欄にジャンジャンに書き込みよろしくお願いします。

(でも、ウオッカ嬢なら大外からでもアッサリ勝って不思議はない馬なんですよね。ウオッカが勝って1年を締めくくった方が、競馬人気回復のためにもいいような気がしますし。う~む)第52回 有馬記念特集 - YAHOO!スポーツ 参考レース動画、データ分析など

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posted by スポーツナビ特派員A |23:04 | 有馬記念 | コメント(84) | トラックバック(18)
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2007年12月22日

【美浦】レゴラスです。

今年の有馬記念には関東馬は7頭出走しています。「トレセンブログ【美浦】」最後の登場は1000万条件から果敢に挑戦するレゴラスです。今年で6歳ですが、屈腱炎で2年近く、休んでいたため、キャリアはまだ11戦しかありません。父サンデーサイレンス、母は仏G1・ヴェルメイユ賞を制したカーリング、兄にG2 4勝のローエングリンがいる超良血馬です。今週の坂路では生涯最高とも言える追い切りを見せました。4Fからハイラップで飛ばすと、終い1F11秒5と抜群の反応。坂路で1F11秒台を出す馬はいますが、レゴラスのように4F50秒9と速い時計でまとめたのはオープン馬でも
いません。先行する僚馬を一気に抜き去った動きは圧巻の一言でした。

 「脚元もシッカリしてきたので、今回はビシッと追うように指示しました。素晴らしい動きでしたし、改めて能力の高さを感じましたね。1000万条件の身で、有馬記念に出ることにお叱りを受けるかもしれませんが、強い相手に対してどんな競馬ができるか、楽しみにしています」
と加藤征調教師は意気込みを話してくれました。

 気性面の難しさが出世を阻んでいますが、気持ちが走る方に向いてくれば、オープンでも通用する素質を秘めています。今回はいつもの先行策ではなく、前に馬を置いて、折り合いをつける競馬を考えています。この馬も有馬記念で最多の6頭が出走している「強い」6歳世代の一頭です。強敵と揉まれることで「未完の大器」が開花するかもしれません。

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posted by 辻三蔵 |20:28 | 有馬記念 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2007年12月22日

ウオッカら中山へ出発

 【栗東】おはようございます。スポーツナビ特派員Aです。有馬記念がいよいよ明日に迫ってきました。関西馬は今日、中山競馬場へと出発します。

 先頭を切って栗東を出発したのは、ウオッカ、ポップロック、デルタブルースの角居厩舎3頭。午前6時過ぎにポップロック、デルタブルース、ウオッカの順番で馬運車へと乗っていきました。3頭とも特に嫌がることもなくスンナリと乗っていきましたし、落ち着きは十分でした。

 「渋滞で混むかも知れないので、朝早い出発になりました。今日は何もせずに、明日の朝に運動をしようと思っています。3頭とも落ち着いていますよ」と角居調教師。あとは無事に到着し、ゲートインを待つのみとなりました。

ウオッカ
ウオッカです。

※メイショウサムソン、ダイワスカーレットらは午前9時ごろの出発を予定しています。

■第52回 有馬記念特集 - YAHOO!スポーツ 参考レース動画、データ分析など


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posted by スポーツナビ特派員A |06:35 | 有馬記念 | コメント(1) | トラックバック(2)
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2007年12月21日

【美浦】ロックドゥカンブです。

20071221-08.jpg
              (写真左がロックドゥカンブ)  菊花賞3着馬ロックドゥカンブは木曜日に追い切りました。 マイケル・キネーン騎手を背に、南ポリトラックコースでジャガーメイル(古馬1000万)と併せ馬。先行するジャガーメイルをジックリ追走すると、4Fを過ぎてからペースアップ。直線でキネーン騎手が軽く仕掛けると、1F12秒3と鋭く反応(4F50秒1)。僚馬を楽に突き放しました。キネーン騎手も帰り際に笑みを浮かべるほど、満足のいく動きでした。 「菊花賞後、疲れが残っていたのでジャパンカップを回避して、10月26日に山元トレセンへ短期放牧に出しました。11月16日に帰厩しましたが、心身ともにリフレッシュして戻ってきました。1週前追い切りでは終いを伸ばす指示を出しましたが、反応、息遣いともに良かったですね。先週の時点で体は出来ていたので、今週はジョッキーに感触を確かめてもらいました。足りない面があれば、追って欲しいと指示しました。ここまで順調に調整できて、非常に満足しています」 と堀調教師は納得の表情を浮かべています。  デビュー以来、4戦4勝で迎えた菊花賞(3着)は勝負どころで馬群に包まれる厳しい展開。直線でメンバー最速の末脚で追い込みましたが、あと一歩、届きませんでした。 それでも「前走は結果的に苦しい位置での競馬になりましたが、良く3着まで追い上げたと思います」と堀調教師が話すように一番、強い競馬をしたのはこの馬です。 「3歳牝馬に比べて、牡馬は弱いと言われていますが、軌道に乗ってきた今なら、その評価は覆せると思っています」と言葉にも自信が感じられます。  南半球産のロックドゥカンブは日本の3歳馬より、およそ半年遅い9月29日生まれです。そのため53キロ(日本産の3歳牡馬は55キロ)と他馬より有利な斤量で出走できます。 しかも鞍上はアイルランドのマイケル・キネーン騎手です。1997年・ジャパンCでは、英国馬ピルサドスキーでエアグルーヴ(2着)を破り、優勝。1999年・凱旋門賞ではエルコンドルパサー(2着)を仏国馬モンジューで差し切りました。今春の香港GI・クイーンエリザベス2世Cでは、香港馬ヴィヴァパタカでアドマイヤムーン(3着)に完勝しています。日本のファンにはお馴染みの世界的名手です。 親交が深い松岡正海騎手は 「日本の競馬も熟知していますし、世界中のどの競馬場に行っても結果を出せる。プロ中のプロですよ」 と話していました。 世界的名手に導かれるロックドゥカンブがどんな走りを見せるのか。私たちは歴史が変わる瞬間を目撃するかもしれません。


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posted by 辻三蔵 |20:56 | 有馬記念 | コメント(2) | トラックバック(2)
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2007年12月21日

スカーレットの松田国師、自信満々

 【栗東】ダイワスカーレットを管理する松田国調教師が自信満々です。この秋シーズン、前走後からここまでを振り返り、
 「秋3走は能力だけで勝ったようなもの。使い出しからビッシリと追わずに使ってきましたが、勝つことで余裕がでてきました。ただ、今回は一流の牡馬が相手ですから、3週続けて坂路で53秒台と強い稽古をやってきました。今までにないくらいの時計を出してきましたね。天皇賞馬に勝つことを目標にやってきましたし、ここを勝てば年度代表馬も見えてきますから」
と、敵はメイショウサムソンただ1頭とばかりの表情で話していました。

 今年、同世代のウオッカにはGIで2度勝っていますし、トレーナーの中では勝負付けは終わっている=敵は牡馬のメイショウサムソンと考えているのかもしれません。
 また、松田国師が語っていたように、ここを勝てば年度代表馬の最有力候補になりますから、さらに力が入っていることでしょう。“47年ぶり”のヒロインはウオッカではなく、ダイワスカーレットのための形容詞となるのでしょうか。

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posted by スポーツナビ特派員A |20:21 | 有馬記念 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月21日

フサイチパンドラ、最後のレースへ

 【栗東】フサイチパンドラはこの有馬記念が引退レースになる模様です。
 「あっという間やったなぁ。ついこないだデビューしたと思っとったのになぁ」と、しみじみ振り返ったのは同馬を管理する白井調教師です。

 フサイチパンドラは一昨年(2005年)の11月に鮮烈なデビュー勝ちを飾り、キャリア1戦で阪神JFで3着に好走するなど早くから高い素質を見せてきました。ただ、気性的に常に安定して走れるタイプではなく、エルフィンS6着や桜花賞14着など不可解な大敗も経験。ですが、オークスでは0秒1差の2着に突っ込み、秋の秋華賞でも3着、そしてエリザベス女王杯では繰り上がりながら1着となり、ついにGI馬の仲間入りを果たすこととなりました。

 今年に入って、さすがに古馬牡馬との戦いでは苦戦を強いられましたが、夏の札幌記念では鮮やかな逃走V。エリザベス女王杯では見せ場十分の2着に入り、さすがの地力を見せてくれたことは記憶に新しいでしょう。
 そのフサイチパンドラも引退を迎えることになりました。

フサイチパンドラさん

 そうは言っても、この有馬記念は文字通り“最後の大勝負”。前走のジャパンカップでやや太め残りだったこともあり、今回は馬体が絞れるようにビシッと追ってきたとのことです。
 「この馬は510キロ台では太い。エリザベス女王杯(508キロ)くらいが一番いいな。それに、超一流馬が相手だから、生半可な仕上げではいかん。究極の仕上げをしないとな。このレースが最後やし、バシッと悔いのないように仕上げてきた」
 スペシャルウィークやアグネスデジタル、ダンスパートナーを育ててきた名トレーナーが“究極の仕上げ”を施してきたというのだから、これは怖い。レース当日、馬体重が510キロ以下に絞れていたら、ちょっとマークした方がいいかもしれないですね。

 白井調教師もおっしゃってましたが、最後ですから力を全部出し切って、とにかく悔いのないレースを見せてほしいですね。

■第52回 有馬記念特集 - YAHOO!スポーツ 参考レース動画、データ分析など


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posted by スポーツナビ特派員A |19:17 | 有馬記念 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年12月21日

【美浦】斎藤誠調教師です。

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サンツェッペリンを管理する斎藤誠調教師です。 サンツェッペリンは水曜日に最終追い切りを終えているので、金曜日は坂路を2本、軽く登ってきました。坂路を登り終えた後、クーリングダウンしているサンツェッペリンを斎藤誠調教師が入念にチェックしていました。 「追い切りはポリトラックコースで行いましたが、普段の調整は坂路を中心にやっています。開業前、イギリスのニューマーケットを見学した際に、馬と人がコミュニケーションを取りながら坂路調教をする姿が印象に残りました。調整方法の基本はインターバル調教です。ウォーミングアップに時間をかけて、坂路を登った後も乗り運動に時間をかけています。長く接することで馬のことがわかるし、馬も「友達」のように人に接するようになります。お互いが友達のような関係になると、馬も落ち着いてくるんですよ」 と斎藤誠調教師。 前走の菊花賞では折り合いを欠いたサンツェッペリンですが、先週、追い切りをつけた北村宏騎手が 「イメージと違って、乗りやすいですね」と話していたように、最近は気性面の成長が感じられます。 「坂路には馬がいない時間を見計らって、登ります。集団の中では馬が密集しているため、事故が起こることもある。速い調教をする馬が隣にいると、馬が焦って走ってしまうこともあります。馬も人も安全に調教するためには、馬がリラックスして走れる環境を作ることです」 と斎藤誠調教師は普段の調教の大切さを話してくれました。 サンツェッペリンの落ち着いて走る姿を見ると、毎日の調教の積み重ねが実を結んでいると感じます。 「菊花賞後、予定していたステイヤーズSは中間、熱発した影響で回避しましたが、回復が早かったので有馬記念に出走を決めました。サンツェッペリンは初めて重賞(京成杯)を勝たせてくれた馬ですし、斎藤誠厩舎の名前を上げてくれた大黒柱です。だからこそ、もう一花、二花咲かせたい。何とか、サンツェッペリンに恩返ししたいですね」 と笑みを浮かべていました。 開業2年目を迎える斎藤誠厩舎は朝日杯フューチュリティS(1着ゴスホークケン)でG1初勝利を達成しました。サンツェッペリンは中山芝2000mで京成杯を勝ち、皐月賞でも2着しています。中山コースとは相性が抜群です。 「意外性のある馬ですから、あっと驚く場面があるかもしれませんよ」 と斎藤誠調教師は静かに闘志を燃やしています。
20071221-05.jpg
               (写真左がサンツェッペリン)


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posted by 辻三蔵 |18:33 | 有馬記念 | コメント(0) | トラックバック(1)
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