2007年11月25日
第27回ジャパンカップは宝塚記念覇者アドマイヤムーンが激戦を制し、引退レースをGI勝利で飾った。
レースは横山典弘騎手騎乗のチョウサンがまさかのハナ。前半5ハロン60秒1のスローペースに落とした。1コーナーで馬群がゴチャつき、アドマイヤムーンは掛かり気味の追走。しかし、鞍上の岩田康誠騎手が好位で上手く宥めて、馬群の内でジッと我慢。直線で内外大きく広がると、迷わず内を突く。馬群がバラけてから、一気に抜け出し、後続の追撃を振り切った。
上がり3ハロン33秒9(推定)は2着ポップロック、3着メイショウサムソンと同タイム。馬場の真ん中を通ったポップロックは馬群を捌く手間があり、メイショウサムソンは終始、外を回る展開だった。最内をロスなく突いた岩田騎手の好騎乗が光った。秋の天皇賞(6着)では4コーナーで外に振られて、直線では他馬と接触する不利があった。不完全燃焼の内容だっただけに、今日は最高の形で結果を出した。これでアドマイヤムーンは今年、ドバイデューティフリー、宝塚記念に続いて、国内外G1 3勝目を挙げた。
1番人気のメイショウサムソンは直線で外を回って伸びてきたが、アタマ、クビ差の3着に敗れた。勝ち馬と同じ上がりだっただけに、最後は内、外の差が出てしまった。メイショウサムソンは天皇賞春秋連覇を成し遂げたが、アドマイヤムーンには宝塚記念、ジャパンカップで敗れている。年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬を狙うサムソンにとっは、痛い敗戦だった。
3頭出しで挑んだ角居勝彦厩舎は2着ポップロック、4着ウオッカ、5着デルタブルースと健闘した。ポップロックはスタート直後に不利を受けた前走と違い、スムーズに好位を追走できた。馬群を割って伸びてきたが、あと一歩、届かなかった。次走は昨年2着の有馬記念。念願のG1初タイトルは目前だ。ダービー馬ウオッカは最後方からメンバー最速の上がり3ハロン33秒6(推定)の末脚で追い込んできた。エリザベス女王杯を取り消した影響を感じさせない走りだった。奇しくも上位3頭は宝塚記念の1~3着馬だったが、勝ったアドマイヤムーンとの着差は1秒6差から0秒2差まで大きく詰めている。順調に調整していたら・・・と思わせる内容だった。
前日に行われた第8回ジャパンカップダートは1番人気ヴァーミリアンがレコードタイムで快勝した。
前半5ハロン58秒9(推定)の超ハイペースで流れる中、道中はいつもより後方で折り合いに専念。直線で外から追い込むと、メンバー最速の末脚で突き抜けた。勝ち時計の2分06秒7はカネヒキリ(平成17年)を1秒3上回るレコードタイム。川崎記念、JBCクラシックに続く、交流G1 3勝目を挙げた。武豊騎手はクロフネ、タイムパラドックス、カネヒキリに続く、ジャパンカップダート4勝目。歴代の勝ち馬に匹敵する強さだった。
内から一旦、先頭に立ったフィールドルージュは悔しい2着。これでジャパンカップダートの武豊→横山典弘のワンツーは2001年(1着クロフネ、2着ウイングアロー)、2005年(1着カネヒキリ、2着シーキングザダイヤ)に続いて、3度目。今回も横山典弘騎手は完璧なレース運びだったが、勝ち馬の底力が上だった。
posted by 辻三蔵 |21:11 |
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2007年11月25日
【東京】更新が遅くなりましたが、第27回ジャパンカップは岩田騎手騎乗のアドマイヤムーンが勝ちました。
最内ピタリの経済コースを通った岩田騎手の騎乗も光りましたし、天皇賞(秋)の分まで思いっきり伸び、そして最後の最後まで頑張ったアドマイヤムーンもお見事。素晴らしい勝利だったと思います。
勝った岩田騎手、松田博調教師はじめ厩舎スタッフのみなさん、オーナー、生産牧場のみなさんほか関係者のみなさん、本当におめでとうございました。
ゴール前4頭の攻防も力が入りましたね。僕は基本的にスローペースのよーいドン!のレースはスキじゃないのですが、今回のジャパンカップはすごく興奮したレースでした。
勝ったアドマイヤムーンは、レース後の共同会見で、オーナーであるダーレー・ジャパン・ファームの高橋力代表よりこのJCを最後に引退することが発表されました。
有馬記念での雄姿、メイショウサムソンとの最終決戦が見られないのは残念ですが、種牡馬としての大事な大事な仕事が待っています。
「お疲れ様!」と声を出して、みなさんで送り出しましょう。世界レベルで活躍したアドマイヤムーンの雄姿、脚をリアルタイムで見ることができた我々競馬ファンはとても幸せです。本当にお疲れ様でした。
(口取りでのアドマイヤムーンはまだ興奮が収まらないのか、元気いっぱいでした。向かって左側には前オーナーの近藤利一氏、そして大魔神夫妻の姿も見えますね)
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posted by スポーツナビ特派員A |19:31 |
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2007年11月25日
競馬ファンのみなさま、こんにちは。スポーツナビ特派員Aです。東京競馬場にやってきました。
本日の東京は昨日同様、突き抜けるような青空の快晴。絶好の競馬日和です。お天気にも恵まれましたことですし、東京近郊にお住まいの方はぜひ東京競馬場に足を運ばれてはいかがでしょうか? 新宿からだいたい30分くらいですから、JCまでまだ間に合います。
ジャパンカップ発走まであと3時間。ワクワクしてきました。みなさんのJC予想の方も引き続きコメント・トラックバックで受け付けておりますので、ドシドシ書きこんでくださいね。よろしくお願いします。
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posted by スポーツナビ特派員A |12:39 |
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2007年11月24日
いよいよあす日曜15時20分、ジャパンカップの発走です。みなさんはもう予想の方は決まりましたでしょうか? ここでトレセン記恒例の大予想大会といきたいと思います。
それでは恐縮ですが、僕スポーツナビ特派員Aが今週水曜から栗東トレセン取材をして出した予想を発表させていただきたいと思います。
<ジャパンカップの印>
◎ウオッカ
○メイショウサムソン
▲ポップロック
△アドマイヤムーン
×インティライミ
注アルティストロワイヤル、ヴィクトリー
普通に予想して当てにいくなら、本命は間違いなくメイショウサムソンです。馬の状態に関しては何の問題もなかったですし、武豊騎手、高橋成調教師からは自信が感じ取れました。天皇賞(秋)では外の馬が不利をこうむったとはいえ、メイショウサムソンは完ぺきなレースぶり。たとえ不利がなかったとしても、あの時のメイショウサムソンを負かせる馬がいたとは思えません。それくらいの強さですし、充実しています。
それでも、敢えてウオッカに◎です。右寛ハ行でエリザベス女王杯を回避して急きょJCに参戦するなど、確かに古馬勢と比べると順調さを欠きました。しかし、ド迫力のフットワークで駆け上がってきた坂路追い切りの姿を見る限り、不安はありませんし、逆に不安があったらあれだけの稽古はできません。大丈夫です。能力を発揮できる状態にあります。
そして、3歳牡馬のレベルに疑問符がつくとは言え、ダービーであれだけの勝ち方をした馬が斤量53キロ。これは断然有利でしょう。宝塚記念は同じく軽量で敗れましたが、初めての古馬GIレースで、道悪、折り合いと、力を発揮できない要因が色々と重なりました。決して力負けではないと思います。瞬発力を生かせる良馬場、折り合いに進境を見せている今ならもう心配はいりません。思い出の府中2400メートルで、再びウオッカの末脚が爆発します!
また、ウオッカは何か特別な存在というか、口では説明しにくいのですが、普通ではない雰囲気を持った馬のように思います。JCを勝てば日本牝馬として初の制覇。ウオッカならばやってくれるのではないでしょうか。
みなさんの予想はいかがでしょうか? コメント・トラックバックでジャパンカップの独自予想をジャンジャンお寄せください。ジャパンカップダート予想でも特にコメント欄が非常に寂しい結果になってしまいましたので、恥ずかしがらずにコメント欄にどしどし書き込んでくださいね。YAHOO!ズバリ予想くらいのコメント数を24時間お待ちしています。よろしくお願いします!
(JCダート渾身の◎フィールドルージュは無念の2着。最後の直線では一瞬、やった!と思ったんですが。ま、ヴァーミリアンの脚が凄すぎて、ホントに一瞬だったんですけど。グスン)
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2007年11月24日
【栗東】おはようございます。スポーツナビ特派員Aです。今朝の栗東は快晴、突き抜けるような青空となりました。絶好の競馬日和です。あす日曜も同じような天気になってほしいですね。
さて、土曜朝の栗東ですが、ジャパンカップ出走馬は東京競馬場への輸送を残すのみなので、特に大きな動きはありません。メイショウサムソン、ウオッカらはそれぞれ午前10時前には馬運車に乗り、栗東トレセンを後にしました。スムースに輸送できれば、おそらく午後4時くらいには東京競馬場に到着するものと思われます。各馬ともに、無事に到着してほしいものですね。
(角居厩舎を出発する馬運車です)
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posted by スポーツナビ特派員A |11:13 |
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2007年11月24日
今週の美浦ネタをひとつ。
奥平雅士厩舎にコイウタの妹を見に行きました。ご存じ、コイウタは今年のヴィクトリアマイルを制して、G1馬の仲間入りをしました。二つ下の妹ライラックラブも11月7日に入厩。
コイウタ担当厩務員の竹俣さんが妹も担当で、馬房は隣同士。仲良くしているのかなと覗いたら、びっくり。まるで双子のように、顔がソックリです!!毛色は同じ栃栗毛、顔立ちは流星鼻梁鼻白。綺麗な鼻筋で、耳をピンと立てる仕草までソックリ。
ちなみにコイウタの父フジキセキは青鹿毛、ライラックラブの父アグネスタキオンは栗毛です。栃栗毛は出現頻度が1%以下と言われていますが、毛色の違う父親で同じ栃栗毛が出るのは奇跡に近いことです。
「二人(馬)を並べたときにあまりに顔がソックリで、思わず、笑ってしまったよ」
と奥平調教師。
しかも現在の馬体重は468キロ。これもコイウタの現在の馬体重(472キロ)とほとんど同じ。ただ、体つきではさすがに姉の方が胸前も厚く、筋肉が盛り上がっています。
水曜日のゲート試験では調教師自ら、手綱を取りました。
「スタートが速くて、一発合格。先週まではゲート入りを嫌がる面を見せていたけど、今日はそんな素振りもなく、素直に入ったね。コイウタのゲート試験は自分が乗って、落ちたんだよな。そう考えると、センスはいいね」と苦笑い。
ヴィクトリアマイルを勝ったコイウタですが、クラシック戦線では桜花賞3着が最高でした。姉が成し遂げられなかったクラシック制覇へ。コイウタと瓜二つの妹ライラックラブが夢への第一歩を歩み始めました。
(写真左がコイウタ、右がライラックラブ ソックリです。。。)
posted by 辻三蔵 |11:07 |
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2007年11月23日
いよいよ明日、ジャパンカップダートです。栗東からはなかなかダート出走馬の情報をお届けできませんでしたが、こっそりと話を聞いたりするなどして勝ち馬を見つけてしまいました。恐縮ですが、わたくしスポーツナビ特派員AのJCダート予想を披露させていただきます。
<JCダート予想>
◎フィールドルージュ
○ヴァーミリアン
▲スチューデントカウンシル
△メイショウトウコン
×サンライズバッカス
注ドラゴンファイヤー
◎フィールドルージュは昨年のJCダート3着馬。去年もメチャクチャ出来は良かったんですが、外枠15番が最後まで響き、大外をブン回して追い込み届かずの3着。思えばレース前から西園調教師は「外枠だけはほしくない。外を回されると厳しいから」とおっしゃっていたんですが、その通りのレースとなってしまったのです。
あれから1年。一時は勝てない時期もありましたが、夏に見事復活。休み明けの前哨戦GIII武蔵野Sは前が残りやすい不良馬場の中、メンバー最速の上がり脚で0秒3差4着と見せ場十分。ひと叩きして間違いなく出来アップの今回、そして、この馬の武器である末脚が存分に生かせる府中コースで大爆発です!
また、昨年泣かされた枠番も今年は真ん中に近い11番。「去年よりいい枠だね」と西園師もニッコリです。
みなさまのJCダート予想はいかがでしょうか? コメント・トラックバックともに24時間受け付けておりますので、みなさまの予想をジャンジャン書きこんでください! よろしくお願いします。
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posted by スポーツナビ特派員A |22:38 |
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2007年11月23日
【栗東】実は昨日のことなんですが、坂路の管制塔2階の小屋(通称・橋口小屋)に行ったときのことです。
その小屋の主・橋口調教師をはじめ、音無調教師、友道調教師らいつものメンバーがそろっていました。そこでこんなやり取りがあったのです。
僕「音無先生、今回のヴィクトリーの枠順、どうですか?」
音無師「最高やな。いい枠順を引いたよ」
僕「ルメールには何か指示を出すんですか?」
音無師「いや、特に出さない。好きなように乗ってもらう。『臨機応変に乗ってくれ』って言っておいたから」
橋口師「臨機応変なんて難しい日本語、ルメールに伝わるのか?」
音無師「でも、橋口先生、通訳の人がちゃんと言ってくれましたよ」
橋口師「本当かぁ?」
友道師「『GO!GO!』だったりして(笑)」
一同「ハハハハハ」
橋口師「それじゃあ、ヴィクトリーの逃げで決まりだな」
とまあ、こんな感じだったのですが、坂路小屋のやりとりでは逃げるのはヴィクトリーってことで決まったみたいです(笑)。
でも、マジメな話、関東記者の情報によるとコスモバルクはどうも控えていくみたいですし、ルメールに自由に乗ってもらうとなると、ヴィクトリーの行く気に任せてスイスイと単騎で逃げる可能性は高いです。
過去、ハーツクライを逃がしてドバイシーマクラシックを勝ったり、有馬記念でも先行させてディープインパクトを破ったりと、自由に乗らせるとマジシャンぶりを発揮する騎手ですから、これは怖い。
また、ヴィクトリー自身も気性難から成績は安定しませんが、秘めたポテンシャルはかなりのモノです。音無調教師も「3連単の穴で面白いと思うよ」と、激走を密かに期待している様子。そして、今朝の調整はDWコースを軽めに1周。「順調に来ているね。状態もいいし、あとはスムーズにレースをしてくれれば」と、準備も万端のようです。
JC最大の惑星は、この皐月賞馬ヴィクトリーかもしれません。
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posted by スポーツナビ特派員A |15:41 |
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2007年11月23日
快晴の下、木曜日の東京競馬場では公開調教が行われました。
ジャパンカップに出走する外国馬4頭は芝コースの感触を確かめていました。
イギリスのペイパルブルは芝コースで軽めのキャンターを1周。その後、インターバルを開けてから、2本目に【6F85秒0~5F70秒4】と強めのキャンターをこなしました。気持ちが前向きで、手先の軽いフットワークは目を引きました。
ドイツのサデックスはムンドリー騎手が手綱を取り、2週目の1コーナーから気合をつけると、12秒前後のハイラップを刻みました。前日、東京競馬場に移動したばかりなため、テンションが高い面はありましたが、馬の気持ちに任せて走らせたのが良かったのでしょう。追い切り後は落ち着きが出てきて、リラックスしていました。
(ペイパルブル) (サデックス)
posted by 辻三蔵 |15:18 |
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