2007年09月29日
シンポジウム
寒いですね。今日はさめざめと冷たい雨が降る中、母校主催のシンポジウムがあり、高松へ。 会場は丸亀町レッツという、商店街のイベントスペースであるということで、当日会場入りすると、そういえばレッツは丁度再開発に引っかかっている場所で、新しいビルが建っている。その中に新レッツがあって、そこで開催されていた。 久しぶりに大学関係の皆さんとお会いできる機会ということと、田尾さんがパネルディスカッションのパネリストとして参加されるということもあって、結構楽しみに参加した。 テーマは「地域ブランド」ということで、関学の和田先生の講演があって1年生のプレゼンが終わり、パネルディスカッションへ。田尾さんは得意の「目的と手段論(?)」を展開され、まあ割合淡々と進んでいたところ、和田先生から「香川大学の学生から地域ブランドとして全四国的提案が出るのは違和感がある。なら各4県大学の共同企画として、(営業エリアが四国という単位の)JR四国とか四国電力に提案すればいいんじゃないか?」との問題提起が。 和田先生がおっしゃられていたこととは少し主旨が違うが、私もシンポでの話を聞いているうちに、行政や地理的なエリアでの「地域ブランド」のセグメンテーションに疑問を感じていたところ。今回は地域ブランドと言いながら、どちらかというと四国単位での観光の創出・PR・知名度や認知度の向上というところに主眼をおいていて、どういったパッケージができるか?というところが論点となっており、それがビジネススクールとしての提言となっていたように思う。 しかしながら、例えば「地域ブランドの成功例」として「上勝町のいろどり」をあげていたが、これについては「ビジネスモデル」としての成功例ではあるけれども、「地域ブランド」としての成功例とするのはどうなのか? こういった和田先生の問題提起について、田尾さんの見解を伺いたかったのですが、私のヨメから「娘が突然体調崩してゲ●ったので早く帰れ」コールがあり、残念ながら私は途中で退席するハメに・・・。肝心のところを聞き逃してしまったのが残念でした。 そもそも「地域ブランド」とは何か?というところが参加者・スクール側・聴衆のすべてでそれぞれ異なっていた為、そういう議論が巻き起こったように思います。(田尾さんの思いは別のところにあったようなのですが・・・) 私は前述のとおり、行政単位でのエリアセグメンテーションによる地域ブランド化というのは、メリットよりも弊害が多いのかなと感じます。例えば、今後強い反響を呼びそうな地域ブランドに関するシーズがあって、それを打ち出す場合、岡山や大阪など、四国を超えたエリアとの連携のほうが有益な場合は、迷わずそちらを選択するべきなのは明白です。「四国ブランド」と行政エリア単位で限定してしまうことで、むしろ志向や展開が萎縮するケースの方が多いのではないかと、漠然としてではありますが思うのです。 地域ブランドとしての、「点」(ex.讃岐うどんとか瀬戸の多島美やオリーブとか言う単位)としての魅力や知名度を向上させるにあたって、戦略を行政単位としての「地域エリア」に限定しこだわる必要はないし、そうすることによる弊害の方が多いと思う。「点」を光らせる為には光らせることだけを考えた方が真にコミットすべき相手や取り組むべき存在がはっきりしてくるわけで、それがエリア外に存在するから連携すべきではないということであれば、これを「本末転倒」と言うのではなかろうか。個々の「点」が光って初めてそのエリアとしての光が輝くわけで、火の着かないマッチを何本寄せ集めたところでやっぱりマッチは着かんわけで。 そんなことを考えていると、ふと高知FDの問題も、根っこでは同様なのではないかと考えた。 その存在自体について、地元が「要らない」と判断するのであれば、それはいたしかたなしとして、3球団で他の「四国外」の有志と手を組む方がメリットも多いのであれば、看板を架け替えてでもその道を選ぶべきなのか。あるいは理念にこだわって存続を目指すべきなのか。地元の有志による動きもあるようなので見守りたいと思う。 という流れはさておき、シンポジウムを企画・運営された学生のみなさんには心からお疲れ様でしたと申し上げたい。このシンポジウムは学生が主体となってテーマ選定から運営までを毎年1年前期でようやく、何となく感じがつかめてきたところへ持ってきて、いきなりシンポジウムを運営せよというオーダーはかなり苦労されたことと思います。毎年そうですからね・・・。 大学側へは、やはり運営主体は学生ではなく教員や学校側を主体とした方がよいと提言したい(在学中もそう進言)。二年間の学生スケジュールを鑑みてどうしてもこの時期でないと厳しいということであれば、やはり主体は大学側として、学生側は運営や企画に参加しながら何かを学び取ってもらう形にする方がベスト。シンポジウムを内外へのビジネススクールのPRの場とし、成果を志願者の獲得ととらえるのならば、なおさらそうするべきかと思います。過去の開催されたシンポジウムのノウハウや経験などは、二年で卒業する学生ではなく大学側にしか蓄積されていかないのだから。
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posted by rht1014 |20:06 |
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