2008年06月16日
「陸上といえば屋島」
そう。そうですよ。高松市生まれ高松市育ちの私も、ここには苦い思い出があります。
小学生5年生の頃、たまたま体育の授業の走り高跳びで、たまたまその時にクラスの連中と比較してわりと高く跳べた私は、その授業の終わりに突然市の陸上競技会へ出席するよう命じられました。
ウチの小学校は陸上部がなく、体育の授業で50m走や1,500m走が速いヤツがチョイスされ、競技会の数ヶ月前から練習させられ、出場するというスキームになっていたもの。
しかし、私がそれを告げられたのは2週間前ほど。
急遽練習に参加し、競技会を迎えたわけです。
で、競技会が行われたのがこの屋島陸上競技場。
あの当時(かれこれ、もう25年くらい前)ですら「古臭いなあ」という印象のスタンドをくぐると、競技場に出てびっくり!
みんなちゃんとした陸上用のジャージ着てる!体育の授業時の体操着なのオレだけ!(泣)それだけなら恥を忍んで頑張るところですが、走り高跳びのところへ行ってみると、小学生なのに背面跳びしてるヤツがゴロゴロ!悪くてもベリーロール!俺、挟み跳び!(号泣)
すぐに先生のところ行って、
オレ「先生!オレ帰ります!」
先生「なんでや!」
オレ「実はかくかくしかじかこうで」
先生「アカン。見た目や見栄えで成績が決まるんとちゃうんや。」
オレ「・・・・・、」
競技スタート。
いよいよやってくるオレの番。一回目の跳躍。
オレ、何を思ったか、この跳躍で生まれてはじめての背面跳びを、見よう見真似でトライ。
バーにアタマから突っ込み、強打。場内爆笑と悲鳴。ここでもう吹っ切れて、結果挟み跳びに体操着で市内3位まで行きましたが、もう絶対陸上競技なんてやらんぞと心に誓ったあの日。
前置きが「トミーとマツ」なみに長くなりましたが、こういった高松のボンクラ市民である私も、切ない思い出のある屋島陸上競技場。
2~3年前に隣接する電力さんの研修所で研修があった際、昼休みのヒマ潰しにぶらりと散歩に行ってみたのですが、あの小学生のころとなんら変わらない佇まいのままそこにありました。(あと、今更気が付かされたのですが、結構民家が隣接していたり、中学校が隣にあったりしてるんですよね。ここ。)何とかせんのかなーと思っていると、四国新聞に改修案の記事が。
詳しいことはこの記事に譲りますが、要は丸亀陸上競技場という、四国にはそらもう不釣合いなほど立派な陸上競技場が県内にはあることから、どうもサッカー専用スタジアムとしての改修が計画されている模様です。
屋島は集客目的の立地としてはには全く問題がなく、交通アクセスも申し分ありませんが、駐車場と騒音問題で難航しそうですね。計画である62億円かけた改修工事でも15,000席までしかない(このくらいで席数は充分やろという意見もあろうかと思いますが、ので、ならば屋島のこの土地を売却して、丸亀をさらにサッカースタジアムとして充実させた方がいいような気もしますが、東部運動公園の開発問題や県と市との問題などもあってどうも難航しそう、とのこと。
あまり、安易に「まちづくり」というワードは使いたくないのですが、こういうハコモノを展開するときにいつも県・市・民間の足並みというのは、面白いほど揃いません。「これからどうする」というところで足並みが揃わないのはともかくとして、「過去ああいう経緯があったから」というメンツ論や、あとで問題が発生するとわかっていながら「点」で開発がスタートしたり、財政的なバックグランドとかが見切り発車のまま開発がはじまったり、と。で、後々いろんな問題が利権とかと相俟って、もうワケがわからなくなる。
最後に。今後のスタジアム建設については「都市回帰」しかないと思います。何かマンションのキャッチコピーみたいでアレですけれども。
スタジアム建設の上で、常についてまわるのが騒音問題と環境破壊。
郊外の、大規模に土地がとれるところに作って、という流れは限界があります。
高松も、中央病院の移転先で取りざたされたように、サンポートやらJT工場跡地(←中央病院移転先で決定?)、あるいは中央公園(旧高松中央球場跡地)もあるので、現状の市総合体育館・県立体育館・武道館に競輪場まで含めた市内中心部の施設の改修まで含めた総合的な「運動公園」というより、「運動街」として、都市計画や再開発とリンクして進めていければと思う。「郊外の総合運動公園」については、ちょっともうしんどいかも。既に核となる施設があって、それを徐々に官民一体となって拡張していくのなら話は判るが(ex.穴吹工務店がウェルサンピア讃岐に建設しようとしているファイブアローズのホームアリーナを中心に、周辺に各種施設を建設して「ボールパーク」として拡大していく、とか)、郊外に作っても環境問題はどうしたってついてまわるし、アクセスの問題も相当なソフトと集客施策を伴わないとハンデとなってしまう。
まあ、いずれにしても、実は最大の障害は「メンツ」と「過去のしがらみ」と「今ある(滞っている)時代錯誤な計画」なのかもしれませんね。全体最適化を図れる舵取り役が必要かと思います。いればこんなに苦労しないと思いますが。
posted by rht1014 |19:35 |
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2008年03月06日
前回のつづきー
ざっくり、ですが、前回の投稿レベルで投資額を試算してみました。
・新球場(サッカー野球場兼用):60億
・3球団の傘下化:5億
・室内練習場:5億
・スポッチャ:10億
・フィットネスクラブ:10億
で、プラス諸経費を見込み、ざっくり100億円の投資をしたとします。
投資に対してリターンを取るためには、当然、投資資本の調達コスト以上の利率で利益を生み出さないといけない。つまり、100億円を金利5%の借入金で調達したとすれば、5%以上で利益を生み出さないと借金が膨らんでつぶてしまう、と。
普通は資本調達コスト以外にも様々なコストがかかってくるので、5%というのは最低限の数字で、実際はDCF(ディスカウントキャッシュフロー)で8%くらいで回わしたとします(すいません。ざっくりにも程がありますが・・・)。
では、初期投資100億円の場合、DCF8%で回すためには年間どれだけの売上が必要なのか、またまたざっくり計算で申し訳ないのですが、DCF8%というと、だいたい10年ペイアウトと試算して平均毎年10億円ずつキャッシュが出てくればいいことになります。
次に、100億円の投資なので、20年償却位と考えて、減価償却の額は毎年5億円。これは毎年の損益のコストの中に入っていますから、キャッシュとしては出ていかないお金なのでこの5億円を戻すと、差し引き毎年5億円位の純利益が出ればいいことになります。税引き後5億円の純利益ということは、法人税を50%として税引き前の経常利益で10億円あればよい。
で、経常利益率の計算として、スポーツクラブやスポーツ施設の経常利益率ってよく判らないんだよなあ。Jは公開しているけど。浦和でも3%か。とりあえず大アマの読みで2・5%くらいとするか。んで、仮に経常利益率2・5%で10億円の経常利益を上げられたとしても、売上が400億いるっちゅう計算か。オヨヨ(号泣)(7%で143億。7%はガンバの数字)
単純にマーケット換算で人口100万の香川県民一人当たり40,000円/人。客単価で3,000円/人と試算しても全県民が13回以上来場してもらわないとペイしない。事業単位(各5球団・宿泊+温浴施設+プール+アイスアリーナ・スポッチャ)でみると57億/事業。うーん。かなり難しいかもなあ。浦和レッズだって60億前後だもの>売上高
ということになると、大規模な投資を踏まえた上でのこれからのスポーツクラブの運営はかなり厳しいものがある。
そこをブレイクスルーする方法はないか・・・
(つづく)
なお、数字の間違いや考え方の間違いありましたらどんどんご指摘お願いします。
posted by rht1014 |09:19 |
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2008年03月04日
気がつけば、このブログを開設して丸一年が経過しました。
去年の今頃は激動だったなあ。どうにかこうにかビジネススクールを修了。予期しない異動と引越しによる郷里とのお別れ。突然の友人とのお別れ・・・。かーなりヘコみました。凹み続けた1年でしたが、次の一年(年度)は、どうにかもっと前向きに過ごせたらと思っています。
1年とはいえ、そんなこんなで更新や投稿もままならない状況でしたが、時折皆さんからいただくコメントやトラックバックが何ともいえず癒されたと感じております。コメントいただいたみなさんありがとうございました。
さて、その第一回の私の投稿を見ると、高松のプロスポーツチームの連絡協議会ができたことについて書いてます。
これは、私の中で早くからこのプロスポーツチーム5球団を1社化し、総合スポーツクラブとしての地域の受け皿となることに非常に可能性と将来性を感じていたからです。スポンサーや行政からの支援を効率的に集める受け皿として、1社による運営こそが理想的なのではないかと。
そこで、満一年を向かえ、ここで今一度香川の総合スポーツクラブ実現の可能性を「夢」と「現実」の観点から、私なりに考えて見たいと思います。まずはおもいっきり「夢」の部分から。
現状を把握するに、やはり現在の香川地域スポーツ界において穴吹工務店の存在を抜きには語れない。
bjとアイスホッケークラブを所有し、香川オリーブガイナーズとカマタマーレ讃岐及び四国88クイーンにもチームスポンサーとして名を連ね、アマチュアスポーツ界においても剣道の大会を主催するなど、物心両面での貢献度が違う。
古い話題で恐縮ですが、今度ヴィラ讃岐内に高松ファイブアローズの専用アリーナが建設されます。
確かに現在のホームアリーナは手狭で、恐らくフルハウスになっても3,000人行かないんじゃないかと。こうなるとやはり専用アリーナがあった方がいい。そりゃいいに決まっている。
ただ、現在のホームアリーナは市内の中心部にあり、高松市民にとっては気軽に行ける。
ヴィラ讃岐は三木町という高松市の郊外に位置し、高松市民が「気軽に」行けるかどうかは微妙なところです。つまり「応援に行くぞ!」という強い意志を持ったブースターならロケーションの影響は受けないでしょうが、「今週やってるんならちょっと見に行こうか」というライトな層の足を遠のけるリスクも包含しております。
もちろん、今以上に地域にチームとリーグを浸透させるという必要性もありますが、「やってんだったらちょっと見てみるか」層をがっちり掴む必要があります。
専用アリーナとしての自由度をフルに活用して、試合(興業・イベント)のショーアップを強化するのも当然ですが、それだけでも足りない。
専用アリーナ建設予定地とされるヴィラ讃岐はウェルシティ(厚生年金系)から穴吹工務店のグループ会社が買い取り、現在運営を行っているということ。
現在のヴィラ讃岐の施設ラインナップは
(1)宿泊施設
(2)温浴施設
(3)レジャープール
(4)アイスアリーナ(サーパス穴吹アイスホッケークラブがここをホームとしている)
ここに、
(5)ファイブアローズ専用アリーナ
が加わる訳です。
もちろん、運営会社の親会社とはいえ、専用アリーナを建てるとなるとかなりの投資が必要なわけで、この英断にはアタマが下がる思いです。
もう一方、施設の充実ぶりと、最初に述べた課題(コアブースター以外の流動層をどう取り込むか)を照らし合わせると、更なる充実強化策が必要になろうかと考えます。
そこで、少し考えてみました。
A.現有資産(専用アリーナを含む)を利活用した集客強化。
まず、アリーナがあるわけです。そして、「宿泊施設」と「温浴施設」があるわけです。
そこで、全国のミニバスケ・学生バスケなどのクラブチームに対し、合宿や強化練習をヴィラ讃岐で実施するようアプローチします。
ウリ(セールスポイント)としては、
・bjリーグ専用アリーナを使った練習。
・bjリーグスタッフによる指導メニュー。
・宿泊は施設内に完備。温浴施設もあり。
・テストゲーム(練習試合)を、地元同レベル校を招聘しブッキング。オンシーズン中であれば現在公式戦の前座でやっている地元ミニバスケチームの試合枠で実施。
ということで、通年での各施設の稼働率向上が見込めます。また、アイスアリーナを利用したサーパス穴吹IHCについても同様のプログラムが運営できると思います。
B.追加投資による集客
※かなり突飛な発送で、投資収支のことなど全く検討に入れず以下思い付きを書きます。ご容赦!
・専用アリーナということで、自由度が高い。そこで、四国88クイーンズを傘下化。ホームアリーナを、バレー・バスケのフランチャイズとして稼働率をあげる。
・(1)で述べた「合宿・強化練習」プログラムのコンテンツとして女子バレーを追加。同様の運営を行う。
C.更に壮大な投資を含む、もはや「夢」という名の妄想案
・総合スポーツクラブ化と、ヴィラ讃岐のスポーツパーク化を実施する。
#香川オリーブガイナーズとカマタマーレ讃岐の傘下化
#野球・サッカー兼用スタジアムの建設
#(1)のプログラムを、野球・サッカーにおいてもコンテンツ化
#ここで、通年通したスポーツプログラム(公式戦・教室等)が完成
#更に、ファン・ブースター以外の層を取り込む為、以下施設を建設
・室内練習場
・フィットネスクラブを兼ねたトレーニング施設
・ラウンドワンと提携し、「スポッチャ」のみの施設の建設・運営
以上の施設を完備し、飲食施設などを追加して総合スポーツパーク化すれば、例えば「ヴィラ讃岐」を利用する券種にも拡がりが生まれると思います。1日フリーパス(開催中の公式戦・テストマッチの自由席を含む宿泊・飲食施設以外の1日利用券)みたいなことも可能かと思います。
夢はここまで。次は軽くソロバンを弾いてみます。
posted by rht1014 |19:56 |
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2008年03月03日
いや、もちろん御存命なので(^^;
このタイトルはどうかと自分でも思うのですが・・・。
今、イオン高松で「中西太展」が開催されている模様です。
説明するまでもなく、香川が産んだ元祖「怪童」の足跡を辿るという企画らしいです。
数々の伝説に彩られた方でありますが、私が祖父や父から聞かされたエピによると、
・高松一高時代、太っさんがバッティング練習に入る前に下級生は日課として、グランド周辺の民家に挨拶に行き、「すいません。今から中西がバッティング練習に入りますんで、御迷惑をおかけします」と声をかけてまわっていた。その挨拶が来ると周辺住民は一斉に雨戸を閉めた。フリーバッティングで全部グランドを越えて周辺の民家にボールが直撃する為の事態だったらしい。
・プロ入りが決まって、県内の関係者にあいさつ回りした太っさん。どの家に行っても必ずあったやりとりというのが
関係者「まあ、そうかしこまらんと。足崩して・・・」
太っさん「いえ、もう崩してます」
太っさんのお尻があまりに大きい為、不通に座ってても前のめりで正座しているのかと勘違いされてしまったとのこと・・・。
先般「平成の怪童」中田翔選手について聞かれた太っさんは、「そらもう、全然レベルが違う。僕なんかよりずっと上」と、中田選手を称えてました。監督としての実績は例の一件なんかに代表されるように芳しくありませんが、コーチとしての評価は恐ろしいほど高い。きっと根っからのバットマンなんでしょうね。そして選手を腐したりしないコーチだったんでしょうね。
機会があれば是非私も見に行きたいと思います。
posted by rht1014 |12:46 |
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2008年02月27日
年末にTV見てたら、関テレで「関西駅伝No.1決定戦」ってのをやっていて、オリックス・バファローズ、セレッソ大阪、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、ドラゴンゲート、吉本興業、松竹芸能、大阪エヴェッサの関西系7団体が万博公園で駅伝やるという企画。まあバラエティなんですが、その競技からは考えられない意外な健脚ぶりを発揮する選手もいたりなんかして、まあ「筋肉番付」的なノリと楽しみ方だとは思うのですが結構楽しめました。ハンドボールの宮崎選手が筋肉番付で注目されて、まあ中東の笛の件が大きいのですがそれでもハンドボールという競技にあれだけ注目が集まったのは記憶に新しいところです。競技そのものの魅力を押し出してPRや認知を高めようという戦略もあろうかと思いますが、選手のようにアスリートとしての身体能力にまず注目があつまり、その後イケメンぶりに興味があつまり、最終的に競技に魅力が集まるというキャラクター優先的な認知の高まりというのも、チームや競技の認知向上には非常に有効なのかなと思いました。
一方、我が郷里のプロスポーツチームも認知拡大と地域密着を目的(←だと思ってるんですけど)として、地元イベントへいろいろ参加しているようです。その多くは地元の公共的、半公共的なイベントへの参加例が多く(例えばこんなんとかこんなんとか、あとこんなのとか多数)、それはそれでいいことだと思うのですが、やはり選手はアスリートなので、アスリートの凄みとか、その逆でアスリートのズッコケぶりを見せた方が親しみも興味も湧くと思います。今のようなイベントへの参加となると、そこで競技の魅力を伝えようとしてもなかなか難しいモンがあり、どうしても「チーム参加」「顔見せ」的なノリなので、「エエキャラ」した選手がいてもなかなかその魅力伝わってこないんですよね・・・。
例えば、まんま「関西駅伝No.1決定戦」パクリなんですが、源平駅伝に参加するなんていうのはどうでしょうか?
各チーム毎に選手を選出して参加。性別や年齢が限定されている区間については、そのチームの競技の県協会を通じて競技をやっている学生などから選出する形をとればいいのではないかと。
もちろん、オンシーズン中のチームが駅伝チームを編成しての参加は厳しいかもしれませんが、であれば「ボールパークかがわチーム」として各チームからメンバーを選抜して(年齢限定の場合は前述のとおり)1チーム参加でもいいかもしれません。
駅伝大会への参加というのは、運がよければ選手のアスリートとしての能力とキャラを地元メディアを通じてPRできるいい機会だと思いますが、そうじゃなくてもキャラのいい選手はどんどん地元メディアに露出して競技以外のことでも参加してキャラを売ることで最終的に競技への魅力→集客に繋がるんじゃないかなと思います。
posted by rht1014 |18:29 |
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2008年02月19日
「支援を受ける前に・・・」で述べたコメントに大風呂敷様が付けていただいたコメントで、以前から書こう書こうと思っていたことを思い出しました。(大風呂敷様、ありがとうございます!)
大風呂敷様ご提案の岡山・香川のダブルフランチャイズ構想なのですが、岡山-高松は、実は地元民放局が両県を放送エリアとしています。
なので、地方にありながら在京キー局(日テレ系・フジ系・TBS系・テレ朝系・テレ東系)の系列局があります。つまりTVメディアは常に岡山・香川のニュースや情報をやっている環境にあります。これは大風呂敷様が提案するような「岡山・香川」をフランチャイズにする球団を構想するのにはいい環境と言えます。何より香川だけなら100万規模ですが、「岡山・香川」となると300万の規模となりますから、マーケットとしてもファンのバックボーンとしてもデカいですよね。
その一方で、隣県独特の「妙な対抗意識」が存在するのも確かですね。「後楽園と栗林公園はどっちが立派か?」みたいなレベルから、そういうのは存在します。ダブルフランチャイズをとるチームは、まずチーム名の前に来る地域名をどうするかでで苦労しそうですね(苦笑)。はっきりとは知らないんですが、「岡山-広島」間も「隣県対抗意識」は根強いと聞いてます。こうした場合、「隣県の地域名が冠となったチームを愛せる」ような土壌は絶対必要かと思います。
あと、瀬戸大橋ができたからといって両県の交流がそれほど活発かというと、これも微妙なところがあります。我が母校の入学生のうち岡山県出身者の数は飛躍的に伸びてます。が、「気軽に行く」レベルになっているかというと、そこまでではないような気がします。
ダブル、とまでは行かなくても「準フランチャイズ構想」というのは各球団も持っていて、高松ファイブアローズは今年岡山や徳島でホームゲームを開催しましたし、ヴォルティス徳島も香川の丸亀陸上競技場でホームゲームを開催したりしています。(ちなみに徳島と香川の間にも前出の「隣県対抗意識」は存在します。根強いと思います)
逆に、アイランドリーグくらいの規模とレベルであれば、早期に岡山に球団を立ち上げてもらって、前出のメディアの力を借りてポジティブな意味での対抗心をあおってもらって「瀬戸大橋シリーズ(サブウェイシリーズに対抗するなら「マリンライナーシリーズ」か?(苦笑)」でも「岡・高シリーズ」でもいいんですが、一種の名物カード化・ゴールデンカード化が可能になるんじゃないかなと思っています。
いずれにしてもダブルフランチャイズについては、首都圏や京阪神のように文化も物流も経済も非常に結びつきや依存の高い地区であれば可能だと思います。が、地方において隣県対抗心が強く、相互交流も薄く、という地域においては、逆にチームのアイデンティティや地域密着性が薄まるリスクもあるから、うまい仕掛けとともにやらないといけないと思います。そうした地方の中でも大風呂敷様がご指摘いただいた岡山高松のダブルフランチャイズは、まだ「可能性」を秘めているエリアであることは間違いないと思います。
posted by rht1014 |17:30 |
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2008年02月16日
全国各地の地方都市で、いわゆる「中心市街地」の空洞化や、そこに位置する商店街の「シャッター通り化」は共通の悩みであり懸念事項であるようだ。
高松においてもこの問題は以前から顕在化しており、これに対する対策が行政も巻き込んで議論が行われたり、実際に施策が走っていたりする。
行政の立場からすると、端的に言えば「中心市街地の空洞化による地価下落→固定資産税等の減収」を防ぐ意味で、公的な資金を投入するというのは、賛否があるがまあ行政的に言えば説明がつく話なんだろう。ちなみに高松の中心市街地活性化については直接的に、あるいは「やんわりと」批判する向きもある。
長崎セインツは今年から始動するアイランドリーグの球団である。その球団が県に挨拶に行って切り出したのが支援。先のブログでも述べたが、当初から行政支援ありきで、しかも既存の枠組みを飛び越えて支援を受けた上での設立ってのは疑問符つけざるを得ない。記事から読み取る限り球団が切り出したのは「スポンサー紹介などの支援」ということのようだが、知事が返したのは「金銭的なもの含む支援」というニュアンスが見て取れる。
もちろん、公的な支援のシステムが既に存在し、それにのっとって淡々と申請を行い、認定を受けるというのであれば理解ができる。というか、多くの起業の場合はそうした手続きやルールにのっとってスタートさせるのが多い。もちろん有力なスポンサーや支援制度の利用、銀行からの融資というものあるが。
しかし、地方におけるプロスポーツ球団は特例のようで、そうした既にある公的な支援制度を利用したという話は、私が不勉強なのか一向に聞かない。と、思っていたらありましたよ。北信越BCLの富山サンダーバーズは財団法人 富山県新世紀産業機構という団体が用意する「創業・ベンチャー挑戦応援事業」に応募・認可を受けている。地方のプロスポーツ球団はある意味ベンチャーであり、ベンチャーを支援する制度に応募し認可を受けた。
無論、こうした支援や融資の制度に関してはその枠組みの問題も多いと思うが、なぜこうしたものを置いておいて「特例的に」首長との挨拶の席などで「支援」を要望したりOKしたりという話になるのか?
当然ながら、創業などにあたっての公的支援については「融資」が多く、つまりは返済義務を伴うものが多い。たまに、完全な支援(返済義務を伴わないもの)もあるが、それの多くについては用途などに制限がある。枠組みや運用についてはもちろん批判も多いが、まあ当たり前の話であろう。
しかしながら、創業資金や運転資金などについて多くの球団は「とりあえず見切り発車で設立」→「スポンサーを募る」→「赤字が露呈」→「地元行政への支援を要請」というように、「5年で単黒。8年で累積赤解消」といったような、通常の創業であれば持っていて当然の中長期的なビジネスプランを持っている気配の会社は多くないように見受けられる。
長借でP/LやB/Sを苦しく見せたくないのか?とも思った。しかしながら、推測ではあるがそこまで考えている経営者はいるんだろうか?なるべくリスクを伴わない資金を確保しようとするのはある意味本能に近い衝動かと思いますが。経営が立ち行かなくなり、度重なる支援の追加投入などが発生し、「地域密着」どころか、地元に迷惑かけてるじゃないですかと言いたくなるものも正直見受けられる。
思うのだが、50年や100年の構想や理念などを持っていれば、おのずとその球団経営が上手く立ち行くか否かは見通しが立つはずである。2~3年で浸透させて5年目以降で利益を産むといったようなモデルが計画できるのであれば、別にそれが返済義務を伴う資金だろうと堂々と借りればいいだけの話である。
もちろん、公的支援制度については施策や制度に基づいて実施されるものであり、なかなか球団のビジネスプランとの合致が難しいことは容易に想像できるが、そこを突破できないほどのビジネスプランってどうよ?という感じがします。よく判りませんが、多分「マネ虎」でプレゼンして資金ゲットするよりも容易ではないかと思うのですが(←全くの私見)
高松の中心市街地の例をとるまでもなく、ルールにのっとらない、あるいはルールを逸脱したととられかねない不公平感のある公的な支援というのは、何より地元からの反発を招きかねない。
ならば公的な支援制度を活用しての融資を受けるという選択肢を、なぜ多くの地方プロスポーツ球団が実施しないのか。それは融資を受けたとしても完済可能なだけの長期プランやビジネスモデルを描けていないだけなのではないか?だから一部で「物乞い」と揶揄され、「俺たちの税金を」と反発を受ける結果になっているのではないだろうか?カネの出所やヒモ付きの有無はともかく、「地元の反発を招く」ということは「地域密着」「地域共生」を謳う球団にとって、ある意味致命傷となることを忘れたらアカンと思う。
まずフラットな目線で「ビジネスとして成り立つのか否か」というところからみて、成り立つと判断するならば堂々とビジネスモデルを披露して出資を募ればいい。どう見ても黒字化は難しいというのであれば、撤退するか、あるいはそれでも存続することでメリットの大きいと思われる項目について、関係者(メリットの享受者)にアプローチしすればよい。
確かにビジネスの側面からだけでは語れないサムシングがプロスポーツ球団にはあると思うが、端からビジネスの側面を無視したような球団の「暴走」は厳しく糾弾されてしかるべきである。理念と夢を抱えるもう一方の手には、そろばんと台帳を抱えなければならない。「プロスポーツ球団」である前に、一企業であることを忘れてはいけない。
posted by rht1014 |10:02 |
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2007年02月08日
四国新聞で、こんな記事を見た。
ガイナーズ、ファイブアローズ、カマタマ、88姫にアイスホッケーのサーパスが連絡会を設立したそうで、当初は情報交換や相互の集客協力なんかをやるらしい。
ただ、これはアルビレックスみたいな総合スポーツクラブ化への第一歩じゃないかと考えている。というか、そうすべきだと思う。
参加した各クラブは、独立採算ですでに運営してるクラブ、大企業のスポンサードを受けているクラブなどなど、運営形態は様々ある。が、いずれにしても行政や地元企業それから住民のサポートがあって初めて成立する。
企業の立場からいうと、たとえばCSRの観点から地元のスポーツクラブに協力したくとも、5団体すべてに支援が行えるかというとなかなか厳しい。かといって、どこかひとつのクラブには支援を行い、他はやらないとなると、「あちらをたてれば」となる。
企業・行政の支援に効率性を持たせるならば、受け皿をひとつにした方がいい。
集客状況を表面的にだけ見れば、いまのところ順調なのはファイブアローズのみと言っていいと思うが、ファイブアローズは来年こそが真価を問われる正念場だし、スポーツの文化とビジネスがこの地に根付くのか。単なる連絡会ということ以上に、この会は高い重要性を持っていると思う。ぜひ頑張って斬新な新機軸を出して欲しい。
posted by rht1014 |23:15 |
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