新体操研究所

2017全国高校総体に向けて④~駒場学園高校(東京都)

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高校総体本番まで1週間を切った。

出場する選手、チームは調整に余念がないだろうが、そろそろ大きなプレッシャーを感じているころではないかとも思う。 本番で思いとおりの演技ができるかどうか。 そして、それが評価されるかどうか。 試合はやってみなければわからないだけに、誰だって緊張するし、怖くなる。 厳しい予選を勝ち抜いてきたチームならば、予選で敗れて高校総体の舞台に上がれなかったチームの思いも背負うことになる。 ましてやその敗れたチームが、前年度優勝校であり、春の選抜優勝校だったならば。

今年の高校総体でも頭一つ抜けた優勝候補と目されていた日女体大附二階堂高校が、東京都予選で駒場学園高校に敗れた。 駒場学園高校は、2014年以来の高校総体出場。 正直、今年の二階堂に勝つことは相当難しいということはわかっていたはずだ。 それでもあきらめず食らい付いていったからこそ、勝利を手にすることができ、高校総体の出場権を得た。

そして、その結果、出場できる歓喜以上に、おそらく全国でもっとも重いプレッシャーを抱えているのではないかと想像に難くない。

そんな駒場学園高校の柳田裕子監督に話を訊いてみた。

「東京予選は、奇跡の勝利。まず、優勝と決まった瞬間、素直に嬉しい、と選手たちと一緒に喜びを爆発させたのですが、その後『どうしよう』、と。  なにしろ今年の東京は2強(二階堂高校・潤徳女子高校)がハイレベルすぎてその牙城は崩されないと思っていたのでそこに割って入ることで精いっぱいという感じだったんです。  関東大会でもミスが多く、本来の演技をすることが出来ず、その翌週のインハイ予選では『頼むから、せめて最低限のことはしてちょうだい、自分たちの演技をきちんとやってちょうだい』と、もう他のチームに勝つだとかインハイの切符を手にしようだとか以前にここでやらなきゃどうするの、くらいの気持ちでした。」

 まさに無欲の、まさに捨て身の勝利、だった。

 しかし、東京代表に決まってからは、周囲からのプレッシャーもあり、緊張感からか練習でも全体に調子を落としてしまってミスが増えてしまった。  文字とおり、高い壁にぶち当たっている状態になったという。

「でも徐々に練習で改善点をクリアにしたり、都の高校総体結団式に出席したりしているうちにミスが減って、東京代表としての自覚が出てきたように思います。  今は芸術性をあげること、そのために毎日選手同士で話し合い、演技のストーリーを膨らませてイメージを創り上げているところです。世界観が伝わるような表現力を磨く。技術面でも難度をきちんとこなし、審判に少しでもアピールできるよう本番までしっかり練習していきたいと思います。  団体メンバーの8人は、どの選手が入ってもおかしくないレベルです。ぎりぎりまで入れ替えながらベストな状態で本番に臨みます。」

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椎名桂子 競技経験者でも指導者でもない一介のフリーライターだが、1998年から新体操にはまり、本業もおろそかになるほどのめり込み現在に至る。その執念が実り、2004年からスポーツナビで新体操コラム執筆の機会に恵まれる。「R25」「DDD」「Number」等にも、活動の場を広げている。2010年は、ついに女子新体操のみならず、男子新体操にも本格的にはまり、ますます切実に新体操情報の発信の場を求めている。

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