新体操研究所

2016高校総体に向けて⑤~北海道恵庭南高校

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「試練の夏 最後の夏」

7月初旬。 今年こそ! 3度目の正直の「高校総体優勝」を目指しているだろう、恵庭南高校を訪ねた。

この日の団体練習は、中心選手の森多悠愛が抜け、控えの選手が入っていた。

しかし、とても正メンバーではない演技だと思えないほど、レベルが高い。 それもそのはず、森多の代わりに入っていた選手も、北海道新体操クラブ恵庭(旧称:恵庭RG)時代に、全日本ジュニア優勝を経験している選手だ。 1人くらいメンバーが入れ替わっても、チーム力が大きく損なわれることはない。 その層の厚さが、今の恵庭南高校の最大の強みだ。 「正メンバーではない」と聞いても、このメンバーでも十分「優勝候補」にふさわしい演技に見える。

今の恵庭南高校団体メンバーの高3の5人(森多悠愛・五十嵐涼介・中村大雅・中村隆太・水戸舜也)は、恵庭RGが全日本ジュニアで初優勝したときからずっと一緒だ。 今では、押しも押されぬ「ジュニアの強豪クラブ」となった北海道新体操クラブ恵庭の、黄金時代の始まりの世代と言っていい。 全日本ジュニアを連覇したこのメンバーが、そっくりそのまま恵庭南高校に進学した2014年の高校総体。 ジュニアから高校をまたいでの3連覇なるか? と期待されたこの年は3位だった。

決して悪い演技ではなかった。 しかし、この年は上位チームにほとんどミスのないハイレベルな戦いとなり、埼玉栄高校が優勝した。 優勝した埼玉栄が19.100、恵庭南は18.950。

2015年3月の高校選抜で、恵庭南はついに優勝する。 このときは、2位の青森山田と0.025差だったが振り切っての優勝を勝ち取った。

これは。 今年こそは、高校総体優勝! と意気の上がる勝利。

しかし。 2015年高校総体。 恵庭南はまたしても3位。優勝は青森山田高校だった。 ミスがあったわけではない。 素晴らしい演技だった。それでも、青森山田には0.125点及ばなかった。

ジュニア時代からミスのない、引きどころのない実施で勝ってきた彼らだが、 高校生になり、「ミスのない演技」だけでは勝ちきれないという経験が続いた。 そして、2015年の全日本選手権では、それまでほとんど見た記憶のない鹿倒立でのミスが出た。 2016年3月の高校選抜でも、目立つところではないながらも審判にはしっかり引かれるだろうところでミスがあったという。

連覇のかかっていた高校選抜は、またしても3位。

いつ勝ってもおかしくない状態での2年間で、優勝は高校選抜の1回だけ。 この結果に、彼らが満足していないだろうことは想像に難くない。

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椎名桂子 競技経験者でも指導者でもない一介のフリーライターだが、1998年から新体操にはまり、本業もおろそかになるほどのめり込み現在に至る。その執念が実り、2004年からスポーツナビで新体操コラム執筆の機会に恵まれる。「R25」「DDD」「Number」等にも、活動の場を広げている。2010年は、ついに女子新体操のみならず、男子新体操にも本格的にはまり、ますます切実に新体操情報の発信の場を求めている。

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