スポーツマーケティングレポート

2016年アメリカのテレビ・インターネット・ラジオにおけるスポーツコンテンツ視聴動向

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ニールセンスポーツでは、アメリカの主要なスポーツ全般でのメディアに関する出来事、広告・スポンサーシップの傾向、消費者に関する洞察をまとめました。2016年の最も歴史に残るイベントは、間違いなく現代の人たちが見たこともないようなものでした。

◆MLB

優勝から合計168年間も遠ざかっている2チームが相まみえた、興奮のワールドシリーズは、シカゴ・カブスとクリーブランド・インディアンスの両者が、まさに「フォール・クラシック」(秋の古典劇)というべきゲームを展開しました。

カブスは1勝3敗から巻き返し、ついに呪縛を払拭しました。MLBの歴史に残る試合として、間違いなく人々の記憶に刻まれた壮絶な第7戦を、平均4,000万人以上の視聴者がテレビで観戦しました。

カブスの108年ぶりの優勝に向けた戦いは全米の人々の心を捉え、第7戦の視聴者数は、2014年ワールドシリーズの第7戦の視聴者数を71%も上回り、過去25年間で最も視聴されたMLBの試合となりました。

◆NBA

ステフィン・カリーは、ゴールデンステート・ウォリアーズを73勝9敗のNBA記録に導き、満票でMVPに輝きました。しかし、2015-16シーズンで最も記憶に残るのは、ファイナルでのレブロン・ジェームズの英雄的な活躍でしょう。彼のおかげでCクリーブランド・キャバリアーズはついに52年間の無冠記録に終止符を打ちました。

ファイナルの組み合わせは前年の再現でしたが、キャバリアーズvs.ウォーリアーズの第2ラウンドは前回以上の名勝負となり、第7戦は約3,100万人が視聴しました。

実際、2016年のシリーズは、18年前にマイケル・ジョーダンのシカゴ・ブルズが最後に優勝して以来、最も視聴者数の多いNBAファイナルとなりました。ジェームズの市場性は、「自分の才能をサウスビーチに持っていく」と言って移籍したときに落ち込みましたが、ホームタウンに復帰してから急上昇しました。そして現在のNスコアはNBA最高の78です。

◆NFL

NFLレギュラーシーズンで最大の話題は、ダック・プレスコットとエゼキエル・エリオットの2人のルーキーの活躍による、ダラスカウボーイズの復活でした。NFLのテレビ視聴率低下問題も話題を集めましたが、おそらくNFLは、再び「アメリカズチーム」の力を見せつけたカウボーイズを毎週全米放送枠で流すべきだったのでしょう。

カウボーイズは、今シーズン視聴率の高かった試合トップ5のうち4試合に出場していました。なかでもサンクスギビングの試合(視聴者数3,140万人)は、レギュラーシーズンの試合としてはFOX史上最多視聴となりました。カウボーイズがグリーンベイ・パッカーズと戦った興奮のプレーオフは4,500万人の視聴を集め、NFL史上最も視聴されたディビジョナルプレーオフの試合となりました。

しかし、カウボーイズがプレーオフの早い段階で脱落したため、再びトム・ブレイディとニューイングランド・ペイトリオッツがNFLポストシーズンの注目の的となりました。ブレイディはデフレートゲート問題(ボールの空気減圧問題)による出場停止から劇的な復帰を果たし、平均1億1,130万人の視聴者が見守るなか、アトランタ・ファルコンズを下しました。

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