2009年04月05日

〝スピード化〟の答え

 プロ野球ファンの方ならご存知でしょう「15秒ルール」。試合時間のスピードアップ化の一環として今季から導入された新ルール。「投手は塁にランナーがいないときはボールを持ってから15秒以内に投げなければいけない」。簡単にいうとこんな感じ。このルールを巡ってはキャンプ時から戸惑う選手が多く、「適用1号」だとか、あれは審判のミスだとかニュースにもなった。個人的には攻守の切り替えが早まり、スピード感溢れる試合が増えるならば賛成、でも野球は「間」を大切にするスポーツでもある。たとえランナーがいなくとも、このルールが投手のパフォーマンスを落とす要因となる可能性もなきにしもあらず。
 実際どんなもんかと、今日の「阪神対ヤクルト」をテレビ観戦していると、思わぬところで「速い速い!!」と感じた場面があった。それはヤクルトの投手陣が継投に入ったときに登板を告げられた投手がマウンドまでまさに全力疾走!これが、小走りとかじゃなくて本気でダッシュ!2失点で意気消沈していた五十嵐投手に代わっての登板となった佐藤賢投手は「よっしゃ、おれの出番」という気持ちが見ているものにも伝わったし、ああやって闘争心全開でマウンドまで来られると守る野手陣の士気も当然上がるだろう。登板時にはゆっくり堂々とマウンドまで歩く投手もいるが、それはそれでOK。かつての〝大魔神〟佐々木のようにノッしノッし、「俺様が抑えたる!」も守護神の匂いがプンプンしてきて嫌いじゃない。
 結局、「15秒ルール」とか規則で縛って時間を早めても数字的には短縮されているけど、意外と見ているものにはスピード感は伝わらない。だからこそ、今日のヤクルトの中継ぎ陣には新鮮味、それこそ、とびっきりの〝スピード感〟を感じたのだ。

posted by reikun |23:11 | コメント(0) | トラックバック(0)
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