2007年09月29日
「41の気持ち」
阪神タイガース対中日ドラゴンズ 最終戦
佳境に入るペナントレース。多くの選手、監督、首脳陣がここにきて最も大事なことは「気持ち」と口にする。それがすべてだとは言わない。しかし、先週から負け続けている阪神の選手には明らかにその「気持ち」の部分が少し欠けていたように思う。その気持ちとは、「勝ちたい」、「打ちたい」、「絶対に抑える」というような類の強い思いだ。その点で今日の先発のルーキー上園はその「勝ちたい」という強い思い、そして、相手に向かって行く気持ちのこもったピッチングを見せてくれた。それが如実に現れたのが、四回。一死三塁で迎えるは四番のタイロン・ウッズ。この場面、他球団を含め、ウッズを敬遠気味に歩かせる場面を今シーズン何度も見てきた。しかし、この日の阪神の背番号41は違った。果敢に内角を攻め、その背中からは「絶対に打ち取る」という姿勢が伝わってきた。結果的には四球となったが、最後の一球まで野口、上園のバッテリーは相手の四番を攻め続けたのだ。この姿勢がこの日の勝利の全てとは言えないかもしれない。しかし、少なくとも、この8連敗中に阪神ナインから感じられなかった、勝ちたい強い思いをこのバッテリーの攻めから感じ取ることができた。新人ながら、5月からローテーションを守ってきた強心臓の右腕。この日の好投に素直に拍手を送りたい。
posted by reikun |02:31 |
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2007年09月18日
「胃がキリキリする」とはまさにこのこと。連日、テレビ中継、ネットや携帯の野球速報の結果に一喜一憂。言うまでもない、終盤に差し掛かり、さらに熾烈を極めるプロ野球セ・リーグの優勝争いだ。我らが虎は現在首位。破竹の10連勝以降は失速気味ではあるが、しっかりトップをキープしている。しかし、依然巨人、中日を含めた3チームが0.5ゲーム差の中にひしめき、シーズン最終盤までこの混戦は続くだろう。
目まぐるしく順位が入れ替わる毎日。一昨日首位だった巨人が昨日は3位に転落し、阪神が首位を奪還した。阪神も16日の中日戦では、7対0の完敗を喫し、8日から守ってきた首位の座を明け渡した。この時、携帯の野球速報で阪神の敗北を知った僕は人知れず落ち込んだ。大事な中日との3連戦に負け越し、さらにその日のナイターでは0・5ゲーム差の2位巨人が広島相手に完勝。そう、阪神2位転落の現実だ。この感覚は僕だけかもしれない。首位を奪われた、「喪失感」。このままズルズルいってしまうのではないか。ようやく12ゲーム差を跳ね返したのに・・・と弱気な言葉のオンパレード。阪神が負けた日の僕はどうしようもなくヘトヘトだ。
しかし、次の日の新聞記事で阪神・赤星選手の言葉を見て、僕は3強が競う、この熱いペナントレースをそんな感覚で見ていてはいけないと強く認識させられた。それは、「(報道陣に対して)みなさん暗いですよ。前向きにいきましょう。どん底の状態からみんなここまで頑張ってきたんですから。上位3チームで優勝を争っていて、こんな状況で試合ができるんだから、残りを楽しみましょう」。まさにその通りだと思う。選手はもちろん、勝ちたい思い一心で試合をしている。楽しいだけでいいはずはない。しかし、赤星選手が言ったことは、「プロの選手が手に汗握る優勝争いを全力でプレーして戦っている。見ている人もこの状況を楽しまなきゃ損ですよ。」ということだろう。そうなのだ。阪神だけでない、今プロ野球が熱いのだ。「阪神絶対優勝」に猛進し、勝敗だけに目が向いていた僕は赤星選手に諭されたのだ。昨日の巨人戦も伝統の一戦に相応しい好ゲームで、両軍とも一瞬たりとも見逃せないプレーの連続だった。好走塁を見せ決勝のホームを踏んだ赤星選手のヒーローインタビュー。赤星選手は「今は試合が楽しくて仕方ない」と言った。そして、インタビューに入る前にファンに向かってこうも言った、「今日は本当に最高の雰囲気を作ってくださって、ファンのみなさんありがとうございました。」今甲子園には「野球」を楽しむ最高の雰囲気があるのだろう。
posted by reikun |14:10 |
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