2007年08月21日
東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース15回戦
阪神が7点差をひっくり返す大逆転勝利。かたや、ヤクルトは大量得点差を守れず痛い敗戦となった。この一戦の勝負を分けたもの、それはズバリ両軍の中継ぎ陣の差だった。この日7失点した阪神ではあるが、それはすべて自責点7として先発のジャンに付いている。つまりそれ以降、マウンドを任された桟原、江草、ウイリアムス、久保田、藤川の計5投手は桟原がジャンが残したランナーを返されるタイムリーを浴びるも、それを含めても被安打2で自責点は0。完璧にヤクルト打線を抑え込んだ。たとえ先発が崩れても、後を継ぐ中継ぎ陣が試合を組み立てられる。ましてや今日は負け試合を勝ち試合に変えてみせた。ここにチーム防御率リーグトップの阪神の強さを見た。
ヤクルトは先発松岡が桧山に満塁本塁打を被弾し、6失点で降板。それでも、まだリードは1点あり、ランナーも無しの状態だった。しかし、そこから登板した田中は2四球で降板し、代わった鎌田がシーツに同点打を浴び、矢野にも勝ち越しの本塁打を浴びた。続いて登板した松井も6、7回は抑えたものの最後は力尽き、8回に赤星に試合を決める一打を打たれた。阪神と対照的に、ヤクルトは先発以降の中継投手4人のうち3人が失点を喫した。先発が大崩れしても試合を作れる鉄壁の中継ぎ陣を擁する阪神とリリーフ投手もいまだ決まらず、苦しい台所事情のヤクルトとの差が如実に現れた試合だった。
posted by reikun |22:16 |
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2007年08月16日
~阪神対中日15回戦~ 井端、荒木がもぎとった一死
彼らだからこそ、もぎ取れた一死だったのではないか。川上の好投とウッズの効果的な2ランなどで3-1とリードした八回裏。中日は無死満塁のピンチを迎え、バッターは阪神1番の鳥谷。その3球目、鳥谷の放った打球はセカンドのベース付近にいた荒木の正面に。併殺は間違いなしと思われた。しかし、トスを焦ったのか荒木はファンブルし、慌ててセカンド横にいた井端にトス。名手の思わぬミスに井端もベースを踏むタイミングがずれてしまう。しかし、体勢を崩しながらも、井端はうまく捕球し、間一髪のタイミングで二塁ベースを踏み一死を取った。この判定に阪神岡田監督が猛抗議し、退場となるなどそれだけ微妙な判定であり、この試合の行方を左右する大事なワンプレーでもあった。一死を取ったことで中日はこの日一発を打たれている、阪神4番の金本の前で反撃を断ち切ることができた。
このプレー、荒木のミスが招いたことは言うまではないが、そこから焦らずトスし、それも難しい体勢で捕球できたのは球界屈指の二遊間と称される二人だからこそできたプレーだったように思う。敵ファンながらも脱帽だった。
posted by reikun |22:34 |
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2007年08月11日
『朝青龍謹慎』
あのふてぶてしい態度や強気な発言はどこへ行ってしまったのか。「仮病疑惑」で相撲協会から厳しい処分が下された横綱がいまにも潰れかかっている。仮病に関してはまさに問題外。多くのファンが楽しみにしていた地方巡業。たとえモンゴル政府からの要請があったとしても、アスリートとして結果以外の部分でファンを裏切ることはあってはならない。
確かに2場所連続の出場停止は、場所前の稽古は控えめで、本場所の取り組みで調子を上げていく朝青龍にとっては力士生命を脅かすほどの処分。しかし、こんな苦しい時こそ、見ている者が憎らしいと思ってしまうほどのあの強気な姿勢、ふてぶてしさでこの窮地を乗り切ってほしかった。
新横綱にも完勝した先場所の優勝は、多くの人に「まだまだ朝青龍は健在」を強く印象付けたはずだ。誰も土俵外で萎む横綱は見たくない。
『混戦!!セ界』
セ・リーグがおもしろくなってきた。昨日の首位攻防戦で首位・巨人が中日を接戦で破り、ゲーム差は4にまで広がったが、二位以下は混戦模様だ。今一番勢いを感じるのが阪神。前半戦の不振が嘘のように球宴明けは驚異のペースで上位を追い上げている。昨年も終盤は中日を猛追し、追い詰めた。投手陣の駒不足は続くが、打線は好調。赤星、浜中、シーツが完全復調し、打線のどこからでも得点が生まれるようになってきている。JFKもここ数年で最高の安定感を誇り、点を与える気配がない。快進撃はしばらく続きそうだ。
予想以上にと言っては失礼だが、4位・横浜も健闘している。村田、吉村ら自慢のハマの和製打線は一発あり、タイムリーありで効果的に得点を奪える。一番・仁志が機能しているだけに、村田、佐伯ら中軸が好調を持続すれば勝機は増えてくる。阪神同様、先発の頭数が足りていないが、エース三浦を柱に土肥、工藤らがそれに続けるか。クライマックスシリーズ出場圏内の三位を巡っての戦いは勢いを増す。
首位巨人は快調に白星を重ねている。先発陣が安定し、打線もここ数試合は得意の一発が大事な場面で出ている。この中日との三連戦に勝ち越せば、巨人が一気に走る可能性はある。しかし、懸念されるのが、怪我。満身創痍の選手もいるだけに、守備固めなど、選手交代もうまく使っていきたい。二位中日は正念場。福留の離脱が響き、あと一点が奪えない展開が多い。エース川上も不調で、計算できる先発は中田、朝倉とこちらも投手陣が苦しい。リーリーフの岩瀬も万全とは言えないだけに、先発要員の山本昌、昨年大活躍の佐藤など、ファーム組の力も必要不可欠だ。
全体を見渡せば、やはり投打のバランスは巨人が一歩リード。ただ首位から4位までのゲーム差は6。混戦と言えるだけに、上位4チームを叩く存在となるヤクルト、広島の奮闘もペナントの行方を左右しそうだ。
『世界陸上迫る』
世界のトップアスリートが集う真剣勝負が間もなく大阪で開幕する。IAAF世界陸上・大阪まで二週間を切った。人類史上最速が決まる100メートルや猛暑の大阪で体力の限界に挑戦するマラソン、他にも人間がその瞬間鳥人となる棒高跳びなどトップアスリートの凄みを目に焼き付けるまたとない機会。見所は満載だ。
しかし、大会の成否はどうか。現状は厳しい。大会チケットは伸び悩み、このままでは空席が目だってしまう、プロスポーツの世界大会では有り得ないような状況になりかねない。その原因として挙げられるのが世界陸上の価値の低下だ。世界陸上は開始当初は五輪と同じ4年周期の大会だった。しかし、IAAFの決定で1991年の東京大会以降は2年周期の開催に。ファンには五輪のように待ち望んでいた世界陸上が「二年に一度は見れる大会」へと価値が低下した。もともと陸上競技への関心が欧州より低い日本では価値の低下はさらに顕著になってきたのではないか。テレビ観戦にしろ、生観戦にしろ、見るのはメダルの可能性があるマラソンぐらい。これでは様々な魅力がある陸上競技、ましてや陸上大会には大衆の関心は向かない。それでも大会は二週間後に迫る。
やはり注目を集めるためには日本人の活躍、世界記録の樹立など、選手のパフォーマンスで陸上競技に目を向かせるしかない。投てき種目は別として、身体だけを使って競うスポーツが陸上だ。そこにはスポーツの原点がある。一つのバトンを四人で繋ぐリレーには走者一人一人の勝ちたい思いを込めた走りが集結する。そんな一瞬の躍動、感動を感じれることが陸上競技の魅力ではないか。素通りするにはあまりにも勿体無い大会だ。
posted by reikun |12:41 |
三色日記 |
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