2008年01月10日
これまで3回に渡って、大連立効果により実現が期待されるビッグカードを紹介してきたが、そのほかにもコアなファンが待ち望む、「隠れ夢マッチ」も大連立の楽しみのひとつ。連載最終回は、さらに独断と希望を強めたマニアックなカードを紹介したい。
【メルビン・マヌーフ対三崎和雄】
~猛獣対ヒットマン 野生の勘を研ぎ澄ませ~
秋山との大一番に勝利し、一躍時の人となった三崎に襲い掛かるのは、HERO´Sライトヘビー級戦線で秋山に次ぐ実力者のマヌーフ。マヌーフは、スピードと破壊力を兼ね備えた打撃を持つ、屈指のストライカーだ。三崎は、打撃戦では秋山戦以上に劣勢に回る可能性もある。持ち前の粘りを見せ、長期戦に持ち込み、寝技で仕留めたい。
【藤田和之対チェ・ホンマン】
~日韓ヘビー級・メガバトル~
個人的な、藤田のベストバウトは2006年の「PRIDE無差別級GP開幕戦」でのジェームス・トンプソン戦だ。トンプソンの打撃の前にKO寸前に追い込まれながらも、覚醒した藤田は一発逆転のカウンターをトンプソンのアゴに合わせ大逆転のKO。ファンを大いに沸かせた。そんな藤田に挑戦するのが、大晦日にヒョードルに完敗したチェ・ホンマン。皇帝の前に歯が立たなかったホンマンだったが、総合での高い潜在能力を評価する声は多い。打撃戦となれば、トンプソン戦でも藤田が苦しんだ、強烈な膝蹴りを持つホンマンが圧倒的に有利。しかし、そんな不利な状況でも真っ向からの殴り合いを演じる藤田の姿に多くのファンは酔いしれるのだ。
【所英男対石田光洋】
~大食いならぬ、大物食い対決~
大物食いを果たしている、若きライト級日本人ファイター同士のフレッシュな対決だ。所といえば、何と言っても鮮烈に記憶に残るのが、当時修斗で敵なし状態だった、ペケ-ニョこと、アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ戦での大番狂わせだろう。あの一戦を経て所はトップ戦線にのし上がった。他にも2005年の大晦日にはホイスグレイシー相手に善戦するなど、大物との対決で普段以上に力を発揮するタイプだ。
対する石田は所に続く、「大物食い予備軍」といったところか。キャリアの中での一番のビックマッチであった、昨年の五味隆典戦ではKO負けしているが、その五味を破ったマーカス・アウレリオを判定で完封している。さらに昨年の大晦日「やれんのか」では、ライト級の世界的強豪・ギルバート・メレンデス相手に勝利し、大金星を挙げた。
所は山本KID、石田は五味と目指すべき相手は違えど、多彩な関節技を駆使する所と、スタミナ勝負の泥臭い試合で勝利をもぎ取る石田のフレッシュマン対決は大いに興味が沸く。
他にも・・・
【五味隆典対宇野薫】
歴代修斗チャンピオン同士の対決。ストライカー五味とグラップラー宇野の対極対決。
【吉田秀彦対藤田和之】
日本人ヘビー級最強決定戦。
【山本KID徳郁対五味隆典】
階級の違う両者だけに、実現の可能性は限りなくゼロか。しかし、誰もが実現を願う、軽量級日本人頂上決戦。
【ルイス・アゼレード対アンドレ・ジダ】
かつてシュートボクセで共に汗を流した、元同門対決。実績では、HERO´Sミドル級トーナメント準優勝のジダが上回るが、桜井マッハ、五味、ハンセンなど、強豪と死闘を繰り広げてきたアゼレードの経験がものを言う。
【秋山成勲対滝本誠】
2005年の大晦日に実現した、吉田対小川よりもスケールでは劣るものの、勝負論から言えば、吉田ー小川戦よりも見所は多そうな元柔道家対決。格闘家転向後すぐに適応した秋山と適応に苦しんだ滝本。五輪金メダリストの滝本と出場さえ叶わなかった秋山。二人の意地のぶつかり合いを見てみたい。
まだまだ、夢は続く・・・。
posted by reikun |11:19 |
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2008年01月09日
【桜庭和志対吉田秀彦】
お互いに格闘技人生の最終章を迎えている。むしろ、日本人との対決よりも、強豪外国人との対戦に燃える二人だ。桜庭が2006年にHERO´Sに電撃移籍するまで、PRIDEの日本人エースとして、二人はヴァンダレイ・シウバらと激闘を繰り広げてきた。直接対決の可能性は限りなく低い。しかし、他に実現が期待されているている、桜庭対田村、吉田対秋山よりも、勝敗を越えた、ファンの記憶に残る戦いができるのはこの二人の対戦だろう。
リングでの戦いだけでなく、入場パフォーマンスからファンを魅了する桜庭と、戦いにおいては一切の妥協も許さずに、どんな強豪、体格差で劣る相手にも真っ向からぶつかっていく吉田。二人のヒーローが、リング上で対峙した時に一体どんな化学反応が起こるのか。ピリピリの緊張感と共に、ワクワク感もたっぷりのまさにドリームマッチ。
勝敗予想もほぼ互角と見る。互いにグラウンドでの極めの強さには自身を持つため、最初から壮絶な打撃戦が展開されることが予想できる。ブラジル・シュートボクセで鍛えられた打撃を駆使する桜庭はスピードで吉田を翻弄したいところ。対する吉田は殴られても倒れない、打たれ強さが特徴であり、強みでもある。体重の乗った重いパンチでアゴの弱い桜庭を攻め立てたい。グラウンド勝負になれば、体重の重い吉田がやや優位か。しかし、共に一本負けが極めて少ない二人だけに、やはり勝負の鍵を握るのはスタンドでの攻防になる。
2008年は念願のヒクソン戦実現の可能性が高まってきた桜庭、そして吉田は、3月に旗揚げされる「戦極」のエースに指名されている。進むべき道は違ってくるが、2008年とは言わず、彼らの引退試合に見てみたいカードでもある。
posted by reikun |14:09 |
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2008年01月07日
2008年、日本の総合格闘技界は新時代を迎える。昨年、立ち技のK-1と共に、二大ブランドとして総合格闘技を牽引してきたPRIDEが突然の消滅。有力選手が相次いで海外へと移籍し、総合の中心はアメリカへと移りつつある。一時のブームと比べると日本での格闘技人気にも陰りが見え始めた2007年。しかし、そんなマイナス要素を払拭すべく、実現したのが、K-1とPRIDEの大連立。ヒョードル対チェ・ホンマン、三崎対秋山と早くも昨年大晦日には、今までは考えられなかった夢のカードが実現した。ファンが夢見た、団体のトップファイター同士のぶつかり合い。この流れが続けば、果たして2008年はどんなドリームマッチが実現するのか。独断と偏見、さらに希望を込めて、「初夢カード」を紹介する。
【青木真也対JZカルバン】
年が明ければ、すでに雌雄を決しているはずだった。大連立の効果の第一弾カードとして発表された、軽量級注目の対決。しかし、カルバンのケガで、あっけなく夢のカードは消滅してしまった。青木は対戦相手が変更となり、「やれんのか」のメーンに登場するも、期待された一本勝ちはできず、判定決着という不完全燃焼に終わった。 それでも、一部報道では、このカードはHERO´Sの三月大会で実現することがすでに内定しているという。2008年も大連立の流れを持続するためにも、是非ともこのカードは実現させてほしい。
総合力ではカルバン優位と見る。宇野薫、シャオリンらが参戦した2006年、2007年のミドル級トーナメントを連覇した実力は揺ぎ無い。昨年はK-1MAXにも参戦。いきなり、エース魔裟斗と対戦し、善戦。高い打撃能力を見せ付けた。さらに、打撃だけでなく、柔術を駆使し、アブダビ王者のハニ・ヤヒーラに一本勝ちするなど、寝技でも試合を決められる力を併せ持つ軽量級最強コンプリートファイターのうちの一人だ。
青木にとっては、大物食いのチャンスだ。同階級のPRIDEのエースは五味隆典となるが、勢いでは青木が上回る。カルバンとの対戦となれば、打撃戦では、劣勢に回らざる終えないが、グラウンド戦では青木が一枚も二枚も上手だ。「跳関十段」の異名に嘘はなく、多種多様な関節技でPRIDEのリングでは無敗を誇ってきた。強豪ストライカーのヨアキム・ハンセンからも鮮烈な一本勝ちを収めており、打撃を得意とするカルバンのパウンドが不用意な形で入れば、青木の餌食となる。
試合展開としては、スタンドでの勝負は少なく、グラウンドでカルバンが上、青木が下のポジションが多くなるだろう。力強いパウンドから、相手を消耗させ、KOや一本を狙うカルバンに対して、青木は打撃をかいくぐり、下から一瞬のすきをつき、得意の三角締めを狙う。この戦いを制した者が、間違いなく軽量級新時代の主役に躍り出ることになる。
posted by reikun |10:56 |
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