2008年02月16日

「地味」では終われない

 地味な印象は、シーズン大活躍へのカモフラージュか。はたまた本当に地味なのか。
 2月1日に12球団一斉にキャンプインしたプロ野球の春季キャンプは、早くも折り返し。我らが阪神タイガースも今週で沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、来週からは高知県・安芸市に移動して、二次キャンプが始まる。今キャンプは、FAでの大砲・新井の補強やそれに伴う、新井と今岡とのポジション争い、またトレードで獲得した金村らが加わり熾烈を極める先発争いなど、見所は多い。その中でも個人的に最も注目していたのは、新外国人として獲得したルー・フォード外野手とスコット・アッチソン投手両助っ人外国人のキャンプでの様子だ。
 結論から言えば、フォード、アッチソン共に、スポーツ紙でも大きく扱われることは少なく、ここまでは地味な印象。それは二人のプレースタイルが大きく影響しているのかもしれない。
 フォードは俊足巧打の外野手。ガッツ溢れるプレーが信条だ。大砲候補ばかりをこれまで補強してきた阪神には、珍しいタイプの助っ人だけに注目された。しかし、キャンプの半分を終えたここまでで、一番目立ったのは、守備練習でフェンスに激突、胸を打撲し、練習を2日連続で休んだということぐらいか。期待される打撃練習では、中距離打者の宿命か、鋭いライナーを連発するも、ニュースバリューの高い、「さく越え」は一桁台にとどまっている。調整不足の感は否定できないが、周囲には「実戦向き」の声も多く、オープン戦期間での巻き返しに期待したいところだ。
 一方のアッチソンは、安定したコントロールと多彩な変化球が売りの技巧派投手。昨年の「汗かき大王」ジャンや、雄たけびを上げて投球するボーグルソンに比べて、キャラクター性は弱く、こちらもフォードと同様に、前半のキャンプでは注目すべきトピックは少なかった。ただ、フォードとは違い、こっち、いやアッチはここにきて首脳陣の評価が高まってきている。14日のフリー打撃では出所の見にくい投球フォームに加え、低めに制球されるストレートと変化球で、赤星らを翻弄し、「虎のマダックス」の片鱗を見せ付けた。先発候補として期待されるだけに、「アッチソン」という名前のインパクトに負けないぐらいの快投を見せてほしい。
 ただ、やはり、どうしても「地味」な印象は拭えないこの二人の助っ人。16日には日本ハムとの練習試合でフォードが一足早くデビューする。アッチソンも21日の紅白戦に登板を予定している。これから多くなるオープン戦、さらにはシーズン開幕。「地味」なままでは終われない。いや、終わっては困る。秋には、派手な成績でイメチェンしているルーとアッチに違いない。
 

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posted by reikun |11:42 | 独り言 | トラックバック(0)
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