地球は青い!

浦和の限界と伸びしろと長澤

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いやしかし、ACLを終えて、リーグ戦ももうほぼACL圏内も難しいとなると、試合をここまで落ち着いて見れるとは。客観的に見るとガンバ戦はとても面白い試合だった。

浦和の視点に戻せば、もったいない試合であったと思う。今シーズンはもったいない試合が多く、これだけでどれだけの勝ち点を落としているか。しかし、もったいない試合もここまで続けば、それは紛れもなく、今年の浦和の明確な答えである。このガンバ戦は今年の浦和をまさに象徴していた。

試合全体を通して、浦和の方がガンバより良い距離感で、ガンバの中盤のスペースを使えていた。前半から悪くない流れで、興梠が孤立することもなく、サイドチェンジも入れながらピッチを広く使えていた。ミシャの頃から取り組んでいた前線の「流れ」が出来ていた。展開としては理想的なサッカーだった。ただ、最後の工夫は、もう少し必要だったと思う。

そして、どれだけ良い展開を行っていても、1つのプレー、ワンチャンスで時にはパーとなることがサッカーではよくある。1点がそれだけ重く、それでありながら入るときは15秒あれば簡単に入ることもあるスポーツ。だからこそ、90分間の集中と後ろの選手はミスなく、パーフェクトが求められる。セットプレイも勝敗を分けるものすごい重要なプレーで、今年の磐田なんかは存分にそれを生かしている。

浦和が今年、上がりきれない部分もそこにある。堀監督になり、速攻からの失点が減り、サイドを深くえぐられる場面も確実に減った。試合を通して、バランスを見て、1点差を争う試合展開に持ち込む。ただ減らないというか、どうしようもないというか、そういった面も多分にある。この試合はセットプレイがピックアップされると思うが、セットプレイにいくまでに、リードするとミシャの時とは異なり、引いてブロックを形成する。堀監督になって、2点差、3点差を付けに行くことはなくなり、如何に1点を大事にするかに軸足を置いたサッカーをやる一方で、そのタスクを達成しきれず、ドローや悔しい敗戦、勝てても1点差のかろうじて、のものが多い。横浜のように最後踏ん張れるチームがやることを今年の、ミシャが5年半率いていたチームが易々と出来まい。

守りに入れば、守り切れる浦和ではない。終盤には負けているチームはシンプルにゴール前に上げてくるし、セットプレイも増えてくる。それで堪えられるチーム作りをした上でこのようなサッカーをやるが良い。現状は難しい。前にも言ったが、セットプレイでやられるのはある程度仕方がないんだ。良いボールがタイミングよく入ってくれば、集中していても難しい時がある。極力与えないに越したことはない。ただ、それでも跳ね返さないといけないときがあり、浦和の現状の守備陣ではそれが得意な選手がいない。これだけ、同じ形で対策を講じてもやられるのだ。今浦和がやれる限界に達している。唯一、やれることがあるとすれば、それはGKの使い方だ。

今の浦和のセットプレイやクロスに対する弱さは、何もDFだけのせいではない。GKにも大いに責任がある。特に浦和のような、エアバトルに弱いクラブは、もっとGKを上手く活用する。しかし、浦和の場合、GKもそれを苦手としている。ガンバ戦でも1失点目、3失点目は対処しなければ、いやしてほしかった。GKのハイボールに対する不安は、守備陣全体に伝染するものだ。浦和が今の問題を解決するにはGKか、DFか、いずれかにメスを入れなければならない。口だけの対策では何度でも繰り返す。見ているが良い、これからも何度でも繰り返すはずだから。

ACL決勝を考えると、やはりこれでは足りない。攻撃では、距離感は良くなってきたので、あとは最後の工夫、興梠とシルバの2人以外で得点に絡める選手がいない、浦和にとって守備がいつ失点するか、という状況である以上、もっと武器を磨く必要がある。守備では、正直、今更難しい面とメンバー的に難しい面の2つあり、少なくとも自分たちから試合を壊す安い失点癖だけでも直す。何度も言うが、今の浦和では下手に守りに入るとやられる。ミシャがそういうチーム編成にしてしまっている。

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