2009年12月16日

‘数的飽和’なフィンケの戦術

柏木選手の浦和レッズ移籍が決定しましたね。

これからの日本代表を担っていくであろう人材ですから、大きく成長を遂げてほしいです。

さて彼の移籍する浦和レッズ。2009シーズンの序盤は好調をキープし、手堅く勝ち点を積み上げていくと、シーズンの折り返し地点では2位に立ちます。ところが、夏場以降はリーグ戦7連敗もあり大失速。最終的には6位という順位で今シーズンを終えました。

今回取り上げたいのは、フィンケ率いる浦和レッズの戦術上の大きな問題である「数的飽和」状態のフォーメーションです。

フィンケのサッカーは基本的に4-2-3-1という形。「3-1」の部分は割と流動的に動くことが特徴で、あとは欧州でも一般的に見ることのできる布陣です。このフォーメーションの利点としては「サイドでの数的優位を作りやすい」、「プレスを外から中へという方向でかけることができる」といったことが、一般的には挙げられます。

ところが、フィンケサッカーの場合、「コンビネーション」の名の下、局面における数的優位を常に保つことが要求されます。
具体的にいえば、攻守両面において「ボールサイド」に人が集まりすぎてしまう傾向があります。僕はこれを「数的飽和」状態と呼んでいるのですが、この状態は大きな問題点を抱えています。

攻撃面における問題点としては、以下の3点があります。

①攻撃が同サイドばかりに偏ってしまう。
→これはボールサイドとは逆サイドのサイドバックのオーバーラップを増やし、サイドチェンジのボールを入れることで、シーズン終盤は解決していました。

②ゴール前に人がいなくなる。
→ボールに人が集まるので、パスで敵陣サイド深くまで侵入しても、ゴール前に人がいない。特にエジミウソンは右サイドに流れる癖があるので、ゴール前に人がいない場面が数多くみられた。これはシーズン終盤でも改善されていなかった。

③パスコースが少ない。
→密集地帯でボールを相手から奪った際、全員が密集しているので「前線」で奪えば奪うほど、「前線」へのパスコースが少なくなってしまい、素早い攻撃ができない、という異様な状態になってしまう。これも改善されていなかった。


守備における問題点も以下に3つあげます。

①サイドチェンジされるとフリーで自陣深くまでフリーで侵入される
→当然ですが、同サイドに味方選手が密集してしまえば、逆サイドはがら空きです。ここを相手に利用されれば、もう手がつけられません。

②選手の配置がバラバラなので、ボールロストしたときに非効率的な走りが増える。
→前線の選手が流動的なのは攻撃時には有効なのですが、もしボールロストをしてしまった時、守備に回った時には、プレスをかける際に味方選手の無駄な動きが増えます。先週の配置がバラバラですから、それぞれの選手がスペースに対して均等にプレスにいけないからです。浦和の後半の運動量がガタ落ちするのも、このためです。

③選手の配置がバラバラなので飛び出してくる選手をマークできない。
→密集状態のせいで、ポジションを埋める、的確なカバーリングをするという概念がレッズにはないので、後ろから飛び出してくる選手には全く対応できません。今季の失点の大部分はこのせいです。


以上、フィンケサッカーの数的飽和状態の問題点を挙げました。


これらを解決するには、あの密集状態から選手を1枚はずすこと、まずはこれです。

つまり、ボールとは逆サイドにいるSHのポジショニングを修正することです。
密集状態を作り出しても、たいていSHはあまって何もしていない、(相手のマークもしない、スペースを突かない、カバーリングしない)状態がほとんどです。そうであるなら、やはりサイドサーフに適切なポジショニングと動きを求めたいところです。

レッズはサイドハーフに、達也、高原、セルヒオ、原口、など本来FWの選手を置くことが多いので難しいのですが、サイドハーフとしての適切なポジショニングをしないと、来季以降も不安定な戦いをせざるを得ないでしょう。

さて、ここまで読んでいただいた皆様は、フィンケの戦術にどのような印象をお持ちでしょうか?

柏木が入ろうと、新外人が加入しようと、もうレッズは怖い存在ではない、という方が多いかもしれませんね。

ぜひ、フィンケ監督の戦術、そのメリット、デメリットについて、ご意見がある方は、コメントまでお願いします。

posted by redbob |09:11 | サッカー Jリーグ | コメント(24) | トラックバック(1)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/redbob/tb_ping/16
この記事に対するトラックバック一覧
12/17のおすすめ 【おすすめエントリー集】

‘数的飽和’なフィンケの戦術【ブログ】Football Club “RED×BLUE”今季6位に終わったフィンケ監督率いる浦和レッズ。その戦術の問題点を独自に分析ヤンキースからエンゼルスへ 松井秀喜の『告白』【ブログ】王・長島から松井・坂本までずっとファンだ40年!エンゼルス入団が決まった松井秀喜について、過去の著書から思いをつづります竜各選手の回顧と来季への構想・期待の若手野手①:平田【ブログ】ドラゴンズ贔屓?その通り。中日ファンの視点から期待の若手・平田良介選手の今季の成績を振り返ります柔道・グランド

2009-12-17 12:54 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

逆に、上記を修正したら問題は大きく減る、ということですよね?

マスコミは浦和のことを「低迷している」と書きたてますが、最終的に6位でフィニッシュ。「怖い存在ではない」といいきれるかどうか?

今でも、浦和は強いチームだと思いますよ。ちなみに私は他サポですが。

posted by P | 2009-12-16 12:37

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 こんにちは。はじめまして。愛球人と申します。

 私は、特定の応援クラブはありませんが、日本サッカー愛は、人一倍強いと、自分では自負しております。
 まあ、我々のようなサッカーファンの期待にこたえる意味でも、「日本サッカーとは、こういうサッカーである。」という、「日本サッカーとしての不変の理念、スタイル」を構築してよ、と強く願いますが。

 という訳で、本題です。

 戦術的考察については、管理人さんの御見解とさほど変わりません。
 ただ、自分としての見解を、「+α」のつもりで、述べたいと思います。

 (1)攻撃における「山田直依存」。
 4節から12節において、浦和が流麗なパスサッカーを具現化できていたのは、山田直がOHとして君臨していた時。しかし、山田直が故障癖に悩まされるようになってからは、パスサッカーが部分的にしか機能しない、あるいは、ほとんどまったく機能しない試合も少なくなかった。
 山田直がいるといないの違いとして、「攻守の切り替えの速さ」「バイタルエリア、両サイドのスペースの創出性の相違」「流動性、連動性の質の相違」「攻撃にスイッチ、変化をつけ得る存在の有無」「全員攻撃全員守備の体現性」といったことが挙げられます。
 山田直不在時の打開策として、今季は、梅崎、田中達っが、万全の体調であったときは、山田直の穴が埋まったかな、という試合もありました。ただ、山田直、梅崎、田中達の3人が、揃い踏みすることは、現実論としてほとんどなく、その場合、旧態依然の(2008年までの)、エジ、ポンテへの依存による、「個人能力依存サッカー」に逆戻りした試合もありました。

 (2)守備における「闘莉王依存」。そして、坪井のスピードの深刻な衰え。
 闘莉王がいるといないとでは、勝率は勿論、守備の質の内容が異なります(数字に表れにくい部分)。
 空中戦、1対1、スピード、ポジショニング、ビルドアップ。いずれをとっても、闘莉王の代役は不在です。
 確かに、闘莉王は、果敢な攻撃参加が代名詞ですし、それが賛否両論あることは、否めないでしょう。
 とはいえ、闘莉王は、先述した5つの要素を、ハイレベルで兼備している。日本サッカー史上最高レベルのCBであることに、異論はないと思うのです(まあ、闘莉王は、純血日本人ではありませんが)。

 深刻なことは、坪井のスピードの急速な衰えです。
 (これに加えて、堀之内、平川にも、同様のことが言える)
 今季、坪井が屈した、相手の快足攻撃選手を、自分なりに列挙します。
 佐藤寿(ナビスコ、第17節)、柏木(第17節、第23節)、岡崎及び枝村(ナビスコ、第20節)、小川(第19節)、坂田(第27節)、等々。
 とりわけ、佐藤寿、岡崎は、坪井のスピードの衰えを見抜き、坪井の裏のスペースを執拗に狙い続けていました。
 佐藤寿に至っては、ナビスコでは、坪井と堀之内の2人がかりのマークを一瞬で振り切って決勝点、第17節では、試合こそ逆転負けしたものの、左クロスを、ニアのスペースに走りこんで、倒れながらも左足を振り抜いてのダイレクトボレー(まさしくスーパーゴールでしょう。ちなみに、その試合は、埼スタでの試合でしたが、岡田監督直接視察の「御前試合」でした)。このスーパーゴールも、坪井のマークを一瞬で振り切ってのゴールでした。

 守備については、戦術以前の問題です。坪井のスピードの衰えは、あまりにも深刻と思います(精神的支柱としてはまだまだ必要でしょうが、レギュラーとしてはもはや限界。第3CBが現実的でしょう)。
 ところが、今季は、坪井の代役がいなかった(堤は故障で1年を完全に棒に振った)。だから、坪井を使い続けざるを得なかった。ここに、今季の浦和の最大の問題があると思うのです。

 続きを2レス目にて記します。

posted by 愛球人 | 2009-12-16 13:11

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

たしかにフィンケサッカーになってから
あんまり怖くなくなったかも。

わたくしは鹿サポですが、去年までの
レッズのイメージはとにかく「縦」。
個人技やロングボールで、とにかく
縦へ縦へボールを運ぶ軍団。
そんなイメージでした。そりゃ怖かったですよ…。
圧倒される内容のゲームも多かったし。。

「なんでそこぶち抜いてこれんの?」
「ワシンのあれは反則だ」

など、失点したときのショックは相当強烈でした。
サポーターがあれだけショックなんだから、
選手のダメージはさらに大きかったのではないでしょうか。


ですが、今年。
今年は完全に「横」な印象でした。
まったくもって怖くなかったです、はい。
筆者さまも指摘されているように、
綺麗にパスが回ることが多くはなりましたが、
最後の詰めであるゴール前の人数が少ないから的を絞りやすい。
対戦側の立場から言わせてもらうと、どんなに回されても
最後きっちりボールを返してくれるので
「お疲れ様」ってお礼を言いたくなります。

レッズを愛するブラジル人の友達が言ってました。
今のレッズは世界から見た日本代表みたいだと。
パスワーク、運動量、そして目指すサッカーは素晴らしい。
でも、怖いか怖くないかだったら怖くない。
そんなことを悲しそうに言っていました。

今年もフィンケサッカーでいてくれるとのことで
現時点では安心感しかありません。
日本一のサポーターであるレッズサポを納得させるには
結果を出すしかないでしょうから、フィンケさんの手腕、
サポーターはどう見てるのか気になりますね。

posted by オリベイラブ | 2009-12-16 13:11

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

Pさん、コメントありがとうございます。
久しぶりにブログの記事を書いたのでコメントがつくか不安だったのですが、ご意見をくださいまして大変有り難く思っていますw

確かに逆に上に書いた問題を解決すれば、問題はかなり減ります。しかし、フィンケ監督にそれを修正できるかどうかというと、厳しいと言わざるをえません。なぜなら今シーズン中に直す機会がありながら、結局最後まで修正できなかったからです。

最終的な順位は6位で必ずしも悪いとはいえませんが、後半戦の勝ち点でみれば確か半分の順位もいっていなかったはずです。レッズの場合、今年の土台をどこまで生かせるか、どこまで上積みできるか、でしょうね。

赤サポの僕のほうがなんだか、ネガってますねw

他サポさんということで、もしあるなら来季の対戦、楽しみに待っています!絶対に負けませんよ!

posted by redbob(管理人) | 2009-12-16 13:12

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

最終の鹿島戦を見てもほぼ五分と言って言い展開でした、前半の時間帯によっては鹿島が押されていた。
結果的に鹿島が勝てましたが負けてもおかしくなかったです。
あの試合を今期序盤からされていたらどうなったか解らないです。
そして来期はそうなります、マスコミは無責任に書きたてていますが十分怖いですよ

posted by G | 2009-12-16 13:13

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

愛球人さん、コメントありがとうございます。

実は、はじめましてではないですねw
よく浦議でお見かけしております。
なかなか面白い議論をするな、と僕は感じていましたが、そう思わない方が大勢いるようで・・・。
いま、時間がないのであとでまたじっくり読んで返信いたしますね。

オリベイラブさん、コメントありがとうございます。

いや、まさにその通りなんですよ!
横、横、のゆっくりした攻撃で、結局アタッキングサードの前でカットされてもう攻撃が終わってしまっているんですよね。こんな鹿島にとってやりやすい相手もいないでしょうねw
本来のパスサッカーを目指すのであれば「縦へのギャップ」を生み出して相手の嫌なところを突いていく、のが最も効果的なのですが、それがまったくできていない。
フィンケ監督は好きなのですが、彼の戦術にはどうも納得いかない。。。現象から物事を語れるサポーター、フロントが少ない以上、この戦術のまま来年も過ごすのかな・・・

鹿島との試合は、本当に力が入ります。来年のJもお互い精一杯サポートしていきたいですね~!!

posted by redbob(管理人) | 2009-12-16 13:23

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

Gさん、コメントありがとうございます。

マスコミのいうことは、特段気にしないようにしていますw
もう耐性がついてきましたw

確かに個人の能力は高いものがありますし、戦術がはまったときのレッズは強いので、順位的な大崩れはしないのかな、とは思っています。

ですが、その戦術をみると、やはり自分たちと同等以上の個人の力を持った相手、にはやはり苦戦しそうだなぁ、とは感じています。
まだ、来季の陣容も決まっていないのでなんとも、言えませんが。
2年目でどれだけのチームの形がみえるのか、あせらず見守っていこうと思いますね~

posted by redbob(管理人) | 2009-12-16 13:29

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 2レス目です。

 個人的には、フィンケの「コンビネーションサッカー」は、2002年の磐田の「Nボックス」を超え得る、と強く期待しています。
 しかし、だからこそ、選手の「質」が、日本最高レベルでそろえないと機能しにくいことも否めない。
 今季の浦和は、坪井、堀之内、平川、鈴木啓、山田暢、等、少なくとも、「ビッグクラブレベル」では、もはや限界といわざるを得ない選手を何人も、主力として起用せざるを得ませんでした。恐らく、フィンケは、あえて「補強しないで新スタイルを構築」という賭けに、意識的に打って出た、と解釈しています。
 ですから、今季の浦和は、よくやった、というのが、自分の正直な思いなのです。

 そもそも、浦和の命運を握るのは、「今冬の移籍市場」である。ここで「血の入れ替え」に成功するか否かで、浦和が「ビッグクラブ」の一角である続けられるかの命運がかかる。自分は、今季開幕直後から、この考えを抱いてきましたし、これは今でも変わりません。
 理由は二つ。
 第一に、「コンビネーションサッカーの継続的発展の具現化」のため。
 第二に、「今冬の移籍市場=国際ルール化元年」だから。

 柏木入団は、とても喜ばしいことです。
 ただ、これは、「血の入れ替え」の序曲に過ぎません。
 エジ、ポンテ、坪井、堀之内、平川は契約延長。高原も残留のようです。
 その一方で、闘莉王は退団決定。阿部も恐らく退団。いずれも恐らく名古屋に行くのでしょう(阿部は残留の可能性はゼロではないが)。
 で、フライブルク時代のフィンケの教え子であるサヌー(ブルキナファソ代表。スピードスターだが、攻撃的なポジションならばどこでも対応可能)の獲得が有力とのこと。
 しかし、質量ともに致命的に薄いCBは、現状では全くの手つかずです。

 恐らく、山田直と柏木という、「走るファンタジスタ」の2人を共存させるために、そして最大限に活かすために、2010年の浦和は、「4-3-3」にシフトすると考えます。事実、下部組織は、ここ2年連続で、「4-3-3」を採用していますから。
 (ちなみに、山田直、柏木は、自分は、「日本版イニエスタ」と解釈しています)
 しかし、CBは、衰えが顕著な坪井、堀之内、故障明けの堤、ユース昇格2年目の濱田しかいません。これで、来季開幕に直行したら、最低条件の「勝点55」は、正直厳しいでしょう。
 ところが、森重(大分→FC東京)獲得に御執心して、結局失敗。それ以外の日本人CBに、未だにオファーしていない模様。

 自分は、10月くらいから、浦和のCBには、今後向こう5年、あるいはそれ以上、浦和の「守備の軸」を担い得る、日本人若手CBが絶対に必要、と強く考えています。
 で、今冬の移籍市場に出回りそうな選手で、それに該当し得る日本人CBは、1人しかいない、と考えます。それは誰か。
 自分は、村松(湘南)と考えます。
 20歳、高卒2年目。今季、出場停止の1試合を除き、全試合フル出場で、湘南の1部昇格に貢献。
 ポジショニング、ロングフィード、ラインコントロールは、1部の有力クラブでも充分通用し得るといわれています。事実、岡田監督も、村松を1度直接視察しています。
 上背がない(176cm)ので、空中戦は苦手です。そう考えると、全盛期の宮本(神戸)に近いタイプと解釈しています。
 で、移籍金ゼロ。今季推定年俸1000万円。
 湘南の資金力は、山形と同レベル(1部最低レベル)。
 しかも、「ロンドン世代」の「守備の軸」になり得る、事実上唯一の選手といわれている。その上、浦和には、「ロンドン世代」には、山田直、原口、高橋峻がいる。

 これだけの条件がそろって、村松にオファーできない理由がありますか?と思うのです。
 1部に昇格したてだから、というエクスキューズはあるでしょうが、今冬、浦和は、香川(C大阪)にオファーしているのだから(結局あっさり断られたが)、そのエクスキューズは通用しません。
 確かに、高卒2年目、20歳。現時点で「ビッグクラブレベル」かは、未知数という解釈は可能でしょう。しかし、近未来の「代表レベル」になり得る貴重な逸材であることに、異論はないと思うのです。
 ましてや、村松獲得に成功すれば、向こう5年(国外移籍の意志がなければ、向こう10年)、浦和の「守備の軸」になり得る。そして、山田直、原口と同一チームでプレイすることは、中長期的観点での「日本代表強化」になり得る。

 無茶な願いかもしれません。しかし、あえて言いたい。
 フロントよ、村松を死に物狂いで獲得に動いて欲しい、と思うのです。裏を返せば、村松獲得に失敗した場合は、CBを誰も獲れませんでした、になりかねない、ということです。
 誰でも獲れる訳ではない。「代表レベル」(近未来での、を含めて)に値する選手の獲得でなければならないと思うのです。その意味で、選択肢は、村松に他ならない、と(他に今冬に獲得可能な日本人若手CBがいるでしょうか?)。

 続きを3レス目に記します。

posted by 愛球人 | 2009-12-16 13:43

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 3レス目です。

 先程の村松のことですが、「北京世代」におけるCBでは、水本(京都)、河本(神戸)、森重(FC東京)、岩下(清水)が挙げられると思います。
 しかし、いずれの選手も、まず所属クラブが手放すとは考えられない。そういう意味もあるのです。
 勿論、個人的に、村松への期待感というのもありますが。

 あるいは、CBでは、流経大2年の山村を囲い込む方法もあるかもしれませんが、現実性は薄いとみています。
 ただ、やろうと思えば、学業のことについては、工夫次第で両立へのハックアップは可能と思うのです。
 事実、G大阪は、宮本、橋本英が、G大阪に籍を置きながら、4年で大学を卒業しましたから(宮本は同志社大学、橋本英は大阪市立大学をそれぞれ卒業した。ただ、下部組織出身であったことを考慮する必要があるかもしれないが)。
 その意味で、村松と山村の「ダブル獲り」がベストですが、どちらか1人の獲得は叶えてよ、とフロントには願う訳です。

 あと、CBでは、「アジア枠」行使を強く願います。
 そこで、候補は誰か。

 郭泰輝(全南。韓国代表)
 28歳、185cm、空中戦と1対1を高次元で兼備。ビルドアップ、ラインコントロールにも優れているとのこと。
 移籍金ゼロ、予想必要推定年俸6000万円。
 韓国代表では、第3、第4CBの立場。本人が今冬のJリーグ移籍希望を公言している。
 ただ、故障癖があり、その影響で、1年近く韓国代表から遠ざかっており、2009年11月に代表復帰。
 一説には、京都が獲得に興味を抱いており、他にも獲得を狙うクラブがあるとのこと。

 個人的に、郭泰輝の獲得は、是が非でも叶えて欲しい、と強く思います。で、郭泰輝と村松でCBコンビを形成できれば、闘莉王退団のダメージは、ある程度軽減できるのでは?と思います。
 しかし、そのためには、フロントよ、ぐずぐずせずに、村松と郭泰輝に即刻オファーして欲しい!このことを、強く願う訳です。

 あと、山田直と柏木は、それぞれ、「日本版イニエスタ」、「走るファンタジスタ」と自分は考えていますが、山田直は、「純粋な天才パサー」、柏木は、「パサーのみならず、ドリブラーとしても有能」と解釈しています。
 管理人さんは、山田直と柏木は、それぞれ、どのような選手、と解釈していますか?また、山田直と柏木を、どのように起用、共存させることが望ましいと考えますか?御見解を御伺いできますと、有難く思います。

 最後に、自分が希望する、「2010年浦和理想布陣」を示します。

 「現時点における2010年浦和理想布陣」。
 〈〉は、補強希望選手です。「4-3-3」。

             エジミウソン
              (高原)
〈サヌー〉                        ポンテ
(原口)                        (田中達)
          山田直       柏木
          (梅崎)      (エスクデロ)
               鈴木啓
              (山田暢)
 細貝      〈郭泰輝)    〈村松〉     高橋峻
(宇賀神)    (堀之内)    (坪井)     (平川)
               都築
             (山岸、大谷)

 長文、駄文、3連投、とても申し訳ございません。
 管理人さんのコメントを是非とも御伺いできますと、とても有難く思います。
 よろしく御願い申し上げます。

posted by 愛球人 | 2009-12-16 14:01

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

愛球人さん、コメントありがとうございます。

3つのレス、拝見いたしました。
興味深いテーマを内包していると感じましたので、愛球人さんの質問とあわせまして、後ほどゆっくりコメントさせていただきます。おそらく18時までにはできると思いますのでお待ちください。

posted by redbob(管理人) | 2009-12-16 14:29

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

正直今年のレッズがどこまでフィンケ監督の目指すサッカーだったのかということが分からないんですよね。

日本人は指示されたことはできるがそれ以上のことはできないロボットみたいな言われ方もしますし。

少なくともフライブルクではゴール前で手数をかけるようなことは無くそれこそイメージは縦だと思います。

噂レベルですがフィンケ監督を知る選手を獲得しようとしているらしいのでもし加入すればいい影響があるかもしれません。

posted by F3 | 2009-12-16 15:32

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

F3さん、コメントありがとうございます。

なるほど、そうですね。どこまでフィンケの目指すサッカーだったのか、わからないですね。youtubeなどでフィンケがいたころのフライブルクのサッカーを断片的にしか見ることができませんし、1度フィンケの完成形のサッカーを見たいですね。
フィンケ監督は、口で伝えるのではなく、練習の内容そのものだけで選手に自分のサッカーを伝えるようですね。
日本人にはそれも危険なのかもしれません。

フィンケの教え子獲得の噂はありますね。日本という未知の土地に来るわけで、いきなりフルパワーが出せるかわかりませんが、期待したいですね!

posted by redbob(管理人) | 2009-12-16 17:38

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

すいません、愛球人さん。
コメントのアップ遅れます。
今日中にはなんとかお答えします。

posted by redbob(管理人) | 2009-12-16 17:39

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

システム:4-2-3-1に問題があるのでは?

守備の面から・・・中盤守備が2枚だと、1列をカバーできない。3枚必要。4枚あればスライドせずとも良くて万全。4-4-2が一番守備しやすい。

攻撃の面でも、単純に4列構成で縦に間延びするし、4-2が守備、3-1が攻撃と、攻守が腰の部分で分断される。

オランダ代表が使っているけど、日本代表戦を見る限り(ファンボメルがおらず、デヨングの出来も悪くて、両守備的ハーフが攻守のつなぎを全く出来ていない最悪の内容だったから参考にならないかも知れないけど)、前線3-1のタレントが豊富で相手選手を敵陣深くに押し込めるようだと、自チームも攻守が分断されるが、同様に相手も攻守が分断され、前線のタレント力の差で優位に立てる。でも、相手の守備陣が攻撃陣を抑えれるチームとなると、途端に通用しなくなるような気がしてならない。ワールドカップでオランダ代表が強豪チームを相手にした時、完敗するはず・・・

中盤3枚を、ベテランの方の山田選手を入れるなりして構成。リスクテイクの観点から、中盤3枚にどんどん守備力の高さが求めらているのが現状ながら、守備能力の高さに重きを置きすぎて選手を選ぶと攻守の繋ぎができず、逆に山田(若手)や原口、ポンテのように守備が期待できない選手をそこに入れても、実質4-2状態で変わらない。理想は大分のエジミウソン選手を獲得していればよかったのだけど・・・

posted by カペッロ(本物) | 2009-12-16 19:43

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

最近、最終節の対鹿島戦は、互角以上だったとかのコメントが多いように見受けられますが、ここ数年の停滞期間はプレッシャーのかかる時期にチームが勝てないの一言に尽きると思う。
簡単にいうと「ターニングポイント」で競り負けている。
今シ-ズンは特に顕著と思う。
補強よりも選手のメンタルを改善した方が強くなる可能性が高いと思う。
海外のチームもメンタルチームを導入してるところもある。真似てもいいと思う。

posted by red | 2009-12-16 20:57

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 今晩は。愛球人です。

 これから、今日の昼のレスの続きを述べます。

 返事のレスは、これから述べるレスと合わせての返事にして頂けると有難いです。

 よろしく御願いします。

posted by 愛球人 | 2009-12-16 21:12

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 昼のレスの続き。夜のレス、1レス目です。

 昼のレスでは、主として、編成面主体になってしまいました。
 で、さっき、改めて自分なりに少し考えて、戦術面での問題点と、自分なりに考える改善策を、示してみたいと思うのです。

 「持たされている」。今季の浦和を語るにあたり、しばしば指摘された言葉です。
 第12節のG大阪戦の試合後、G大阪の西野監督が、「うまさは感じるが、怖さは感じない。」という言葉が、それを象徴していると思います。
 それは何故か。

 今季の浦和を考察すると、いくつかのことが見えてきます。
 「局面に人数を割く」。「支配率を高める」。
 これはこれで、一つの方法であると思います。
 しかし、それだけでいいのか?と。
 「局面に人数を割く」サッカーは、「ピッチ上に描くデザインを小さく設定するサッカー」と解釈されても仕方がないでしょう。
 日本は、サッカーにおいては、「八大国」(伊、西、英、独、仏、蘭、ブラジル、アルゼンチン)に比べれば、個人能力ではどうしても劣ります。「局面に人数を割く」だけで通用させるには、どうしても無理があると思うのです。
 「局面に人数を割く」ことは、勿論有効活用して然るべきでしょう。ただ、それのみならず、「ピッチを最大限に使うサッカー」も、必要であると思うのです。

 「ピッチを最大限に使うサッカー」。これは、オランダサッカーの代名詞の一つです。私自身、オランダサッカー大好き人間ですので、このことを必要以上に声高に言うのかもしれませんが。
 ただ、個人能力の不足を補うためには(いずれACLにおける覇権奪還を叶えるためにも)、ピッチをどのように使うのか、という工夫が必要と思うのです。そのためには、「ピッチを最大限に使う」ことを心掛けることが大切ではないか、と。
 勿論、「局面に人数を割く」ことと「ピッチを最大限に使う」ことを共に具現化するためには、いくつかのことが必要でしょう。
 自分が思うに、「縦へのくさび」「サイドチェンジ」「CBのビルドアップ(ロングフィード)」を積極活用することが望ましい、と考える訳です。
 つまり、特に、CB、SB、CH。いずれにも、「構成力」が求められる。それができる選手は、守備陣では、闘莉王しかいない。しかし、闘莉王は今季で退団。
 で、CHは、阿部はたぶん退団(国外移籍のうわさもあるが、現実性に乏しい。1憶円の年俸を支払い、居場所を開けて用意し得る国内クラブは、名古屋くらいしか考えられない)。鈴木啓は、攻撃意識は向上したが、パスセンスの拙さは、いかんともしがたい。
 このように考えると、CHに構成力を求めるのは、正直酷である。それで、山田直と柏木をOHで同時起用することで打開するのが最善策ではないか、と思うのです。

 実際、フィンケ監督は、「コンビネーションサッカー」を具現化するための必要条件として、「プレイビジョン」「空間認識能力」を求めていることが、言葉の端々から読み取れます。
 細貝の左SB起用は、「プレイビジョン」「空間認識能力」を買ってのことでしょう。CHでは、守備で精一杯だけど、SBならば、前を向いてプレイすることが求められて、その際、CHで培った視野の広さを活かすことができる。で、実際、細貝は、要所で、「縦へのくさび」「機を見た突破」を見せるようになり、試合ごとに成長していったと思います。
 昨日の柏木獲得も、「プレイビジョン」「空間認識能力」を買ってのことに他ならないでしょう。

 次に、「支配率を高める」。
 「支配率を高める」ことの必要性を、否定はしません。ただ、それだけでは、不足であると思うのです。
 大切なことは何か?「高い位置でのボール支配」。
 それを叶えるためには?「全員攻撃全員守備」。とりわけ、「前線からの守備」。これ自体は、できるようになってきていると思います。
 しかし、必要なことは、それだけではない。
 「スペースを生み出し活用する動き」。「1対1での積極的な仕掛け」。これが大切ではないか、と考える訳です。
 とりわけ、「いかにしてスペースを生み出すか」。これが、「コンビネーションサッカー」が、「Nボックス越え」を叶えるための、そして、浦和の「不変の理念」へと昇華させ、「ACL王者奪還」を叶えるために、必要なことと思うのです。

 長くなりますので、続きを2レス目にて記します。

posted by 愛球人 | 2009-12-16 21:41

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 2レス目です。

 「いかにしてスペースを生み出すか」。
 このことの実現のためには、「フリーランニング」「1対1での積極的仕掛け」「ドリブルの有効活用」「ピッチを最大限に使う」。この4つのことが、必要と思うのです。

 柏木を獲得した理由は、山田直と似た、「走るファンタジスタ」であり、山田直にはない、「高精度のFK」「フィジカルコンタクト」「ドリブルの精度、意識の高さ」を買ってではないか、と思うのです。
 山田直は、運動量、パスセンスならば、日本最高レベルと思いますし、私自身、とても高く評価しています。戦術理解力、テクニック、守備意識の高さも特筆でしょう。
 しかし、山田直は、スピードが速い訳ではない。だから、運動量だけで補うには限界が生じ、局面に人数を割くことに持ち込むことに依存せざるを得ない。
 しかし、柏木は、高精度のスピード、突破力の持ち主でもあります。山田直は「天才パサー」であるが、柏木は、「アタッカー」といえる。ですから、プレイのレパートリーを活かして、状況に応じたプレイができる。だからこそ、サイドを積極的に活かし、状況に応じて自らもそれに参加して、そして、スピードとテクニックを活かして、自ら「1対1での仕掛け、崩し」ができて、その結果、「ピッチを最大限に使う」ことができると思うのです。
 そして、山田直と柏木がピッチ上で共存することにより、選手としても、人間としても、御互いを高めあうことができる(長所を伸ばし、弱点を克服しようとする姿勢がより一層育まれる)。このことが、浦和のチーム力の向上に寄与し得る、と思うのです。

 山田直と柏木の共存の必要性は、レスの後半部分でも触れますが、浦和の問題点は、つまるところ、「遅攻ありき」である、ということです。
 「速攻と遅攻の有効な使い分け」。より一層深く述べれば、「パススピードの高速化」が必要であると思うのです。
 これも、日本人は、個人能力で相対的にどうしても劣る。身体能力でも、一瞬の即興性でも。テクニック自体は、優れているでしょうけど。
 これでは、「遅攻依存」では、局面を打開することは困難でしょう。だからこそ、「局面に応じて、速攻と遅攻を使い分ける」。このことが、必要と考える訳です。そのためには、「パススピードの高速化」、「高速パスサッカー」の具現化が必要、と考える訳です。

 で、現在の浦和では、小笠原(鹿島)、遠藤(G大阪)のような、独力でプレイビジョンを活かして変化をつける選手は見当たらない。
 山田直がそれに該当するとは思いますが、フィジカルコンタクトが弱いので、OH(トップ下)でのプレイがベスト。とはいえ、これでは、独力で「組み立て」と「崩し」を一挙に担わせるのは、とても負担です。
 しかし、山田直と柏木という、「日本版イニエスタ」を2人共存させれば、タイプが似ていることを活かして、2人で、局面に応じて役割分担をすることができる。
 山田直が相手守備陣に封じられたら、柏木が「攻撃のスイッチ役」を担う。柏木が封じられたら、山田直がスイッチ役。
 1人では限界がある。でも、2人で分担してやれば、独力で「組み立て」と「崩し」の両方を担う負担を抱かずに済む。
 だからこそ、山田直と柏木の2人をOHで共存させれば、「パススピードに変化をつける」ことが可能になり(勿論、局面に応じてドリブル、ミドルシュートを織り交ぜる)、「コンビネーションサッカーの質の向上の具現化」に結び付くように思うのです。

 いずれにせよ、柏木を獲得したことは、喜ばしいことです。
 だからこそ、山田直と柏木の2人を最大限に活かすことを最重要視した「マイナーチェンジ」が必要ではないか。其の上で、「コンビネーションサッカーの質の向上」を図るべきではないか、と言いたい訳です。

 脈絡のない文章になり、申し訳ございません。
 結果として、「3+2=5連投」になり、管理人さんのみならず、他の利用者にも、申し訳なく思います。

 長文、駄文、連投、とても申し訳ございません。
 管理人さんのコメントを是非とも御伺いできますと、とても有難く思います。
 よろしく御願い申し上げます。

posted by 愛球人 | 2009-12-16 22:10

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

代表も浦和も「日本人にパスサッカーしろというと、とりあえずこうなる」って感じのサッカーなんですよね。

本来パスは手段のはずなのに、目的となってしまっているからそうなってしまうんだと思います。

パスを多く繋ぐことが目的となってしまった場合、選手同士の距離が近いほうがいいし、守備ブロックの外にあるサイドのほうがいいわけで、すると自然とサイドで密集してしまうんでしょう。

posted by とおりすがり | 2009-12-17 00:26

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

カペッロ(本人)さん、コメントありがとうございます。

そのとおりです。、4-2-3-1という布陣そのものに問題がありますよね。コメントにほぼ全部同意します。
というより、次の記事ではまさに、カペッロさんがおっしゃることを取り上げようかとおもったのですが・・・笑
先にやられましたねw
その話に関連して鹿島の守備について考察してみようかな・・・

redさん、コメントありがとうございます。

メンタルチームですか!僕はそちらの面は詳しくないので、まったく知りませんでした。どういう組織で、どういう役割を担うのか、調べて考えてみたいと思います。

とおりすがりさん、コメントありがとうございます。

パスが手段でなく、目的になっている、日本人にはその傾向が強いように思います。そもそもフィンケ監督は意図的に「密集」を作り出しているわけで、それを改善するのも難しいですね。おっしゃる通り、サイドに密集したほうがやりやすいですし。ただひどい時は、サイド→サイドで、ほとんど中央を使わないで攻める時間が何十分も続くと気があります。これは改善してほしいですね。

愛球人さん、コメントありがとうございます。

了解です。まとめてレスしますのでもう少し、時間ください。本当に申し訳ない。


posted by redbob(管理人) | 2009-12-17 14:43

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

遅くなりました。簡単にですが、返事を書きますね。
どのように書くべきか戸惑ったのですが
①守備陣の編成面
②柏木、直輝に関して
③浦和理想布陣について
という愛球人さんのコメントに沿って書きますね。

①まず守備陣の編成についてですが、そもそも僕と愛球人さんで坪井選手に関して認識の違いがあるようです。
坪井選手のスピード自体には衰えがあるでしょうが、まだまだJ1の主力として心配ないレベルにあると思いますよ。
裏を取られる、には2種類あって、それは①1対1だけのスピードで抜かれる。②戦術上のポジショニングで負ける 
映像がないので説明しずらいですが、1対1における速さ勝負ならまだ大丈夫です。今年見られた裏を取られる場面は、戦術の修正で治ります。事実、坪井選手より遅いCBコンビのクラブもありますし。
村松に関しては、異論なしです。来てくれるかはわかりませんがオファーは出してほしいですね。

②柏木、直輝に関して。大体同じ意見です。2人とも「ゲームを作る」選手ではないので、前で起用してほしいですね。

③来季理想布陣について。これは反対ですね。個人的な趣向を言わせてもらえば、4-1-2-3は絶対にとってほしくない布陣です。まず「1」の部分に必要な条件として
ⅰ身長、ボディバランス
ⅱトラップ、近い味方へのパスの正確な技術
ⅲ足の速さ
ⅳ運動量
などが挙げられますが、これらを高次元で備えている日本人選手はいません。「1」を支えるために、結局「2」の片方が下がってきたり、サイドバックの位置取りが複雑になったり、と結局後半ばてて終わります。その他いろいろありますが、メリットデメリットを考えた際、デメリット部分が大きいので個人的には嫌いです。うまく機能させられる監督ならもちろんいいですが。

残りの夜に2レス分いただいたコメントは大体意見を異にしません。スペースの有効活用、ワイドな攻撃、ポゼッション、カウンターの併用はレッズのみならずさまざまなクラブが目指すところであり、これらを「戦術」とはいいません。「戦術」とはこれらを達成するための「ルール」です。

柏木、直輝の共存した使い方は、まだあまりいい案が浮かんでいません。しかし大事なのは「得点、失点から逆算した戦術」をたてることです。「柏木、直輝の2人を生かした戦術」だけをあまり大きく意識しすぎては失敗するでしょうね。

まだ書き足りない部分はありますが、以上です。
長いコメント、大変読み応えがありました。ありがとうございました!!以降の記事でもコメントは大歓迎ですのでよろしくお願いします。

posted by redbob(管理人) | 2009-12-17 17:25

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

興味深く読ませていただいたので、レスします。

まず、攻撃に関して、フィンケさんが、
①攻撃は同サイドに偏れ
②ゴール前に人は入るな
③パスコースは少なくてよい
と指示してるとは思えません。

ではなぜそうなってしまうのか?
そこを見極める必要がある気がします。

私は、まず、パススピードが遅いこと、これが一番の問題だと思います。
それによって、相手守備ブロックを崩しきれず、
サイドへ押し出されるとともに、選手同士の距離も近くなってしまっている。
その結果、フィニッシュで終われない。

つまり、浦和のパスクオリティに合わせた戦術を取るか?
浦和のパスクオリティそのものを向上させるか?
どちらを選択するかという問題のような気がします。

もちろん、現実的な選択ならば前者ですが、
フィンケさんは後者を追求しているようですね。
そのためにどういった練習をしているかはわかりませんが、
実績からして、彼が有効な練習メソッドを持っていないとは思えません。

まぁ、柏木を獲ったということは、
即ち、今のやり方をさらに高めると宣言したようなものなので、
来年は無理でも、再来年まで待てば、
きっといいサッカーが見れると思いますよ。

守備に関しては、パスのスピードと精度が上がれば、
おのずとポジショニングも改善されるので、
フィンケさんのサッカーがある程度具現化されれば、
そっちの問題もある程度解消するような気がします。

守備から攻撃というリアクションサッカーではなく、
攻撃と守備が一体となったサッカーなので、
浦和の選手一人一人がそれを信じて練習すれば、
選手自身もレベルアップできると思います。

ただ、フィンケさん、
選手をモチベートするという点では力不足ですね。
彼自身もその部分でレベルアップする必要があると思います。

お目汚し、失礼しました。

posted by 直輝の一ファン(他サポ) | 2009-12-18 07:43

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 こんにちは。愛球人です。
 管理人さんの返事を、先程拝読しました。
 私の、長く拙い見解に、丁寧に誠実に答えて頂いたことへの敬意を籠めて、「返事の返事」をさせて頂きます。
 これに対して、またあらためて返事のレスをして頂けると有難いです。

 まず、「4-3-3(管理人さんの言葉でいう4-1-2-3)」のことから。
 この布陣は、「4-1-3-2」「3-3-1-3」と共に、自分が好きな布陣でもあります。このことからしても、自分が「オランダサッカー」に心酔していることは、想像できると思います。
 この、「4-3-3」についてですが、私自身、SR(CFということが多いが、私は、「点取り屋」への愛好心から、SRという表記を好みます)、WG、OHは、強く意識するのですが、CHについては、自分自身、軽視する傾向にあることが否めないと思います。
 他の「スポナビブログ」にも、レスをさせて頂くことがありますが、時折、自分なりの理想布陣を記させて頂くことがあります。

 個人的には、布陣、システムについては、下記のことを考えております。
 「システムというものは、そのチームの持ち駒に応じて決めるべきものである。」
 この言葉は、1998年フランスW杯似て、フランスを優勝に導いた、当時のフランス代表監督の、エメ・ジャケの言葉です。自分も、この考えに、強く共感しています。
 このことと共に、自分は、チーム作りにおいて、「志向するサッカー」を絶えず意識し続けることの重要性は勿論ですが、「誰を軸にするか」に応じてのチーム作りも大切ではないか、とも考えております。
 ですから、来季の浦和の理想布陣として、「4-3-3」を示したのは、下記の理由があるからです。

 (1)山田直、柏木の2人のそれぞれの特性を最大限に活かすため。
 (2)CHの層が薄い。SBの補強をしないと思われるので(大卒新人の宇賀神のみ)、細貝は左SBのファーストチョイスと思われる。そう考えると、「4-2-3-1」「4-4-2」は、CHの層を考えて無理がある、ということ。
 (3)柏木は、MFならばどこでも対応可能と思うが(戦術理解力に優れ、フィジカルコンタクトも水準以上であるから。ドリブラーとしても有能なので、WGとしても機能し得るし、いざとなれば、オプションとしての左SBも可能とみる)、山田直は、ピッチを幅広く動き回り、布陣図城に示された位置でプレイするとは限らない(特にサイドに配された時は中央に絞る傾向あり)、で、フィジカルコンタクトが弱いので(努力次第で改善可能であるとは思うが、それでも限界があることは否めない。こればかりは、先天的なものがあると思うからだ)、CHには向かない(というか、山田直を活かすためには、OHを置くシステムでないと機能しにくいとみる)。
 そう考えると、OH(トップ下)を置く布陣におのずとなり、かつ、山田直と柏木は、大枠では「走るファンタジスタ」でよく似ている。だからこそ、どちらか一方が封じられても、もう一方がスイッチを入れ得る、「2OHシステム」がベストとの考えから、ということがある。

 個人的に、1CHには、「長短のパスを織り交ぜ、運動量と戦術理解力に優れ、水準以上のスピードとフィジカルコンタクトを持ち、攻守のバランスを担い得る選手。」が望ましいと思います。
 その意味で、自分は、1CHの理想像は、シャビ・アロンソ(Rマドリード、スペイン代表)、シモン・ロルフェス(レーバークーゼン、ドイツ代表)のような選手です。
 ですから、(見当違いとの批判覚悟で述べるが)長谷部、遠藤、小笠原のような選手が浦和にいれば、と思わない訳ではありません。
 鈴木啓のパスセンスは、拙さが否めないことは、今季露呈したように思います(本人がこれを克服しようとしている姿勢は伝わってくるが)。ですから、その意味で、管理人さんが「4-3-3」に反対することも、わからない訳ではありません。

 管理人が、何故、来季の浦和の理想布陣として、「4-3-3」にも、「4-2-3-1」にも反対するのか。
 もしも、このことを考察するスレを立てるならば、その内容はとても楽しみにしています。
 個人的に、「4-4-2」も、一つの方法と思うのです。
 つまり、下記の布陣です(スタメンのみ記します)。

            エジ      原口
 山田直                        ポンテ
            柏木      鈴木啓
 細貝                         高橋峻
          (新外国人)   (新戦力)
                 都築

 上記の理由を自分なりに示します。
 (1)山田直が中央に絞っても、細貝の爆発的な運動量で補完することは可能との考えから。
 (2)柏木を2CHの一角(フィジカルコンタクト、戦術理解力、パスセンス、守備意識の高さを買って)に据えることで、遠藤、小笠原のように、「プレイメイカー」として振る舞わせることで、より一層流麗なパスサッカーを具現化することが可能と考えるから。
 (3)原口には、「点取り屋(できれば万能型FWに成長して欲しい)」として大成して欲しいから。そのためには、2トップの一角として起用することは、有益な方法ではないか、と。

 しかし、山田直と柏木が、2人とものびのびと「創造性」を育みあえるようにするには(そして、人間としても、御互いを高めあえる関係であって欲しい)、何がベストなのか?
 自分は、山田直と柏木が、可能な限り守備負担が軽減できないか、そのためには、前線からの守備意識をより一層浸透させ得ること(そのための3トップ)、そして、山田直と柏木の2人とも、御互いに高い位置を張ることができないか、それで自分なりに考えるのが、「4-3-3」という訳です。
 しかし、柏木は、それなりにフィジカルコンタクトがあるので、2CHの一角でも、ある程度までならば守備負担に耐え得るかもしれない。両SBも、細貝、高橋峻ならば、爆発的な運動量を誇るので、山田直が中央に絞っても機能し得るはず。それで、「4-4-2」という選択肢もあり得るか、と。

 これが、自分なりの考えです。
 長くなりますので、続きを2レス目にて記します。

posted by 愛球人 | 2009-12-18 11:17

‘数的飽和’なフィンケの戦術

コメント投稿者ID :

 2レス目です。

 村松についてですが、これは、私の過大評価との批判は否定しません。
 現実論として、「1部での経験ゼロ。来季がベールを脱ぐ年。そこで判断しないとわからない。」この考えは、わかります。

 もともと、高校時代(藤枝東)、高3にて高校選手権準優勝に貢献して、その時から、読みとスピードにはそれなりの評価があったそうです。ただ、プロキャリアは、3部のホンダFCからスタートして、昨冬、2部の湘南に、1年で「個人昇格」したという、苦労人の側面もあります。
 今季の湘南は、御世辞にも層が厚いとは言えませんでした。ですから、それが追い風になった部分はあるかもしれません。
 しかし、それでも、出場停止の1試合を除き、全試合フル出場で、1部昇格に貢献。高卒2年目であることを考慮すると、少なくとも、きらりと光るものを持っている選手であることだけは言えると思います。
 その上、U20(ロンドン世代)では守備の軸と目される存在。で、移籍金ゼロ(今季推定年俸1000万円)。オファーする価値はあるだろう、と思う、と言いたかったのです。

 これは、森重に執心すべきか?という意味でもあります。
 森重の1対1とロングフィードの精度は認めます。ただ、下記のことがあります。
 (1)森重の負傷離脱後、大分は10試合負けなし。つまり、今季の森重の貢献度は御世辞にも高くない。これに対して、村松は、2部ながら、中心選手として湘南の1部昇格に貢献。
 (2)森重は「移籍金1.5億円+年俸0.4憶円」が必要といわれた。村松は「移籍金ゼロ+年俸0.3憶円」を提示すれば獲得可能とみる。つまり、費用対効果を考えると、村松の方が有望なのは明らかではないか、と。
 (3)共に、反町監督の教え子。しかし、反町監督は、村松をべた褒めしており(水本や森重を上回ると称賛)、事実、ビルドアップとポジショニングは高く評価されている。

 勿論、村松が、すぐに1部のビッグクラブで通用するかどうかは、現時点では「時期尚早」との判断に、反論する材料に乏しいでしょう。とはいえ、CBが喉から手が出るほど欲しいならば、森重と村松の両方にオファーをして、先に入団を快諾した選手を獲るのが望ましかったのではないか、と思うのです。

 坪井についてですが、これは、よく指摘されるように、「SB、CHの攻撃参加で、2バックしか残らなくなり、SBの裏に素早く展開されて失点」の犠牲者との解釈もできると思います。その意味で、管理人さんの御見解には納得できますし、私が現在の坪井を「過小評価」している面も否めないと思います。
 ただ、戦術的犠牲を割り引いても、特に佐藤寿、岡崎に執拗に裏をかかれるのは(同じパターンばかりで攻められていた)、どういうことだ?と。そればかりに私が気をとられたのかもしれませんが。
 勿論、「一時の不調」であればよいと思いますが、それでも、坪井を絶対的レギュラーとするのは厳しいと思うのです。やはり、レギュラー候補とするにせよ、若手と競わせるのが現実論ではないか、と。

 その意味で、堤には、昨季終盤(昨年10月22日のACLでのG大阪戦での低パフォーマンス以後。あの試合は、いまに思えば、堤を左WBで使わざるを得なかったほど、浦和がボロボロになりかけていたといえるので、堤を責めるのは酷だ、と思うが)以後の悔しさを、飛躍のエネルギーに昇華させて欲しい(故障のリハビリに丸1年を要したことは、堤自身が最も悔しいはずだし、1対1での強さは、浦和サポが強く期待しているはず。特定の応援クラブを持たない私でさえ飛躍を願うのだから、浦和サポならばなおさらでしょう)。
 事実、フィンケも、「堤の復活こそ最大の補強」と、先日の記者会見にて述べています。これは、堤への期待感の現れに他ならないと思います(堤が殻を破れば、坪井のスピードの衰え云々を気にせずに済むのだから)。
 つまり、堤がCBの定位置の一角になり得るとみるならば、日本人若手CBを無理にとらなくてもよい、との考えもあり得るでしょう(個人的には、村松にオファーして欲しいと願うが、恐らく村松は残留だろうなあ)。

 ただ、そうなると、外国人枠の関係で、サヌー獲得は断念して、それをCBに回すのがベターと思うのです。
 いま、外国人枠の関係、と述べたのは、フィンケが先日の記者会見にて、「アジア枠の行使は来年7月」と述べたからです(恐らく、アンタル[フライブルク時代のフィンケの教え子。山東。レバノン代表。攻撃的ポジションならばどこでも可能]のことでしょう)。
 そう考えると、郭泰輝(韓国代表。全南)の獲得はしない意向といえる。しかし、これは、ややもすれば、CBは1人も獲得できない、という危険性をはらんでいると思うのです。

 教え子、あるいはKリーグ(韓国リーグ)経験者ならばともかく、そうでなければ、外国人獲得については、Jリーグ経験者の獲得に動くのが望ましいのではないか、と思うのです。
 その意味で、レオナルド(山形。27歳)に特攻してしかるべきではないか、と(自分は、今季の山形の1部残留は、レオナルドと長谷川の存在なしにあり得なかったと解釈している)。
 移籍金ゼロ、今季推定年俸2300万円。山形で6年プレイしているので、日本文化への適応は心配ない。
 1対1、空中戦、ビルドアップを高次元で計算できるので(185cm。事実、山形ではCKの得点源として機能)、その意味でも、獲得に動く価値があるのでは?と思うのです(努力家との評判もある。その意味で、若手の手本的役割も期待できると思うが。ただ、山形への愛着が強そうなので、そこがどうか、と…)。

 今回は以上です。改めて返事を頂けると有難く思います。
 そしてまた、機会があれば、管理人さんのブログへのレスをさせて頂き、御互いのサッカー観(そして内面)を深めあえれば、と考えております。

 長文、駄文、連投、とても申し訳ございません。
 管理人さんのコメントを是非とも御伺いできますと、とても有難く思います。
 よろしく御願い申し上げます。

posted by 愛球人 | 2009-12-18 12:27

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」