2007年05月05日

ラクロス観戦記

5月の大型連休、多くの高校生が部活動の大会を迎え、そのうちの一部はその場で高校スポーツに別れを告げる。

夏にはまだ早い、初夏の陽気の中私は昨日5月4日(金)に、大妻女子大学を訪れた。
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(写真はイメージです)


この日行われたのは、日本ラクロス協会普及部内Teen's Lacrosse Community事務局が主催する高校女子ラクロスの春大最終節。ラクロスは全国高校体育連盟に所属していないため、様々なサポートが受けられない。

はっきり言ってしまえば脆弱な支援体制の中彼女らは戦っている。しかし、試合になってしまえばそんなことは関係ない。本日も初夏の熱気に負けない熱い試合が展開された。


本日私が観戦したのは目白学園高校ホワイトアイズ 対 渋谷教育学園幕張高校メープルズの試合だ。この試合を最後に引退が決まっている両チームの3年生にとっては、是が非でも落とせない一戦であり、下級生も3年生に高校ラクロスの集大成をプレゼントしてあげたい一心であろう。試合は序盤から激しいプレーの応酬となった。


まずはじめにドローボールを支配したのはメープルズ。ホワイトアイズ陣のサイドでボールに選手が群がり、激しくクロスを打ちつけあう。しかしながら、序盤ということもあり両チームファーストディフェンダーのチェックが正確でパスがつながらない。結果として、地面に転がるボールを追いかける、という光景が続いた。


先制したのは序盤から押し込んでいたメープルズ、前半5分のことである。ゴール正面からスピードを生かして冷静にシュート、均衡を破った。


その後、勢いづくメープルズは立て続けにホワイトアイズゴールを脅かす。ホワイトアイズはボールを奪っても前線につなぐことが出来ず、すぐに奪い返されてしまう。また、こぼれ球へのチェックが遅れがちで、完全に主導権を握られてしまう。


その後前半12分までにメープルズは合計4点を奪い、畳み掛ける。左サイドでのこぼれ球を拾い、そのまま持ち込まれ4点目を奪われたホワイトアイズはたまらずタイムアウトを要求する。どのように修正するのだろうか。


タイムアウトが終わると、メープルズの勢いは少し削がれ、タイムアウトは成功したように感じた。ホワイトアイズはボールを奪うとトップをめがけて放り投げる戦法を採用した。メープルズの前線でのファーストコンタクトがゆるくなったこともあり、この作戦はひとまず成功した。


15分、ホワイトアイズが初めて決定的なシーンを迎える。それまでまともにパスが通らなかった前線で、パスが2本、3本とつながり、ゴール正面でフリーでシュートを打つチャンス。しかしながら、これはメープルズゴーリーのファインセーブに合ってしまう。

流れは相変わらずホワイトアイズ。19分、ゴール右45°からの再開からまたしてもパスがつながりシュートを打つものの、ゴーリーの素晴らしいセーブに合う。そのこぼれを拾ったメープルズ選手が前がかりになった相手陣地に大激走、100mほどのフリーランからゴールをそのまま決め、5-0。ほどなくして前半終了のホイッスルが吹かれた。


後半に入ってもメープルズの優位は動かない。メープルズ55番のスピード、アジリティは強烈で、ホワイトアイズの選手たちはついていくことが出来ない。メープルズは、後半に入るとパスワークも冴え渡る。これは、暑さと前半のハードワークでホワイトアイズの選手たちの動きが鈍くなったからであろう。


後半は9分までに9-0となり、メープルズは余裕のタイムアウトを要求する。14分、10-0となったあたりから試合は激しさを増す。ここまで無失点に抑えてきたメープルズはここから先失点を許したくない。その一心からかどうしてもクロスをボールホルダーに当ててしまう。

ホワイトアイズが立て続けにゴール正面からのフリーシュートを得る。その二本目、孤軍奮闘していたホワイトアイズキャプテンがコースを読んだシュートを決め、ホワイトアイズが初めての得点を奪い、歓喜が爆発する。

しかしながら、やはりメープルズの優位はゆるがず、終わってみれば12-1と大差がついてしまった。やはり結果を見てもわかるとおり、この試合は戦前の力の差がそのまま現れてしまったようだ。それでも、ホワイトアイズのボールへの執着心が失われない様は、見事だと感じた。もちろん、メープルズのそれはさらに強いものであったが。


私はラクロスに対する知識もなければ経験もない。マイナースポーツと呼ばれるこのラクロスについて知っている人間がどれだけいようか。それでも、間違いなく言えるのはラクロスがひとつのスポーツとして興味深いものであり、また、ここまで熱い気持ちになれるものもそうないのではないか、ということだ。


ゴール前での攻防は激しく、容赦なく、見るものを興奮させる。「気持ち」の強さが勝負を決める。ラクロスは、そんなスポーツだ。このブログをみている皆様も、1度ラクロスの試合を観戦してみてはどうだろうか?

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posted by redarrows |20:19 | 高校スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)
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