2008年08月07日

【名古屋グランパス】7度目の正直へ!

世間では北京五輪ムードが高まりつつあり、昨日は一足先に女子サッカーが開幕した。勝ち点3を目されていた相手になんとか追いついての引き分けだったようだが、優勝候補のアメリカも黒星スタート。まだまだ分からないだろう。
一方今日初戦を迎えた男子サッカー。不可解なジャッジもあり、勝ち点ゼロに終わった。こちらは今後の相手関係も考えると予選突破がかなり厳しい状況となってしまった。得点力不足は分かっていたとはいえかなり深刻で、中盤の梶山、本田圭あたりもブレーキだったが、谷口には可能性を感じた。今後は香川や本田圭より谷口をA代表に抜擢してもらいたいものだ。

こうは書いたが、私の関心は名古屋グランパスが圧倒している(笑)
昨日はナビスコ杯準々決勝2ndレグが行われた。カップ戦のノックアウトラウンドとして結果は良いものが出た。中2日でリーグ戦が控えている状況下で延長突入は避けられたし、けが人も退場者も出さなかった。また先週の練習で別メニュー調整期間があったバヤリッツァ、パフォーマンスの良くなかった中村、ヨンセンを途中で下げられたことも良かった。得点も課題のセットプレーから決めることができ、バヤリッツァ交代に伴い投入された三木が無難にプレーし、無失点に抑えることも出来た。
しかし内容は手放しで喜べるものではなかった。チームとしてやりたいサッカーを継続できてはいたが、コンディションがよくない選手が多く、チームコンセプトについていけていなかった。その象徴が中村。守備時は球際での強さを見せ、相手攻撃の芽を摘んでいたが、攻撃への切替が悪く、またパス・ドリブル・シュートの判断が遅く、攻撃の流れを停滞させていた。例年GW頃からパフォーマンスが落ちてくる選手だが、今季は今になってその傾向が出てきた。替えの効かない選手なことは十分承知しているし、次節は小川が出場停止のため無理だが、次々節の神戸戦で休養させるのもありかと思う。
またお祭りだか興行だか意図のよく分からない試合にフル出場させられた楢崎、ヨンセンの2選手には明らかに疲労の色が見られた。楢崎は代表合宿もあり、相当なものだろう。安定したセーブは見せていたが、終盤はあまり見たことないようなゴールキックの精度の悪さを見せていた。またヨンセンは完全に試合から消えていた。いくら千葉が守備的に戦っていたとはいえ本来の動きとは程遠くもっと早く交代させて欲しかったくらいだった。
一方小川、玉田は再三相手DFを翻弄し、チャンスを演出していた。ただ小川は最近スタンドプレーが目立つ。原点に戻りシンプルなプレーを心がけて欲しい。それが彼の持ち味でもあるのだ。玉田に関しては1点は決めて欲しかった。
また観るものを悪い意味でハラハラさせる守備が持ち味だった(笑)増川は試合を重ねるごとに安定感が増し、セットプレー以外でも果敢に攻撃参加するなど奮闘していた。阿部のサイドチェンジも相手が疲れた後半は効いていた。

阿部、中村、小川、玉田など替えの効かない選手がまだまだ多い名古屋において今季のリーグ優勝は難しいかもしれないが、ナビスコ杯はなんとしても狙ってもらいたいタイトルだ。

posted by 赤鯱王子 |21:09 | 名古屋グランパス | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月02日

【名古屋グランパス】№7カリスマ!!!

'ヤマザキナビスコカップ:準々決勝 千葉 vs 名古屋(J's GOAL)'
自らハードワークするだけでなく、存在そのものが攻守に安定感を与える。
そこまで言っても言い過ぎではないくらい中村直志は欠かせない存在だ。
ピクシーグランパスにおける中村直志の"商品価値"が改めて示された試合だった。

いかにもカップ戦ノックアウトラウンドのアウェイ戦という試合だった。アタッキングサード手前での連携の悪さからのパスミス、増川の足元の不安定さ、相変わらずのセットプレーのマークの甘さ、5月の試合から良く見られるミドルレンジからシュートを自由に打たせている点など課題が散見された。
しかしこれまでなかなか取れなかったセットプレーからゴールを奪えたことは非常に大きい。しかもFKからは初めてではないか。そして何より中段明けのリーグ戦で大敗した直後の試合で完封して勝てたこと、アウェイで勝利したことが大きい。

次は中二日で過去未勝利の魔境へ乗り込んでの試合だが、長いオフを取ったのだから、言い訳は一切聞きたくない。勝利あるのみ!そして序盤戦のような観客をわくわくさせるサッカーを取り戻して欲しい!!!

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posted by 赤鯱王子 |22:48 | 名古屋グランパス | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月01日

【名古屋グランパス】家本復活!

その前に4年ぶりの決勝T進出を決めたナビスコ杯について述べます。

津田、残り30秒で決めた!! 劇的すぎる!4年ぶり決勝T (中日スポーツ) 
この試合に勝てば決勝T進出が決まるという大一番に主力5人をベンチにも入れず、休養させるという大胆な布陣で臨んだピクシーグランパス。 
代表勢、出場停止の選手もおり、リーグ戦のベストメンバーから9人が欠けた2軍と言ってもいい布陣だった。 その布陣で勝てれば起用された選手には他では得られない自信となり、チーム力底上げにも繋がる。しかし負ければマスコミからの監督采配への批判が出るのは必至だし、起用された選手も主力が積み上げてきたこの大会での勝ち点を無駄にしてしまう可能性があり、自信喪失になりかねない。 そんな素人から見るとギャンブル的な采配でも結果が出るのはミスターのミスターたる所以だろうか。 
押してはいるものの決定的なチャンスはなかなか作れない展開だったが、途中出場の津田、花井が結果を出した。巻は2試合連続ゴール。守備陣でも増川や三木、米山が持ち味を発揮して、西村も安定したプレーぶりで、事故のようなミドルシュート以外は失点を与えなかった。新人の佐藤も後半は積極的に攻撃に参加していた。 特に光ったのは花井。1点ビハインドの中での難しいタイミングでの公式戦初出場だったが、基本技術の高さ、視野の広さなど才能の一端を披露し、決勝点もアシストした。相手が引いて守っている中だったので、プレスは弱く、参考にならない面もある。また線が細すぎなこと、まだまだ守備意識やオフザボールの動きが悪く、課題もあるが、現状でも通用する面があることははっきりした。名古屋の次世代の担って欲しい選手。大切に育てて欲しいものだ。

今月末から再開されるリーグ戦。苦しい夏場の戦い、けが人もでてくるかもしれない。でもそうなったときの不安を軽減させてくれるであろう頼もしい戦力が台頭してきたと言えるナビスコ杯の2試合だったように思う。リーグ戦再開とナビスコ杯決勝Tが非常に楽しみである。


そして今日はサテライトリーグ対川崎戦が行われた。
サテライト「vs川崎戦」試合結果(名古屋公式HP)
メンバー表を見てビックリ、なんと主審はアノ家本氏だった。さすがにプレッシャーの少ないサテライト戦ではトラブルはなく、概ね適切なジャッジがされていたように思う。
試合に関してはまずこの時期に開催されたことに対して疑問を感じる。A代表およびU23代表が活動中で、その中ナビスコ杯も行われているので、必然的にやりくりは苦しくなる。名古屋は両代表で計3人、かつけが人も少なくやりくり出来ていたが、川崎は両代表に5人を送り込み、チョンテセも北朝鮮代表に選出されている。またけが人も多いようで、DFラインはすべてユース所属選手だった。しかもU18は他の予定があったのか高1~2年の選手が参加していた。ユース所属選手の経験値アップのための場としてサテライト戦に使うのは有意義なことだが、今回の場合人数が足りないから無理矢理連れてきた感が否めない。そんな試合にどこまでの意味があるのか疑問に感じた。
そういう相手に対して昨年以降でのリーグ戦出場者を4人揃える名古屋は苦戦した。特に筑城の出来はあまりにも悪かった。高校生相手に競り負けることが多々あり、フィードの質も悪い。攻撃参加も相手陣深くまで侵入できない。竹内や青山(C大阪へレンタル移籍中)をコンバートさせた理由が改めて分かった。また井上は技術の高さこそ見せたものの、運動量が少なく、積極性もなく、プレー1つ1つに対して覇気が感じられない。この2選手は今季ナビスコ杯でも起用されていない控えの控えにあたる選手。今日のプレーを見て、それがうなずけた。
一方昨日の試合でスタメンをルーキーの佐藤に奪われた渡辺は別格の動きを見せた。昨年練習試合等でCBを経験したことがプラスになっているのか守備で乱れがなく、スピードを活かした縦への突破を何度も披露し、津田のゴールもアシストした。
また花井も引き続きセンスの高さを披露していた。

リーグ戦好調でけが人も少ない中、控え組主体で臨んだナビスコ杯でも結果が出た。それだけに今日のサテライト戦で不甲斐なかった選手は来季の居場所がなくなるという危機感が強くもって練習に臨んで欲しい。

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posted by 赤鯱王子 |21:25 | 名古屋グランパス | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年05月28日

【名古屋グランパス】4年ぶりのナビスコ杯決勝T進出に王手

5/25ヤマザキナビスコカップ予選リーグA組名古屋対浦和。
名古屋はA代表の楢崎、玉田、U23代表の吉田に加えてヨンセンが親族の不幸のため母国へ帰国し、欠場。相手の浦和も代表で主力が大量に離脱しているとはいえ、戦前は正直不安の方が大きかった。

しかし蓋を開けてみれば、名古屋の底力が見えた試合だった。特に巻の活躍は目を見張るものがあった。1得点1アシストで、2点目の杉本のゴールでは中央で潰れてDFをひきつけ、4点目の津田のゴールでもつなぎ役になっており、全得点に絡む大活躍だった。
巻、今夜の主役はオレ! “玉田ボレー”サク裂(中日スポーツ)
巻だけでなく、前述の通りリーグ戦ではスーパーサブでの起用が多い杉本が1得点、今季は出番に恵まれず、この試合が公式戦2試合目の出場となった津田もワンチャンスを活かした。またゴールこそなかったものの深井もキレのあるドリブルを随所に披露し、コンディションの良さをアピールした。
攻撃陣だけでなく、吉村に変わってセンターハーフに入った米山は守備の軽さは否めないものの中盤を落ち着かせるプレーをしており、GWの連戦以降やや出番が減っていた竹内や増川も持ち味を発揮していた。

昨年は夏場に弱さを見せた名古屋だが、こうして序盤戦で控えだった選手が活躍してくれることは非常に心強い。ナビスコ杯も決勝T進出に王手となっており、それが決まれば夏場はナビスコ杯と並行しての戦いとなるだけになおさら選手層を厚くすることが必要だからだ。けが人も少なく、チーム内でのポジション争いが激化すれば日々熱のこもった練習となり、チーム力アップも期待できる。久々にリーグ戦中断明けも楽しめるシーズンである。

唯一心配なのはサテライトの選手のモチベーション。けが人が少なく、チームとして結果が出ているので、昨年のように若手を抜擢できない。というよりそういうギャンブルに出る必要がない。またサテライトの練習試合ではストイコビッチ監督やボスココーチが観ていない中で行われることも多い。そんな中で若手選手が育っていくのかという点は気がかりである。

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posted by 赤鯱王子 |21:30 | 名古屋グランパス | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008年04月26日

【名古屋グランパス】リーグ戦初黒星

ベンゲル時代にもよく見られた試合だった。東京Vが名古屋を非常によく研究していたと感じた。中盤でのパス回しはできるもアタッキングサードでは勝負ができておらず、チャンスの大半はミドルシュート。ペナルティエリア内にボールが入っても那須、土屋が球際の強さの発揮していた。東京Vの守備が良かっただけでなく、名古屋も中盤や両サイドバックの流動的な動きが少なく、ハードワークもできていなかった。またマギヌンや途中交代の杉本あたりは持ちすぎな感があり、玉田はこの日ブレーキ。守備陣も吉田がボールウオッチャーとなってしまった先制点と高さでは圧倒的に上回る竹内がやすやすと河野にヘディングをさせてしまっていた。交代に関してもスリッピーなピッチ状態の中で最初に杉本を送り込んだ意図が理解できなかった。何もかも噛み合わず必然の敗北だった。

たかが1敗であり、明日の大宮対鹿島の結果によっては首位をキープできる可能性もあるし、鹿島が勝利しても2位までしか落ちない状況ではある。しかし5連戦のスタートを乏しい内容で敗れたことは非常に痛い。昨年のGWも雨の中で見事に相手のやりたいサッカーをされて敗れたあと3連敗し、陥落していった。されど1敗となる可能性もあるのだ。
中2日で迎えるホーム瑞穂での川崎戦。ミスターの手腕と選手の成長が問われる試合である。名古屋の底力を見せてもらいたいものだ。

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posted by 赤鯱王子 |18:00 | 名古屋グランパス | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月19日

【名古屋グランパス】首位キープ

名古屋6連勝で首位キープ! 途中出場の杉本が決勝ゴール(サンスポ)
今日は正直負けを覚悟した。小川の果敢なドリブルからPKを奪い先制したものの、立て続けに失点してリードを許した。中盤の動き出しが少なく、吉田、阿部のビルドアップにミスが多く、去年の悪いときの名古屋の見ているような前半だった。
しかし今週のナビスコ杯神戸戦と同じく後半生まれ変わった。今季の名古屋が蘇った。その勢いはナビスコ杯を含め3試合連続ゴール中の杉本投入で加速し、逆転。2点取られても3点取る。そんなたくましさには観ていて感動を覚えた。

こうして連勝を伸ばし、首位をキープしたが、前半は今季のリーグ戦では一番悪い内容だった。上記に挙げた点に加え、マギヌンの不調が気になる。3月の試合と比べると運動量が少なく、相手のマークが厳しくなっているのもあり、苛立っている様子が伺える。今日リーグ戦で初出場した深井がナビスコ杯でキレのあるドリブルを披露するなど好調ぶりをアピールしているし、一度マギヌンをスタメンから外すのもありかもしれない。またナビスコ杯を含めたここ3試合阿部にイージーミスが多いのも気がかりだ。
チーム全体での課題を挙げるとDFラインのマークの受け渡しが悪いこと。それにより今日の試合では巻に多くのチャンスを作られていた。千葉の攻撃は巻へのクロス一辺倒な感があったが、もっと中盤と連動して攻めてくる相手だと普通にやられるだろう。次の試合まで1週間あるので、修正を図ってもらいたい点だ、

厳しいことも書いているが、若い選手も多く、非常に楽しみなチームだ。その土台を作ったのは前監督フェルフォーセンである。自分たちのスタイルを貫けるのも基礎がしっかりしているからこそである。その点においてはフェルフォーセンが構築したのだし、今のチームで主力となっている吉田や阿部、小川、竹内らは彼が辛抱強く育ててきた選手である。またリーグ戦で出番に恵まれない選手が主体となって戦ったナビスコ杯でも勝利しており、戦力の底上げは確実になされている。相手が名古屋以上にメンバーを落としてきたのはあるが、それでも西村、三木、藤田は十分にこのチームでやっていけることを証明したし、巻も成長の跡が感じられる。先日のナビスコ杯では不調だった青山や福島、津田などの若手がレギュラーを脅かすような存在になったときが常勝軍団への仲間入りだろう。

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posted by 赤鯱王子 |23:28 | 名古屋グランパス | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年04月02日

【名古屋グランパス】今季も開幕ダッシュ成功?!

苦しい試合だった。今日のMOMマッチは?と聞かれたら、江角と答えてしまうくらい彼の奮闘ぶりが目立つ試合だった。今朝のスポーツ紙に日本代表の岡田監督が楢崎を視察とか吉田をリストアップという記事があったが、実は江角をチェックしていたのかもしれない。昨夏瑞穂で対戦したときは不安定さを露呈し、大量失点していたが、半年強で非常に成長した選手だろう。今日はまずここを褒めておきたい。

両チームともスタメンが一人ずつ入れ替わったこの試合。大宮は吉原に代わってルーキーの土岐田を起用し、名古屋は大分戦で負傷した吉田に代わって増川を起用した。連戦を考慮して無理はさせなかったのだろう。増川も昨年序盤の好調時はレギュラーだった選手で、今季は出遅れたもののナビスコ杯神戸戦と前節の大分戦で短い時間ながら出場しており、この点に関しては心配していなかった。しかし連戦だからか中盤の運動量が非常に少なく、セットプレーでは失点シーン以外にもマークがルーズで何度か肝を冷やされた。また攻めても先に述べたように江角の再三の好セーブがあり(吉村がゴール前に顔を出すような展開は良かったが)、正直今日は引き分けだと思った。連戦での弱さは簡単には変わらないものかと思った。
ビハインドで折り返したが、後半に入ってもメンバーは入れ替えてこなかった。ピクシーは同じ名古屋に本拠地をプロ野球・中日ドラゴンズの落合監督と同じタイプで、先発メンバーを信頼して送り出している監督なのだろう。
そして後半11分からの2分間で試合は動いた。セットプレーから高さのある3人が破壊力でねじ伏せたようなゴールで同点に追いつくと、直後にカウンターからマギヌンが2試合連続ゴールを挙げた。その後は大宮がペドロ・ジュニオール、デニス・マルケスを中心に怒濤の攻めを見せてきたが、楢崎の安定したセービングでゴールを割らせなかった。前半の小林大吾のループシュートも含め際どいシュートが何本もあったが、前に弾くかコーナーに逃れるかを的確に判断していた楢崎は圧巻で、改めてバーレーン戦に出場していた方との歴然とした違いを感じた。1点リードの後半31分に吉村を下げ、杉本を投入したピクシーの選手交代にも驚かされた。前節は同点の中でこの交代をしたが、アウェイで1点リードの中でこの交代は選手に「まだまだ攻めろ」と無言の檄を飛ばしたのだろう。このような交代はできる監督は他になかなかいないだろう。かと思えば大宮が吉原を投入してきた直後に山口を送り込む柔軟性も見せた。玉田との交代で巻が出場したのには最も驚かされた。前節も玉田は終盤に交代しているが、その時は増川と代わった。今日も三木もしくは吉田かと思ったが、巻だった。前節「ピッチの雰囲気を味あわせたい」と増川を使ったが、巻にも同じ事をしたのだろう。ナビスコ杯神戸戦で結果を出した巻をリーグ戦でも使い、チームの一員という認識を示す行動なのだろう。去年の巻はヨンセン離脱中以外のリーグ戦出場はほぼビハインドの中でのパワープレー要因だったが、今日はリードを守り切らなくてはならない場面。その中で役割を理解し、シュートも1本放った。ナビスコ杯でスタメン出場するのと同じくらい意義のあることだと個人的には思う。

こうしてなんとか勝ったこの試合。中継内で今季横浜FCから移籍してきた内田の「三ツ沢(現ニッパツ球技場)と雰囲気が似ている」というコメントの紹介があったが、この試合を観ていたらちょうど一年前の三ツ沢での横浜FC戦を思い出した。楢崎負傷に伴いスクランブル出場の櫛野が好セーブを連発するも先制を許したが、後半半ばの連続ゴールで逆転したあの試合。昨季はそのあと崩れたが、今年はどうなることか。個人的には優勝とか順位とかはあまり考えず、常勝軍団となる礎を築く年になることを願っている。

次節も中2日で、豊田スタジアムに好調横浜F・マリノスを迎える。「日本一のサッカースタジアム」で好調同士の好ゲームが繰り広げられることを信じてやまない。

最後に4節を終えたJ1を簡単に振り返りたい。名古屋と開幕戦で当たった京都といい前節の大分といいどこのチームもいいサッカーをしている。大宮も昨年までに築かれた固い守備をベースに攻撃的なサッカーを展開していた。ピクシー監督初勝利となった浦和戦は快勝だったが、浦和は監督交代で復調気配だし、G大阪や川崎など他の出遅れたクラブも3、4節と連勝している。他では神戸もしっかりしたサッカーをしているようだし、鹿島は昨季終盤からのサッカーを継続して、4連勝だが、ACLも戦っていかなくてはならないため、今年のJリーグは例年以上の混戦になりそうで、非常に楽しみである。

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posted by 赤鯱王子 |22:22 | 名古屋グランパス | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年03月16日

【名古屋グランパス】アジア王者撃破!

ピクシー“1勝”の思い出 敵地でアジア王者の浦和撃破(中日スポーツ)
恩師も見た、ピクシー浦和破り初勝利(日刊スポーツ)
試合公式記録(名古屋公式)
名古屋が今季初勝利を飾った。同時に埼玉スタジアム初勝利であり、何よりピクシーの公式戦初勝利であった。試合もやや安定感に欠けたが、目指すサッカーをアウェーだろうがアジア王者だろうが貫き勝利したことはサポとしても誇らしいし、改めてサッカーとはタレントを集めただけで勝てるものではない奥の深いものだと実感させられた試合だった。
それでは試合を振り返っていきたい。

名古屋はバヤリッツァ、浦和は闘莉王とそれぞれ守備の要が欠場した。特にバヤリッツァは全く情報がなく(試合後に京都戦での負傷の痛みが取れなかったとピクシーが話しているが)、平均年齢22歳を切る急造若手DF陣、しかもそのうち青山はこれまでリーグ戦での出場がなく、竹内も昨季序盤出場機会が多かったが、終盤は出番が減った選手。試合前は不安がよぎった。浦和がその急造DF陣を各々の高い個人技で切り裂いていけば早い段階で試合が決まることもありえた。しかし探り探りでの序盤戦だった。
しかし意外にも14分で早くも試合が動いた。名古屋が左サイドでの分厚い攻撃からヨンセンが得意のパターンで決めた。そのあとは前半終了まで終始名古屋ペースとなった。面白いようにボールがつながる。闇雲に前へ前へ行くのではなく、状況に応じてしっかりつないで機を伺いながら行くときはSBやセンターハーフも含めて一気に攻め立てる。セフとピクシーのスタイルがうまく融合していた。

後半は浦和が珍しく早めの選手交代を仕掛けたことで一転劣勢となった。正直追いつかれるのは時間の問題だと思った。鈴木のポスト直撃のミドルシュートがあったし、DFの連携ミスをつかれたもの、相馬のドリブル突破からの攻撃など浦和優勢だった。しかしその浦和のムードに終止符を打ったのは他ならぬ浦和GK都築。自滅だった。あのプレーはアジア王者の正GKとしては情けなさ過ぎる。もちろん小川の集中力も讃えたい。ピクシーの掲げる「Never give up」が勝った瞬間だった。その後も浦和は途中出場の梅崎の個人技などで攻撃していたが、時すでに遅しで、途中アップしていた田中達也は結局使われなかった。

こうして名古屋は半ば必然とも言える勝利をつかんだが、勝因はまずDF陣の奮闘だろう。しかも若手で無失点に抑えられたのは今後にも繋がる。もちろんDFの中心はバヤリッツァであり、昨年のスピラールのように万が一長期離脱なんてことになってしまったら死活問題だが、1、2試合の欠場ならば十分カバーしていける組織でのDF力がついているとも受け止められるだろう。また開幕戦は右SBを務めた竹内が4バックのセンターでも機能したこと、ユース出身2年目の吉田がしっかり統率したことは有意義なことだし、開幕1週前にレギュラーを外れ自信を失いかけていた青山が及第点の活躍をしたことも見逃せない。途中出場で名古屋デビューを飾った三木も闘争心溢れるプレーを随所に見せ、この試合ラストプレーとなった激しいタックルからのドリブルは圧巻で、名古屋ゴール裏からも大歓声があがっていた。その他昨年序盤戦はレギュラーだった増川も控えており、今後DFのポジション争いは激しさを増すだろう。GKの楢崎もいつも以上に安定したプレーぶりだった。
中盤は吉村が守備重視で働いた。激しいプレス、シンプルな捌きと持ち味を見せた。中村・マギヌン・小川は頻繁にポジションチェンジをし、玉田・ヨンセンの2トップは広範囲に顔を出し、中盤の動きを引き出し、自らもフィニッシュに絡んでいた。特にマギヌンは独特のリズムでドリブル、パス、シュートと幅広く攻撃に貢献した。まだチームには完全にフィットしておらず、今後がさらに楽しみだ。
ただ苦言を呈すとすると小川のプレー精度。昨夏から出場機会を増やし、ピクシー体制では欠かせない存在となりつつある選手で、PSM岐阜戦、開幕の京都戦でも活躍していて、この日も奮闘していたが、細かいミスが多く、特にクロスの精度が悪かった。ピクシーからは技術の高さを評価されており、また得点シーンを見ると分かるようにサッカー頭脳の高い選手である。それだけにもっとやれる選手だし、安定感のあるプレーを今後は求めたい。また青山もクロスの精度が芳しくなかった。リーグ戦初スタメンが大観衆アウェーの舞台で緊張もあっただろうが、竹内、吉田、三木とのポジション争いを勝ち抜くためにはもう緊張だとか不慣れとは言っていられない。こちらも期待している選手だけにどうしても厳しいことを言ってしまうのだが。

ピクシーの采配に関しても少々。センターハーフに開幕戦でフル出場山口ではなく、2/20の練習試合で負傷以来対外試合に出場しておらずぶっつけ本番だった吉村を使ってきた。浦和ボランチが激しくプレスにくること、サイドにスピードのあるアタッカーがいることを考慮してもものだろうが、これが見事当たった。開幕戦後に当ブログで書いたとおり吉村と山口には一長一短があり、今後も併用が続いていくかもしれない。吉村には持ち味のミドルシュートを打っていってもらいたいものだ。


敗れた浦和に関して。いろいろ問題点はあったが、何よりもトップ下の山田と2トップの距離感が悪すぎた。あれでは阿部や鈴木、細貝がいいボール奪取をして、相馬が突破してもチャンスにならないし、高原に関しては相馬の進路にふたをかぶせているときもあった。他にも高原は終始凡プレーを披露し、自分が浦和サポーターなら目を覆いたくなっただろう。ボールを持ってもすぐ奪われ、何でもない当たりに倒れて、ファールだと主張。これまでドイツで何をやってきたのか。また何のために日本に戻ってきたのか。何のために代表を外れて、コンディション調整に励んできたのか。試合後のコメントで「チームとしてバラバラ」と言っているようだが、バラバラになった主な要因は自分だと言うことを自覚していないようだ。こんな選手は今後復調しても日本代表に入れないで欲しい。やがてチームワークを乱すだけだ。交代が遅いオジェック監督が後半開始時点で見切りをつけたということをよっぽど酷かったということを証明している。メディアもいつまでもこんな選手に期待するのはやめていただきたい。
そのオジェック監督が解任された。一部では横浜FM戦終了後から「名古屋戦も負けたら解任」と報じられていたが、現実となった。後任にはJクラブでの経験が豊富で、現状も把握しているエンゲルスコーチが昇格となったが、昨年までの2年間の原動力がポンテ、ワシントンに長谷部であったことが証明されてしまった組織力のないチームだけに立て直しは容易ではないだろう。ただ明るい材料もある。それは新加入の梅崎、細貝といった若手に昨年はケガもあり不完全燃焼だった相馬。梅崎はビハインドの中投入され、攻守とも落ち着きのないプレーが多くはあったが、持ち味を発揮し、連動性のある攻撃ができない浦和の現状を考えると起爆剤となる可能性はある。昨年までは層の厚さに阻まれ、出番が少なかった細貝には成長の跡が感じられる。一見細身でひ弱に見えるが、非常に当たりに強くなった。相馬もケガなくやれればあれくらいのパフォーマンスは当然の選手であるし。こういった選手が活力となれるかどうかが、そしてネームバリューにとらわれない選手起用ができるかが今後の浦和のカギを握るだろう。


最後に浦和、名古屋からも選ばれている日本代表のFW争いに関して述べる。W杯予選タイ戦以降けが人が続出しているが、今回選ばれている選手も「日本代表選手」となんて呼びたくない高原に負傷明けの巻、目に炎症を起こしている田代、好調ではあるもののPSM含めて今季の有料試合でゴール、アシストはなく、全て途中交代の玉田では非常に心許ない。大久保が追加招集されたが、こちらもケガ明けでベストコンディションではなさそうで、厳しい中東アウェー戦という中でどう戦うのかある意味見物ではある。

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2008年03月11日

【名古屋グランパス】ピクシーグランパス初陣は引き分け

ピクシー、華麗な初陣 J開幕!京都にドローも(中日スポーツ)
試合記録(名古屋公式HP)

光は射しこんでいた。強烈な光だった。去年と比べると格段に観ていて面白いサッカーだった。日本代表の目指すサッカーもこういうものではないか。守備的なサッカー、怪物外国人アタッカー頼みのサッカーが主流のJリーグにおいてセンセーショナルな存在となれるかもしれない。また2週前の岐阜戦からメンバーやピッチコンディション、天候に違いがあるとはいえ立て直してきたのは圧巻だった。

ただ冷静に考えると勝てる試合だった。サポとしては逆転して妖精丸出陣を飾ってくれればこの上ない喜びを感じられただろう。しかし決定力不足などちょっとやそこらで解消されるものじゃない。ピクシーが指導を始めて1ヶ月強。簡単に解消されたら日本代表に申し訳ない。だから満足はできないけど、納得はできた。

一方「拾った勝ち点1」と捉えることもできる。それは京都・加藤監督の奇采配。渡邊に不慣れな左サイドを任せ、中央は増嶋、手島のCBにシジクレイを中盤の底に置く急造だったという布陣。そして何よりビックリしたのは後半開始から西野を下げて角田を投入してきたこと。選手が守ることを意識してしまう選手交代で、しかも試合から消えていた柳沢や佐藤ではなかったのも驚きだった。そしてすぐ名古屋が追いついたが、その後田原を投入し、パウリーニョ負傷を受けて、アタリバを投入。なのでまたまた見方を変えるとあれだけ布陣を変えてよく引き分けたと思う。
名古屋にも采配ミスはあったと思う。失点を喫した後中盤両サイドの小川とマギヌンを入れ替えたのは賞賛できる。そのあと攻撃が活性化された。ただ交代は正直いただけなかった。特に藤田。明らかにコンディションが戻っておらず、らしからぬイージーミスを連発していたし、そもそも藤田に何を求めてピッチへ送り込んだのかがつかめなかった。片山もあまりボールに絡めなかった。杉本は持ち味は出していたが、いかんせん時間が短すぎた。
いくら有能な指導者でも采配ばかりは経験を積まないことにはうまくなれない。今後ストイコビッチ監督にはこの点も磨いてもらいたい。そうしたら日本代表監督にもお声がかかってしまいそうで、こちらとしてはかえって困るが(笑)


試合は立ち上がり10分くらいは名古屋のDFラインがバタバタし、連携ミスが多かった。先制点のきっかけとなったパウリーニョの突破も起点は竹内とバヤリッツァのお見合いからだった。
その後は前述のポジションチェンジが功を奏したのもあり、名古屋が一方的に攻め立てた。両サイドバックにセンターハーフの山口や中村も積極的に攻撃に加わり、アタッキングサードまで侵入するサッカーは観ていて気持がよく、少しだけアーセナルを感じることができた。
特に右SBに抜擢された竹内には良い意味で驚いた。指宿キャンプで大森が早々に離脱し、このポジションにはずっと青山が起用されていたが、3/1の非公開での練習試合での動きが良くなかったようで、その後の練習では終始竹内が起用されていたようだ。失点のきっかけは作ってしまったが、その後は守備での大きなミスはなく、アップダウンを繰り返し、また自ら仕掛けていた。たまに雑なクロスがあった同点ゴールのアシストとなったクロスなどターゲットにしっかり収まっていた。この試合のMOMは個人的には竹内だと思っているくらいで、青山が外されたのもうなずける。ストイコビッチ監督としても1週間を切った時点で自らがずっと使ってきた選手を外すのは英断だったと思う。
この竹内という選手は昨年のセカンドチームの練習試合でも右SBで起用されたときは好プレーを見せていた。まずスピードがある。また守備も攻撃的も積極的にアタックしていける選手であり、SBの方が向いていると思う。まだ1試合出ただけなので今後も積極性を忘れず、このポジションをものにしてほしいものだ。


もちろん課題はいろいろとある。決定力不足は言うまでもないが、それ以外でまず感じたのはタメが作れる選手がいないことである。昨年は本田、金というフィジカルが強く、ボールが収まり、展開力もある中盤の選手がいた。今年その代わりを担うのがマギヌンである。もちろん能力の高い選手だ。巧みなドリブル、正確なショートパス、豊富な運動量があり、ピクシーの目指すサッカーに欠かせない存在ではある。しかし展開力はない。またまだお互い理解し合えていない感もある。相手のレベルが劣るときはあのサッカーでも十分通用するが、格上と戦うときには心配だ。その中で展開力が求められるセンタープレイヤーの山口、CBの吉田にも問題があると感じた。
山口はチーム随一の運動量があり、攻撃でも守備でも気の利いた動きができる。実際同点ゴールは山口が右のフリースペースに流れて、ボールを受け、DFのマークをずらしたことから生まれている。その他昨年序盤戦でトップ下を経験したことで攻撃面での成長を感じるし、守備でも当たりに強くなったように思う。ただ岐阜戦時にも指摘したように中盤でボールロストすることが多すぎる。京都は人数をかけた攻撃が全くと言っていいほどできていなかったので、幸い決定的なピンチには繋がらなかったが、もっとシンプルなプレーを求めたい。次節は吉村が帰ってくる可能性があるが、吉村は中盤でシンプルな捌きができる選手で、山口よりは1対1に強い。またフリーランニングは上手くないが、ミドルシュートという山口にはない武器がある。要は一長一短なのだが、どちらが使われるか興味深いところだ。
吉田も高さ、当たりの強さは見せていた。またセットプレー時に良さを発揮していた。しかしイージーミスが多く、フィードの精度も悪かった。ただ今季始動からしばらく控えだった吉田だったが、帰名後は完全にレギュラーだっただけにピクシーの中で一番手なのだろう。まだ2年目の選手だし、パートナーにはバヤリッツァという現代型CBのお手本のような選手がいる。読みが鋭く、正確なロングフィードを持っており、自ら持ち込んで攻撃参加することもできる。かつて名古屋に所属していた大岩がトーレスの下で育ったように吉田にもバヤリッツァを研究して育っていって欲しい。

その他では攻撃時のセットプレーの単調さも目立った。キッカーの精度はもちろん中の動きも工夫が必要である。ベンゲル政権時はセットプレーからの得点が非常に多かった。今季の名古屋は相手によっては苦しい試合を強いられるだろう。そのときに武器が欲しい。ベンゲル時代はピクシーという名キッカーがおり、また高さのある選手・ミドルシュートの上手い選手が多かったが、今のメンバーでもやり方次第では取れるが、開幕戦を見る限り、セットプレーに期待感が持てなかった。

また後半の25分過ぎからは完全にスタミナ切れしていた。あのサッカーはスタミナが必要なサッカーだと感じたし、ナビスコ杯開幕後は過密日程が続く。到底11人では戦えず、バックアップメンバーの充実も必要だと思いながら、開幕戦の翌日はセカンドチームの練習試合が行わるウェーブスタジアム刈谷に足を運んだ。
練習試合「vsFC刈谷」の模様(名古屋公式HP)

内容は心底がっかりさせられるものだった。相手の刈谷はJFL開幕1週前ということでベストと思われるメンバーで臨んでおり、サポーターも多く詰めかけており、モチベーションが高かった。そういう盛り上がった状況に加えストイコビッチ監督、ボスコ、ディドコーチも視察に訪れている中にもかかわらず、セカンドチームというよりベテラン・中堅も多くいる1.5軍のような名古屋からはまるで覇気が感じられなかったのが非常に残念だった。
守備に関しては相手が守備的に戦っていたため大きく崩されることはなかったが、攻撃にはアイディアも積極性も何もなかった。特に残念だったのが青山、津田。直前でレギュラーから外され、開幕戦ではベンチにも入れなかったのが堪えたのか終始基本的なミスが多く、迷いながらプレーしているようだった。素材はいいものがあるが、そんなメンタリティでは今後はい上がってこられないだろう。フェルフォーセン監督時は高い評価を受けていた津田はこちらは最大の長所ともいっていいがむしゃらさが感じられなかった。
後半の45分に出場したルーキーの花井。技術は天下一品で、瞬時にアイディアを形にすることができる選手で、サッカー頭脳が高い選手だとも感じた。しかしあまりにも運動量が少なすぎる。一番若いのだからもっと走って欲しい。これではいつまで経ってもトップで出番は得られないだろう。期待しているからこそ厳しいことを申し上げたい。
またスーパーサブとして期待されていながら開幕戦でベンチ外となった深井だが、こちらは純粋に調子を落としていると感じた。唯一の得点となったPKに繋がる突破はあったが、それ以外はあまりらしさが見られなかった。開幕戦では膠着状態を打破できる選手がおらず、逆転ゴールが奪えなかっただけに深井の復調を期待したものだ。
その他増川、渡邊も長いシーズンを考えると出てきて欲しい選手である。


最後に。
何だか今年の名古屋はベルデニック監督2年目の03年第1ステージのように引き分けが大量発生する気がしてきた。バヤリッツァ、阿部がいれば守備が大崩れすることはないだろう。中盤に関しては「考えて走るサッカー」ができれば極端に支配率が下がる試合はないだろう。しかし決定力は一朝一夕で向上するものではない。ヨンセン、玉田はともに下がったボールを受けることが多いタイプのFWだけに中盤の選手の決定力が必要となってくるが、ここを上げるのは非常に難しいことだ。
よって開幕戦のような試合が続く気がしている。次節の相手・浦和は相当チーム状態が良くないと聞く。アウェーであり、良くないとは言ってもアジアチャンピオン様だ。勝つことは難しいだろうが、そんな中で会心の勝利ができれば自分の杞憂も吹っ飛ぶだろう。そんな試合を期待したい。

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posted by 赤鯱王子 |23:01 | 名古屋グランパス | コメント(10) | トラックバック(1)
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2008年03月01日

【名古屋グランパス】開幕前最後の練習試合

練習試合「vs松本山雅FC」の結果のお知らせ(名古屋公式HP)
当初は横浜遠征も検討していたが、非公開となったので、地元でセカンドチームの試合を観戦した。けが人もまだいるためユース所属選手がスタメンに2人、サブにも3人が入るという苦しい台所事情の中行われた。それだけでなく、強風の中での試合で、好ゲームを期待するなど到底不可能な状況であった。また名古屋は背番号なしの練習着、松本は練習着にビビス着用という何とも締まらない中で試合は始まった。
案の定ダラッとした出だしで、簡単なつなぎからあっさりと井上にボールが収まり、軽く交わして先制ゴールとなった。
その後も見どころに欠け、終盤に花井が個人技から1点を追加するにとどまった。

そんな中で目立った選手を挙げておく。まず米山。さすがにこのレベルでは格が違うようで、1人奮闘していた。また花井は相変わらず運動量は少ないものの視野が広く、テクニックは抜群で、サッカーセンスの高さを示していた。福島はPSM岐阜戦では目立った動きが出来なかったが、ここでは中心的存在。攻守に躍動していた。
一方復帰間もない増川はトップパフォーマンスには程遠く、開幕ベンチ入りも厳しいだろう。数少ないSBの本職である筑城はあまりにも攻撃に絡めない。あれではトップチームからお呼びがかかることはないだろう。またルーキーの佐藤はプレーに迷いがあるように感じた。

ユース所属のアルベスについても少し。彼のプレーを見るのは昨冬のサハラカップ以来だが、やはり彼を最前線で張らせるのは厳しい。決して大きくはないが、ポストプレーが巧みで、サイドに散らすパスもうまい。うまく使えば大化けする可能性もあるが、一方では技術があるだけで埋没してしまう可能性もある。

この練習試合で気になったのは皆に覇気がないこと。最初に述べたような条件からモチベーションが保ちにくいことは分かる。ただあまりにも声が出ていないし、必死さが感じられない。神戸コーチが指揮を執っていたが、彼は昨年までユース統括責任者だった人物であり、これが締まらない雰囲気の一因ではないか。神戸さんを批判しているわけではないが。私はボスコもしくはディドコーチが指揮を執るべきだと思う。


練習試合「vs横浜F.マリノス」の結果のお知らせ(名古屋公式HP)
ピクシー監督が敗戦も内容満足/練習試合(日刊スポーツ)
完全非公開のためスコアしか分からないのはもどかしいが、携帯サイトの監督・選手コメントによると内容は悪くなかったようだ。また監督はケガ明け組の動きに手応えを感じていて、特に中村に関しては高い評価をしている。
今はこのコメントを信じるしかない。

F・マリノス側の意向で非公開となったトップチームの練習試合だが、今季の名古屋は原則非公開はしないようだ。
ピクシー「隠さない」 シーズン中、練習完全公開(中日スポーツ)
見学者の視点からするとありがたい。しかし非公開練習には情報漏洩と点だけでなく、緊張感のある練習をするという効果も望める。なので個人的には週に1回くらいは非公開練習をすべきだと思うし、時にはファンサービスなしの日があってもいいと思う。

上の中日スポーツの記事にもあるキックオフカンファレンス。Jだけでなく欧州で実績がある名将たちと談笑する姿があったそうだ。
また下の記事よると日本代表の岡田監督とも言葉を交わしたようだ。
ピクシーが岡ちゃんと英語で談笑(日刊スポーツ)
その中で岡田監督はこんなことを言ったそうだ。
「経験が豊富だし(ユーゴスラビア代表時代の師でもある)オシム監督の後任として最適」

老害オールスターズに真の「俺らの宝」を送る事なんて絶対出来ませんから。

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posted by 赤鯱王子 |22:54 | 名古屋グランパス | コメント(2) | トラックバック(0)
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