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香川とアザールがもたらすもの。

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前評判がめっぽう高くて、お値段もそれ相応、そんな選手が贔屓チームを袖にして
ライバルチームに入った日には、苦労と忍耐をプレゼントしたくなりますが、
この弱冠21歳のベルギー人プレイヤーはそんな悪意もどこ吹く風とばかりに
いきなりプレミアファンの心をガッチリ掴む大活躍です。
エデン・アザール。
噂には、近年稀に見るリーグアンの傑作、ナスリとかグルギュフとか
そんなレベルじゃない、
という評判を耳にはしておりましたが、そうは言っても半信半疑。
ところが、ここまで柔軟でボディバランスが良くテクニックが有り、
パートナーを選ばず自在にプレー出来るとは、驚くやら悔しいやら楽しいやら、、。
先輩方への気遣いも万全なようですし、マタやイバノビッチとすぐに
相性の良い選手を見つけて溶け込んでいます。
アザールの加入で、一番気合いが見られるのはトーレスのように思います。
オーナーの肝煎りもあってチェルシーの看板選手をどうにか務めていた彼も、
自分に代わるニューアイドルになろうとしている21歳に非常に刺激を受けている
模様です。先日は、アザールからのアシストを受けて久々にトーレスらしい
ゴールを見ることができました。
チェルシーのゲームはもはやアザールの品評会。
毎試合、新しい彼を発見したくてゲームを見ているファンも少なくないはずです。
今までのチェルシーには無かったタイプと言われるアザールの存在が、
あれほどオーナーが切望し、ビラスボアスが苦心惨憺したパス主体の
攻撃的で楽しいスタイルへの変貌をいとも簡単に成し遂げようとしているように
思えます。
そう考えたら、つくづく昨年のビラスボアスは気の毒でした。
去年ではなく、今年チェルシーの監督をやりたかった事でしょう。
まあそれも、その人の持った運でしょうしそれがビラスボアスにとって
必要なステップだったとも思えるのですが。

さて、我らが香川君もなんだか怪しくも初ゴールを決めて少し気持ちが
落ち着いた事でしょう。
堂々と渡り合ってる姿に、2シーズンにわたってドイツ王者チームの主軸を
担っていた自負が感じられます。
そしてその香川選手の存在が、近頃のユナイテッドに見られなかった軽い
パニックを起こしているようなのです。
近年、即戦力の補強にはわりと消極的だったユナイテッドでしたが、この夏
香川、ファンぺルシーと得点に結び付く即戦力の購入に大枚をはたき、
タイトル奪還に本気を見せました。
香川がプレシーズンで上々の仕上がりを見せ、デビュー戦はフル出場とサーの
信頼を得つつ有る今、いわゆる「当落線上」の選手が必死に自己アピールを
始めたようなのです。
売り込みに走るあまりチームプレーが出来ていない、という事態は由々しき
事では有りますが香川選手の存在が皆のおしりに火を付けた、と言うのは
非常に愉快でもあります。
しかし、移籍市場が閉まってチーム構想が固まるまでにアピールしたい選手の
「プレゼンテーション」はどうやらユナイテッドに限ったお話では無いようで、
聞けばリバプールもアーセナルも同様の状態が見られるそうです。
一時的に混乱はするでしょうが、個人的には良いことではないかと感じます。

香川選手もアザール同様、今までのユナイテッドに居なかったタイプと
言われています。
近年、マタやシルバと言った体格的には恵まれない故にフィジカルコンタクトの
強いプレミアでは成功できないのではないか、と思われていた選手たちが
高い技術とサッカーIQで難なく適応し、チームの活性化を促しているという
事実が監督歴四半世紀のサーにも、香川選手のような小柄でも気の利いた
動きの出来るプレイヤーの必要性を感じさせたのでしょう。
昇格組さえ近年は、可能性の薄いクロスを上げて真ん中で合わせる、と言った
ある意味イングランドらしい大味なスタイルを捨てつつ有るようですし、
サーのチーム作りにも転機が訪れているのかもしれません。
プレミアらしい縦に速いスタイルは残しつつも、引き出しを増やさないことには
外人部隊のシティを相手に優勝を争う事も、CLで勝ち進む事も、もはや不可能と
痛感したのかも知れません。

香川とアザール、比較される事の多いこの二人は今後それぞれのチームでどんな
化学反応を引き起こしていくか、楽しみにですね。







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