プロ野球浪漫派宣言

手法はトランプ氏と同じ。都知事のパフォーマンス優先に切り捨てられるアスリートたち。

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前回の記事(政治パフォーマンスに翻弄される東京五輪ボート・カヌー会場。 いっその事東京五輪を返上すべし。)の続き、と言うか補足です。

<彩湖を要望するアスリートの意見>


カヌーのオリンピック競技会場として、彩湖を要望する声は当事者から多くある。 代表的なのはこれだ。 2020年東京オリンピックボート・カヌー競技会場を海の森水上競技場から彩湖へ
アスリートの事だけでなく、コストにも気を配った立派な要望だと思う。


ところが都知事が定例会見で長沼を代替候補地とする発表の時に、彩湖を代替候補地とする要望を、「埼玉県知事が辞退したから」「熱心でない」という理由で切り捨てた、と発言した。 その後、埼玉県知事に事実関係を否定されると、「酒の席で一杯やった時」と説明が付け加えられた。 これでは公式はもちろん、非公式な打診とも言えず、単なる「酒の席の雑談」だろう。 競技者や関係者などの当事者がコストにも気を配って出している真摯な意見に対する対応としては、あまりにもいい加減と言える。

下記の記事には都に提案している、とあるのにそれに対して真摯に対応していると言えるだろうか。 五輪ボート会場の見直し、戸田の彩湖が代替候補に 関係者、夢膨らむ
また、候補地を公正に検討しているとも言えず、進め方も不透明そのものだろう。 これでは、復興を出汁にした、政治パフォーマンス優先の”長沼ありき”と邪推されても仕方がないだろう。

<まるでトランプ氏と同じ手法>


都知事は、やり方が「不透明」と言う批判に五輪組織委の方が不透明と反論している。 何かと言うと五輪組織委(というか森氏)を悪者にしているが、この手法はエスタブリッシュメントを敵役にして、支持を集めているトランプ氏と同じだ。 人々が不満をもっている既存の支配層を悪者に仕立て、自分はパフォーマンスを優先するやり方だ。 良く、「アメリカでトランプ氏が支持を集めている理由がかわからない」という人がいるが、何のことはない。 身近に似たような例が有るということだ。 というか、近すぎるとかえって分かり辛いのかもしれない。

<”数多くあるマイナー競技の一つ”では無い>


元々、オリンピックを活用した復興支援(被災地支援)とは、三陸沿岸の聖火リレーや東北を紹介するイベントを都内で開催したりする32の施策を既に決めていたはず。 それを充実させるのが筋だろう、と思う。 それに、建築作業者や建築資材が不足している被災地でオリンピック施設を建設する事が支援になるか、という心配もある。 日当や資材が高騰しては、被災地で生活に必要なインフラ整備に影響が出るかもしれない。 これからも役立つものを造るならわかるが、一時的なものを造るのはかえって差し障りがあるのではないか。

いずれにせよ競技は競技者のために開催するものだ。 政治家のパフォーマンスの為に実施するものではない。

都知事やその支持者たちにとっては、数多くあるマイナー競技の一つという認識かもしれないが、競技者や関係者にとっては、それぞれの競技が全霊を込めて向き合う”唯一”の存在であることを認識して欲しい。 そのうえで、要望に耳を傾けるべきだろう。

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記事カテゴリ:
オリンピック
タグ:
競技会場
カヌー
オリンピック

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