プロ野球浪漫派宣言

岡田彰布のケースに見る「全権委任監督」のキケン度【”超変革”が必要なのは「フロント経営陣」だⅢ】

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<オリックスのケース>


【ドラフト負け組:阪神】”超変革”が必要なのは「フロント経営陣」だⅠ ~ドラフトは監督の要望に左右されるべきか~の記事で”全権委任監督”を取り上げましたが、過去の事例からその危険性について考察してみます。

【勝組のドラフト戦略考察】1位指名の日本ハム、2位指名以下の広島でドラフト負け組と判断した阪神とオリックスですが、岡田彰布が監督をしていたという共通点があります。
以下のリンク先を見ると両球団でドラフトに口を出していたことがよくわかります。
オリ監督内定岡田氏、モノ言う監督になる
結果2009年のドラフトでは、岡田監督就任までは菊池雄星が1位指名予定だったのが、古川秀一に変わっていましたね。 どちらが上かは言うまでもありません。

岡田監督就任までオリックスはドラフトで、「勝組」とまではいきませんが、健闘していました。 球団合併騒動で出遅れる中、2004年は金子を、不作と言われた2007年は西を獲得しています。 また、2005年にはホームランキングを獲得するT-岡田とブルペンを担う平野・岸田・・・。 条件が悪い中健闘していました。 しかし、以後はあまりパッとしません。結果ほぼ数年にわたり負け組です。

<「編成のコア人材」の流出を招く>


オリックスでは岡田監督就任1年後の2010年にスカウトグループ長だった熊野スカウトが退団します。 熊野スカウトは1997年からオリックスのスカウトですから、10年以上に渡って「編成のコア人材」だった人です。 もちろん、監督が何人変ろうがずっと「編成のコア人材」でした。 前出の選手では金子や西のスカウトを担当していました。 退団後は巨人のスカウトを経て、2013年からは阪神のスカウトですね、確か。

そして、こうした事態は岡田監督就任1年後の2004年~2005年の阪神でもありました。

日本ハムの育成システムを構築した元阪神のフロント。阪神から人材やノウハウが流出する原因は何か。【阪神の失われた10年】
で、このブログにも書きました。

吉村氏ももう10年以上日本ハムに在籍しています。 最初はGM補佐から始まって、今はGM兼チーム統括本部長の要職です。 日本ハム自体は吉村氏入団までは、25年優勝から遠ざかっていましたが(!広島と一緒)、今やソフトバンクとパリーグの覇権を争うまでになっています。 「編成のコア人材」というのはそれくらい長期間にわたって球団に在籍すべき大切な存在です。

<「編成のコア人材」流出後の悲惨な阪神のドラフト>


そうした人材が流出した以後の阪神のドラフトを2005年から5年間、毎年上位2名、計10名のその後を見ると、 2005年:鶴直人(高ドラ1)→戦力外 2005年:岩田稔(希望入団枠)一軍二軍行ったり来たり 2006年:野原将志(高ドラ1)→戦力外 2006年:小嶋達也(希望入団枠)→戦力外 2007年:高濱卓也(高ドラ1)→移籍 2007年:白仁田寛和(大社ドラ1)→移籍 2008年:蕭一傑(ドラ1)→戦力外 2008年:柴田講平(ドラ2)→戦力外 2009年:二神一人(ドラ1)→戦力外 2009年:藤原正典(ドラ2)→戦力外

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岡田彰布のケースに見る「全権委任監督」のキケン度【”超変革”が必要なのは「フロント経営陣」だⅢ】

岡田は少しえらそーなところがありましたし、選手の能力を見る目もありませんでした。藤川を自分が短いイニングで起用することを考えたことを吹聴しています。他の人物が言うならわかりますが、自分から言いまくるのは自己顕示欲が強いということで、損得なしでついていく人物はいないでしょう。
真弓や和田は論外です。もともと監督の器ではなく、阪神にとって無駄な7年間でした。その点金本は人望もあり、選手を見る能力もあるようです。この点が多いに違いますので、いまのフロントの野球に対する知識等を考慮すると、金本に全権を委任するということではなく、金本の意見を大いに参考するということは当然でしょう。

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