2008年04月06日

12人の指名打者 第2弾

『12人の指名打者-野球小説傑作選』(文芸文集)の短編の1つ、
「ザ・ルーキー」を読了。

微に入り細に穿(うが)った情景描写が圧巻。
1打席だけに27ページもの紙幅を用しているが、無駄がない。

人生初めてのチャンスを得た、35歳のルーキー(メジャーデビュー)。
しかも、今後の野球人生を占う、絶好のサヨナラの打席が巡ってきた。
これまでの辛労や今後の将来から湧きあがってくる揺れる心境であったり、
それによる、バットに握り、汗をかき方などの身体の変化など、
スポーツならではの面白味、高揚感が楽しめる物語です。

これを読めば、今後、
数秒から数分で終わる1打席を、今よりも細かく見るに違いない。

posted by raku |14:12 | BOOK | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年04月06日

出塁率

今年から、野球(主にプロ野球)の結果を、
「出塁率」を中心に見ていくことにしようと思う。

というのも、
最近創刊された雑誌『Baseball Times』(創刊号)の
「野球アナキストの視点」というコラムを読んだからだ。

今回のテーマは
「チーム打率と得点力の本当の関係」。

これまで俺は、打者の能力は「打率」だと思っていた。
よって、チームの得点力は当然のように、チーム打率だと考えていた。
が、この原稿が、それまでの考え方、そして視点を変えた。

内容は、プロ野手の過去3年間の
平均得点、打率、打率順位、出塁率、長打力、OSP(出塁率+長打力)の
データを取り上げ、それがどう得点、成績に結びついているかを分析・考察し、
どの項目が順位にもっとも相関を結論づけているというもの。
(これが、日頃から野球のデータを扱っている企業の方の視点なんでしょうか。)
詳しくは、本誌をご購読いただければと思う。

打つという行為には、人に快感や爽快さ、感動を与える。
だから、そのいいとこどりといえる打率は輝いて見える。
が、ゲームには勝てないかもしれない。
出塁率は、打率ももちろん、それ以外(四死球)の出塁も含まれる。
出塁の能力は「勝率」をより高める数値だ。
これは、野球巧者の営みの果てと考えることができる。
ルールなしでは存在しないスポーツにおいて、
最高の価値があるタイトルといえなくない。

実際、開幕して間もないが、
出塁率上位の選手の所属しているチームが、
チーム順位も上位に位置していることがわかる。

一言で言えば「選球眼」と言い表せるかもしれない出塁率、
同時に試合を読む「戦術眼」も備えているといえよう。

ひょっとして「野球通」というのは、このような見方をできる人のことなのかも。

posted by raku |01:20 | オピニオン | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加