2008年04月08日

伊達公子のプロ復帰から読み取らなければならないこと

テニスの伊達公子が現役復帰を表明した。
すでに日本テニス協会(JTA)へのプロ登録を済ませており、
4月29日から行われるカンガルーカップ国際女子オープンテニス(岐阜市)の
ダブルスへ出場するようだ。
そして、目先の目標として、11月の全日本選手権のシングルス出場をあげた。

復帰の理由として、
「先日のドリームマッチで、体が衰えているという感じがしなかった。」
アスリートらしい実にシンプルな答えに思えた。

が、その後の会見での、次のような言葉を聞いて苦笑してしまった。
「11年間、解説をしてきて杉山選手ががんばっていると思うが、
その後に続く選手が出てこない。私が復帰することで、
若い選手の刺激になって(私を)追い抜いてくれる選手が出てくればと思う。」

それは、世界トップレベルのテニスプレーヤーであった彼女だから許されるのかも知れないが、
なんとも傲慢で、横柄な言い様に聞こえてならなかった。
また、「甘い世界でない」とも付け加えたが、
これも「世界への挑戦」に言及した話の時だけ。
言葉が悪いが、つまり、11年のブランクがある37歳である元選手に、
日本テニス界(ここでは主として競技力)は見下されているといえよう。

もっとも、最近テニス界で注目を集めている錦織圭にいたっては、
日本でなく、中学のときに留学したアメリカのアカデミーで、
力を開花させ、現在にいたっている。

もちろん、今後メディアは、彼女に押し寄せるだろう。
そして、彼女の一挙手一投足や試合の結果に、一喜一憂するに違いない。
メディアも一企業であるからそれでもよいかも知れないが、
今回出された彼女からの「メッセージ」をとらえ、日本テニス界の現状を把握し、
日本テニスのあるべき姿豊かなスポーツ環境を伝え、示すことも大事な仕事といえる。
どちらかといえば、そちらほうが重要であるにちがいない。

posted by raku |12:14 | オピニオン | コメント(8) | トラックバック(1)
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心の問題が引き起こした、テニス肘 【スポーツ障害? それは貴方にとってチャンスです!】

心と身体のスポーツ障害.netに参加中のカイロプラクターが心の問題がキッカケとなって引き起こしたテニス肘の症例を報告したいと思います。 一般的に、テニス肘はビギナーに多い症状です。 なぜなら、ラケットのスウェートスポット(ラケットの芯)にボールが上手く当てられず、必要以上の負荷が手にかかってしまうからです。 この患者さんは、テニスを始めて2年少々。 学生時代に部活動で基礎をつんでいて、十数年のブランクの後、またテニスをやり始めた方でした。 学生時代はハードな練習でしたが、テニス肘を起こしたことは一度も無か

2008-04-09 12:09 | 続きを読む
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伊達公子のプロ復帰から読み取らなければならないこと

実際に日本女子テニス界に自分を超える選手が出てきたないんだから仕方ないんじゃない?
スターになった選手は、テニス界に限らず、自分と比べていい選手が出てこないと苦言を言うものだよ。
世界で認められた選手は、自分の国にいい選手が出てきてほしいものなんだよね。出てこないと日本は甘く見られてしまう。
イチローも日本人がメジャーでもやっていけると証明したくて言ったのだと思うし、WBCでホームラン王の王貞治を世界一の監督にしたかったと言っていたし、日本人に誇りを持っている選手ほど、どうにかして日本を頂点に登らせたいと思っているんだよ。
伊達公子は日本がテニス界から消えようとしているのが我慢ならなかったから言ったのだと思う。

posted by けえ | 2008-04-08 22:10

伊達公子のプロ復帰から読み取らなければならないこと

伊達公子の発言で苦笑するなら、イチローでよく苦笑したのでしょうね。
例えば、
「僕がピッチャーなら、バッターのイチローは絶対に抑えられないですよ。」
「名前と伝統にあぐらをかいているようなチーム(巨人のことでしょう)に負けるわけにはいかない。」
「中学の時、ナゴヤ球場で、快速球のイメージが強かった鈴木孝政さんの球を見て、これは打てると思った。」
トッププレーヤーと言うのは、結構傲慢だよ。
だけど、結果が伴っているから言えることなんだよ。言ったことを自分に言い聞かせていいプレッシャーにしているかもしれないしね。

posted by けえ | 2008-04-08 22:20

メッセージ、ありがとう。

ちょいとお答えします。
成功した選手は、自分を超える(主に記録や名声)選手が出てこないと苦言を言うのは当たり前。ここでは、それを強調しているわけではないです。
あと、イチローの皮肉たっぷりのコメントと、今回のテニス界危機の警鐘とは、苦笑の種類が違います。
最後に、日本のメディアは、今回も二番煎じの放送の仕方をするれば、伊達公子のプロ復帰の目的が最大限に、テニス界に活きない、ということを言いたかったのです。

posted by raku | 2008-04-08 22:56

伊達公子のプロ復帰から読み取らなければならないこと

現役時代の伊達選手は強かったし、好きでした。しかし、

おそらく現役時代と同じようなプレーをしようとして、怪我するんじゃないかなと心配です。

たとえ国内大会に限ったとしても、そんなに甘くないはず。最初の大会で勝ったとしても長く続かないでしょう。ヒンギスもまだ歳は若かったけど、復帰後はそんな感じだったし。

試合で今の実力を試したくなったのならアメリカのシニア対象の試合とかに出ればよいのに。あ、シニアツアーは男子しかないのかな?

posted by SG | 2008-04-09 20:56

SG さん、メッセージをありがとう。

もっとも、
アメリカのシニアツアーのことは詳しくないのでわかりませんが、
それでは、これほどの大きな話題になっていないと思いますよ。

posted by raku | 2008-04-10 10:06

伊達公子のプロ復帰から読み取らなければならないこと

日本のテニス協会の方も、歓迎しつつも「復帰した伊達に若手が勝てないようじゃ困る」と言うようなことをおっしゃられていたそうですね。
今回のニュースを聞いて、若手だけじゃなく日本テニス界が色々な刺激を受け、新しい可能性を見出していくことを望みます。
伊達さんの意図はともかく錦織選手の活躍に次いで、嬉しい知らせだと思いました。

posted by dai | 2008-04-11 09:32

daiさん、メッセージをありがとう。

まさに、おっしゃるとおりです。

実際、正直なところ、わたしも伊達さんの意図はわかりません。
(取材も何もしてないので当然ですが…)
が、嬉しい知らせであり、
何かのきっかけとなるような大きな話題にもなったので、
なんとももったいないと…感じただけですね。

posted by raku | 2008-04-11 12:41

伊達公子のプロ復帰から読み取らなければならないこと

伊達選手は徹底した厚くラケットを持ちフラットストロークを奥に打ち込むスタイルでしたから、選手として消耗が激しい分早く引退に至っています。 そのスタイルが変わっていないなら年齢的な障害で連戦すればすぐに消耗します。

杉山が本来招待されても出ないようなクラスから引き上げようとしているのは奈良くるみ選手でしたっけ?そうでもしなければトップを引き上げることが出来ない。

何にしても日本ではスポーツ選手の地位が低すぎるので、指導者に回っても収入が得られない。体育大学・学科を卒業して全く関係の無い職種に就いている人のなんと多いことか。

それに私もプロのコンディショニングコーチですが、一般に体作りが松岡修三からして間違っている。杉山も長く選手を続けられてはいるが、無駄な筋肉が多く、運動量の多いシングルでは勝てなくなっている。以前は「チーム愛」とかで栄養士とトレーナーを帯同してが、トレーナーの考えが間違っていたのだろう。

フィットネスとは競技にフィットした身体能力を身につけることなのに体型的にフィットしていない選手が多過ぎる。 肩の使い方一つ、ストロークの回転軸の作り方一つ取ってみてもあれでは世界に出て7セットマッチの長丁場を戦えない。

松岡修三が報道ステーションの番組中、錦織選手が打球方向をストロークの途中で二度変える技術を賞賛していたが、あれは軸足の異側の足をスライドすることによって変える簡単な技術。そこそこ普通にストロークが出来るなら誰でも出来るでしょう。イチロー選手は以前からやっています。イチローは岡本綾子から学んだようですが。

要は教えられたことは出来るが、コーチングを学んだわけではないので分析できる能力が無いってこと。 テニス界の未来は結構暗い。

でもプロになるとそこそこ食えてしまうので、大きく伸びる選手が出てこない。 二重苦三重苦のスポーツ界。

寂しい....

posted by waka | 2008-04-16 19:03

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