2008年04月13日

宿題

丁度ヤンクスが負けたので、今日は宿題をやっちまいます。
その前に三言ばかり…。

ムースはよう投げました。
ラミレスと勝負するかと言う分かれ目はありましたけどね。

パペルボンはパーフェクトでした。
ありゃぁ打てません。

カノーは上り調子。
というより底は打ったというべきですかね?
明日は松井もオーダーに戻るし、フェンウエイらしい試合になりそうな予感。。。
ヒューズには抑えて欲しいけどw

さて宿題…「流れ」とはということについて。
初めに結論…とまでは行っていないんですけど、ほぼそうかなぁということを書いちゃいますと。。。
「流れ」というのは錯覚ではないかなぁと考えます。

一言で「流れ」と言ってもその意味は幅広いです。
ここで掘り下げようとしている「流れ」とは、ワンプレー内での流れではなく、それぞれ独立したプレー同士の繋がりについてです。
またこんな場合も今回の話には合致していません。

一点もやれない場面での前進守備。
その場面での打者の結果は、前進守備でなければヒットにならない当りでの安打。
これもそれぞれの独立したプレーが繋がり…”流れ”があってある結果が出たわけですが、今回の「流れ」とはもっと相関関係がないプレー同士のことを差しています。

ショートゴロダブルプレー。
しかしショートの2Bへの送球がやや逸れ、2Bは捕球するも1Bへ暴投…これも一連の流れですけど”FLOW”。
2Bは捕球位置がやや変則的ではあったけど、1Bへはきっちり送球。
しかし1Bはそのボールをエラーしてしまう…ショートの送球と1Bのエラーには一見なんの因果関係もなさそうですが、これを結び付けている見えない糸が今回のテーマの「流れ:Momentom」です。

上の状況についてはいろいろご意見はあるとは思いますが、今回の「流れ」のキーワードはこの”見えない”ということですね。

ここら辺は混同してしまうケースも多く、見極めが難しかったりもします。
流れがあるかないかの議論のボーダーにも当るところ。。。

”議論”と書きましたが、日本の野球ファンの間では既に「流れ」と言う概念は市民権を得ているようです。
あるアンケートによると80%以上のファンは「流れ」が存在すると認識しているようですね。

その「流れ」…捉え方は様々で幅が広すぎ、話し出したらきりがありませんけど、今日はこれに的を絞ります。

☆ピンチの後にチャンスあり。

これは流れを表す代表的な言葉の一つだと思います。
ではチャンスとは1試合にどの程度の頻度でやってくるものでしょうか?
チャンスと言うのも微妙な言い回しですので、ここでは出塁の頻度としたいと思います。

去年のALの平均出塁率は3割4分程度。
約3打席に1度、平均的な打者は出塁してることとなります。
これを基準としますと、確率としては…

三者凡退…約30%
1人出塁…約30%
2人出塁…約20%
3人出塁…約10%
4人出塁…約5%強
5人以上…約5%弱

※GDPのケースを除く

となっております。
イニングに変換しますとこんな感じ

2.7回…三者凡退
2.7回…一人出塁
1.8回…二人出塁
0.9回…三人出塁
0.5回…四人出塁

確率計算のイメージとしましては、9面のサイコロがあり、その内の6つはアウト、3つは出塁。
3回アウトが出るまでサイコロを振った場合の目の出方…が出塁の頻度ということになります。

尚これも昨年の平均ですが、一回の出塁での到達度は約1.43(犠打考慮せず、SB・CSは考慮)。
ソロホームランでも四球でも一人の出塁とカウントしますので、その平均ということですね。

やはりイメージとしては、上にある2人出塁という場合、1・2塁というのは平均以下の結果。
ありえない想定ですが、平均的な出塁は、まず一人が1.43塁打で出塁し、1・2塁間の特設ベースで待機W。
次に出塁した打者の1.43塁打で3塁ベース近くまで進む…こう考えると2人出塁という場合、1・3塁が平均によりちかい結果であると言えるかもしれませんw

また一人出塁についても3度に1度以上は犠打関係無しにランナー2塁という状況が生まれているということになります。

以上を踏まえると、ごく平均的な試合において…

・塁上にランナーがいるイニングが6~7回。
・1塁だけへの出塁がその内2回程度。
・残りは2塁以上にランナーがいて、その内3回程度はそれプラスのランナーが一人ないし二人いる.

…これがごく平均的な攻撃の状況となるわけです。

勿論これを全てチャンスと呼ぶかどうかは議論の余地があるところだとは思いますが、案外チャンスは多いものだと個人的には感じます。
一試合に3度は得点のチャンスがある…という言葉を聞いたことがありますけど、まさにそんなイメージですね。
また例えば同点や1点差の8・9回の攻撃などの場合、上のほぼ全てがチャンスと呼べてしまったりするかもしれません。

無論点差が離れすぎて話にならない場合もありますが、その場合は”ピンチの後に…”という状況でもないものと思われます。

ピンチを凌げばチャンスがくる…ではなく、凌がなくてもやってくるのがチャンス…というのが正解で、これが野球と言うゲームの特徴なのかなぁとも感じる次第です。

まぁでも、この元のデータ自体が”流れ”を踏まえた上での数字だから意味がないんだよ…といわれればそうなのかもしれません。
前回のエントリーでも書きましたが、その”流れ”にロマンを感じ、酒の肴にすること自体を否定しようとは思いません。
しかも”流れ”についての一端に触れて書いたに過ぎませんからね。

ただ、じゃぁ野球選手の数字は”流れ”が作っているのか?ということにもなり、それはさすがに違うのではないかなぁというのがわしの考えです。

なかなか面白かった(のはわしだけかw)ので、これはまたシーズンオフにでもゆっくり考えて見たいですね。

さて一服タイム。。。

posted by rahmian |12:32 | STATS | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
宿題


この件の福留の会見は見てないが福留が「 流れ」を、どのようなニュアンス
でつかいたかったかは野球ファンなら大体想像がつくだろう。

例えば、ピンチで点を失ってもなんとかギリギリで最小失点差を保てば、まだ逆
転の見込みがあるかもしれない。
このような状況で「ピンチの後にチャンス有り」という、セオリーというよりも
一種の格言に近い言葉が選手の気持ちを切らさないための意識付けとして機能し
うる。
これが福留が伝えようとした「流れ」の中身だろう。
つまりこの場合の「流れ」とは確率の問題ではないのではないか。

この場合、曖昧な「流れ」という表現が気に入らなければMLB.JPの記者を非難すればすむ。
わざわざ「専門家」などと対象をぼかす事で、福留まで同時に中傷しているような印象を
受けた。

どうやら、らーみあん氏も福留の会見はみておられないようですが…(笑)
そのような状況で専門家が曖昧な表現をすることを非難できるのだろ
うか?
同じ野球ファンとして神経を疑いますね(笑)

posted by matuu | 2008-04-13 23:22

宿題

>ラミレスと勝負するかと言う分かれ目はありましたけどね。

別にラミレスを歩かせなくてもいいと思いましたけど、打たれてはどうしようもないですね。ムースはまたやってしまった、Mr. Almost。同じ理由で8回に岡島を交代させなくても良かったような。岡島は去年ヤンクスに打たれたことや、シーズン後半で疲れが見られたことを考えての交代だと思いますが、4月に選手の自信を無くすようなことをしなくてもいいのではないかと。

>☆ピンチの後にチャンスあり。

確かにそういう場面は多いですよね。ツーアウト、ランナーが一塁でパワーある打者だったらチャンスになるのでしょうか。二塁打で得点できるチャンスもアリですし、球場の広さを考えると、もっと複雑なことに。と言うことで、らーさんの仰るとおり、「ピンチを凌げばチャンスがくる…ではなく、凌がなくてもやってくるのがチャンス…というのが正解で、これが野球と言うゲームの特徴なのかなぁとも感じる次第です」に同感です。特にヤンクスの場合はそうだと思います。

最近は運に関するスタッツをよく見ますが、ピッチャーは60%運で40%は実力によるものだと言ってました。ピッチャーがコントロールできないファクターが半分以上という、何とも言えないStatementがあったということにより、さらに混乱してきたましたので、次に投稿する人にそこら辺を任せて。

**爆走**

posted by ぜる | 2008-04-13 23:27

宿題

>matuuさん

あの記事への批判ではないということは書きましたし、ましてや福留批判をするつもりもありません。
”流れ”という言葉について書きたかったわけで、あの記事はそれのきっかけにすぎません。
まぁでも、福留批判ととられた方も少なからずおられるようですので、それはわしの文才の至らなさでしょう。

ただ彼らを批判してはいけないということもないですし、それについて謝る事はしません。
飽くまで”流れ”という言葉に対してですが、わしなりに敬意を持って結構な時間を割いて調べましたしね。

「中傷」と書かれる限りは、matuuさんもmatuuさんなりに、わしの書いたことが根も葉もないことであると、確信されているということですね。
残念ながらそれについては書かれてないようですので、現状ではわしはあなたのコメントは”批判の為の批判”としか捉えることができません。

>ぜるさん

投手のプレーの結果が、6:4で運と実力に支配されてる…DIPS系の話なんでしょうか?
投手と打者って表裏一体だと思うので、打者もそうだということなのかなぁ?
運の領域が、わしの思っているより大きそうだというのは、なんとなく理解できるんですけど、6割ってのは大きいですよね。

もしよろしければソースをお教え願えませんでしょうか。

爆走!どこまで…w

posted by らー管理人 | 2008-04-14 02:09

宿題

http://www.hardballtimes.com/main/fantasy/article/the-luck-stats/

この記事は運について、そこまで追求していないですけど、LD%、HR/F%, LOB%などについて説明してあります。僕は結構参考になりました。なぜ運が60%なのかをもっと知りたいのですけどね。

仰ったDIPS系については
http://www.hardballtimes.com/main/article/dips-lips-and-hips/
これはかなり追求したものになります。この記事を読んだ当時、ランディー・ジョーンソンのトレードがヤンクスのrebuildingに導いている可能性を感じたのを覚えています。そして王が2006年どのようなピッチャーだったのか、ベケットがどのようなピッチャーだったのかを説明してあります。もちろん今、2007年のシーズンを振り返ってこの記事を見ると、ハズれている部分もありますけど、当たっている部分も。

そして、もしキャッシュマンが嫌いになったら次のGM候補として
http://www.hardballtimes.com/main/article/the-best-out-of-work-gm-in-baseball/
確か今サンディエゴでGMのアシスタントしていると思います。

LIPSに関するスタッツが見れるサイトがあれば教えてください。

posted by ぜる | 2008-04-14 06:16

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