2008年02月11日

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

少し話題になっていました日本の番組、ボストンの経営についてのドキュメンタリーを見ることができました。
率直な感想を書きますとコメントのレスにも書きましたが、採算を取ろうとするならむしろ当然の努力…と言えるのかなぁと感じました。

日本にも一部黒字になっているチームもあるようですから、そこをもう少し紹介して対比して欲しかった感じもします。

番組としてコントラストを出すためなんでしょうけど。

それと福岡のセールスが200億円を越えて尚且つ赤字というところにはちょっと驚き。
MLBでさえ180Mのセールスがあるチームは少ないはず。

ちなみに同じ2006年での数字で言えばアトランタやSFなんかがこの辺りの数字なんですけど、それぞれ15M、18M程度の黒字を出しています。
選手のコストはそれぞれ100M前後あり、恐らく福岡の何倍かはあるとは思うのですがこの差はなんなんでしょう?

勿論リベニュー・シェアリングなど、機構の経営の違いなんかもあるとは思うのですが、野球チームが選手以外のコストで何が大きいのだろうと素直に疑問に感じてしまいます。
チケットが札で出来てるとか?…なんてこたぁないですけどねw
でも選手の肖像権など収入源はむしろMLBよりも多そうなんですけど。。。

かなり不思議な現象と思ってしまうのはわしだけかなぁ?
もう少し詳しい中身を見て見たいですね。

それとボロス・マクラッケンの動く姿が見れたのはちと感動物でした。
思ったより若く、思ったとおりデブでしたw
残念だったのはアリゾナに住んでいるただの一野球ファンと言う紹介の仕方。
それには間違いないんですけど、彼の功績の大きさを考えたら…。

この絡みで第2の打率として紹介されてたこれ…

(TB-H+BB+SB))/AB

本当は分子の()内ににマイナスCSが加わってSecAと言い、まさしくそのまんまのセカンダリー・アベレージと言います。
数字としては別種のOPSとでも言いましょうか。
打数で割らなければRCなんかともかなり相関が強い数字となります。

また以前紹介したわしの素人方程式w

(TB+BB+SB-CS+0.5x(SH+SF)/4

とも当然ですけど相関が強い数字で、いずれにしても”得点能力”を表すSTATSの一つですね。

セイバーメトリックスをわしなんかのような奴がここで書いてもあんまり普及と言う意味では効果はなさそうですが、あぁやってNHKに紹介されれば興味を持つ人も増えるんでしょうね。
そんな意味では悪くない番組だったとは感じました。

ただいかにも”レイテストなテクノロジー”的な紹介の仕方だったんで、ちょっと違うだろ…とは突っ込みたくなりましたが。
NPBの問題は経営手法にもありますけど、もっと大きな部分がありますからね。
むしろそんな中で健闘している球団もあるはずで、繰り返しになりますが、そこの部分を知りたかった。
まぁ大きなテーマがアメリカと日本でしたから、ちょっとそこからは脱線してしまいそうですけど。

しかしヘンリー氏が未だにスコアを付けながら野球観戦をしてる姿は敵ながら感動でした。
ボートの中で”おなか一杯だよ”と言ってる姿とは全く違い、まさしくただの野球好きの姿です。
もしかするとこんなところが日米の野球ビジネスの大きな違いを象徴してるのかもしれませんね。







posted by rahmian |14:27 | 他チーム | コメント(17) | トラックバック(0)
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遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

球場使用料の差ではないでしょうか。
日本はアメリカと比べて公共団体の支援が
少ないと記憶していますが。
ただ日本でも、収入規模はSBより少ない日ハム
や広島、楽天などは黒字か実質黒字(CFベース
で)のようです。
ただ問題は球団経営がほとんどディスクロされて
いませんので、真相は薮の中という点だと思います。

posted by メジャーフリーク | 2008-02-11 14:58

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

球団の経営面についてはよく分からなかったん
ですが日本にもああ
いったプロ野球をデータ分析する会社が
あったのはちょっと以外でした。
第二の打率に関してはちょっと興味を持って
調べてみましたがイチローなんかはかなり
低い評価になってしまうんですね。

最近になって感じるのですけど
4ボールの価値が大きく取り扱われすぎて
いるような気がします。
純粋な得点貢献としての価値は認めますが
ファンの視点で見たときやはり打者は
打つことが大前提だと思うんですよね。
選ぶことが重要視されすぎる傾向になってくる
と見ているほうはなんとなく興醒めする
ような気もしています。
気のせいでしょうかね。
まあボストンは選べるタイプが多いのも事実
なんですけれどw

posted by BOSとんファン | 2008-02-11 15:42

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

相関が強いというのは相関係数が高いということですか?それとも主観的な判断ですか?
この手のデータ解析ってちゃんと根拠があって式を立てているのに、相関を見るときは主観的判断が多くて損をしている気がします
相関係数まで弾き出せば、この理論はどの程度正しいか一目でわかります

posted by ときどき | 2008-02-11 16:11

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

NHKの番組が好きな自分も事前に番宣でその番組のことを知っていたので
当日は見れない環境にあったためちゃんと録画予約して見ましたよ。
オーナーにしろ管理人さんにしろ仕事しながら趣味にもしっかり力が注げるっていいなあと思いますね。
自分は暇な時間はぼーっと野球見てるだけのタイプなんで。

印象に残ってるのは三振が多くとれ四球を出さない投手が
一番優れていることを統計的に証明したデータマニアさんのとこですかね。
たしかそれで日本時代の岡島投手が優れてるってのはたしか以前こちらでも見たことがあったような気がするので。
それで逆に三振が少なく四球が選べる打者が優れた能力を持っているって話もあるのですね。
今見たらオルティス、バリテック、ドリュー、ラミレス、ユーキリスとみなこれが高い(笑)

しかし有能な選手を安く勝ってその分スターにつぎ込むって
安く雇われた有能な選手の方は可哀想な気が、、
岡島さんとかはお金に頓着しなそうですけど。

posted by モンデシー | 2008-02-11 16:15

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

ああ、若干?間違えました。四球率の方見てました、、
BB/Kの高い選手はボストンではペドロイアとオルティスです。
ごめんなさい。

posted by モンデシー | 2008-02-11 16:18

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

>メジャーフリークさん

なるほど…そういった話はよく耳にしますし、新ヤンキースタジアム近隣の道路や駐車場建設もかなり税金が使われますしね。
ただ集客率が90%あって赤字と言うのはちょっと信じられない気分です。
仰るとおり内容まではわかりませんしね。
ただMLBのチームも会計が常にガラス張りになってるわけではないんですけどね。

>BOSとんファンさん

確かこのスポナビにもブログを出されていたと思います。
企業秘密なのかちょっと興味のある数字は出ていなかった記憶がありますが。

SecAの分母を外すとイチローの数字は高くなります。
OPSが低め…と言うことと同じ感覚で良いと思いますね。
結局RCが高ければそれだけ貢献度も高いということですし、イチローの持ち味はそこですし。

四球についてもイチローを例にとると、彼の場合BAIPが平均で.350ありますから無理して四球を選ぶ必要がないわけですよね。
仰るとおり四球よりもシングルヒットの方が一般的には、貢献度も高いですし。

ただこのような打者は稀で、大抵の打者は出塁率を上げるのには四球は不可欠…この部分が一人歩きしてしまっている感はありますね。

>ときどきさん

失礼しました、相関係数が高いということです。

>モンデシーさん

そのデータマニアさんがマクラッケンで、ここでもよく取り上げるDIPSを発見した方です。
ビル・ジェームスがその説をひっくり返そうとしてできなかった…と言う話をどっかで聞いたことがあります。

でも無理もないですよね。
このドキュメンタリーでは意識的にかどうかわからないのですが、”被ホームラン”については触れてませんでしたが、その被ホームラン数・与四球数・奪三振数で投手の能力がわかると言われたら、にわかには信じられませんよね。

また四球を選ぶ打者且つ三振の少ない打者…というのもそれほど多くはありません。
四球を選ぶ打者ってカウントの深いところまで行くケースが多いので三振も多いんですよね。
ヤンクスで言うと、ジアンビやアブレイユなんかがそうです。

三振の少ない系統には、デーモンや松井、プーホルズ或いはマネボに出てくるハッテバーグなんかがそうですね。







posted by らー管理人 | 2008-02-11 17:10

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

初めまして。
以前ちらっとTBさせていただいた者です。

福岡の件ですが、球場使用料が年間60億円という話です。ダイエーが投資会社ととんでもない契約をしてしまって、今はそのツケをソフトバンクが払っている、という状態ですね。
公費で球場を建てて、年1ドルで貸与させてくれるアメリカとは税制や公的な支援に大きな差がありますが、では球団や球場に税金を投入するとなった時、日本では一般の理解が得にくいのも事実かと思います。
「スポーツ」というものへの社会や個人の意識の違いがあるなあ、ということを実感します。

データや統計に関してはそれがメインではなかったので、紹介方法としてはあんな感じにならざるを得なかったのでしょうね。
本当は「プロ野球ニュース」的な番組でそういうのを取り上げてほしいのですが、まだまだ一般の野球ファンのレベルでは浸透していないのかなと思います。

posted by rossonero | 2008-02-11 17:24

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

>rossoneroさん

60億円ですか!!
それはすごい。。。
それが結局”100%埋まっても損益分岐点”的な会計になってしまっているわけですね。
意識の違いも含めてやはり根は深いんですね。


posted by らー管理人 | 2008-02-11 17:35

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

私も番組みました。
BOSのJ・ヘンリーオーナーは投資会社のオーナーだけに数字や統計にやけに強いですね。

打者と投手の第二の打率や防御率の算出と評価には感心しましたし、納得しました。
打者はいかに出塁し得点に結びつけるかだし、投手はより三振を取り、四球をいかに出さないかと言うあくまでも個人の能力重視だった。

又、球団にプラスに成ると判断すれば無名の個人でも契約する。この前向きというかハングリーさにも感心した。

福岡ホークスの赤字はMLBとの大きい差はTVの放映料の収入も有るのではないでしょうか。
MLBは機構が一括管理し各球団に一律で約70億入ると聞いています。

posted by ゴジじぃ | 2008-02-11 18:52

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

日本でそれがあるのが巨人。
だからカネが出せる。
他のセリーグ球団も巨人の何分の一かはあったけど、
ここ3年くらいで激減して貧乏球団化している。
それでパリーグが今いろいろ試行錯誤している。
どうなるかわからないけど。

posted by ↑ | 2008-02-11 20:04

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

rossonneroさん、「60億」はどこで知ったのですか…私はそこに興味があります。
60億・・・投資会社との契約はとんでもない・・・というか、外資系の会社に当時のダイエーホークスが足下を見られた、というか交渉力がなかった・・・のかもしれません。その投資会社、ヤフードームを野球以外のイベントにも貸して、そこで収入を取っているはずですから、その収入も考えれば、ヤフードームの資産価値は、800~900億近く、あるいは1,000億円近くと、ちょっとしたバブルのようなものになります。

それはともかく、2010年に新球場ができるツインズの場合、球場建設のために税金を上げるか否か・・・で大議論になり、僅差で球場建設のための増税が可決されたことがあるはずです。
今、私が住んでいる福岡で「税金で球場を」といえば、「税金の無駄遣い」の批判が起きるに違いありません。福岡市も財政状況は厳しいです。
・・・さらに話を広げると、この欄ではとても収まらない話になるのですが、「市民と球場」このテーマだけでも面白い議論ができ、面白いTV番組ができそうな気がします。

posted by くらっちまん | 2008-02-11 20:16

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

rossonero さんが指摘されていますが、ホークス買収の時から赤字覚悟だろうと感じていました。ダイエー時代の収支(当然大赤字)プラス球場使用料ですから。
その後のソフトバンクの巨額な資金を投入した事業展開(たとえば携帯会社買収など)のための広告塔として捉えるなら、赤字経営も成り立つのかなあと。

従来の日本的な球団運営の延長線上にあるのだと思います。
でもちょっとだけヤンキースとかぶりますかね?

posted by k_55 | 2008-02-11 20:25

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

無責任の謗りを敢えて言うならば、日本の野球は昨今の裏金問題が物語るように、選手に支払われてる金が不透明なのではないでしょうか。

プロ野球機構が独自に監査機関でも設けないとダメだという気がしますね。

posted by ST55 | 2008-02-11 23:24

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

>ゴジじぃさん

2001年で24M+リベニュー・シェアリング分だったと記憶してます。
ただ以後状況がかなり変わってますから、70億はともかくチームによっては50M前後行っていても不思議はなさそうですね。

今回再認識したのは、NPBとMLBの選手給与の差は単にマーケットの差だと考えていたのですが、そこに大きな差はなさそうですね。
コストが高いということなんですね。

>↑さん

なるほど。

>くらっちまんさん

検索したらこのブログが出てきました。
各球場の使用料です。

http://on-the-way.org/archives/000176.html

福岡ドームは未公表ですね。
持ち主は米企業出資となってますけどウィキによればシンガポールの政府系だとか。
いずれにしろ外資のようですね。
未上場なんで数字が見えないのもしゃーないか。。。

>k_55さん

ヤンキースの場合はそのものですからね…まぁ穿った見方をすればYESのヴァリューも上がりますので、そこをPRしてる…と言えなくはないですけど。

>ST55さん

それ以外にも不透明なものがあるんでしょうね。

posted by らー管理人 | 2008-02-12 02:26

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

最初にお詫びします┏○))ペコリ
福岡ドーム使用料60億円は「48億円」の間違いでした…。
60億円は確か甲子園(グループ企業内なので節税対策?)です。

ダイエーは経営難から、球団のチケット業務と球場とホテルの
いわゆる3事業を行っていた「ホークスタウン」を外資へ売却しています。
"チケットを売る権利"を余所へ売却していたというのは驚きですよね。
その後ソフトバンクが買収した際に球場の興行権は買い戻したのですが、
20年×48億円の球場使用料契約を「(外資)ホークスタウン」と締結。
ホークスタウン自体は昨年春にまた別の外資へ売却されていて、
現在はシンガポール系のGICリアルエステート傘下にあります。
これらも踏まえると、ホークスタウン自体の資産価値は確かに凄いです。

ソフトバンクに関しては宣伝広告には寄与しましたが、
球団単体のビジネスとしては黒字転換は厳しいと思います。
逆にスモールマーケットながら黒字を出しているのが楽天だそうで、
使用料や(年俸も含めた)経費などが少ないからということですが、
同じIT系の企業ながら面白い対比だと思いますね。

長文失礼しました。

posted by rossonero | 2008-02-12 11:09

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

(こちらでは)はじめまして。
上でrossoneroさんがレス・レスしていますが、福岡の件は私も「週間ポスト,2007・11・30」で知りました。
田崎健太さんの取材では球場使用料48億円+固定資産税5億円=53億円をホークスタウン(投資会社コロニーキャピタルの子会社)という球場経営者に支払うことになっているそうです。
全てはダイエーからのツケ(負の遺産)です。
小林至取締役によればギネス級の使用料だそう。
それが無ければ福岡は超黒字球団だったわけですね。

posted by elcondersuzuka | 2008-02-13 00:29

遅まきながら…ボストンのドキュメンタリー

>rossoneroさん

ご丁寧にありがとうございます。
48億でもとんでもない額ですね
ナゴヤドームも高いと聞いてますけど、あちらも中日新聞社経営してるのと同じのようですから、阪神と同じ事情でしょうか。

しかしまぁよくソフトバンクが後を引き継ぎましたね。

>elcondersuzukaさん

こんにちは。

小林取締役ってあの東大からトレードされたことで話題になった小林ですよね。
あまりに風貌が変わってしまったので驚きました。


posted by らー管理人 | 2008-02-13 08:46

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