2007年11月28日
続x3オフェンスの総合能力とは?
今日は以前リクエストがありましたサラリーと関連付けされているデータについて。 現在一般的に紹介されているのはVORP…”Value Over Replacement Player”控え選手と比べてどの程度価値があるか?というものです。 この方法はBASEBALL PROSPECTUS社(以下BP)が提唱している方法で、やはりRC系のSTATSであるEqRを利用して計算されています。
計算自体は難解ではないのですが、ポジション毎に基準を変更したり、またPFなども考慮にしたりする為、BPが既に出している数字を利用することをお薦めします。 矢印のリンクの右端の数字がVORPです。 http://www.baseballprospectus.com/statistics/sortable/index.php?cid=204031 サラリーとの関連付けの方法は…こちらに丁度よい記事がありましたので、これに沿って説明します。 http://www.sportingnews.com/yourturn/viewtopic.php?t=298099 記事はA-RODのサラリーのプロジェクションです。 まず最初の作業としては控え選手レベルのサラリーを設定すること。 06と07の3BのFA選手の中からVORPがマイナスになった選手のサラリーの平均値を出します。 該当したのが9人で、彼らの平均は4.2Mでした。 そして次にVORPがプラスポイントになった選手22人のサラリーから、1ポイント当たりのサラリーを出します。 今回は220K(22万ドル)となりました。 そして後は簡単。 A-RODの2007年のVORPは96.6ポイントでしたので、これに220Kを掛け算します。 そしてこの結果に控え選手レベルの4.2Mを足して終了。 答えは約25.45Mとなりました。 オフェンスのみでの評価ですのでなんともですが、実際のA-RODのサラリーは27Mでしたから、若干高めということになるのかもしれません。 でこの答えの元に今度は向こう10年間のサラリーをプロジェクションしてみます。 その場合の一般的なルールはこうなっています。 まず物価上昇を考慮し、控え選手レベルのサラリー及びVORP1ポイント当りのプライスは、毎年10%上昇。 そして今度は調査対象の選手のVORPは30歳過ぎている場合は、毎年10%下降するという前提になります。 A-RODのサラリーはどうなりますでしょうか? 10年で約274.8Mということになりました。 インセンティブを除けば、まずは適正な契約内容と言えるのかもしれません。 ただこの基準になっているデータは脅威的な数字をマークした今季の成績。 A-ROD自身のVORPが10%づつ下降することを前提とはしているものの、やや数字が高すぎるかもしれません。 ですので実際に基準とする数字は、一般的に過去3年の数字を使用する場合が多いようです。 計算方法は以下の通り…最新の数字に重きを置く、やや変則的な平均値となります。 2007年のVORPx3+2006年のVORPx2+2005年のVOPR 上の答えを6で割ります。 この計算で求められたVORPは約80.7。 これに基準を変更した場合のA-RODのサラリーは…10年約241.8Mということになります。 まー何度も書きますが、飽くまで目安ですので、これを元に様々なアレンジは当然必要になってくると思います。 ただこの数字がある程度の基準となり、それよりなぜ多いか?或いは少ないか?の思考のヒントにはなりますね。 ちなみに今オフ注目のCFのFA3人+イチローの計算結果は以下の通りです(()内は実際の契約)。 イチロー 5年約84.7M(5年90M) ハンター 5年約64.1M(5年90M) ロワンド 5年約65.4M(???) ジョーンズ5年約58.0M(???) おまけ…野球とは関係ありませぬがw わしの友達がNFLのボルチモア・レイブンズのジャスティン・バナンと友達らしく、先日の日曜にサンディエゴ・チャージャーズとの試合を観に行って来ました。 その時の写真だそうです。 コピーをもらいましたのでおすそ分けw![]()
白シャツで顔が見えないのがわしの友達。 スーツのおっさんはかなりの選手らしいですな…すんません、わし知りませんw![]()
posted by rahmian |04:44 |
STATS |
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続x3オフェンスの総合能力とは?
今回はハナを切らせていただきます(笑)
サラリーとの関連となると、チーム作りというよりは、契約評価ビジネスの世界ですねぇ。
というわけで、コメントというよりは、純粋な感想を書かせていただきます。
控え選手レベルのサラリー算定方法自体が、もろ「FA選手との契約評価のため」ですね。
ですから当然、プロジェクションから実績に移りつつあるイチローなどは、思い切り<目安+参考>になってしまいますね。無論、それでも一つの取っ掛かりになるとは感じますが。
それにしても、物価上昇率10%と、30歳過ぎ選手のVOPR年10%下降というのは…割り切ったものだなぁという印象です(笑)
まぁ、過去の米国経済指標や、数多くの選手の成績から、導き出された数値なんでしょうが…。
こういう算出法を見ると、イチローやかつての松井のような「丈夫で長持ち」選手の価値が、より感じられますね。プロジェクションをいい意味で裏切るという形で。
また、過去3年の成績を使用するのは妥当だと感じますが、イチローの「3年続けて一人前」という言葉も思い出しました。
全体を通じて、経済(学)のモデル作りと比べ、様々な数値が存在する世界では、無理な仮定は少なくて済むなぁ…という、ある意味当然極まる印象を新たにしました。
こういうお題も興味深いですね。
北本春海さんのストレスが溜まらない程度に(笑)今後ともよろしくお願いいたします。
最後におまけについて…NFLには全く興味もないですし分かりませんが、格闘技ファンでもある僕としては、ラグビーと同様「ハードなスポーツではあるけど、所詮は球技(失礼)」といつも感じています。。。
posted by ぷにぷに | 2007-11-28 09:25
続x3オフェンスの総合能力とは?
>ぷにぷにさん
書いた本人が言うのもなんですけど、基本的にかなり強引だなぁと言う印象は拭えませんね。
勿論ゼネラルなアイディアとしてはどうしてもこうなってしまうんかなぁということはありますけど。
当然のことながらチームで試算する場合はもっとシビアに見積もりするんでしょう…そうは思えないケースが最近多いですけどw
後は収益ということも関係しますしね。
そういう意味では何かと批判が多いシアトルフロントですけど、イチローの査定はほぼリーズナブルな線だったんかなぁと再確認しています。
posted by らー管理人 | 2007-11-28 09:45
続x3オフェンスの総合能力とは?
毎回タメになる記事でありがたいです。
やっぱりイチローの評価って高いんですね。そういえば今年契約切れたときヤンキースは動かなかったんでしょうか?シアトルにあっさり残留した気がするんですが。好守のCFで最高クラスのリードオフですからとれてたら重宝したと思うんですが。
posted by るるぶ | 2007-11-28 12:39
続x3オフェンスの総合能力とは?
初歩の統計学というか高校数学ちょっとかじってますが、頭が悪いのでさっぱりです。
共分散の求めかたすら覚えていない(笑)
しかし野球はデータが色々と出るスポーツで、そこが魅力な部分もあると思うので
チームや選手の能力を量る、探るのに統計学は大事ですよね、、頑張らないとな。
自分も友達がアメフトやってるのでたまに見に行きます。
ルールとか詳しくないですが中々迫力があっていいですね。
本場アメリカのは相当なもんなんでしょうね、、
オフェンスラインという壁的なポジションの人は
凄いガタイですがほんと大変そうです、、
posted by モンデシー | 2007-11-28 22:49
続x3オフェンスの総合能力とは?
>るるぷさん
切れる前にシアトルと契約しちゃいましたからね。
どっちにしてもイチロー獲りには動かなかったと思いますけど。
でもそのインタビュー読んだ時になんでヤンキースの名前が出るのか不自然だな印象は受けました。
>モンデシーさん
実はわしのその辺の理屈は同時進行で勉強中だったりするんで、まーわしのは子供の計算機遊びみたいなもんですよ
アメフトは毎度見ようとトライするんですが、MLBの終盤と重なってしまうので、なんだかみそびれてしまいます。
地元のチームがあれば違うんでしょうけど。。。
posted by らー管理人 | 2007-11-29 02:00


