2007年10月03日

ポストシーズンのブルペン戦略

まだヤンキースも混迷状態のようですが、個人的に思う理想的なブルペンの体制について書いて見たいと思います。
理想的と書きましたけど、あんまりSF的になってもしゃーないので、なるべく実現性を伴ったものにしたいと思いますが…果たして?

まず実際にあった事例で紹介したいのは05年のLAAの体制。
K-ROD、エスコバー、シールズで組んだシフトです。

2005ALDSvsNYY

1戦目 コロン7IP→シールズ2IP 2-4で敗戦。
2戦目 ラッキー5.2IP→シールズ0.1IP→エスコバー2IP→K-ROD1IP 5-3で勝利。
3戦目 バード3.2IP→ドネリー0.1IP→シールズ2.1IP→エスコバー2IP→K-ROD1IP 11-7で勝利。
4戦目 ラッキー5.2IP→シールズ0.2IP→エスコバー1.2IP 2-3で敗戦。
5戦目 コロン1IP→サンタナ5.1IP→エスコバー1.1IP→K-ROD1.1IP 5-3で勝利。

この年のLAAの勝ちパターンは、先発→ドネリー→シールズ→K-ROD、というもの。
しかし終盤先発陣及びドネリーに疲れが見え、丁度DLから復帰したエスコバーが彼の代わりを務めていました。
そのエスコバーとシールズ、K-RODという強力なブルペントリオを使い、ヤンキースとの対戦に臨みました。

上をご覧の通り、先発陣が崩壊気味で、結果シールズとエスコバーはフル回転となり、次のCWSとのALCSでは余力がなくなってしまい、1勝4敗で敗れ去るわけですけど。

余談ですが、この年のCWSの先発陣は非常に強力でしたね。
レギュラー・ポスト両シーズンで力を存分に発揮できたのはまさに奇跡的でした。
LAAもこのシリーズに先発した3人は、それぞれ200イニング以上を投げ、ERAも3点台でしたから、CWSに負けず劣らずの面子でした。
しかしシリーズではこの結果…CWSのような結果が得られることは非常に難しいことは、これを見てもわかると思います。

さて話を戻して…結果的にフル回転となってしまいましたが、本来は先発がある程度仕事をしてくれれば、ほぼ理想的なブルペンの体制だったと思います。
勿論この戦法はレギュラーシーズンでは無理がありますけど、簡単にソーシアの起用法を書いて見ますと…

・中盤でも或いは序盤でも、試合のキーポイントだと感じた時に、一番よいリリーバー(シールズ)を躊躇なく使う。
・セットアッパーとクローザーのラインは崩さない。
・特にクローザーはなるべく1イニングで固定する。

昨日サンディエゴの采配を執ったブラックは、当時のLAAのピッチングコーチでしたが、その流れを充分に汲んだ編成をしているなぁと感じました。
違いは先発の使い方でしょうか?
わしは昨日のブラックの采配は好みなんで批判はしたくはないですが、ソーシア的な起用をしていれば、或いは結果が変わっていたかもしれません。

またまた余談失礼w

当時のLAAの起用法は、3人が揃ったからできたものかもしれませんが、一つ重要な要素として隠れているのは、クローザーはキーマンではない…というところでしょうか。
これはちょっと語弊があるかもしれませんけど、勿論試合展開にもよるわけですが、このシリーズにおいてポイントであったブルペン投手はK-RODではなくシールズでした。
印象としてもK-RODを打てなかったというより、シールズを攻略できなかった…と言う記憶が個人的にも強いです。

あまり誉めたくない監督ですが、デトロイトのリーランドも似たような発想をしていますね。
戦力が足りないのでしょうがない一面もあるのかもしれませんが、彼はクローザーとしてジョーンズを使い続けています。
クリーブランドのボロウスキもそうですけど、ピッチングSTATSを見ると大したことはない。
しかしながら二人ともにセーブ数をかなり上げています。
BSも特別多いわけではありません。

これは一斉に反発を食いそうですけど、つまりクローザーって”そこそこ”のレベルの投手で良いってことにはなりませんかね?
クローザーに如何に良い投手を持ってくるかが重要ではなく、クローザーに如何に勝ちパターンでリレーするかが重要だと思うんですよね。
つまりクローザーよりも前に投げる投手に如何に良い投手を持ってくるかが、チーム勝利にとってはより必要になってくると考えます。

クローザー信奉から抜け出すことが、特に短期決戦では他チームに対してアドバンテージを持てるポイントの一つになると思います。

長くなりましたがw…これをヤンクスに当てはめて見ましょう。

まず不安が叫ばれるリベラですが、むしろクローザーとしては程よいレベルになったと言えるのかもしれません。
1イニングのみのピッチングで固定すればそれほどBSすることもなく、セーブ数は稼いでくれると考えます。

問題はその前。

現在はチェンバレンを8回のセットアッパーに持って来ようという構想で、そうなるとは思うのですが、個人的にはチェンバレンを勝ちパターンを作るほうに回したいです。
そしてもう一人誰かに同じ役目を担わせたいんですけど、ここはヒューズ。
この二人でシールズの役目を負わせたいです。
そしてエスコバーはビスカイーノとファンズワース…でもこの二人はせいぜいドネリーレベルなんだよなぁ。。。
さらに既にALDSには参加しない表明をされているケネディをALCSではモップアップに使いたいです。

ってか、ここまで書いちゃうとSFになってしまいますなぁw
でも短期決戦のへその部分で、明らかに場違いな投手の起用は見たくないですけどね。
・・・そうなっちゃいそうですけどw











posted by rahmian |05:02 | ブロンクスボンバーズ | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:ポストシーズンのブルペン戦略

PSの采配は短期決戦なだけにRSとは違う采配、
つまり先発が何が何でも5~7回までと思わないで
3点以上取られたら交替する位の采配がほしい。
過去のトーリー采配はと言うとソーシアやリーランドと違いセオリー重視で臨機応変と言うか柔軟性が無いように思えてしまうのはじぃだけかねぇー。
王とヒューズ以外はRSで疲れ気味の先発年寄り連&ジャバ以外は金属疲労の中継ぎ連なので元気な若者連のジャバ・ヒューズ・ケネディの3人をフル回転させる以外はリーグ優勝も危ういのではないでしょうか。

posted by ゴジじぃ | 2007-10-03 21:21

Re:ポストシーズンのブルペン戦略

>ゴジじぃさん

仰るトーリwだと思います。
多分深いイニングになればなるほどレベルの高い投手…という普通の起用になるんでしょう。
まぁリベラはいいんですけどね、ミドルの使い方を工夫して欲しいなぁとは思います。
尤も先発がきっちり仕事をしてくれれば、そんな心配をすることはないんですが。。。


posted by らー管理人 | 2007-10-04 00:02

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