2010年01月15日

イチロー4割の可能性②

①でイチローの4割達成の想定として、打数が670~692そして安打数が268~277という数字を立てました。
その目標にどうやって近づけていくかについて今後書いていくこととします。
まず外堀から埋めていきます。

K%(三振率)は①のエントリーでも書いたようにあまり大きくばらつかないSTATSの一つです。
また余談になりますが、四球率と性格が違うのは打率と多少の相関がある可能性があるところ。
74年から15070打席以上立った打者に関して言いますと、打率と三振率の相関係数はマイナス0.30.5弱で、三振率が上がると打率が負の方向に多少振れる傾向がある可能性があるということです。

①のエントリーの四球率と同様の基準でイチローの三振率を想定すると9.9%±0.9%。
(三振率=三振数÷打数(%))
つまりイチローの三振数は以下のように想定されます。

・670打数の場合:三振60~73個。
・692打数の場合:三振62~75個。

現在数字に”~”のような幅を持たせて書いていますが、少し見苦しいかもしれませんね。
ただこの幅が今後重要になってくると思いますので、少々がまんしてお付き合いください。

次にホームランについて。
ホームランもまた安定した数字をマークするようです。
①のエントリーでは振れませんでしたが、以下のような基準で仮ホームラン率というのを計算してみました。

ホームラン数÷(打数-三振)

この仮ホームラン率の揺らぎは、0.597と四球率とほぼ変わらない安定さです。
またまた余談ですが、この率は殆ど打率とは相関がありません。
一方でシングルヒットやダブルについて同様に率を計算し、それらと打率とはある程度の相関が見られます。
つまりは打率を上げる能力とホームランを打つ能力は、全く別物であるという見方も成り立つかもしれません。
ヒットの延長線上にホームランがあるとはよく言われることではありますが、断言は出来ませんが、少なくともそれには疑問符が付くということでしょう。

イチローに関しても仮ホームラン率が高いシーズン=打率が高かったシーズンとは限りません。

Year	仮HR率	打率
2009	0.0194 	0.352 
2008	0.0097 	0.310 
2007	0.0100 	0.351 
2006	0.0144 	0.322 
2005	0.0245 	0.303 
2004	0.0125 	0.372 
2003	0.0213 	0.312 
2002	0.0137 	0.321 
2001	0.0125 	0.350 

さてイチローの仮ホームラン率を元に本数を計算しますと6本から11本の間となります。
この数字は670打数、692打数の場合、またはそれぞれの打数内での三振数によっても大きくは変わりません。

とりあえず今日はこんなところとなりますが、終える前にここまでの数字を整理しておきます。

打席	738
四球	35~57
犠打他	11
打数	670~692
三振	60~75
ホームラン	6~11
残り打数	599~611
必要安打数	257~271

犠打他とは死球と犠飛も含んでのものです。
次回は残りの打数の中で、これまでのイチローの数字からどのていど安打を量産できるか、そしてその最大値をもって4割に届くのかを検証してみたいと思います。

posted by rahmian |15:04 | STATS | トラックバック(0)
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