2009年12月20日
ローウェルのトレードは中止
右親指の件でペンディングになっていたボストンとテキサスのトレード。 結局手術が必要という結論に至り、トレードは中止の模様。
テキサスにとってはフィジカルチェックでわかってよかったというところでしょうか? ボストンは3M程度支出を軽減する予定でしたが、これはならず。 そのボストンの課題としては3B(或いは1B)をどうするか? 10日以内にアンドレス・ゴンザレスがボストンへトレードされる・・・と一週間くらい前に噂されましたが、もうそろそろなんでしょうか? ただその可能性は低いと見る向きもあるようです。 週末ということもあり、話題の中心はこの辺のようですね。 ってことで若干の余談。 イチローの話でよく出てくるのは彼の内野安打をどう見るかという論議。 内野安打の彼の総安打数に占める割合はかなり高く(平均8%弱に対しイチローのキャリア平均12.7%)、またそれの上下は彼の打率の上下に結構な影響はあるようです。 まぁそれ自体はどの打者も似たような傾向は示すんですが、イチローの場合はその比率が高い分影響度も大きいようですね。 で本題のその内野安打をどう見るかということですが、今回の基準は得点との相関。 あることを調べてる時の副産物なんですが、02から09年までのチーム成績における得点との回帰分析の結果、内野安打とそれ以外の1Bの係数・・・ 内野安打:0.613 それ以外の単打:0.564 結果内野安打の方が幾分高い数字となりました。 内野安打込みのシングルヒットの係数は、XR等の数字とあんまり大きな差はなく(今回0.571、XR0.560)、データ数としてはある一定の信頼度はあると思います。 シーズンごと、或いはサンプルを抽出する期間などにより、上の結果とは逆の結果が出る可能性もありますが、少なくとも内野安打とそれ以外のシングルヒットの得点への影響度はさほどの差はないと考えられるようには思います。 まずこの結果についての感想は、意外だったなぁというものでした。 出塁と言う意味においては、内野安打とそれ以外のシングルには差がありません。 しかし出塁しているランナーへの影響度を考えると、明らかに違うと感じていました。 例えばランナー2塁からの内野安打で得点が入るのはかなりまれ・・・と言うかエラーでも絡まないとほぼ不可能でしょう。 でもそれ以外のシングルならば、それで得点が入ることも珍しくはありません。 総じて内野安打よりも進塁数は多くなるはずで、したがって得点への影響度は内野安打以外のシングルの方が高くなるはず。 そして進塁数への影響度は四死球と変わらないと考えていて、回帰分析から求められる係数もそれと変わらないだろうと考えていたのですが、結果は大きく違ってました。 ちなみに四死球の係数は、0.307(XRでは0.360)です。 つまりこの結果から何が言えるのかというと。 ・内野安打も、それ以外のシングルヒットも、得点への貢献度は大きな差はない。 わしだけ?かもですが、一般的に内野安打は過小評価され、相対的にそれ以外のシングルヒットは過大評価される傾向がありそう。 或いは・・・ ・このデータはサンプル数が少ないので、現段階では何も言えない。 後者である可能性は個人的には低いと思ってますが、もう少し長い区間でデータを分析すると多少違う結果は出るかもしれません。 しかし同時に”前者ではない”ということを証明する証拠は、今回の結果からは見つかりませんでした。 今後内野安打の価値について触れるときには、少なくともこのことは頭に置いておいた方が良いのは間違いなさそうです。 それに加えて、先入観で内野安打はそれ以外の単打と比較して価値が低いと思い込んでいたんで、逆の可能性について全く考えていなかったことに気づかされました。 実際にこの区間に置いては、内野安打が、それ以外のシングルヒットよりも価値が高かった可能性すらあるわけで、どんな可能性があるのか考えて見るのも面白いかもしれませんね。 ってか余談の方が長くなってしまった。
posted by rahmian |17:47 |
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