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野球の面白さが詰まっていた今回のWBC

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 3月23日、アメリカはロサンゼルス、ドジャースタジアムで行われた第4回WBC決勝アメリカ対プエルトリコは8-0でアメリカの勝利で幕を閉じた。アメリカは第4回にして初の決勝進出、そして初優勝を決めた。 プエルトリコは2大会連続で決勝戦で敗北、プエルトリコ代表の捕手ヤディエル・モリーナは中心選手として「プエルトリコ代表の心臓」と監督に評される働きで、念願の初優勝を目指したが今大会も決勝で涙をのんだ。プエルトリコはここまで全勝、アメリカ代表は2次ラウンドで一度プエルトリコに敗北喫した中で決勝では圧倒的な試合運びでプエルトリコに勝利した。

 個人的な意見で言えば、ようやくアメリカが優勝してくれたという気持ちもある。WBCという大会を大きくしていくためには、歴史を重ねていく必要がある。長い歴史は伝統を生み、権威を作っていく。その流れにおいていろんな国が優勝を経験しているということはアーカイブとしての面白さを生み出すことになる。その中で野球の生まれた地、最も野球が盛んであるアメリカにおけるこの大会の意義を押し上げるためにも、アメリカ代表の活躍というのは必要不可欠なものであったと思う。

   大会開催のタイミングや、故障のリスク、シーズンへの影響などいろいろな懸念材料がある中、今回完璧なドリームチームとまではいかないものの、オールスター級の選手が集まってくれたアメリカ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラ各チームには一野球ファンとして感謝してもしきれないものである。 そして底力を見せてくれたオランダ代表、イスラエル代表、イタリア代表、コロンビア代表、メキシコ代表は大会を盛り上げた重要なピースだったし、国を背負って戦うことのプライドや矜持を彼らに強く感じた。 1次ラウンドで敗退してしまったチーム、そして予選で敗退し本選へ出場できなかったチームも、WBCへ参加する意義を感じてもらっているのだろう。

  なかなか普段NPBやMLBの試合を見ているだけでは感じられない負けたら終わりの緊迫感や、ワンプレーに懸ける熱さは格段の違いがあったように思う。ポストシーズンよりさらに濃密な空気の中で行われる試合。ファンも熱に打たれ声援にも力がこもる。選手たちも喜びを爆発させ、悲しみを隠さない。ナショナリズムがもたらす熱をいうものはやはり格別のものがある。

 そして日本国民視点で言えば、もちろん日本代表が主役、今回は準決勝でアメリカ代表に敗れた。正直前評判はあまりよくなかっただろう、プレミア12で失敗してしまった小久保監督の前評判は上がることなく、WBC開幕前の練習試合ではあまりいいところなく負け越し、メジャーリーガー相次ぐ出場辞退、不安はついて回っていた。しかし蓋を開けてみれば熱戦に次ぐ熱戦、打撃戦ばかりが続きファンの胃を痛めつつもハラハラした展開で視聴者を釘付けにした。見ている側としても選手たちの必死のプレー、ここぞの場面での活躍、次第にまとまっていき、急成長を見せた者や悔しい思いをした者もたくさんいただろうが、素晴らしいチームとなったと思う。    準決勝で戦ったアメリカとは、自力の差が出たと思う。投手は世界にも通用するということは以前からある程度分かっていた事ではあったが、やはりアメリカ代表の投手を打つことは至難の業であった。残念ながら日本にはいまだに160km近いスピードのツーシームを投げる投手はいない。高速のムービングボールに手を焼いた日本代表は今後この球種への対応と、MLB球の打球感に慣れないと勝ち上がることは難しいだろう。

 今大会は今まででも最多の観客動員数を記録し、次回開催への機運も早速高まっている。日本にとって特別な大会であるWBC。願わくばサッカーW杯のように、すべての選手が出場を望む、権威ある大会に育っていってほしい。  

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