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横浜ファンながら気になる他球団の選手vol.4 西勇輝

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 もっと横浜のこと書けと言われてしまいそうだが、シーズン開幕までは寄り道も許してもらいたい。今回は今までのこのシリーズの中でも最も気にかけている選手といってもいいかもしれない彼、オリックスバファローズの西勇輝投手だ。

 私は野球は縁と思い出のスポーツと思っている。選手を応援するきっかけというのは何かあるはずで、それは出身県が同じだったり、偶然見に行った試合で活躍したりとささやかなものから、はたまた昔一緒のチームに所属していたとか関係の濃いものまでさまざま。そういった運命を感じる一幕というものがしばしばある。私にとってその運命を感じる選手が西投手だ。

 彼がプロ入り前からピッチングは目にしていた。高校時代、彼は私達の敵として君臨していたのだ。    三重県立菰野高校出身、3年の夏の甲子園に見事出場した西投手。詳しい人でも甲子園のピッチングまでしか知らないだろう。ただ私は彼が2年の夏の県大会決勝と3年の夏の県大会決勝の試合を見に行っている。私と彼は同学年、菰野高校と2年連続で三重県大会決勝を戦った宇治山田商業出身ということで、以前より西投手の存在は知っていたのだ。

西投手が2年の夏、県大会決勝で戦った宇治山田商業には、現巨人の中井大介選手がいた。西投手は中井選手にバックスクリーンにホームランを叩き込まれ4失点し、甲子園には届かなかった。

 そして満を持して臨んだ3年の夏は少しあっけない形での幕切れであった。3年の春の甲子園で150kmを投げた宇治山田商業のエース平生は慢性的な腰痛に悩まされており、怪我を忍て予選で先発を続けていたのだが、この決勝で限界を迎えてしまう。平生は本来のピッチングができず試合開始早々に5失点を喫し途中で交代、西投手は好投し2失点で投げ勝ちついに甲子園の切符をつかんだのだ。

 そして迎えた甲子園では、一回戦で現巨人の橋本到率いる仙台育英と対戦。橋本一人に5安打を浴び、1-4で敗退。初戦で姿を消すことになった。  そしてドラフトでオリックスに3位指名を受ける。高卒で甲子園初戦で敗退した投手に3位はなかなかの高評価だろう。しかも1年目から1軍で登板機会も得て、着実に成長していった。

 今でこそ則本や小川、西野、浅村と1軍主力選手も多くなってきた1990年生まれのプロ野球選手の中でもいち早く頭角を現したのが西投手だった。高卒3年目には初の二桁勝利を挙げ、そこからローテに定着。2013年シーズンから4年連続で規定投球回に到達、3年連続2桁勝利と安定した成績を残している。2015年シーズンには防御率2.38を記録し、リーグ2位の好成績を残した。

 彼のピッチングスタイルは表現が難しい、「軟投派の配球で投げる本格派」というべきだろうか。昔の選手でいえば西本聖投手あたりが近いかもしれない。右打者へのクロスファイヤーのようなイメージで、一塁寄りの位置からシュートや内角を強気につくピッチングで詰まらせ、チェンジアップやカーブでタイミングを外していく。最多与死球を2度記録するなど、かなり強気に内角を攻めるのが特徴だ。

 そんなピッチングができるのも非常に質のいいコントロールを持ち合わせているからであり、他のピッチャーがコーナーへ投げる渾身のストレートのようなストレートをバシバシ投げ込んでくるようなイメージだ。  昨シーズンは10勝を挙げたものの12敗と負け越しを記録してしまい、好調なシーズンとは呼べなかった。その原因はコントロールが例年ほどよくなかったせいか(四球48は自己ワースト)防御率も4点台を記録。エース金子と2番手西の二人が不調に陥ってしまい、チームの不調を救うことはかなわなかった。

 彼を語るうえで外せないのはやはりノーヒットノーランだろう。2012年シーズンの最終戦にて、ソフトバンクの小久保裕紀の引退試合にてその衝撃の出来事は起こった。確かに小久保選手は西投手に「真剣勝負をしてほしい」とお願いしたという経緯はあったが、まさか誰一人ヒットを許さないとはこれは予想外だった。西本人も「誰も達成すると思ってなかったと思う」とやや自虐的なコメントを残していたあたりに周囲の驚きも相当なものだったのだろう。何はともあれ偉大なノーノー投手の仲間入りをした彼にはもう一度その機会が回ってくる。

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