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稀勢の里優勝を見る喜びと寂しさ、そして・・・

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 実は私、相撲も好きなのでついつい書いてしまいました。

 1月22日、平成29年の初場所が無事千秋楽を迎えた。昨年の初場所で琴奨菊が優勝し、モンゴル一強時代に風穴を開けてから一年。豪栄道関も全勝優勝を果たし、昨年の6場所で2人の日本人力士の優勝を見ることが出来た。照ノ富士、琴奨菊、豪栄道と現役の3大関が優勝経験者となった昨年、一人取り残された大関がいた。稀勢の里である。

 おそらく現大関の中で最も成績が安定しており(大関通算勝率.713、平均11勝4敗前後)、怪我にも強く(休場は1日のみ、当日欠場により不戦敗扱いの為記録上は休場ではない)。その頑丈さと安定感が手伝い、平成28年は史上初の優勝を経験せずに年間最多勝を記録した力士となった。

 新入幕こそ史上2番目の若さで果たしたが、大関に駆け上がった力士としては小結12場所、大関まで所要42場所は歴代トップクラスのスロー記録だった。実力は誰もが認めるところだった稀勢の里、大関に上がったがここから31場所は新たな試練の幕開けでもあった。大関に求められるものはもう優勝しかない、そんな折立ちふさがったのは外国人力士たちであった。把瑠都、白鵬、日馬富士、旭天鵬と4人が優勝した2012年、稀勢の里が2差をつけて首位を走った場所もあったが、終盤の大失速でまさかのV逸。勝負所で平幕にもあっさり負けてしまうメンタルの弱さが露呈してしまった。そこから白鵬、日馬富士時代に突入。何度か優勝争いに絡むこともあったが、悉く厚い壁(白鵬)に跳ね返されてきた。

 この「メンタル面」の弱さというのは稀勢の里を語るうえで避けては通れない部分だろう。特にヨーロッパ系の外国人にめっきり弱くなってしまう。同じ大関だった琴欧洲や把瑠都はもちろんのことだが、碧山や栃ノ心と後半戦に試合が組まれたら要注意だ。何度も泣きを見ている。稀勢の里の緊張はよく仕草に現れると言われていたが、中継を見ればしきりに瞬きをする姿をみてやはり「ああ・・・緊張しているな・・・」というのが手に取るように分かったものだ。

 そして期待をさせては裏切ってきた、でも強い。そんな相撲ファンにとってかわいくてかわいくてしかたない稀勢の里が14勝1敗で遂に幕内優勝を決めたのだ。幕内昇進から89場所目、大関昇進から31場所目の初優勝と待たせに待たせた念願の初優勝であった。

 普段メディアなどで目立つことを嫌い、言葉数が少ない稀勢の里が見せた笑顔は非常に印象的であったし、うれし涙を流す稀勢の里の姿に私も涙腺がついついゆるんでしまった。稀勢の里の優勝を見ることが出来て本当に良かったという気持ちはもちろん、もう稀勢の里を見て一喜一憂、やきもきすることもないのだろうと思うと少しさみしさも覚える。

 今回の優勝までの足取りで、私が一番感慨深かったのは優勝が決まった14日目、貴ノ岩に敗れた後の白鵬の言葉である。「おめでとう、だね」という短い祝福であったが、それに続く「強い大関がいて良かった」と稀勢の里を認める言葉が胸を打った。それまで幾度も白鵬に跳ねかえされてきた稀勢の里、時に厳しい言葉を投げかけられるシーンもあったが、それらを乗り越えてようやく手にした優勝であるということが一気に去来したのだ。

 そして14日目に優勝が決まった後の千秋楽、ファンの期待は千秋楽で白鵬を倒しての優勝だっただろうが、稀勢の里にとっては14日目で決まったのは非常に幸いなことだっただろう。優勝のプレッシャーがなくなった状態で、今の白鵬相手にどのような相撲を取るのかというのは非常に興味がある部分だったし、優勝した時点でかなり高い確率で横綱推挙の機運が高まっていたこともあり、ふがいない相撲だけはできない状況だった。

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