2011年06月28日
U21スペイン代表と、ガスペリーニ式の3-4-3
アンダー21ヨーロッパ選手権で優勝を遂げたスペイン代表は、スイスとの決勝戦でふたたび整頓されたサッカーを見せました。外側トリオ形成シーンが画面に映し出されることも、延長にもつれ込んだ準決勝ベラルーシ戦とくらべて増えていた気がします。
(U21スペイン代表のサッカーの概要については、チェコに快勝したゲームをとり上げた以前の記事をご覧ください) タッチ・ライン近くでの三人組を繰り返しつくろうとする姿勢は、ガスペリーニ監督がコーチしたジェノアにも見てとることができます( → ジェノア・テクスチャ )。 スペインの事例を図解する前に、まずジェノアの成功例を。 これは前回記事の続編です。試合の概要、フォーメーションなどは下記をご参照願います。 ≫ 3-4-3ガスペリーニ・ジェノアの特徴だったサイド・アタック戦術 次の事例は、上の記事に載せた動画で1分過ぎくらいから始まる決定機、その、ジェノアのロッシがセンタリングするまでの流れです。 ● 成功した三人コンビネーション突破 ダイネッリからロッシにパスが送られました。 #1
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アンダー21ヨーロッパ選手権で優勝を遂げたスペイン代表は、スイスとの決勝戦でふたたび整頓されたサッカーを見せました。外側トリオ形成シーンが画面に映し出されることも、延長にもつれ込んだ準決勝ベラルーシ戦とくらべて増えていた気がします。
(U21スペイン代表のサッカーの概要については、
● 最終ライン3バックスからも前線へ攻撃参加
以下の連続図解は、ダイジェスト動画には収録されてないプレーです。
まだ0−0だった30分すぎに見られたジェノアの攻め。最終ライン・ディフェンダーのひとり、チコが、最前線までオーバーラップしていきます。
ミラネットが、チコを前に送り出すパスをしました。
#1
欧州アンダー21選手権の決勝は、前半にアンデル・エレーラのヘッドでスペインが1−0とスイスをリードしたまま終盤。残り10分でアドリアンをジェフレンに交代させたとき、それは、動画のイメージどおり唐突に決まりました。
ジェフレンが小走りに中へ入ってくる最中、虚を突いてチアゴがロング・シュート。
この状況からチアゴ・シウバが縦にフィード、オーバーラップしていたアントニーニがとび出しますが、パスはゴールキーパーにキャッチされ、また、オフサイドを宣告されもしました。
ジェノア3トップの内、スクッリはすぐに下がろうと駈けており、パラシオは起き上がって戻り始めたところです。
#2
● ガスペリーニがジェノアで実施したサッカーの基本は何か
【試合は6月20日でした。すいません。】
バルカンから遠来のアルバニアは、かなり強くなってきている感じではありました。でも、その標準的型枠サッカーは、アルゼンチンの練習台として好適なように見えました。いや、もう少し抗戦するチームの方がよかったか…
さて、ネイマールと並んで注目のガンソですが、引き続いた負傷により、試合でのプレーを目にする機会はなかなか得られませんでした。しかし復帰を目前にして、ガンソがけがを負った先月の試合の動画に行き当たりました。コリンチャンスとの、サンパウロ選手権ファイナル第一戦です。
その試合の44分にガンソは負傷し、前半終了までの残り時間は歩くだけになりました。そしてハーフタイムでアラン・パトリッキと交代し、以後、今までずっと欠場…
それではガンソとネイマールがそろって出場した最後の試合、コリンチャンス対サントスへ。
まず動画の冒頭には両チームの先発フォーメーション図が映ります。映像はおそらくサンパウロ発なんだろうと想像しますが、そこでのサントスの10番ガンソは、Paulo Henriqueと表示されていました。たぶん通称ガンソで通ってはいるんだろうと想像しますけど、ブラジル国内の登録などには、サッカー・ネーム“ガンソ”を使っていないようです。
ガンソ・ファンの方などなら以前からご存じのことでしょうが、わたしは初めて知りました。
3つが同じ成績です。でも、表にあるようにベラルーシが2位で準決勝に進みました。どうなってるんだろう?
たぶん、下の規定、8.06のbによって決定したと思えます。
それぞれに対して1勝1敗だから、問題の三チーム同士で勝ち点に差はありません。でも各ゲームのスコアは異なってましたので、当該国間ゴール・ディファレンス、得失点差は違うわけです。
試合結果すべてを並べるのも煩雑ですし、問題を理解しやすそうなので、唯一の三連勝国スイスとのスコアを見ます。当該チーム間の得失点差を見るというのは、それぞれのスイス戦を除外することになるわけで。
Denmark 0-1 Switzerland
Switzerland 2-0 Iceland
Switzerland 3-0 Belarus
これを抜いてしまうと…


