2009年12月31日

ACミラン「ゾーンプレス」崩し ゼーマンランディア いいの?

 日本で「ゾーンプレス」なる言葉が広がり始めたのは、ACミランがカペッロ監督期に入ってからだったかなという気がします。カペッロ監督は、サッキ監督の後を継いだばかりのシーズンで、早くも無敗優勝! 偉業でしょうね。
 ところで。

   ports-133423.jpg

 そのシーズンは、昇格チーム、フォッジャも注目を集めました。ミランと似た風味もあるスタイルで、さらにいっそう攻撃へ注力、あるいは守備を軽視したともいえそうな試合ぶりを見せ、一躍ゼーマン監督の名を極東にも普及させることとなります。

 ・ミラクル・フォッジャ 名演技のフリットにしてやられ
 (キックオフ時フォーメーション図)

 ・日本 闘莉王、ACミラン バレージ

 ・バルセロナのピケ、ACミランのバレージ

 ・ACミラン vs 西部謙司氏 おそれおおくも陛下から

 上記では、その両チームがぶつかった試合をとり上げました。今回も同じゲームから。初めは連続プレー図ばかりを並べます。重すぎるかもしれませんがご容赦を。


● フォッジャの得点(後半)

 スローインからのゴールでした。投げたのは誰だったか(円内)、細部を忘れてしまいましたが…

 すでにアルベルティーニが入っています。このときはシニョーリをマークしていました。


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2009年12月30日

ワールドカップ私的ベスト・ゲームは?

 前々回の記事でワールド・サッカー誌の「偉大なゲーム20」に触れました。そこで、ワールドカップ限定と枠をはめて、どれが浮かんでくるかなと思ったんですが…
 意外に忘れてしまってました。すぐに頭の中で整理できません。それでも、その場で各大会で2つずつとして、妙に印象的だった試合だけは並べてみました。これの方がいいなど、かんたんな理由といっしょに挙げられるようでしたら、各2試合までということでご一報ください。

 ちょっと考えていただけた方には、お礼にもなりませんが、下記に続くイングランド対西ドイツを20分ほど貼りますので、よろしければご覧ください。

・西ドイツのクリスマス ベッケンバウアー、ネッツァー 躍動映像

 まずは動画から。(動画はFC2版に貼っておきました)

ports-132315.jpg


● 以下、ワールドカップ 思い出す試合2つずつ


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2009年12月30日

アンチ・バルサ流でのスペクタクル これも見事

 現在の世界王者バルセロナは、堅実でいて非常に楽しめるサッカーをしています。それは、昔のリヌス・ミケルス監督が志向したプレッシング・サッカーというものを、別の方角から実践しているかのようにも思える、じっくりと相手を押し込んでいくスタイル。
 バルサの中心選手であるシャビが、その遅いサッカーのことを、バルセロナではなく今のスペイン流とはという意味合いで、こんな風に語ったそうです。

「よりボールを保持するために確実性の高いプレーを選択」
「【急いでしまっては、】心拍数が上がりプレーの正確性は落ちてしまう」

 これは、基本的にバルセロナのやり方と同種に思えます。

・[リーガ・エスパニョーラの愉楽] スペインを支える“100年の育成術”。サッカーU-17W杯3位の実力とは? - goo スポーツ

 スペインのフル代表チームも、バルサよりはスピーディながら、やっぱり似た持ち味があります。安定志向と積極性の並存ぶりは見事なもの。来る南アフリカ・ワールドカップでは、1970年代以降としては史上最高レベルだろうスペイン代表が、この機を逃さずに決勝戦に到達できるかどうかが焦点。
 問題は攻めでしょうね。「70%のボール支配はできていたが…」なんて回想にならぬよう、ゴールを奪うことが肝心であるのを忘れなければ、史上初のワールドカップも夢ではない。

 一方、現在の日本で流行中らしいポゼッション志向は、まずともかくボールを落ち着かせて、遊びを入れて、安全に押し上げてといった方向に傾きがちのようで、あまり本質的重要性のない数パーセントのボール支配率差にこだわったりもします。これは、1990年代に相対的ボール支配が数値化・表示されたことの影響が大きいでしょう。新たな流行ですね。
 たとえば、下記でとりあげた金子氏などは、いろいろと弁明を入れながら、ことあるごとに凄く「パーセント」を気にしていました。

 ・ヨハン・クライフ「美しく勝利せよ」 汚かった…

 ・金子達仁? 「美しく」ない クライフ本の元凶は

 そうした傾斜が極端になると、ボール支配率の高さが良質なサッカーの第一条件であるかのような論調も強まってきます。それで巧みに攻め崩せていればよしですが、押し込んだ結果として攻撃が行き詰まる試合もかなり見ました。ボールを「遊びで」つなぎすぎ、押し込みすぎ。相手を下がらせすぎてしまい、とどのつまりは自らを苦しめるような安全第一ポゼッション。
 負けなければいいとの意味では、それも、それなりに重要なことではありましょうが…

 ・ポゼッションは死語? ボールの前方に人が多いと攻撃的か

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2009年12月29日

サッカー史上最高なの? 名勝負ランク、メヒコ・セテンタ動画

 偉大な試合ベスト3は?

3位 レアル対フランクフルト 1959-60チャンピオンズ・カップ
 ≫【レアル対フランクフルト 前半フル動画セット記事へ】
 ≫【レアル対フランクフルト 後半フル動画セット記事へ】
2位 リバプール対ACミラン 2004-2005チャンピオンズ・リーグ
 ≫【リバプール対ミラン フル動画セット記事へ】
1位 イタリア対西ドイツ 1970メキシコ・ワールドカップ
 (フル動画セットはこの記事の下方にあります)

 イギリスのワールド・サッカー誌によると、こうだそうです。このランキングがテレグラフのページに載っていて、ベスト10には寸評やダイジェスト動画のリンクが掲載してあります。全部で20位までリスト・アップしていますね。2年前、bkmax さんのブログで、これが若干話題になりました。得点経過がドラマチックな試合に流れてるな、とか。

 ・The greatest matches of all time - Telegraph

 その後、このランクでは10位になっている1953年のイングランド対ハンガリーを、bkmax さんのご尽力で丸まる一試合見せていただけました。

 ・◆ 上昇マジャール動画 そしてドナウベント

 ・● このチームに勝てるか? 史上最高伝説からの挑戦状!

 10位までだと、伝説の名勝負、ハンガリー対ウルグアイはダイジェストしか見てないですけど、ほかはだいたい一試合を見たことがあります。11位以降では、2001年のリバプール対アラベスや、バルセロナ対デュッセルドルフ、西ドイツ対ハンガリー、ブラジル対ウルグアイ、ブラックプール対ボルトンを見てません。7位のイングランド対西ドイツなどは、イングランドが優勝した決勝戦だからランク・インかなぁとか感じます。もう、あまり記憶に残ってないですね。

 自分としては、1位のイタリア対西ドイツより、たとえば2位のリバプール対ミランや、4位の西ドイツ対フランス、10位のイングランド対ハンガリーなど、もっといい試合だったような気はします。ベッケンバウアーがこのイタリア戦を、90分は凡戦で延長は並外れた試合だといったそうですが、そんな感じです。ドラマチック度合いによる評判でしょうね。早くに先制したイタリアが守りに入ったというだけでなく、西ドイツも当初はセーブしている気もしました。ミスはけっこうあるし。
 でも、トップはおかしいと書きながら、わりと気に入っている試合でもあります。後半途中からは思い出せるシーンが満載でした。けがをするまでは、ときおり後方からスルスルとスピードを上げていく、ちょっとカカァ風のベッケンバウアーも出てきます。

           ports-133120.jpg   

 そのイタリア対西ドイツを無料で見ることができるようになりました。部分的に途切れてはいますが、延長までほぼ全部です。
 ランキング4位以降を上から順に写したあと、その動画とメンバー図を貼っておきます(動画はFC2版に貼っています)。パソコンの前でお時間を割けるとき、一度ご覧になってはいかがでしょうか。今では見るのが難しい、流動気味ディフェンスの試合、対人マーク傾向が強いチーム同士の対決です。

 イタリア語の実況はよくわからないものの、同時に行われていたグァダラハラのブラジル対ウルグアイ経過コメントほか、臨場感があると思いました。選手名を的確に呼んでくれているのもいいですね。金髪の人をちょっと混同しがちですが、さすがにACミランのシュネリンガーについては間違えません。
 最初の動画には試合がほとんど含まれておらず、2からで充分でしょう。ご興味あっても残念ながらご多忙すぎる方は、後半の7か8あたり、あるいは延長戦の12からでもよろしいかも。


4位 西ドイツ対フランス 1982スペイン・ワールドカップ
 ≫【西ドイツ対フランス82 前半フル動画セット記事へ】
 ≫【西ドイツ対フランス82 後半フル動画セット記事へ】
 ≫【西ドイツ対フランス82 延長・PK戦フル動画セット記事へ】
5位 ハンガリー対ウルグアイ 1954スイス・ワールドカップ
6位 フランス対ブラジル 1986新メキシコ・ワールドカップ
7位 イングランド対西ドイツ 1966イングランド・ワールドカップ
8位 ブラジル対イタリア 1970メキシコ・ワールドカップ
 ≫【ブラジル対イタリア70 前半フル動画セット記事へ】
 ≫【ブラジル対イタリア70 後半フル動画セット記事へ】
9位 ベンフィカ対レアル 1961-62チャンピオンズ・カップ
 ≫【ベンフィカ対レアル 前半動画セット記事1へ】
 ≫【ベンフィカ対レアル 前半動画セット記事2へ】
 ≫【ベンフィカ対レアル 後半動画セット記事1へ】
 ≫【ベンフィカ対レアル 後半動画セット記事2へ】
10位 イングランド対ハンガリー 1953
 ≫【イングランド対ハンガリー フル動画紹介と詳細コメント記事1へ】
 ≫【イングランド対ハンガリー フル動画紹介と詳細コメント記事2へ】

11位 西ドイツ対ハンガリー 1954スイス・ワールドカップ(決勝)
12位 イタリア対ブラジル 1982スペイン・ワールドカップ
 ≫【イタリア対ブラジル82 フル動画セット記事へ】
13位 ウルグアイ対ブラジル 1950ブラジル・ワールドカップ
14位 ユナイテッド対バイエルン 1998-99チャンピオンズ・リーグ
15位 ブラックプール対ボルトン 1953FAカップ
16位 リバプール対アラベス 2000-2001UEFAカップ
17位 フランス対ポルトガル 1984欧州選手権
18位 バルセロナ対デュッセルドルフ 1978-79カップ・ウィナーズ・カップ
19位 ドイツ対イタリア 2006ドイツ・ワールドカップ
20位 オランダ対西ドイツ 1974西ドイツ・ワールドカップ
 ≫【オランダ対西ドイツ74 前半フル動画セット記事へ】
 ≫【オランダ対西ドイツ74 後半フル動画セット記事へ】


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2009年12月28日

オシム・インタビューというお仕事

 うちに珍しく「Number」という雑誌が置いてあり、何となくめくってみたらオシムご夫妻の写真が出てきました。744号。

 オシム・レッスン 特別編
 イビチャ・オシム
 「闘いはすでに始まっている」

 先日の来日時のインタビュー記事です。南アフリカ・ワールドカップで日本と同組になるチームのことと、その他いくつかの強豪国に関するご見解などが並んでいました。だいたい衆目の一致するところでしょうが、イングランドを、「私は彼らがどうやって違いを作り出すのかわからない」と見ている点などは記憶に残ります。
 が、瞠目する思いだったのは、Jリーグの試合評でした。出だしを読まなかったので戻ってみると、このインタビューは、最終節の浦和レッズ対鹿島アントラーズを見に出かける車中で始まった旨が書いてありました。

 そして試合後、報道陣の質問に対し、「毎週こういう試合をすれば、W杯に向けてのいいトレーニングになる」と評価していたとのこと。
 でも、再び帰路の車でインタビューをすると、厳しいお言葉が発せられたそうです。

「レッズはアントラーズが攻めてくるのを待っていた。だからアントラーズにとっては、ゲームのコントロールは簡単だった。レッズは彼らをコントロールできなかったから、アントラーズが勝利を収めた」

 感心しましたね、これには。よく理解できないながら。この試合は、キックオフからさほど遅れずにテレビで見ました。

 ・浦和レッズ魂、カウンターに沈む 鹿島3連覇達成

 ふたこと三こと、上記に単純な印象を書いたように、結果を出せなかった浦和レッズの攻撃姿勢に熱を感じたものです。どちらかといえば鹿島アントラーズの方が、相手が「攻めてくるのを待って」、そして見事に逆襲を成功させたなという記憶でした。3連覇もたいへんな成果ですが、優勝も降格も無関係ながら地元で勝ちに出た浦和レッズにも、最後で好感を覚えました。
 でも、現地で広く観察なさったオシムさんからすれば、浦和レッズは「アントラーズが攻めてくるのを待っていた」とわかる。その違いに妙なほど感心してしまいました。

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2009年12月28日

脳内戦術リターンズ

 動画と文をシンクロナイズさせてみましょう。両チームの選手名、フォーメーションは、「昔のフォルラン〜」という記事の始めに載せました。そのゲームの前半なかばになって、印象に残りはするが引き継がれはしなかった戦術がお披露目されます。

 ・オランダ最強時代の姿 オフサイドトラップ

 これのことは、上記で連続プレー図による説明を書きました。が、やはり映像もいっしょの方がわかりやすいでしょうね。今回使う動画は画質もそこそこ良好な10分弱のダイジェストで、最初に得点場面があります。その次、30数秒くらいからのシーンです。
 ちなみに、8分35秒あたりからはクライフ・ターン。

   ports-132866.jpg

 レップのパスがモンテロ・カスティージョに奪われ、短くローチャにパスが渡るときに、突撃オフサイド・トラップ隊長ハーンが、画面の右端から走り出てきました。

 動画はFC2版に貼りましたので、そちらでご覧ください。

『相手が横パスや後方へのパスを選択すれば、最初にプレッシャーをかけに動いた選手は、さらにボールを追っていく。この場合、最初にプレッシャーをかけにいった相手を無視する、あるいはマークを捨てることになるのだが、そのときは後方の味方が前進して、捨てたマークを拾うのだ』

 この文、『後方の味方が前進して、捨てたマークを拾う』というのは当たらないものの、前半部分は動画に合致していますね。

    ports-132867.jpg

『つまり、相手MFにプレッシャーをかけたMFは、相手がボールを下げたら、今度は相手DFへプレッシャーをかけ、ボールを離した相手MFに対してはオランダのDFがマークするというように、FW、MF、DFの3ラインが1列ずれていくような形で全体を押し上げてしまう』

 これは苦しい。『FW、MF、DFの3ラインが1列ずれていくような形』には見えず、一団となっている感じです。でも、当初の位置取りが前後逆にひっくり返るはずもなく、強引に1列ずつのラインに分割しようと執心すれば…


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2009年12月27日

杉山と釜本 …ハードワーク

 日本代表チームの黄金コンビに加え、ミケルス監督が否定的にカリカチュアライズして描写するカテナッチョみたいな様子。短い動画ですが、ちょっと見ていたら、なんとなく試合ぶりの一端が想像できるようにも感じました。
 この動画のシーンなどのダイジェストは見たことがありましたが、試合を丸まる観戦した記憶はありません。日本は、だいたいこんな感じですかね。渡辺さんは何番でしょう。

 ports-132703.jpg

 メキシコは不明。この試合は有名だし、本や web を探せば資料はかなりありそうです。ビデオも売ってるのかも。今、杉山・釜本両選手などが現役であったら、南アでのワールドカップもかなり楽しめるものになるのか…

・YouTube - サッカー・日本代表 - メキシコ五輪 銅メダル (1968年)


 この下は、動画を見て何となく思い出したハードワーク話です。

 このときの予選、韓国戦については、運動量の比較という面から、昨年、ほかの試合の数値などとからめて記事を書きました。日韓戦の計測値は、今から見ると少なめです。

 ・「走り」の増加という サッカーの進化?


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2009年12月26日

オランダのフォーメーション転換コンセプト なに、それ

 フォーメーション転換コンセプトとは、いったい何なのか。どういう考え方ですか。抽象的すぎてわかりません。
 驚くのは、この言葉がスポーツ新聞だか一般紙に載せるものとして書かれたらしく、それでいて内容の説明がないこと、さらにはこれの筆者が、解説好きではあっても実践派の現場主義コーチだったと思える、リヌス・ミケルス氏だとされている点ですね。ま、めんどくさかっただけなのかもしれませんけど。

 下記の後段に引用した論説の末尾に出てくる言葉です。

 ・ヨハン・クライフ★スペクタクルがフットボールを変える 精神

 下からたどって二つめの行頭字下げ箇所、「攻撃的戦術でプレーをするということは、」の部分をご一読ください。わけわかりませんね。引用の最初から読めば理解できるかとか考えるのは不要です。どうせ不明ですから。でもだいじょうぶ。

 1978年のミケルス論説、「プレッシング・サッカー」だと、上記に対応するであろう部分には、もっと解説が付されています。まずは下記の引用をご覧ください。

 ・杉山茂樹氏よりは西部謙司氏の方が …悲惨 日本、ネッツァー動画

 これのあと、同じようには見えても異なる点、プレッシング・サッカーの考え方があらためて出てきます。

ports-132567.jpg
「Soccer Coaching: The European Way」 139ページ

 man-for-man と man-to-man は、同じ意味で使っていますね。ミケルス監督は、ゾーン守備を敷くといっているのか?


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2009年12月26日

これ、何システムだろ …?

 今度もまた10分ほど途切れずに流れる、こま切れにしていない好都合な動画です。さらにゴール・シーンも含まれており、それは、とてもかっこいいボレー・シュートでした。コーナーキックからの得点で、動画の8分10何秒かからがそのシーン。
 ゲームの様相は、今のサッカーとは違うようですね。両チームが似たコンセプト、現在よく見られるサッカーとは異なる考え方でプレーをしていると見えます。そこにも興趣がありますね。

 これは何フォーメーションに見えるでしょうか。

 動画はFC2版に貼りました。

 この試合は、以前、雑なフォーメーション概念の絵を提示してみたことがあります。今、動画をながめると、ある意味ではその布陣図が案外はまってるような気もしました。下記の最初に載せています。

 ・負けない! オランダの足跡

 上の記事では、オランダ側の原則的な対人マーク型枠だけ図示し、文で実状も補足しました。が、冒頭のフォーメーション図で、東ドイツにとっての密着マン・ツー・マンも表されています。そういうベースの枠組みを通じて動画を見れば、もしかしたらゴチャゴチャ風の試合ぶりも、ちょっとすっきりしてくるかもしれません。

 この動画は、下記の最初の方でとりあげたクライフの転倒シーンを含んでいます。そのあとに触れている積極的な攻撃の応酬シーンはないですけどね。

 ・クライフと密着マーク …そして脱皮

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2009年12月25日

オランダは失敗作かも 融合具合と選手の力量に問題か

 1988年のヨーロッパ王者となったファン・バステンのオランダ。そのプレーぶりについて、以前、見方や解釈の仕方など、具体的に論議できるコメントを、別の記事にお寄せくださったりもしたMarioさんが、ご自身のブログで1974年オランダ代表の解剖を試みられました。そのアプローチは、フェイエノールトとアヤックス、代表チームの中心選手を供給したクラブ・チームの試合から探っていくという方法がメインとなっており、キャプチャー画像により実際のプレーを抜き出して論じています。
 そして、西ドイツ・ワールドカップに現れたオランダは、ミケルス監督の言とは逆に、母体クラブのプレーからすれば、やや平凡な出来になってしまったようだと結論されました。大きな問題は、ミケルス監督も重要だと書いていたスイーパー役に、いい人材を置けなかったことなど。本来ならば、もっと自陣での守備を捨てるような、いっそうの押し込みをしたかったのではないかとのご見解です。

 リンクを載せておきますので、ご興味ある方はご覧ください。

 アヤックスとフェイエノールトを、下記でかんたんに比較対照されています。

 ・あの頃のアヤックスvsフェイエ

 オランダ代表への疑問は下記。

 ・74WCオランダ代表が出来るまで

 主要2チームの録画観戦で見いだしてこられた特質などは、いくつもの記事に分載してあります。以下にリンクを並べますので、よろしければそちらへも。

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