2009年07月27日
セルヒオ・レビンスキー、まともか下劣か?
● グランデっ!
二十一世紀、インテル・ミラノは四連覇を達成しました。ユベントスが剥奪されたリーグ優勝の転がり込みも含めてですけど。
そして、もし順当に来季も勝てたとしたら、5回連続の優勝ということになります。そうすると、悲劇的な飛行機事故で崩壊してしまったトリノの記録と並びますね。
そのトリノについては、彼らを中心選手とするイタリア代表チームの動画と併せ、以前にとりあげてみたことがありました。
「スペインvs悲運のイタリア」 サッカーは進化したか
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/389
バレンチノ・マッツォーラ等を擁した昔のトリノは、今でもグランデ・トリノと呼ばれるようです。
仮に現在のインテルが、そのトリノ同様に五連覇を飾れば、同じように「偉大」だと称されることになるんでしょうか。うーん、先のことはわかりませんね。ただ、偉大なチームとして後々まで人々に語り継がれる場合、内容の見事さも関係してくるのが普通です。単に優勝回数などの結果だけで偉大といわれる例は、あまりないだろうと思います。二十一世紀初頭のインテルは、さて、どうなりますか…
● 偉大なインテル、そしてその先
先ごろ、インテルはインテルでも、昔のグランデ・インテルに触れました。スイーパーを配備した固い密着マークの守備を実施し、そこからボールを奪うと流動的な攻撃をしかけていくエレーラ監督のインテルは、トータル・フットボールと共通した部分がかなりありそうだなという話で。
◆ トータルフットボール 渦巻きオランダはインテル?
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/488
グランデ・インテルは最後尾に人員を残しておくことが常態だったと伝わるので、もっと「誰でも」的な西ドイツやオランダとは差があったでしょう。1970年代トータル・フットボールよりは、1982年にワールドカップで優勝したイタリア風の「スペクタクル」に近いかもしれません。ま、このイタリアにしても、スイーパーのシレア等が相手ペナルティ・エリアにまで攻め上がるチームでしたが。
でも、とりあえず発展史みたいに考えていけば、トータル・フットボール族の流動サッカーは、グランデ・インテルなどの系譜の先にあるものだとしてよさそうに思います。
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2009年07月24日
日本では「失われた十年」とかいったりしましたね。それ自体は別として、だいたいその十年のあたりで、日本の女生徒はスカート丈を失いました。ま、十年もかからずに失った気もしますが…
これを、失ったんじゃない、獲得だぞと、そう見る把握の仕方もあるでしょう。脚の可視表面積を拡張した、ときどき新聞種になったりする隠し撮り機会も得たんだ、とか。立場によってでしょうかね。
あたり前の風景になってしまえば、それに対する疑問も極小化するだろうし、昔のお姉さんみたいな足首までのスカートなど、気恥ずかしく感じる女生徒もいたり?
人によっては、この短縮は非可逆的な現象であり、行動的なミニ・スカート化という「進歩」だとする理屈もつくりだせるはずです。でもまあ、すでに思考が深化しているだろう服飾の世界では、単に「流行」だと見る方向性が強そうな気はします。
● 進歩に乗り遅れていたのはオランダか
さて、日本語版ウィキペディアでは、クライフが主将だった1974年西ドイツ・ワールドカップでオランダの見せたサッカー・スタイルが、「様々なチームによって改良され現代サッカーの戦術に浸透していく事に」なったとされていました。
根本認識が、まるで狂っているかのように、あべこべでしょ?
1974年7月3日、オランダは上出来な試合を演じて2-0とブラジルを退けました。ブラジルは、どのようなサッカーをしていたか。
1 ゾーン守備、ライン・ディフェンス
2 四名からなる「最終ライン」
3 専任スイーパー不在
4 専任的ディフェンシブ・スクリーンとしての「ボランチ」設置
5 オフサイド・トラップは、小ぶりに演じる「ライン操作」流儀
6 中盤は流動風味ながらも、オランダに比しては分担傾向にある
7 ディルセウ、カルペジアーニ、リベリーノ等の「ハードワーク」
8 ウィングに置かれたバウドミーロは、相手「サイドバックの上がり」をマークしようとしているし…
1974年のオランダではなく、ブラジルこそが、2009年に流行しているサッカーの直系尊属にふさわしいといえます。
フォア・チェックに積極的だった点だけでしょうか、オランダがやっていた今風のことというのは。ほかには何かあるのか?
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2009年07月20日
この記事とは別途、林雅人氏に関係する連作を公開しました。少し下の方にそのシリーズへのリンクを並べますので、どうぞご覧ください。
【概要】
林雅人氏が監修し川本梅花氏が執筆した「欧州サッカー批評」の分析記事に向けて、真っ正面から具体的に疑問を投げかけてみる、ユーモア連作です。
分析対象となった2試合の、ほぼすべてを収録できている動画セットを示し、プレーの実例を反証として挙げていきます。
ちょっと古い話です。サッカー雑誌「サッカー批評」というのに、昨秋のワールドカップ予選、日本対ウズベキスタンの試合評が載っていたそうです。「サッカー批評」の第41号を読めて、ウズベキスタン戦(10月15日)を録画してある方はいらっしゃいますか?
自分にはどちらもありませんので不明です。すでに過去のこと、ご興味も薄れたものとは思いますが、ご確認可能な方にお願いしたく存じます。
なにを?
はい、それは、…どうも今一つわからないんですが。
昨秋の日本対ウズベキスタンは1-1の引き分け。その試合、林氏という方は、「日本選手は「戦術」をわかっていなかった、オランダのユース代表以下」だとの診断をくだされたらしい。
しかし、そうともいえまいとするご意見を頂戴しました。実物を有しておらず、不確かではありますが、あえて要約します。
◆ 1-1.試合序盤の「ボランチ」の扱い
(雑誌)遠藤、長谷部両選手がフリー気味、しかし、そこにパスを送らずに前へ急いでしまう。判断力低し。
(異説)フリーに見えるというが、そこは狙われていた。空いているはずの両者に向けたパスを、3度はカットされている。
posted by ports |07:00 |
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2009年07月17日
いつまでも鮮やかな印象に残るプレーというのは、自分自身が参加していたときのものが圧倒的に多い。とはいえ、端から見ていた試合や、テレビで観戦した試合にでも、強く残るシーンはたくさんありますね。テレビでやっていた試合ならば、イメージとして記憶にのぼる局面が、他人と共通であることもあるでしょう。
どんなシーンが思い浮かんできますか?
先日、西ドイツ・ワールドカップ決勝に軽く触れました。あの試合は、双方ともに本来の特質を出し切れていたとは思えず、その意味で今一つかなという気がします。ほんとうであればトータル・フットボール同士の激突になる可能性もあったでしょうに、やや慎重さが勝ってしまったようです。決勝戦はそんなものである場合が多いですけどね。
オランダにはトータル・フットボールらしい積極的な工夫が少なくて、相対的には西ドイツの方にトータル・フットボールの傾向が強い試合となりました。クライフは消えてしまったかのようです。が、他方、ベッケンバウアーにも自重ぶりが目立ち、その点が、元来の自在さを減殺してしまうことにつながっていたように感じます。
でも、そうした勝手な要求を別におき、今風の試合をながめたあとでこれを見ると、実はかなりの好ゲームに思えてもきます。
この試合、両者がPKをとられるシーンが、かなり印象的ではありました。でも、なぜか真っ先に浮かんでくるのは、シュート・ミスの場面です。記憶に鮮明なのは、このプレーの後半部分だけですけど。それを一連の流れで見直してみると、当時のトータル・フットボールの特質が表現されているなという感慨が湧きます。すでに同点になってからのプレーです。
メンバー布陣は、下記などをご参照ください。
ワールドカップ決勝 幻のゴール, オフサイド
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/489
posted by ports |09:00 |
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