2009年06月29日

アメリカ対ブラジル… フェリペ・メロ

 コンフェデレーションズ・カップ決勝では、またアメリカが見事な得点を奪いましたね。フリーキックを得て、ブラジルを下がらせた状況からの、きれいな組み立てでした。
 デイビスが、ボールに近い側の外に大きく移動。中に入っていたデンプシーが走り込むところに、外からパスがきれいに通る。シュートは当たり損ね気味に決まりましたが、しかし動きは、練習パターンそのままなんではないかと思えてきます。二点めの逆襲速攻も狙いどおりでしょう。でも、とにかくうまくいきすぎ。
 ブラジルは、しつこくセンタリングを繰り返し、中を固めるアメリカを崩していって貫禄の逆転。後半早々に1点差と迫れたのが、ブラジルにとっては幸運でした。

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 このブラジル代表チームでも、やはり中盤選手の動く距離が長いようです。ラミレス、カカ、ジウベウト・シウバ、フェリペ・メロ。でも、特に気にもせずに終了後の数値を見たら、ずいぶんとフェリペ・メロの移動距離が短め。
 今回は、各選手の最高速度も掲示されているので、一緒にグラフにしてみました。


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2009年06月27日

クライフらしいフリーキック

 西ドイツ・ワールドカップでの一次リーグ、スウェーデン戦、それはオランダが唯一無得点に終わったゲーム。昔、前半だけをダイヤモンド・サッカーで見た記憶から、これはそれなりの好試合だったように思ってました。しかし、ざっと見直してみると、試合が進むに連れてたるんでくる感じも。双方ともに次の第三戦に二次リーグ進出をかけてもよく、0-0でもいいかなとか、そんなことを考えたかもしれません。
 とはいえ、前後分離気味のスウェーデンにも攻める気はあり、オランダの方では、クライフが個人技を発揮するシーンなどがずいぶんと。

 この試合でクライフの活躍が目立つのは、カイザーの存在が影響しているのかな。一応は左ウィングとして出たカイザー。しかし、中盤に下がってのボールの中継なども多い。中に動いて左を空け、そこにクライフが移動、いわゆる「クライフ・ターン」を見せるなど、カイザーの動きが流動性促進に一役買っていたみたいです。
 これが、カイザーにとって唯一のワールドカップの試合でした。ミスは多めながら、予期せぬ状況からクライフにスッと出したパスとか、本来の力を感じさせるシーンもありましたね。

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2009年06月26日

試みられていたプレス崩しプラン? 逆 風車の理論

 アントニオ猪木さんは、かつて、風車の理論というものを述べられたそうです。その論理とは全然関係ありませんが…

 クライフが率いるオランダは、西ドイツ・ワールドカップの初戦でウルグアイに2-0と勝利。その試合では荒削りなプレッシング、そして、それをからめた「突撃オフサイド・トラップ」が見られました。
 この中に、たぶん有名であろうシーンが出てきます。5人が一気にひとりの相手へ突撃するプレーです。それを絵で再現してみましょう。

 昔のフォルラン、未来と過去 戦術対決..
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/468

 上記にその試合の布陣図を載せました。問題の場面は後半で、図の配置とは、左右が入れ替わっています。


 センター・サークルに近いところでウルグアイのフリーキック。エスパラゴが短くローチャに渡しました。

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2009年06月25日

スペイン対アメリカ! 美国 堂々の勝利

 双方ややコンディションが悪いかなという気はしましたが、互いのがんばりで好ゲームに。

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 スペインはイニエスタやシルバを欠いていますが、ほぼベストのメンバーを出してきました。リエラを左ウィングに置き、右は空き気味。そのスペースにセスク・ファブレガスやセルヒオ・ラモス、ビジャなどが随時移動していくかまえです。
 アメリカは横並びの中盤4人の前で、2トップの非常にうまい動きにより、かたちをつくります。

 スペイン対トルコ 変則4-4-2で回転
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/391

 スペインは上記の試合と似た感じもありながら、中盤の回転はさほどでもありませんでした。シャビ・アロンソがいい動きでバランスをとりますが、後方からフォローしようという姿勢がトルコ戦よりも強い、あまり入れ替わらない。シャビとセスク・ファブレガスに前を任せることになっていたのかもしれません。これが、アメリカの守りを少し楽にさせたでしょうね。
 しかし、今一つながらもスペインは積極的でした。試合を落ち着かせようという態度はあるものの、まずはポゼッション守備ではなく、とにかくゴールを奪おうとする気概を感じました。結局無得点に終わりますが、それは結果。ま、そうした臨み方は、やや縦に急ぐことにもつながり、中盤で翻弄しておいてから仕上げにかかるというシーンを少なめにしてしまったかもしれません。でもチャンスはつくれていました。意気込みはよかったけれど、からだや頭が微妙にいうことを聞かない感じ。


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2009年06月24日

くさってもブラジル、かな…

 トータル・フットボールと騒がれたオランダは、二次リーグ最終戦でブラジルとぶつかりました。双方二連勝ながら、得失点差で上回るオランダは、引き分けでも決勝進出。前回1970年メキシコ・ワールドカップの王者、ブラジルは、勝てなければ三位決定戦行きです。この試合はブラジルの低調さばかりが目立つようですが、どうしてどうして、かなり考えた戦いを演じています。
 自分たちの力がやや下回ると見ただろうブラジルは、オランダのオフサイド戦術の裏をかくことに狙いを定めていたと思われます。地味に戦いながら先制ゴールを奪い、あとは時間を消費しながら、あわよくば二点めをと…

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 右に寄った2トップであるブラジル。オランダはその二名には原則として密着マークをしました。ジャイルジーニョにくっつくのがレイスベルヘン、バウドミーロにはクロル。このため、右バックのシュルビアが、かなり自由に攻めに出ていけるようになり、左サイドから駆け上がって、ゴール・エリアからの惜しいシュートを放っています。

 ブラジルの裏狙いは、誤審かとも感じられるオフサイド判定などに妨げられてはいました。しかし、前半なかば過ぎには遂に決定機をつくりだしてみせます。これが得点になっていてもオランダには逆転する力があっただろうとは思いますが、勝負はかなりもつれることになったのでは。

 攻めかけたオランダ、しかしレップとクライフの考えに齟齬があって、スクリーン・プレーのような交錯状況から、ボールがブラジル側に流れます。布陣図とは左右逆でもうしわけない。

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 ここから、前回記事に絵を載せたシーンへの組み立て。


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2009年06月24日

低レベル戦術ですか

 4月28日のバルセロナ対チェルシーは、無得点引き分けに終わりました。これはチェルシー(黄)がボールを前につないでいこうとしたところをカットされた後の絵。4バックが「ラインをつくり」、イニエスタがドリブル、それをバラックがマークしています。

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 1974年の西ドイツ・ワールドカップのウルグアイは、大枠ではチェルシーと似た守り方をしていました。

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 アルゼンチンもブラジルも、そうした系統でしたね。


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2009年06月23日

負けない! オランダの足跡

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 オランダの突撃オフサイド・トラップは、たぶん西ドイツ・ワールドカップの期間中に少し洗練されていき、その結果として実行回数が減り加減になったかもしれませんね。やはり相手にもよるし、好都合な状況がなければ無理でしょうし。

 二次リーグの第二戦、東ドイツとの試合では、基本的なマーク分担は下の図式でした。

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 このうち、シュパルバッサーは下がっていることが多く、そのためにレイスベルヘンとシュルビアの2ストッパー、背後にスイーパーのハーンという光景が多く生じたりします。ときにより、3バック風。
 対する東ドイツの攻めは少し非力で、個々の選手の技量も若干見劣りする感じです。そのせいなのか、この試合のオランダ守備陣は、マーク相手を交換する場面も目立ちました。


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2009年06月22日

ハーン、仕掛けスイッチなんだね

 クライフが選手だった時期、トータル・フットボールとも称されたときのオランダ代表チームは3バックだったのでしょうか。そういった見方も、あるいは可能かもしれませんね。このオランダを3-4-3だという言説があるらしいのを聞いたりもしました。

 昔のフォルラン、未来と過去 戦術対決..
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/468

 そして、こういう状況をながめれば、この時点では確かに3バック風です。これはオランダ側のボールになった場面なので、守っているのではありませんけどね。

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 スイーパーのハーンが左に出て、シュルビアが真ん中に入っているのは、シュルビアがサンドベリをマークしていたあとの状況だからです。

 この試合の、いわば2ストッパーにあたる二名は、シュルビアがサンドベリ担当、レイスベルヘンはエドストレーム番でした。

    ports-95812.jpg


 美しいオランダ 発展途上
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/350

 上記にかんたんな試合内容、それと布陣概念図を載せていますのでご参照ください。
 次は、スウェーデン・ボールのスローインになり、いったん途切れたところ。このようにマークを入れ替わることもありましたが、原則は先述のとおりです。


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posted by ports |12:45 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年06月22日

マルディーニ どう思う ・・・イタリア

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 コンフェデレーションズ・カップというタイトルは、あまり重要視されませんね。ワールドカップとは格段の差があるようだし、もしかするとクラブの世界選手権ほどの価値も感じない国だってあるのかも。しかし、強豪国にしてみれば、グループ・リーグくらいは勝ち抜いておきたいもの……?

 起きてみたらすでに後半なかば。しかも3点差! 前半の終盤にポンポンと点が入ったようです。そしてもう一つの試合も、すぐに3点差。これで、イタリアは敗退でしょうね。顔見せ的なムードが強くても、スペイン対イタリアはおもしろそうだと期待していたので残念です。
 得点シーンはハイライトで見ました。上がり切った状況で速攻を浴びた2ゴールは、カカのタイミングよいパスが光りますね。最初の点は、オフサイド依拠の、まさにマルディーニがいっていたことがあてはまりそうなゴール。

 マルディーニ発言と日本の良さ 未来の戦術
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/458


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posted by ports |06:30 | コメント(4) | トラックバック(1)
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2009年06月20日

日本代表でマスターベーション

 ブログでマスターベーションしているのだという。そして「最近本当にこういう自慰的な内容のブログが増えたと感じます」、とも。文はひとりで書くものだから、そのこと自体が自慰ではない。内容が「一方通行的な印象」だから、そのように「思います」ということだ。

 対オーストラリア、さすが松木さん
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/470

 上記について寄せられたコメントである。

 サッカーの日本代表チームは、日本では人気が高い。多数の人が様々にいう。ことに6月17日のアウェー・ゲームでは、日本がオーストラリアに負けた。双方がベストとは遠そうで、ともにワールドカップ出場を決めたのちの予選だから、ちょっと重要度は低いだろうが、勝ったときよりも多くの意見が表明されるのかもしれない。
 そうした場の一つにブログがある。当ブログはマスターベーションだそうだ。そして同様の自慰的ブログが増えたと「感じる」らしい。

 では、自慰ではなく、性交に通ずるような内容のブログとは、どんなものか。
 自分ではあまりブログを読まない。2007年のある時期に、別の目的から検索を繰り返し、そのときには多数のブログを拝見したが、以後はさっぱりだ。興味が湧かない。だが今回のオーストラリア対日本の試合に関しては、スポーツナビ+のブログを四件ほど拝読した。一つは少しひねったもので、ほかは特に変わった感想も抱かなかった。どれに対しても、セックスのような関係を持とうという気は起きなかったが、マスターベーションをわざわざ公開したみたいだなどという印象もない。
 そもそも同じ文を読んでも個々に感ずるところは異なる。「感じます」、「印象」、これは様々だ。

 まず、こういうコメントがあった。

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posted by ports |08:30 | コメント(19) | トラックバック(0)
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