2009年06月27日

クライフらしいフリーキック

 西ドイツ・ワールドカップでの一次リーグ、スウェーデン戦、それはオランダが唯一無得点に終わったゲーム。昔、前半だけをダイヤモンド・サッカーで見た記憶から、これはそれなりの好試合だったように思ってました。しかし、ざっと見直してみると、試合が進むに連れてたるんでくる感じも。双方ともに次の第三戦に二次リーグ進出をかけてもよく、0-0でもいいかなとか、そんなことを考えたかもしれません。
 とはいえ、前後分離気味のスウェーデンにも攻める気はあり、オランダの方では、クライフが個人技を発揮するシーンなどがずいぶんと。

 この試合でクライフの活躍が目立つのは、カイザーの存在が影響しているのかな。一応は左ウィングとして出たカイザー。しかし、中盤に下がってのボールの中継なども多い。中に動いて左を空け、そこにクライフが移動、いわゆる「クライフ・ターン」を見せるなど、カイザーの動きが流動性促進に一役買っていたみたいです。
 これが、カイザーにとって唯一のワールドカップの試合でした。ミスは多めながら、予期せぬ状況からクライフにスッと出したパスとか、本来の力を感じさせるシーンもありましたね。

 美しいオランダ 発展途上
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/350

 ハーン、仕掛けスイッチなんだね
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/475

 上記で触れた試合です。クライフの、縦へ鋭く抜けるドリブルはかなり出てきました。が、それは別としておき、失敗したフリーキックがいいです。このチームでは、ファン・ハネヘムなどが直接フリーキックを狙うことが多く、クライフが蹴る機会はちょっと少なめなんですよね。
 動画がすぐに見つからなくて、わかりづらい絵だけですけど…


 オレンジの矢印がクライフを示しています。白い矢印の先にはボール。アウトサイドでの軽やかなシュートが飛びます。

  ports-96628.jpg

 下の絵はよくありませんね。フォロー・スルーが、右膝を折り曲げるかたちになる蹴り方でした。すくう、いや、こすり上げる感じか。

       ports-96629.jpg

 こんな軌跡で、ゴール左にそれていきました。

  ports-96631.jpg


 これは、下記で動画のリンクを掲示したベッケンバウアーのフリーキックのように、洗練されていてかっこいいシュート。今はお目にかかることが難しそう。でも、誰か成功させて評判になったりすれば、こんなのも流行するかも?

 伝説のフリーキック
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/447


posted by ports |18:00 | コメント(5) | トラックバック(0)
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クライフらしいフリーキック

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フリーキックの蹴り方にも、その時代、その時代でトレンドはあったと思います。今ではFK=ほとんどの場合、ボールに変化をつけたシュートになりつつありますが、それは昨今のスパイク、ボールの仕様にも左右されているような気がします。先日、テレビに出ていた中村俊輔選手が、ご本人のスパイクを紹介しながら、ボールを蹴った際に弾道に変化がつき易くなるように、スパイク前部に特殊な溝が施されていると説明していました。これを聞いて、?と思いました。今はそういう特別仕様のスパイクも許される時代なんだな、と。クライフがこのゴール左に外れたフリーキックを蹴っていた当時は、そんな細工が施されたスパイクは存在していなかった事でしょう。そしてボールもこの当時と今のものでは違います。

今、フリーキックの名手と呼ばれているような選手達が、昔のボール使って、昔のスパイクを履いて、フリーキックを蹴る様子を見てみたいですね・笑。

posted by sinfonia | 2009-06-28 00:06

返.クライフらしいフリーキック

コメント投稿者ID :

sinfonia さんへ
 
> スパイク前部に特殊な溝が施されている
 
ありがとうございます。重かったころのプレデター、ゴムが貼りつけてあるのを使ったことがありました。今は遥かに軽く、なんだかよくわからないけれど高性能らしいパターンのものなどが、一般にも売られてますね。単に習慣で、革の靴でないと嫌だなと感じてしまいます。前の方に縫い目がたくさん入ったのも遠慮したい方で、圧倒的に流行遅れ。
昔だと、つま先の方に薄いクッション材すら入っていない、革だけのもありましたね。革そのものがどうなのか、カンガルーだ、カーフだ、ステアで充分だとか、そんなことが問題にされていたし。
 
昔のボールと靴では、今とはかなり違って…

posted by コリバノフ | 2009-06-28 06:12

アウトの名手

コメント投稿者ID :



http://www.youtube.com/watch?v=TpRXix1DONE&feature=related

78WC スコットランド戦
ペルーのクビジャス

http://www.youtube.com/watch?v=QeTJSKm8tHc

71 ボルシアーインテル コカコーラ事件の試合
後半・最初のゴール ネッツァー

まるで 助走の途中の如く ・・・
走りこむステップのまま アウトで 蹴っている。

インのように 大きな踏み込みが 無い分、
タイミングが 読み難い。




posted by 杉本 | 2009-06-28 07:07

クライフらしいフリーキック

コメント投稿者ID :

コカコーラ事件の試合でのネッツァーのゴールは、私も最初にイメージしました。

インのように 大きな踏み込みが 無い分、
タイミングが 読み難い。

なるほど。それでインテルのGKの反応が遅れているのか・・・。

こういう蹴り方をする選手は、最近はお目にかかりませんね。

posted by sinfonia | 2009-06-28 20:45

クライフらしいフリーキック

コメント投稿者ID :

杉本 さんへ
 
> 78WC スコットランド戦
 
ありがとうございます。クビジャスのシュートは見事。クビジャスのほかも、このころまでのペルーは、以後とは比較しづらいくらいよかったなというイメージです。
「助走の途中の如く」動作が読みづらいキックは、その後次第に減っていきましたね。
 
 
sinfonia さんへ
 
ありがとうございます。そう、最近は少なくなりました。おそらくは、統計的にも感覚的にもインサイドが一番正確なキックだ、「安全確実」で最も「ボールを失わない」蹴り方こそ最高だ、とか、そんなことを徹底させる教義の布教活動でもあったんではないでしょうか。
そして、そういうのが高級だと思い込む世間になっていき、忘れられかける?
 
意外にこういうことが、素早い縦の壁パスを減らす原因の一つになるのかも…

posted by コリバノフ | 2009-06-28 22:54

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